#author("2022-06-07T23:44:37+09:00","","")
-[[GBA デュエル・マスターズ2 インビンシブル・アドバンス>#gba]]
-[[TCG版>#tcg]]
-[[デュエプレ>#dmps]]

*《ガルベリアス・ドラゴン》 [#gba]

|ガルベリアス・ドラゴン P 火文明 (6)|
|クリーチャー:アーマード・ドラゴン 7000|
|W・ブレイカー|
|スピードアタッカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、バトルゾーンに相手の自然のクリーチャーが1体でもあれば、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。|
|バトルゾーンに相手の水のクリーチャーが1体でもあれば、このクリーチャーはブロックされない。|
|バトルゾーンに相手の闇のクリーチャーが1体でもあれば、このクリーチャーに「スレイヤー」を得る。|
|バトルゾーンに相手の光のクリーチャーが1体でもあれば、自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップしてもよい。|

GBAソフトに登場した[[ゲームオリジナルカード]]。
[[バトルゾーン]]にある相手[[クリーチャー]]の[[文明]]に応じて、様々な[[能力]]が付加される。

ゲームで登場した後に、[[コロコロコミック]]2004年4月号の付録として[[プロモーション・カード]]が配布された。
このカードは通常の[[カード]]とは異なり[[裏面]]が''COLOR(RED){赤い色}''をしており、大会などでは[[使用できない>使用禁止カード]]。

登場自体は[[聖拳編]]とかなり古い[[カード]]だが、素の状態でも6[[コスト]]7000の[[スピードアタッカー]]で[[W・ブレイカー]]の[[アーマード・ドラゴン]]となる。

さらに[[バトルゾーン]]に相手の[[火]]以外の[[クリーチャー]]がいれば、[[能力]]が追加される。
6[[マナ]]貯まった段階で相手が[[クリーチャー]]を出していない状況は滅多にないので、何かしらの[[能力]]は使うことができるだろう。

[[自然]]の[[クリーチャー]]がいれば[[《青銅の鎧》]]のような[[マナブースト]]ができる。
[[水]]の[[クリーチャー]]がいれば[[ブロックされない]]状態となり、[[闇]]の[[クリーチャー]]がいれば[[スレイヤー]]を得る。
さらに[[光]]の[[クリーチャー]]がいれば[[ターン]]終了時に[[アンタップ]]ができ、[[殴り返し]]を防げる。
このように相手の[[文明]]の得意とする[[能力]]を模したものとなっている。

[[水]]と[[闇]]の[[能力]]は[[スピードアタッカー]]のこの[[クリーチャー]]とマッチしており、状況によってはうまく奇襲することができる。

[[多色]][[クリーチャー]]が相手の[[バトルゾーン]]にあれば、1体で複数の[[能力]]が追加される。
ただし、[[多色]][[クリーチャー]]には強力なものも多く、わざわざ相手が出してくれるのを待つのは危険である。オマケとして考えた方がいいだろう。

[[メリット]]のみの[[能力]]を取り揃えており、[[聖拳編]]期に登場した[[カード]]としては破格の[[カードパワー]]である。
[[聖拳編]]当時は[[《ツインキャノン・ワイバーン》]]が現役だったことを考えれば、この[[クリーチャー]]の[[スペック]]の高さを理解できるだろう。
[[カードパワー]]の[[インフレ]]によって、この[[カード]]の使用が許されたといえる。

しかし、[[能力]]が相手に依存するため狙った行動が取りづらいのが難点。また[[火]][[単色]]や[[無色]][[デッキ]]相手には効果を発揮できない。

-使用可能になった[[カード]]とはいえど、プロモ版は''COLOR(RED){[[公式大会]]や[[公認大会]]では使用できない}''。[[コレクション]]用にするか、[[カジュアル]]での対戦で相手の許可を取って使用するといいだろう。こうして対戦する場合は、裏面の色で区別できないように裏面の見えない[[スリーブ]]に入れて使うべき。なお、表面にも御丁寧に''GBA ONLY''の文字が書かれている。

