#author("2020-12-18T02:13:07+09:00","","") *【カリヤドネループ】 [#g5b29149] [[《魔導管理室 カリヤドネ》>《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]による[[呪文]]の[[コスト踏み倒し]]を軸にした[[ループ]]デッキ。 [[青黒]]ベースで組まれるが、[[《ハーミット・サークル》>《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]がマナ基盤になることもあり、[[光]]を追加する事もある。 |魔導管理室 カリヤドネ SR 水文明 (14)| |クリーチャー:ムートピア 10500| |シンパシー:自分の墓地にある呪文(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、自分の墓地にある呪文1枚につき1少なくなる。ただしコストは0以下にならない)| |このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト3以下の呪文を3枚まで、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。こうして唱えた呪文は、唱えた後、墓地に置くかわりに山札の一番下に置く。| |W・ブレイカー| |BGCOLOR(#ccd):| |ハーミット・サークル SR 光文明 (3)| |呪文| |S・トリガー| |相手のクリーチャーを1体選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップしない。| **主要カード [#f9708a40] |[[《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]|クリーチャー面はループの核 呪文面は申し訳程度の防御札| |[[《凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》]]|呪文面は[[cip]]増幅戦術の要 クリーチャー面はおまけで、[[マナ基盤]]として活用される| |[[《ブラッディ・クロス》]]|[[フィニッシャー]]。[[墓地肥やし]]にして[[山札破壊]]| |[[《レスキュー・タイム》]]|[[《カリヤドネ》>《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]の再利用。防御札としても。&br;類似効果の[[《ハイドロ・コミューン》]]では序盤に場を並べない為、防御札としては不適| |[[《魔法学校 パクスクウガ》]]|~| |[[《スパイラル・ゲート》]]※|~| |[[《「世界をつなぐ柱」の天罰》]]|~| |[[《セイレーン・コンチェルト》]]※|[[アンタップ]][[マナ]]生成| **候補カード [#o9f2a3e1] |[[《ア・ストラ・センサー》]]|初動[[サーチ]]| |[[《エマージェンシー・タイフーン》]]|初動[[墓地肥やし]]、[[ループ]]中の[[山札]]枚数調整| |[[《ブラッディ・タイフーン》]]|~| |[[《ストリーミング・シェイパー》]]※|3マナにして最大4枚の[[手札補充]]| |[[《知識と流転と時空の決断》]]|1[[ドロー]]、1[[バウンス]]、[[GR召喚]]から合計2回[[効果]]を使う。このデッキでは[[S・トリガー]]化はすぐ| |[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]※|[[宣言]][[コスト]]全バウンス/宣言コストの[[召喚]]、[[詠唱>唱える]][[ロック]]| |[[《次元の嵐 スコーラー》]]|[[エクストラターン]]をもぎ取ることで[[ループ]]準備を円滑化。[[1ショットキル]]プランにも使える。| |[[《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》]]|墓地に落ちすぎた《カリヤドネ》の回収に。&br;コストや文明と要相談| |[[《貝獣 ホシカラ》]]|~| |[[《奇石 アンコバ/ブツブッツ・レイン》]]|~| **超GRゾーン [#c767d4f8] |[[《回収 TE-10》]]|[[呪文]][[墓地回収]]| |[[《カット 丙-二式》]]|[[ピーピングハンデス]]| |[[《ポクタマたま》]]|[[墓地利用メタ]]| |[[《トムライ 丙-三式》]]|3枚目以降の[[《ポクタマたま》]]| |[[《サザン・エー》]]|[[ドロー]]| |[[《甲殻 TS-10》]]|[[ブロッカー]]| |[[《バツトラの父》]]|足止め| |[[《全能ゼンノー》]]|~| **このデッキの回し方 [#l3bb5cb8] 通常、[[《ブラッディ・クロス》]]で相手の[[山札]]を削ろうとすると自分の山札までも削ってしまい、[[山札回復]]役抜きで[[ライブラリアウト]]を狙うのは難しい。 