#author("2020-02-16T02:32:11+09:00","","")
#author("2020-02-16T13:29:31+09:00","","")
*《&ruby(えいち){英知};ザクス・コット》 [#e356a15c]

|英知ザクス・コット P 光文明 (4)|
|進化クリーチャー:ライトブリンガー 6500|
|シールド進化:自分のシールドを1つ選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。(裏向きのカードは裏向きのまま、見ないで置く)|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、その下に重ねたカードをすべて自分の手札に加える。こうして「S・トリガー」能力を持つカードを手札に加えた時、それをコストを支払わずに使ってもよい。|

[[DMEX-08]]で登場した[[進化]][[ライトブリンガー]]。

自分の[[シールド]]を重ねて出す[[シールド進化]]と、[[バトルゾーン]]を[[離れる]]ときに[[下>クリーチャーの下]]にある[[カード]]を[[手札]]に加える[[能力]]を持つ[[W・ブレイカー]]。

[[手札]]に加える[[カード]]のうち[[S・トリガー]]はその場で使えるため、この[[クリーチャー]]の[[除去]]が元々の[[シールド]]を[[ブレイク]]したのと同じような感覚となる。

[[S・トリガー]]カードの[[踏み倒し]]に目が行くが、バトルゾーンに進化元を必要としない[[進化クリーチャー]]であるため即座に[[攻撃]]でき、[[コスト]]4にしては高めな[[パワー]]と[[W・ブレイカー]]もあって、[[ビートダウン]]性能も高い。
[[バトルゾーン]]に[[進化元]]を必要とせず、[[バトルゾーン]]を離れる時にその[[シールド]]だった[[カード]]は[[手札]]に加えられるため、[[ディスアドバンテージ]]になりにくい。
[[シールド]]が減る点以外は目立った欠点のない、安定した性能と言える。

[[S・トリガー]]カードの[[踏み倒し]]を能動的に使いたければ、[[革命チェンジ]]が手っ取り早い。召喚酔いせずに攻撃できるため、相性がいい。

[[S・トリガー]]を使える性能を活かして、擬似的に[[暴発]]させるのもありだろう。とはいえ、この[[クリーチャー]]をわざわざ出してから除去するのは単純な暴発に比べて一手間あるため、なんらかのコンボに組み込むなど差別化を図りたい。
**ルール [#r2e75a43]
***公式Q&A [#f3b92df5]

>Q.《英知ザクス・コット》が持つ「バトルゾーンを離れる時」の能力はどう使いますか?
A.《英知ザクス・コット》がバトルゾーンを離れるタイミングで、離れる効果の処理に割り込んで発動します。離れる前に、下に重ねたカードを全て手札に加え、その中に「S・トリガー」を持つカードがあった場合、それを即座に使うことが出来ます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33238/]]

>Q.相手が《スパイラル・ゲート》を唱えて、自分のバトルゾーンにある《英知ザクス・コット》を手札に戻そうとしました。《英知ザクス・コット》が持つ「バトルゾーンを離れる時」の能力を使う場合、処理はどうなりますか?
A.まず《英知ザクス・コット》の効果を解決します。下に重ねたカードを全て手札に加え、「S・トリガー」を持つカードを使った後、《英知ザクス・コット》は《スパイラル・ゲート》の効果で手札に戻ります。その後、一連の処理によって新たに誘発した効果がある場合、その解決を行います。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33239/]]

>Q.《英知ザクス・コット》を、《海底鬼面城》により要塞化されたシールドの上に進化して出そうとしています。この場合、《海底鬼面城》は《英知ザクス・コット》の下に置かれますか?
A.いいえ、置かれません。要塞化した城はシールドゾーンにあるカードではありますが、シールドではないため、シールドのみが《英知ザクス・コット》の下に置かれ、《海底鬼面城》は墓地に置かれます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33237/]]

>Q.《英知ザクス・コット》が持つ「バトルゾーンを離れる時」の能力で、《ナ・チュラルゴ・デンジャー/ナチュラル・トラップ》を手札に加えました。「S・トリガー」を持っているのは呪文側の方だけですが、これを≪ナ・チュラルゴ・デンジャー≫として使い、バトルゾーンに出すことは出来ますか?
A.はい、出来ます。《英知ザクス・コット》の効果でツインパクトカードを手札に加えた場合、その片側が「S・トリガー」であれば、もう片側もコストを支払わずに使うことが出来ます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33240/]]

