#author("2021-11-11T07:40:14+09:00","","")
*《&ruby(ぎ){偽};&ruby(そう){槍};&ruby(ほうごう){縫合}; ヴィルジャベリン》 [#top]

|偽槍縫合 ヴィルジャベリン SR 水/闇/自然文明 (10)|
|クリーチャー:ディスペクター/キング・コマンド・ドラゴン/リキッド・ピープル 15000|
|EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーが出た時、相手のカードをバトルゾーンから1枚、マナゾーンから1枚、さらに相手の手札から見ないで1枚、選ぶ。相手はそれらを自身の墓地に置く。|
|自分のターンの終わりに、プレイヤーを1人選ぶ。そのプレイヤーはカードを2枚引く。|

[[DMRP-17]]で登場した[[水]]/[[闇]]/[[自然]]の[[ディスペクター]]/[[キング・コマンド・ドラゴン]]/[[リキッド・ピープル]]。

[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]より[[コスト]]が1重いが、[[cip]]で[[カード指定除去]]、[[ランデス]]、[[ハンデス]]を行うことができる。
[[マナブースト]]ができなくなったものの、[[EXライフ]]と[[ドロー]]能力を持っている。

[[cip]]は[[バトルゾーン]]、[[マナゾーン]]、[[手札]]の3箇所を同時に干渉できる所が素晴らしく、しかも種類問わずなのでほとんどのカードを確定で除去することが可能。

[[ドロー]]能力についてはプレイヤー指定であるため、相手にも引かせることができる。
一見利敵行為のようにも見えるが[[ライブラリアウト]]を狙えるほか、2体以上の《ヴィルジャベリン》を用いれば[[《ベニジシ・スパイダー》]]を利用することもできる。

[[種族]]も優秀であり、サポートの広さも半端ではない。
しかし、後に強力なライバルとして[[《黒智縫合 レディオブ・ローゼルド》]]が登場。今後はそちらとの差別化が必要となるだろう。

-[[マナ基盤]]にも適した[[自然]]の[[ドラゴン]]なので[[【5色蒼龍】]]とは相性も良好。[[パワー]]も[[《蒼龍の大地》]]の[[効果]]で[[バトル]]をするには十分であり、[[EXライフ]]による[[シールド追加]]も合わさって少なくとも3体は止めてしまえる。登場時の[[オリジナル]][[環境]]で言うと[[《蒼き守護神 ドギラゴン閃》]]に勝てるラインである。

-[[リキッド・ピープル]]なので[[《大集結!アクア・ブラザーズ》]]で出せる点も見逃せない。出した後も自身の[[ドロー]]効果によって、[[《大集結!アクア・ブラザーズ》]]のサポートができる。
--[[デザイナーズコンボ]]だったのか、このカードが登場した約1ヶ月後の[[DMEX-15]]で[[《大集結!アクア・ブラザーズ》]]が[[再録]]されている。
---[[ディスカード]]を伴う[[手札交換]][[呪文]]で[[《夜露死苦 キャロル》]]を[[捨て>捨てる]]ながら[[手札]]を増やせば、早ければ4ターン目に[[《大集結!アクア・ブラザーズ》]]でこの[[クリーチャー]]を[[着地]]させることができる。

-数少ない強力な[[水]]の[[フィニッシャー]]なので、[[《Dの機関 オール・フォー・ワン》]]で[[踏み倒し]]するのもいい。《オール・フォー・ワン》の踏み倒しができる[[《族長の魂友 ワチャゴナ》]]や[[《D2M2 ドグライーター》]]を《オール・フォー・ワン》の破壊[[コスト]]にすることで容易に出せる。[[《熱血武闘 カツキング》]]も破壊コストに良いかもしれない。[[Dスイッチ]]で効果も2倍で、2枚[[除去]]、2枚[[ハンデス]]、2枚[[ランデス]]と相手に破格の[[ディスアドバンテージ]]を突き付けられる。
--ただし、《オール・フォー・ワン》の踏み倒しは「ターンの終わり」に解決する能力なので、そのタイミングで出た《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》のドロー能力は誘発のタイミングが過ぎているため使えない点に注意。

-この[[クリーチャー]]の[[ドロー]][[能力]]で相手にカードを引かせても、[[《ギガブランド》]]では[[手札]]を捨てさせることはできない。これは、「2枚以上カードを引いたターン」というのは解決条件ではなく誘発条件であり、《ヴィルジャベリン》のターンの終わりの[[ドロー]]をした後は誘発のタイミングが過ぎているためである。

