#author("2021-12-06T14:43:44+09:00","","")
*《メンデルスゾーン》 [#n8afaa9a]

|メンデルスゾーン P 火/自然文明 (2)|
|呪文|
|自分の山札の上から2枚を表向きにする。その中からドラゴンをすべて、タップしてマナゾーンに置き、その後、残りを墓地に置く。|

[[DMX-11]]で登場した[[火]]/[[自然]]の[[呪文]]。

コスト2にして一気に2[[マナブースト]]できる可能性のある、高いポテンシャルを持つ呪文。[[《リトルアイズ・グロース》]]の軽量版とも言える。

その性質上、大部分が[[ドラゴン]]で構成されている[[【連ドラ】]]で採用される。

【連ドラ】の初動として重要な役割を担うが、このカード自身がドラゴンでないことがあることが大きく頭を悩ませる。
[[《爆銀王剣 バトガイ刃斗》]]や[[《爆熱天守 バトライ閣》]]などの山札の上からドラゴンを踏み倒す系の効果で、このカードが捲れるという[[事故]]によって勝利を逃した事例は数知れず、同名カードが捲れてマナブーストに失敗することも多々ある。クリーチャーですらないことから、[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]の[[革命0トリガー]]の邪魔にもなっている。
それでも、初動2[[マナブースト]]という役割は、コストの重いドラゴンばかりのデッキでは必須であり、《メンデルスゾーン》抜きドラゴン40枚デッキ構築は無理があった。

**ルール [#p0872726]
-[[ドラゴン]]であれば、[[《Code:1059》]]のように[[クリーチャー]]でなくても[[マナブースト]]対象となる。

-置かれる[[マナ]]は[[タップイン]]する。もしそうでなければ、確率自体はごくごく低いとは言え、自分の2[[ターン]]目に10[[マナ]]以上に達する可能性もあるため、妥当な調整と言えよう。

**環境において [#p100486b]
登場当初こそは防御札を組み込むことと期待値の高い2ブーストの両立は難しかったものの、[[S・トリガー]]持ちドラゴンや[[革命0トリガー]]の[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]などが登場し、このカード以外がドラゴンで構築されたガチデッキを作ることも可能となった。

[[【連ドラ】]]では鉄板の[[マナブースト]]として愛用されるようになった他、[[双極篇]]以降の[[ドラゴン]]面を持つ[[ツインパクト]]が充実した[[【モルト NEXT】]]では、[[殿堂入り]]した[[《フェアリー・ギフト》]]と[[《スクランブル・チェンジ》]]を入れたドラゴン34枚体制でデッキが組まれることが多い。

この[[カード]]が登場してからは、[[《コッコ・ルピア》]]など[[ドラゴン]]と相性のいいカードでも、種族に[[ドラゴン]]を持たないだけで袖にされるなど、[[デッキ]]構築に大きな影響を与えた。

しかし、[[DMBD-16]]でついにこのカードの初動札としての地位を脅かす存在となると予想された、[[《ネオ・ボルシャック・ドラゴン/ボルシャックゾーン》]]と[[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]が登場した。
これらはドラゴンでもあるため、終盤でも事故要因にならない。[[【5色ジャックポット・エントリー】]]や[[【モルト NEXT】]]などで4ターン目に6、7マナに到達したいのであれば、[[《ネオ・ボルシャック・ドラゴン/ボルシャックゾーン》]]や[[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]の方が適任であり、《メンデルスゾーン》抜きドラゴン40枚デッキもネタデッキではなくなっている。

ただし実際は、[[《王来英雄 モモキングRX》]]のようなコスト5で強力なドラゴンもあり、それを2→5の動きで3ターン目に召喚する手段としては依然として代替不可能の存在となっている。また、[[【赤緑ボルシャック】]]のような一早く大量のマナを用意したいデッキの場合も《ボルシャックゾーン》よりこちらの方が優先される。結果としては、[[《ボルシャック・栄光・ルピア》]]との8枚体制の基盤がドラゴンデッキでは主流となり、《ボルシャックゾーン》は一部の型の[[【赤緑ボルシャック】]]を除けば袖にされた。

**他のカード・デッキとの相性 [#l630518e]
-[[《愛恋妖精ミルメル》]]や[[《妖精の裏技ラララ・ライフ》]]を除けば、3[[ターン]]目に[[《ミステリー・キューブ》]]などの強力な[[コスト踏み倒し]]5[[コスト]][[呪文]]を[[手打ち]]できるようになる唯一と言っていいほどの現実的な方法である。

-このスペックだが、どんな[[ドラゴン]][[デッキ]]にも入るわけではない。1枚以上[[ドラゴン]]がめくれる[[確率>確率表]]は、[[デッキ]]内の[[ドラゴン]]12枚で約50%、20枚で約75%ほど。確率的に考えると、[[ドラゴン]]が21枚未満ほどの[[デッキ]]ならば素直に[[《フェアリー・ライフ》]]や[[《エール・ライフ》]]等を採用したほうが良い。
--[[ツインパクト]]の登場によって他のカードを全て[[ドラゴン]]という構築も現実的になり、[[《摩破目 ナトゥーラ・トプス/ストンピング・ウィード》]]と[[《龍罠 エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ》]]、[[《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》]]や[[《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]などが登場したことで真剣勝負でも通用するレベルになった。