-[[カード名]]はゲームボーイアドバンスの略称「GBA」にちなんでいる。だが、英語表記は「''G''al''b''eri''u''s Dragon」である。

*TCG版 [#tcg]
|ガルベリアス・ドラゴン P 火文明 (6)|
|クリーチャー:アーマード・ドラゴン 7000|
|スピードアタッカー|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手の自然のクリーチャーがあれば、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。|
|相手の水のクリーチャーがあれば、このクリーチャーはブロックされない。|
|相手の闇のクリーチャーがあれば、このクリーチャーに「スレイヤー」を与える。|
|相手の光のクリーチャーがあれば、自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする。|

[[DMX-22]]にて通常の[[カード]]の仕様となって収録された。こちらの[[カード]]は裏面が通常のものと同じとなり、[[公式大会]]や[[公認大会]]で使用ができる。
[[テキスト]]が整理されており、唯一[[任意]]だった[[光]]由来の[[アンタップ]][[能力]]が[[強制]][[効果]]に変更されている。

同コストには[[《爆竜 GENJI・XX》]]、[[《鬼カイザー 「滅」》]]、[[《ガイアール Re:》]]などがあり、[[スピードアタッカー]]とメリットを持った2打点[[ドラゴン]]という[[スペック]]は特別珍しいものではなくなっている。
それだけ[[カードパワー]]の[[インフレ]]が進んだということだろう。

*デュエプレ [#dmps]
|ガルベリアス・ドラゴン VR 火文明 (6)|
|クリーチャー:アーマード・ドラゴン 7000|
|W・ブレイカー|
|光のクリーチャーがあれば、自分のターン終了時、アンタップする。|
|水のクリーチャーがあれば、ブロックされない。|
|闇のクリーチャーがあれば、「スレイヤー」を得る。|
|他の火のクリーチャーがあれば、「スピードアタッカー」を得る。|
|バトルゾーンに出た時、自然のクリーチャーがあれば、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。|

無条件だった[[スピードアタッカー]]が、自身以外の火のクリーチャーが必要になった。
しかし他の能力は、「相手に」という指定が消え、自分の各文明のクリーチャーでも能力を得るようになる強化を受けた。

バトルゾーンのクリーチャーがお互い含めてこの《ガルベリアス・ドラゴン》だけという状況でのみ、[[準バニラ]]となる。
能力をどれか1つ追加で持つだけでも十二分な性能になり、2つ、3つ…と能力が追加されればコスト論を大きく上回るスペックになる。

[[《コッコ・ルピア》]]からはきれいにつながり、4ターン目からスピードアタッカーになれる。この動きは今までは[[《紅神龍ジャガルザー》]]の[[ターボラッシュ]]でしかできなかった。

[[相手依存]]の部分があるとはいえ、ある程度環境が固まって来ると、相手のデッキタイプから期待できる追加能力が決まってくる。[[デッキビルディング]]や[[プレイング]]ではそのことも考慮するといいだろう。

-同じタイミングで発動する能力は[[ターン・プレイヤー]]から先に解決していくため、[[《悪魔聖霊バルホルス》]]には注意。《ガルベリアス・ドラゴン》が光である《バルホルス》に反応してターンの終わりにアンタップし、それから《バルホルス》のアンタップクリーチャー除去が解決されるため、破壊されてしまう可能性がある。

-6コスト、条件付きで[[スピードアタッカー]]を得られ、その他にも条件付きでメリット能力を持つとなるとスペックは[[《神滅竜騎ガルザーク》]](デュエプレ版)に近い。

-性能自体は極めて優秀だが、欲しい場面で得られる能力を持っていない場合も考えられるのは玉に瑕か。1コスト軽い[[《ツインキャノン・ワイバーン》]]としてデッキに採用したのに、火のクリーチャーがいなくて召喚酔いしてしまったり、火/水があることを前提として疑似[[《クリスタル・ランサー》]](召喚酔いせず、ブロックされないW・ブレイカー)として採用したのに、火と水のクリーチャーがおらずそれができなかったりなどがありえる。


-ボイスがかなりネタに走っている。
--効果発動ボイス「アドバンスの力を見よ!」は自身がゲームボーイアドバンスのゲームソフト「デュエル・マスターズ2」出身であることを示すメタ発言。
--召喚時ボイス「古より参る…」、断末魔ボイス「我が力は、既に過去の物か…」についてもゲームボーイアドバンスが古のゲーム機であることに付随するもの。