-[[能力]]はすべて[[強制]]。特に[[ドロー]]については自分の[[山札]]が少ない場合、不本意ながら相手に[[手札]]を与えてしまうことがある点に注意。不要になった後も[[EXライフ]]の耐性が仇になることも。

**その他 [#v7a955da]
[[《''偽''りの王 ''ヴィル''ヘルム》>《偽りの王 ヴィルヘルム》]]と[[《クリスタル・''ジャベリン''》>《クリスタル・ジャベリン》]]の『縫合』[[ディスペクター]]。
#region2(合成元との関係){{
-《ジャベリン》をベースに、下半身を形成する馬部分の頭部とその背の人型部分の腕がそれぞれ《ヴィルヘルム》の物に置き換えられ、さらに人型部分に《ヴィルヘルム》の翼が縫い付けられている。
--イラストの《ヴィルヘルム》のパーツをよく見ると、角やハルバードの柄など、接合部ではない部分にまで包帯が何重にも巻かれているのが確認できる。
ちなみに、両腕が《ヴィルヘルム》のものに変化している都合上、使用する得物も《ヴィルヘルム》のハルバードに変化し、《ジャベリン》が二槍流だったためかこちらもハルバードの本数が2本に増えている。
--[[カード名]]の「槍」は「ジャベリン(javelin:投げ''槍'')」からだろう。しかし、両腕が武器ごと《ヴィルヘルム》に置き換えられているため、名前に反し武器としてのジャベリン(槍)の要素は失われている。そう考えると、名前が「偽り」で始まるのは中々凝っていると言えなくもない。
-元から単[[文明]]・単[[種族]]であるため《ジャベリン》の[[文明]]・[[種族]]はそのまま継承している。一方《ヴィルヘルム》側は、『縫合』[[3色]]に合わせるため[[火]]が削除され、[[特殊種族]]である[[アンノウン]]も削除されている。
--[[種族]]としては消えてしまっているものの、[[カード名]]に「偽」の文字を含み、[[イラスト]]にも[[トライストーン]]が散見されるなど、[[エピソード2]][[アンノウン]]の[[種族]]的特徴は引き継いでいる。なお、こうした傾向は同期[[アンノウン]]を合成元とする[[ディスペクター]]の多くにも見られる。
}}
[[デュエチューブ]]にて開発秘話の語られた[[カード]]の1枚。それによると、[[ディスペクター]](開発当初は「怪獣」と呼称されていたらしい)の代名詞となる1枚として開発されたとのこと。合成元となる有名な[[ファッティ]]として《ヴィルヘルム》が抜擢され、《ヴィルヘルム》のハルバードに対し《ジャベリン》という、長物繋がりで組み合わせが決まったという。
-また、「『縫合』要素を目立たせる」「《ジャベリン》が《ヴィルヘルム》の頭部にインパクトで負けないように」という2つの観点から何度かリテイクをかけた模様。


**環境での活躍 [#l1a8907b]
-当初は[[文明]]違い版の[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]として話題になったが、いざ発売されると召喚するには重く、早期に踏み倒すなら《ヴィルヘルム》の方が強力なことが多かったためか中々採用先に恵まれなかった。後に登場した《レディオブ・ローゼルド》に[[召喚]]で呼び出した際の制圧力で上回られてしまい、[[《霊宝 ヒャクメ-4》]]や[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]といった強力な高コストサポートが登場してもなお、このクリーチャーは[[手打ち]]に頼らず、[[コスト踏み倒し]]札として採用するのが主となっている。
--その為か、元ネタの《ヴィルヘルム》が1枚2000~4000円相当するのに対して、このカードは700~1000円台と安くは無いが購入しやすい価格になっている。



**関連カード [#card]
-[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]
-[[《クリスタル・ジャベリン》]]

-[[《燃えるデット・ソード》]]

-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《縫合秘伝マリススティッチ》]]

**収録セット [#pack]
//***[[デュエル・マスターズ]]
-illus.[[Mikio Masuda]]
--[[DMRP-17 「王来篇 第1弾 王星伝説超動」>DMRP-17]](S10/S11)

**参考 [#reference]
-[[青黒緑]]
-[[クリーチャー]]
-[[ディスペクター]]
-[[キング・コマンド・ドラゴン]]
-[[リキッド・ピープル]]
-[[EXライフ]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[破壊]]
-[[カード指定除去]]
-[[ランデス]]
-[[ハンデス]]
-[[ドロー]]

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