しかし、[[《魔導管理室 カリヤドネ》>《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]なら《ブラッディ・クロス》をタダで唱えるだけでなく、《ブラッディ・クロス》を含めたカード3枚を墓地から山札の下に戻せるので山札回復も担える。この点を活用し《ブラッディ・クロス》と一緒に唱えるコスト3以下の呪文2枚と合わせて《魔導管理室 カリヤドネ》の[[cip]]を連発し、相手の山札を削りきるのである。 まずは1ターン目から《ブラッディ・クロス》で[[墓地肥やし]]を行い、[[手札交換]]や[[サーチ]]の[[呪文]]で必要パーツを手札や墓地に用意する。 準備ができ次第《魔導管理室 カリヤドネ》を[[召喚]]し、[[呪文]]の詠唱回数を稼いだら[[《次元の嵐 スコーラー》]]を[[G・ゼロ]]で出す。その後、エクストラターンを活かして山札をループ開始できる程に削る。 [[速攻]]に対しては[[《レスキュー・タイム》]]によるバウンスや[[《「本日のラッキーナンバー!」》>《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]によるロックで妨害する。[[《凶鬼90号 ゾレーゴ》>《凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》]]や[[《機術士ディール》>《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]はこのデッキの場合遅い上にバトルゾーンに残ると回収が面倒なためほぼ使わない。 山札と墓地、手札が整ったらフィニッシュループに向かう。 **ループの手順 [#qf877cab] 手札に《魔導管理室 カリヤドネ》が1枚、[[《「大当たり!もう一本!!」》>《凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》]]が1枚必要。マナは《「大当たり!もう一本!!」》を[[唱える]]2マナ、《魔導管理室 カリヤドネ》を[[召喚]]する1[[マナ]]、合計3[[マナ]]が必要。 墓地には[[《ブラッディ・クロス》]]1枚、[[《セイレーン・コンチェルト》]]1枚、[[《エマージェンシー・タイフーン》]]2枚、[[《レスキュー・タイム》]]1枚、[[《ブラッディ・タイフーン》]]2枚が必要。 山札は3枚であること。《魔導管理室 カリヤドネ》の効果では1枚唱え終わるごとに山札の下に置かれるので注意。 +《「大当たり!もう一本!!」》を唱える。 +《魔導管理室 カリヤドネ》を[[召喚]]。《「大当たり!もう一本!!」》の[[効果]]で[[cip]]が2回[[トリガー]]。 +1回目のcipを解決。[[《セイレーン・コンチェルト》]]で[[アンタップ]][[マナ]]を生成。山札4枚[[《ブラッディ・クロス》]]で[[山札の上]]から2枚を墓地に。山札3枚[[《エマージェンシー・タイフーン》]]で1枚引いてその引いたカードを捨てる。山札3枚 +2回目のcipを解決。[[《「大当たり!もう一本!!」》>《凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》]]を唱え、cip増幅の効果を掛ける。山札4枚[[《レスキュー・タイム》]]で《魔導管理室 カリヤドネ》を回収。山札5枚[[《ブラッディ・タイフーン》]]を唱え、この時[[《セイレーン・コンチェルト》]]を手札に加えて残り2枚を墓地に。山札3枚 +[[《セイレーン・コンチェルト》]]をコストを支払って唱えて墓地に落とす。 +2.に戻る。これを繰り返して相手の[[山札]]を全て削る。 **長所 [#o17750eb] 当然のことながらシールドをブレイクしないのが主な勝ち筋なので、受け札の多いデッキに強い。 コンボを決めるまで全くクリーチャーを出さない事も多く、[[【崩壊と灼熱の牙】]]や[[【青黒緑デッドダムド】]]といった除去デッキも平気。 [[ループ]][[デッキ]]ではあるが、[[1ショットキル]]プランも存在するので勝ち筋は意外と広い。 例としては1マナで[[《魔導管理室 カリヤドネ》>《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]と[[《龍装鬼 オブザ08号》>《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》]]を並べ、[[《次元の嵐 スコーラー》]]による[[エクストラターン]]中で一斉に殴る等。 高[[コスト]]高[[パワー]]の[[クリーチャー]]が多いので[[《テック団の波壊Go!》]]に強く、[[オールタップ]]や[[ターンスキップ>ターンの残りをとばす]]も[[《次元の嵐 スコーラー》]]のエクストラターンを[[《「大当たり!もう一本!!」》>《凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》]]で増幅させている状況なら[[エクストラターン]]に入ることでケアできる。 [[ライブラリアウト]]プランにおいても[[《セイレーン・コンチェルト》]]への依存度が一概に高いとは言い切れず、[[《次元の嵐 スコーラー》]]+[[《「大当たり!もう一本!!」》>《凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》]]でエクストラターンを2つ得ている状況なら有限ループで[[《ブラッディ・クロス》]]を連打してそのまま[[山札破壊]]し切って勝ちに行けることも。 [[コスト踏み倒しメタ]]には強めであり、高コストクリーチャーの出し方がどれも召喚なので[[《異端流し オニカマス》]]は実質無効。それ以外のクリーチャーの場合は[[《レスキュー・タイム》]]で退かしてから[[《「本日のラッキーナンバー!」》>《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]で出し直しをロックすればよい。 [[サーチ]]、[[手札交換]]が豊富な上、[[墓地回収]]も一通り存在するので、[[事故]]率は低い。 [[メインデッキ]]以外への依存度が低いため、メインデッキ以外の使用が不可能な[[リモートデュエマ>リモートデュエマ#Regulation]]環境で有利。 **短所 [#td7cc0f8] [[呪文メタ]]、[[墓地利用メタ]]に弱い。特に[[【白青ギャラクシールド】]]に[[《正義の煌き オーリリア》]]と[[《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》]]で包囲されると負け確定に等しい。 [[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]に関しては、ループ中にランダム要素が関わる場合最も望む結果まで省略することが可能なので、山札が《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》のみの状況を作ることができる。ただし、山札に《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》2枚以上が残った状態でターンを返し、《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》が[[ディスカード]]されるとフィニッシュが絶望的になる。そこまでいかなくとも山札に複数枚ある時点で[[ライブラリアウト]]を待つのに時間がかかり、その隙に[[ダイレクトアタック]]を許してしまうこともしばしば。 だが「[[DMGP-9th>公認グランプリ]]」では[[《ポクチンちん》]]が下火になっており、《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》も主なメタ先であった[[《ヴォルグ・サンダー》]]が[[プレミアム殿堂]]により姿を消したため採用率は皆無だった。だからこそ活躍を果たしたと言える。 速攻にも弱く、取り分け[[【赤単ブランド】]]に対しては[[《知識と流転と時空の決断》]]が[[S・トリガー]]で捲れるかどうか次第である。一応[[《ハーミット・サークル》>《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]自体が防御札になるが、このカード自体は墓地に落としたくなく、苦肉の策と言える程度。もしそれを使ってしまったら[[《終焉の開闢》>《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》]]で[[墓地回収]]するなど何らかの[[回収]]手段を行使することになるだろう。 デッキ内のカードがほぼすべてコスト5以下のクリーチャー・呪文であるため、DMRP-15以降成立した[[【青黒ゲンムエンペラー】]]は天敵中の天敵。除去手段にも乏しいためムゲンクライム発動の阻害も難しく、ループ開始前に[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]の着地を許してしまう事が多い。その上一度着地されると除去する手段が極力使用したくない[[《凶鬼90号 ゾレーゴ》>《凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》]]のみとなってしまい、(([[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]はコストも無限大であるため、[[《スーパー・デーモン・ハンド》]]で破壊するとそのままライブラリアウトしてしまう。))かといってビートダウンしようにもあちらには《スコーラー》のエクストラターンを無駄消費させる[[《終末の時計 ザ・クロック》]]や一度のブロックで2体停止する上にムゲンクライムで復活してくる[[《罪無 ドロキオ垓》]]等といった凶悪S・トリガーが満載。そして[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]自体もパワー無限大のブロッカーであるため確実に1体消滅...