#author("2023-08-12T04:48:39+09:00","","")
#author("2023-11-25T18:00:59+09:00","","")
*《「&ruby(ビクトリー){勝利};」の&ruby(いただき){頂}; カイザー「&ruby(ばき){刃鬼};」》 [#w5e92f9b]

|「勝利」の頂 カイザー「刃鬼」 VIC 水/火/自然文明 (11)|
|クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ジャイアント・ハンター/ゼニス 17000|
|''シンパシー'':ハンター・クリーチャー(自分のハンター・クリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただしコストは0以下にはならない)|
|''ジャストダイバー''|
|''T・ブレイカー''|
|このクリーチャーが召喚によって出た時または攻撃する時、ハンター・W・メクレイド10する。(ハンター・W・メクレイド10:自分の山札の上から6枚を見る。その中から、コスト10以下のハンターを2枚まで、コストを支払わずに使う。残りを好きな順序で山札の下に置く)|
|相手のシールドが5つ以上あれば、このクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。|

[[DM23-EX1]]で登場した[[水]]/[[火]]/[[自然]]の[[レッド・コマンド・ドラゴン]]/[[ジャイアント・ハンター]]/[[ゼニス]]。

初代[[《カイザー「刃鬼」》>《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]の使い方とは異なり、大雑把に説明すると早期に出して先陣を切るクリーチャーになっている。

第一にハンター対象の[[シンパシー]]により、コストが11からいくらか軽くなる。
[[DM23-EX1]]から環境入りしている[[《「オレの勝利だオフコース!」》>《「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」》]]や[[《飛翔龍 5000VT》]]を考えると、[[《ヤッタレ・ピッピー》]]など初動[[ハンター]]を当てにするのは無謀に近い。基本は[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]の上乗せ程度として考えるか、[[《青銅のバンビシカット》>《青銅のバンビシカット/「我が力、しかと見よ!」》]]や[[《運命の親衛隊シウバ》>《運命の親衛隊シウバ/「その運命、我らもそれに従おう」》]]のように出た時点で[[cip]]で仕事を終えているもので軽減できればラッキー程度に考えておいた方がいいだろう。大幅軽減を狙うために小型クリーチャーを多く採用すると、[[メクレイド]]の出力が落ちるジレンマもある。

第二に、相手のシールドが5つ以上あれば[[スピードアタッカー]]になれ、その際は即座に[[アタックトリガー]]が使える。出たターン中に攻撃したか、しないかに関わらず、[[ジャストダイバー]]を持っているおかげでターンを跨いで場に残りやすい。
[[《禁断竜王 Vol-Val-8》]]や[[《Disノメノン》]]でも知られている通り[[ジャストダイバー]]と[[アタックトリガー]]の相性は極めて良い。
[[ジャストダイバー]]と[[スピードアタッカー]]付与は[[召喚]]でなくても機能するため、非召喚の[[コスト踏み倒し]]で呼び出しても活躍させやすい。

残念ながら相手のシールドが4つ以下だと自前の[[スピードアタッカー]]は失われるため、[[ジャストダイバー]]を活かした[[ダイレクトアタック]]要員には向いていない。[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]や[[《閃光のメテオライト・リュウセイ》]]などで改めて[[スピードアタッカー]]を付与してあげよう。
また、初代[[《カイザー「刃鬼」》>《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]と違い多色であるため[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]でも[[スピードアタッカー]]を付与できる。その上、このクリーチャー自身も[[赤]][[青]][[緑]]の[[コマンド]]・[[ドラゴン]]と優秀かつ[[AT>アタックトリガー]]での展開が可能であり、再召喚時に更なる展開と[[ジャストダイバー]]の再生が可能なため、[[革命チェンジ]]元としての適性が非常に高い。

第三の目玉能力は[[召喚]]時と[[アタックトリガー]]で[[ハンター]]・[[W・メクレイド]]すると言うもの。アタックトリガーでも効果発動出来る為、[[《ミラクルとミステリーの扉》]]などでこのクリーチャーを踏み倒してもリターンを失いにくい。
もし[[召喚]]出来た場合は、アタックトリガーと合わせて最大12枚山札を捲った上でハンターを4体踏み倒せる。

欠点は[[W・メクレイド]]が[[ハンター]]の[[1枚積み]]と相性が良くないこと。
初代[[《カイザー「刃鬼」》>《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]は、自分の[[手札]]、[[墓地]]と[[マナゾーン]]の[[公開ゾーン]]から踏み倒し先を選べるため、[[ガチンコ・ジャッジ]]の勝利数さえ確保すれば、[[《超神龍バイラス・カースド》]]のような[[銀の弾丸]]要員を使いこなせた。
こちらの《刃鬼》は[[山札]]の上から見た6枚に狙った呼び出し先があることを多少祈る必要がある。そもそもの出し先を多投することで解決はするが、そうすると[[手札事故]]が付きまとうことになる。[[手札交換]]など、キーカードを[[山札]]の中へ返せる工夫も必要だろう。

こちらの強みは[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]との本家以上の相性の良さにある。[[シンパシー]]により実質的な軽減量が5に増えるのは勿論、[[山札]]から踏み倒すため、本家《刃鬼》では度々あった《ガイアッシュ》の効果で早期召喚できるにもかかわらず[[手札]]、[[墓地]]、[[マナゾーン]]に踏み倒したい[[ハンター]]が揃っていないため出力不足に陥るという欠点を克服している。