***環境において [#q1763e4a]
[[DMPP-07]]で登場したが、当時は[[進化GV]]のフェニックスがトップメタであり、コスト6と進化元にしては重く、進化元を除去して時間稼ぎ等ができない《ガルベリアス》の採用率はそれほど高くなかった。
しかし、[[BATTLE ARENA]] 3rdでは、[[光火アポロヌス・ドラゲリオン>【アポロヌス・ドラゲリオン】 (デュエプレ)]]でサブアタッカーとして採用されていた。相手が[[メテオバーン]]後の[[《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》]]の猛攻を耐えようとしても、条件付きで[[スピードアタッカー]]や[[ブロックされない]]能力を得る《ガルベリアス・ドラゴン》でダメ押しする算段と思われる。
-ベスト8ではマッチングしなかったが、「タップした[[ブリザード>《ダイヤモンド・ブリザード》]]に[[コッコ・ルピア>《コッコ・ルピア》]]から4マナでガルベリアス出して、マナブーストしつつブリザードに攻撃できるから、[[【ダイヤモンド・ブリザード】>【ダイヤモンド・ブリザード】 (デュエプレ)]]の回答にもなる」と解説者が指摘していた。

[[DMPP-08]]期になると、多色クリーチャーが増え、追加の能力を得られる機会が増えた。
-[[《超鎧亜キングダム・ゲオルグ》]]デッキ全般に有利。出せば[[《霊騎幻獣ウルコス》]]などに反応して[[マナ加速]]できるし、闇を含む《ゲオルグ》に殴られても[[スレイヤー]]で相打ちにできる。《ゲオルグ》や[[《剛勇王機フルメタル・レモン》]]は水を含むため、[[《連珠の精霊アガピトス》]]などに[[ブロックされない]]。ただし相手に《フルメタル・レモン》がいると、相手の山札が多ければとどめをさせない。

[[DMPP-09]]期に[[【ガントラビート】>【ガントラビート】 (デュエプレ)]]が成立すると、エースアタッカーとして使われるようになった。最初のうちは[[《ボルシャック・大和・ドラゴン》]]と併用されていたが、やがて条件付きスピードアタッカーながらその他の能力もおまけのように得られる《ガルベリアス》が優先され、《大和》は他の中型クリーチャーと入れ替えられることが多くなった。【ガントラビート】は[[DMPP-11]]期現在まで構築少しずつ変えながらトップメタの一角であり続けているが、《ガルベリアス》はほぼ採用されている。

[[DMPP-11]]期では、ドラゴンとして[[【バルガライゾウ】>【バルガライゾウ】 (デュエプレ)]]にも採用されるようになった。また、[[スピードアタッカー]]と[[スレイヤー]]を生かして[[《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル》>《破壊龍神》#glink2]]と相打ちになり、[[攻撃強制]]を解除できる数少ないカードであることからさらに評価を上げた。

このように、6コスト域での[[コストパフォーマンス]]と[[グッドスタッフ]]性は他の同時期のクリーチャーと比べても抜きん出ていると言える。

[[DMPP-14]]では文明も同じ[[火]][[単色]]で同等のスペックを持つ[[《爆竜 GENJI・XX》]]が登場した。だが必ずしも競合するわけではなく同じデッキに入ることもある。
**[[フレーバーテキスト]] [#r647f3ec]
-[[DMPP-07]]
'''[[グランド・デビル]]と[[ティラノ・ドレイク]]が[[煉獄の解放>《煉獄の開放》]]を行い、多種多様な[[龍>ドラゴン]]たちが現世へ解き放たれた!'''

**収録セット [#pe21b9ad]
***[[デュエル・マスターズ]] [#t4d4d5df]
-illus.[[Syuichi Obata]]
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]]
--[[ゲームオリジナルカード]]
--[[プロモーション・カード]](P24/Y2)(月刊コロコロコミック2004年4月号付録)(公式戦使用不可)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#b71c33a6]
-illus.[[Syuichi Obata]]
--[[DMPP-07 第7弾「超神星爆誕 -GATE OF DISASTER-」>DMPP-07]]

**参考 [#rc3969d1]
-[[アーマード・ドラゴン]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[バトルゾーン]]
-[[自然]]
-[[クリーチャー]]
-[[山札の上]]
-[[マナブースト]]
-[[水]]
-[[ブロックされない]]
-[[闇]]
-[[スレイヤー]]
-[[光]]
-[[ターン]]
-[[アンタップ]]
-[[裏面]]
-[[使用禁止カード]]
-[[ゲームオリジナルカード]]

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