-また、[[ドラゴン]]を一切入れなければ[[墓地肥やし]]としても使える。[[コストパフォーマンス]]では[[《ブラッディ・クロス》]]に劣るが、[[赤緑]]で可能となる点で特筆に値する。

-[[呪文]]であり[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]の[[革命0トリガー]]とはアンチ[[シナジー]]なので、[[【モルト「王」】]]などの[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]によるカウンターを主軸とした[[デッキ]]では[[《爆砕面 ジョニーウォーカー》]]に入れ替えるケースもある。

**その他 [#k5b717ce]
-普通に使用すると、[[墓地]]に[[ドラゴン]]以外の[[カード]]が溜まりやすくなるため、新たに対戦する場合は念入りに[[シャッフル]]しないと[[事故]]が起きる可能性が高い。

-初登場から1ヶ月も経たないうちに、[[DMD-07]]にて[[再録]]された。その際、[[フレーバーテキスト]]は削除されている。

-漫画「BC」にて、加瀬が[[黒城>黒城 凶死郎]]戦で使用。一気に2枚ブーストした。

-メンデルスゾーン(Mendelssohn)は、ドイツ語圏のユダヤ人の姓で、元の意味は「メンデルの息子」である。
[[初収録パックの内容>DMX-11]]を考慮すると、作曲家「フェリックス・メンデルスゾーン」が名前の元ネタだろう。

**関連カード [#kdf461b7]
-[[《リトルアイズ・グロース》]]
-[[《バニラ・ゾーン》]]
-[[《ネオ・ボルシャック・ドラゴン/ボルシャックゾーン》]]

-[[《エコ・アイニー》]]
-[[《龍の呼び声》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#fb2597d5]
-[[DMX-11]]&br;'''その炎が織りなす旋律は、まるで真夏の夜の夢のごとく[[戦慄>《「戦慄」の頂 ベートーベン》]]させる。'''
-[[DMX-14]]&br;'''[[ドラゴン]]の力があれば、[[マナ]]も万全!'''
-[[DMX-23]]&br;'''[[ドラゴン]][[デッキ]]の超[[マナ]][[加速>ブースト]]![[デッキ]]に[[ドラゴン]]を入れまくれ!'''
-[[DMD-34]]&br;'''あふれる[[龍>ドラゴン]]の力が[[大地>マナ]]を潤す。'''
-[[DMBD-05]]&br;'''[[ドラゴン]]は戦う事が定め。ゆえに戦いの中で、その美しさを魅せる。'''
-[[DMEX-06]]&br;'''[[手札]]に残ったのは1枚の[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]。もう、ここまで来たら、リスクでも[[プレイ]]でもない。ただの[[運だけのゲーム>運ゲー]]だ。&br;ただし、その運だけのゲームに参加する資格があるのは、適切な[[プレイ]]をして、リスクを背負った[[プレイヤー]]だけだ。&br;めくった[[山札の上]]は、《メンデルスゾーン》。― DMGP2nd 準決勝より'''

**収録セット [#s7bc2034]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Sato Masanori]]
--[[DMX-11 「大決戦オールスター12」>DMX-11]]
--[[DMD-07 「変形デッキセット DX鬼ドラゴン」>DMD-07]]
--[[DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」>DMX-14]]
--[[DMX-23 「奥義伝授!! デッキLv.マックスパック」>DMX-23]]
--[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」>DMEX-01]]
--[[DMBD-05 「クロニクル・レガシー・デッキ2018 究極のバルガ龍幻郷」>DMBD-05]]
--[[DMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」>DMEX-06]](53/98)
-illus.[[kawaryu]]
--[[DMD-34 「DXデュエガチャデッキ 銀刃の勇者 ドギラゴン」>DMD-34]]
-illus.[[浅野いにお]]
--[[DMRP-20 「王来篇 第4弾 終末王龍大戦」>DMRP-20]](17A/20)、(17B/20)
-illus.[[Wakaba Shimada]]
--[[プロモーション・カード]](P71/Y14)

**参考 [#k06d8bf8]
-[[ドラゴン]]
-[[マナブースト]]
-[[確率表]]
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公式Q&A
>Q.''《メンデルスゾーン》''を唱えた際、[[《卍∞ ジ・エンデザーク ∞卍》]]を山札の上から表向きにしました。[[《卍∞ ジ・エンデザーク ∞卍》]]はマナゾーンと墓地、どちらに置かれますか?
A.[[《卍∞ ジ・エンデザーク ∞卍》]]は種族にドラゴンを持っているため、マナゾーンへ置かれます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32923]]

&tag(呪文,火文明,自然文明,赤緑,2色,多色,コスト2,ドラゴンサポート,マナタップイン,マナブースト,墓地肥やし,終音「ん」,P,レアリティなし,Sato Masanori,kawaryu,浅野いにお,Wakaba Shimada);