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-[[《知識と流転と時空の決断》]]や[[《星龍パーフェクト・アース》]]などが持つ『シールドゾーンにあるカードに「S・トリガー」を与える』[[能力]]では、バトルゾーン(進化クリーチャーの下)にあるので効果範囲外である。
--[[《瞬速のアタカマイトβ》]]などは[[ゾーン]]に関係なく[[S・トリガー]]を与えるため使用可能。

-3つ目の能力でクリーチャーやオーラなどがバトルゾーンに出て、[[cip]]などがトリガーした時、それらは《ザクス・コット》がバトルゾーンを離れてから[[解決]]することに注意。

-「「S・トリガー」を使う」ではなく、「「S・トリガー」能力を持つカードをコストを支払わずに使う」能力であることに注意。「「S・トリガー」能力を持つカードをコストを支払わずに使う」能力の詳細については、[[《サイバー・I・チョイス》]]や上記の公式Q&Aを参照。

***暫定回答 [#wbffe869]
-《ザクス・コット》をクリーチャーAに[[革命チェンジ]]させる場合、Aがバトルゾーンを出るよりも先に《ザクス・コット》の能力の処理が先に割り込むため、Aがバトルゾーンに出るよりも前に処理を行う。
-離れる時に発生する効果で「S・トリガー」を持つカードを使った後に、《英知ザクス・コット》が実際にバトルゾーンを離れ、指定されたゾーンへ移動する。

-《ザクス・コット》をクリーチャーAに[[革命チェンジ]]させる場合、Aがバトルゾーンを出るよりも先に《ザクス・コット》の能力の処理が先に割り込むため、Aがバトルゾーンに出るよりも前に処理を行う。しかし、Aが手札にある扱いになるかは暫定回答なし。

-お互いのプレイヤーの《ザクス・コット》が同時にバトルゾーンを離れる場合、[[アクティブ・プレイヤー]]の《ザクス・コット》の処理から入る。

-「S・トリガー」を持つカードを使った後、《英知ザクス・コット》は実際にバトルゾーンを離れ、指定されたゾーンへ移動します。とありますが、実際にバトルゾーンを離れる時にウルトラ・セイバーできますか?
《ザクス・コット》の離れる時に発生する効果は、離れる事が確定した段階で割り込む効果であり、離れる時に発生する[[置換効果]]より後に処理される。したがって、《ザクス・コット》の離れる時の能力を処理した後に、《ザクス・コット》を[[ウルトラ・セイバー]]で守るというプレイングは不可能。
-《ザクス・コット》の離れる時に発生する効果は、離れる事が確定した段階で割り込む効果であり、離れる時に発生する[[置換効果]]より後に処理される。したがって、《ザクス・コット》の離れる時の能力を処理した後に、《ザクス・コット》を[[ウルトラ・セイバー]]で守るというプレイングは不可能。


***暫定回答なし [#e11c2dd6]
-[[《英知ザクス・コット》]]が離バトルゾーンを離れる時の効果を処理している間、《ザクス・コット》がどのゾーンにいる扱いになるかは不明になっている。[[どこでもないゾーン]]でこの効果が発生することになる可能性も十分ある。

-他のクリーチャーと同時にこのクリーチャーがバトルゾーンを離れる時に、このクリーチャーの離れる時の効果を処理している間、その同時にバトルゾーンを離れる他のクリーチャーがどこにいるのかも不明。
--ただし、このクリーチャーが他のクリーチャーと同時にバトルゾーンを離れることになった時に、何かしらの置換効果で他のクリーチャーより先にバトルゾーンを離れることになった場合は、離れる時効果を処理している間、他のクリーチャーはバトルゾーンにいる扱いになる。