**環境において [#x2ac35a5]
[[DM23-EX1]]で登場して早々にこのカードを主軸とした[[【メクレイド刃鬼】]]がCSにて入賞を果たし、以降も大会での入賞報告が続出している。

次の特殊弾である[[DM23-EX2]]が発売された頃は流行が過ぎ、使用率が下がり実績もまばらになった。

**他のカードとの相性について [#ocf1d5c1]

-ハンターの[[種族デッキ]]かつ、コスト11のサイズを「召喚によって」踏み倒すことができるデッキには[[【トラマルGGG】]]がある。
--しかしながら[[ツインパクト]]の登場以降にも、[[ガチンコ・ジャッジ]]と相性の良い[[《獣鬼装甲トラマルGGG》]]の進化元はほぼ登場していない。《トラマルGGG》より先出ししておけ、山札内でクリーチャー側より高い[[名目コスト]]を持つ[[ツインパクト]][[ヒューマノイド]]は、まさかの[[《爆龍覇 リンクウッド》>《爆龍覇 リンクウッド/「お前の相手はオレだ、ザ=デッドマン!」》]]だけであり、[[《オニチャッカリ 爆ゾウ》]]と同じ[[名目コスト]]でしかない。他にはギリギリ[[《最終決戦だ!鬼丸ボーイ》>《最終決戦だ!鬼丸ボーイ/超次元オニシュラ・ホール》]]がコスト5の[[S・トリガー獣]]&コスト6呪文というセットで候補になる程度である(([[《天井院さま》>《天井院さま/床弾坊》]]と[[《炎龍覇 グレンアイラ》>《炎龍覇 グレンアイラ/「助けて!モルト!!」》]]は、クリーチャー側が[[S・トリガー]]を持ち、呪文側は[[S・トリガー]]ではなくクリーチャー側よりコストが小さい。))。

-始動自体は[[【メクレイド刃鬼】]]の[[ビッグマナ]]召喚や[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]からの軽減召喚の方法だけでなく[[《ドラグシュート・チャージャー》]]や[[《デッドヒート・メガマックス》]]など、既存の様々な[[ドラゴン]]、[[文明]]サポートで狙える。コスト踏み倒し時には召喚限定の効果は使えないが、自身を[[スピードアタッカー]]にする効果から攻撃時に1回発動させる狙いとなる。
--[[《ソイルピンプ・キャベッジ》>《キャベッジ・セッションズ/ソイルピンプ・キャベッジ》]]で早出しするという手もある。ドラゴン基盤ならそちらで早出しできる8マナまでは最速4ターン目までに到達できる。《ソイルピンプ・キャベッジ》をドラゴン基盤における[[濁り>濁る]]として許容できるなら一考の余地がある。

-コスト10以下のハンターの代名詞の一つに[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]があったが、[[DM23-EX1]]発売時点では[[殿堂入り]]だったので組み合わせても再現性が低かった。2023年8月11日付の殿堂発表で[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]が[[殿堂解除]]となり、複数枚採用で期待値の高い《鬼丸「覇」》が狙えるようになった。

-[[《青銅のバンビシカット/「我が力、しかと見よ!」》]]を複数体[[召喚]]しておくと、その分だけ[[マナ加速]]しつつ[[シンパシー]]元として[[コスト軽減]]する参照になる。
**余談 [#md5d4b62]
-かつての[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]の如く、[[《超絶奇跡 鬼羅丸》]]が[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]の頭部に搭乗した姿。
また《刃鬼》も《鬼羅丸》も元は両方とも[[無色]]クリーチャーであるが、[[ジャイアント・ハンター]]へと変化した影響か[[水]]/[[火]]/[[自然]]の3色となっている。
--シークレット版のイラストでは《鬼羅丸》が《刃鬼》から降りて横に並び立っている他、《刃鬼》の方も初代をオマージュした様な構図で堂々と描かれている。

-[[ジャイアント]]を含むため、[[《西南の超人》]]といった意外なカードでもコスト軽減できる。

-二つ名の《「勝利」の頂》は[[《「勝利」の頂 バトル・ザ・クライマックス》]]と被っている。こちらは「ビクトリー」、あちらは「しょうり」と読む。
--[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]に続く、2枚目の《カイザー「刃鬼」》である。《カイザー「刃鬼」》だと区別ができない上、前述の二つ名被りもあって表記がややこしい。[[《ベイビー「刃鬼」/「俺たちも必ず勝つ!!」》]]があるため「無色じゃない方の刃鬼」でも区別できないので注意。一応「[[多色]]の刃鬼」でなら区別はつく。

**関連カード [#i9f6850b]
-[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]
-[[《超絶奇跡 鬼羅丸》]]

-[[《「勝利」の頂 バトル・ザ・クライマックス》]]
-[[《希望の絆 鬼修羅》]]
-[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]


**収録セット [#b616b287]
-illus.[[Murakami Hisashi]]
--[[DM23-EX1 「大感謝祭 ビクトリーBEST」>DM23-EX1]](7/84)

**参考 [#da4300e5]
-[[レッド・コマンド・ドラゴン]]
-[[ジャイアント・ハンター]]
-[[ゼニス]]
-[[シンパシー]]
-[[ハンター]]
-[[クリーチャー]]
-[[ジャストダイバー]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[召喚]]
-[[cip]]
-[[アタックトリガー]]
-[[W・メクレイド]]
-[[シールド]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[付与]]

&tag(クリーチャー,水文明,火文明,自然文明,青赤緑,3色,多色,コスト11,レッド・コマンド・ドラゴン,コマンド・ドラゴン,コマンド,ドラゴン,ジャイアント・ハンター,ジャイアント,ハンター,ゼニス,パワー17000,シンパシー,シンパシー:ハンター・クリーチャー,ジャストダイバー,T・ブレイカー,召喚限定cip,cip,アタックトリガー,ハンター・W・メクレイド,ハンター・W・メクレイド10,W・メクレイド,W・メクレイド10,メクレイド,メクレイド10,5つ以上,スピードアタッカー付与,VIC,ビクトリー,Murakami Hisashi);