とあちらの戦法の悉くが刺さりまくり、デッキコンセプト自体が完全崩壊してしまう。 **環境において [#odba07c1] デッキ自体は[[《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]が登場した[[DMRP-11]]発売当初から存在していたが「[[DMGP-9th>公認グランプリ]]」で意表を突くようにベスト4出者2人を記録し、さらに優勝を勝ち取って有名になった。 以降も[[チャンピオンシップ]]でポツポツと4位以内入賞を果たすなど活躍していたが、2020年1月1日に妨害の要である[[《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]が[[殿堂入り]]に指定される。 一方で少なからず予想されていた[[《ブラッディ・クロス》]]の殿堂入りは無く、致命的な弱体化には至らなかった。 その後も環境に居座り続けたことから、2020年12月18日付で[[《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]本体が殿堂入り。元々デッキを掘り進めるために[[《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]を複数枚使うことが必須クラスであったため、このデッキは壊滅的な打撃を受けたと言っても良い。 *【赤青カリヤドネワンショット】 [#ue95030b] [[デッキ]]を[[火]]と[[水]]の1[[コスト]]呪文と[[【墓地ソース】]]に使われる[[墓地肥やし]]呪文に寄せた型。[[ジョーカーズ]]呪文の比率もそこそこ高いのでジョーカーズの種族シナジーも利用する。 |[[《メラメラ・ジョーカーズ》]]|1[[マナ]]で最大2枚呪文を墓地肥やし。[[サブタイプ]]にジョーカーズを持つ| |[[《ザババン・ジョーカーズ》]]|~| |[[《カツラデランス/「アフロ行きま〜す!!」》]]|1[[コスト]][[手札交換]]群と異なり捨てたカードに関係なく2ドローできる| |[[《ほめほめ老/ホメホメ老句》]]|クリーチャー面はオマケ/3[[ドロー]]2[[ランダム]][[ディスカード]]| |[[《エナジー・フレイム》]]|自身のシールドを[[焼却>シールド焼却]]し2枚[[ドロー]]| |[[《フンバルさん/フンバ・フライ・ダイ》]]|[[スマッシュ・バースト]]付きの[[S・トリガー獣]]/[[除去]]| |[[《“魔神轟怒”万軍投》]]|[[GR召喚]]の要| |[[《堕呪 バレッドゥ》]]|[[双・超2ブロック>双・超マーク2ブロック構築環境]]の基本手札交換| **超GRゾーン [#i7de5196] |[[《ジェイ-SHOCKER》]]|[[クリーチャー]]によるカウンターを[[ロック]]、[[1ショットキル]]失敗時の保険| |[[《無限合体 ダンダルダBB》]]|主に[[《ラキナン》>《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]の再利用が仕事| |[[《ゴッド・ガヨンダム》]]|このデッキで4マナまで伸ばすのは若干厳しいが条件を満たせば手札交換| |[[《サザン・エー》]]|[[マナドライブ]]条件が若干重めだが[[ドローソース]]として貴重| |[[《パッパラパーリ騎士》]]|ジョーカーズを墓地から[[マナブースト]]| |[[《バルバルバルチュー》]]|シールド回収| **このデッキの回し方 [#zb51ace8] [[ディスカード]]を伴い[[呪文]]を[[墓地肥やし]]することによって[[《魔導管理室 カリヤドネ》>《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]と[[《“魔神轟怒”万軍投》]]を1[[コスト]]で詠唱できるようにする。[[打点]]を揃えて《魔導管理室 カリヤドネ》で[[詠唱>唱える]]回数を稼いだら[[《次元の嵐 スコーラー》]]を[[G・ゼロ]]で[[召喚]]し、そのままロックを活かして1ショットキルする。 * 【カリヤドネエムラクール】 [#pece0e0d] 《カリヤドネ》の[[cip]]で[[《蝕王の晩餐》]]と[[《瞬閃と疾駆と双撃の決断》]]を唱えることで[[スピードアタッカー]]を得た[[《引き裂かれし永劫、エムラクール》]]の[[アタックトリガー]]で相手の盤面やマナを破壊して主導権を握っていく型。 |[[《引き裂かれし永劫、エムラクール》]]|このデッキでは[[コスト踏み倒し]]前提のため、[[エクストラターン]]獲得はほぼ不可能| |[[《蝕王の晩餐》]]|《カリヤドネ》に打つことで《エムラクール》を[[リアニメイト]]| |[[《瞬閃と疾駆と双撃の決断》]]|《エムラクール》に[[スピードアタッカー]]を付与し2回攻撃可能に| **参考 [#pb95d6db] -[[デッキ集(一覧)]] -[[デッキ集/ライブラリアウト]] -[[デッキ集/ループ]] -[[《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》]]