**その他 [#jab1d093]
-また、同じく[[DMEX-08]]で登場した[[《ガチャレンジ ガチャロボ》]]、[[《秩序の邪将 ビホルダー》]]、[[《王子》]]に並び、初のカードを[[裏向き]]にした状態で進化できるカードである。さらに[[《秩序の邪将 ビホルダー》]]、[[《王子》]]に並び、[[クロスギア]]や[[フィールド]]、[[オーラ]]などが進化元にできるようになった。これまで、[[クリーチャー]]か[[呪文]]、その他特殊タイプが[[禁断]]、[[零龍]]のカードしか進化元にできなかったため、これらも進化元にできるようになったのは快挙であろう。

-[[シールド進化]]とは過去に没になった特殊進化である。>[[ブロッカー進化]]

-カード名は[[Wizards of the Coast]]のザック氏とスコット氏(ザック・ヒル/Zac Hill, スコット・ララビー/Scott Larabee)を合わせたものではないかという説がある。

-《ザクス・コット》が[[カード指定除去]]などによって1番上だけ離れる場合、再構築より前に離れる時の効果は発生しないルールから、再構築が先に発生し、《ザクス・コット》の離れる時能力は使えない。ちなみに下にある裏向きのカードはすべて[[状況起因処理]]によって墓地に置かれる。

***過去の公式の正式回答と問題(解決済み) [#r56e3af1]
#fold(以前の裁定){{{
以下、以前の公式サイトのよくある質問の項にて。

Q≪英知ザクス・コット≫が持つ「バトルゾーンを離れる時」の能力は、このクリーチャーが山札、手札などの非公開ゾーンに移動した際にも使うことが出来ますか?
Aいいえ、出来ません。墓地、マナゾーンなど、公開ゾーンに移動した場合のみ使用することが出来ます。
(このQ&Aのページは現在削除されている)

この正式回答はかなり不審であった。このクリーチャーの3つ目に能力は、テキストには「バトルゾーンを離れる時」と書かれてあるが、この回答を見るに、バトルゾーンを離れる前に効果が発生する[[常在型能力]]ではなく、バトルゾーンを離れた時に能力を解決する[[トリガー能力]]だと思われる。おそらく[[解決]]時に非公開ゾーンから手札に加わると、相手に「S・トリガーだった証明ができない=S・トリガーが使えない」できないという理屈でこうした回答になったのだろう。しかし、手札というゾーンは「対戦相手からは見えないが自分は見ることのできる、特殊な非公開ゾーン」である。非公開ゾーンへの移動だからS・トリガーは使えないという話になるなら[[ブレイク]]や[[暴発]]などどのような手段でも使えない」ことになってしまう。一応、普通に「S・トリガー」と使う時は手札に''加わる時''に使い、このクリーチャーの能力で「S・トリガー」を持ったカードを使う際はカードが手札に''加わってから''使うというタイミングの違いはあるが、[[《生命と霊力の変換》]]を使ったときと同じく、わかりやすいように元の手札と、新たに加わった手札を分けておく裁定にすればにすればいいだけの話である。

そして何より、「バトルゾーンを離れる時」と書いてあるのに、墓地かマナゾーンに置かれる時にしか効果が発生しないというのはいささか腑に落ちない話である。

流石に過去の「離れる時」の裁定とかけ離れたものであったためか、後に現行の「離れる時」を踏襲したものへと裁定変更された。
質問が絶えなかったのか、一時期は「現在能力の処理について見合わせを行っている」と事務局から回答が返ってくることもあったようだ。

その後、裁定変更によってこの問題は解決した。[[DMEX-08]]が批判される一因を担ってしまった。
[[《英知ザクス・コット》の裁定変更のお知らせ>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31470/]]

}}}

**関連カード [#ib778292]
-[[《サイバー・I・チョイス》]]
-[[《霊流星バルファート》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#fa572a60]
-[[DMEX-08]]&br;'''アブソリュートリー! ― 英知ザクス・コット'''

**収録セット [#y45266f0]
-illus.[[ikeda_cpt]]
--[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]](5/???)

**参考 [#f0ee56de]
-[[ライトブリンガー]]
-[[シールド進化]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[離れる]]
-[[クリーチャーの下]]
-[[回収]]
-[[S・トリガー]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[使う]]

&tag(〇クリーチャーor呪文,〇文明,単色or多色or無色,コスト〇,種族,パワー〇〇,,,,);