《「勝利(ビクトリー)」の(いただき) カイザー「刃鬼(ばき)」》

「勝利」の頂 カイザー「刃鬼」 VIC 水/火/自然文明 (11)
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/ジャイアント・ハンター/ゼニス 17000
シンパシー:ハンター・クリーチャー(自分のハンター・クリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただしコストは0以下にはならない)
ジャストダイバー
T・ブレイカー
このクリーチャーが召喚によって出た時または攻撃する時、ハンター・W・メクレイド10する。(ハンター・W・メクレイド10:自分の山札の上から6枚を見る。その中から、コスト10以下のハンターを2枚まで、コストを支払わずに使う。残りを好きな順序で山札の下に置く)
相手のシールドが5つ以上あれば、このクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。

DM23-EX1で登場した//自然レッド・コマンド・ドラゴン/ジャイアント・ハンター/ゼニス

初代《カイザー「刃鬼」》の使い方とは異なり、大雑把に説明すると早期に出して先陣を切るクリーチャーになっている。

第一にハンター対象のシンパシーにより、コストが11からいくらか軽くなる。
DM23-EX1から環境入りしている《「オレの勝利だオフコース!」》《飛翔龍 5000VT》を考えると、《ヤッタレ・ピッピー》など初動ハンターを当てにするのは無謀に近い。基本は《流星のガイアッシュ・カイザー》の上乗せ程度として考えるか、《青銅のバンビシカット》《運命の親衛隊シウバ》のように出た時点でcipで仕事を終えているもので軽減できればラッキー程度に考えておいた方がいいだろう。大幅軽減を狙うために小型クリーチャーを多く採用すると、メクレイドの出力が落ちるジレンマもある。

第二に、相手のシールドが5つ以上あればスピードアタッカーになれ、その際は即座にアタックトリガーが使える。出たターン中に攻撃したか、しないかに関わらず、ジャストダイバーを持っているおかげでターンを跨いで場に残りやすい。
《禁断竜王 Vol-Val-8》《Disノメノン》でも知られている通りジャストダイバーアタックトリガーの相性は極めて良い。
ジャストダイバースピードアタッカー付与は召喚でなくても機能するため、非召喚のコスト踏み倒しで呼び出しても活躍させやすい。

残念ながら相手のシールドが4つ以下だと自前のスピードアタッカーは失われるため、ジャストダイバーを活かしたダイレクトアタック要員には向いていない。《永遠のリュウセイ・カイザー》《閃光のメテオライト・リュウセイ》などで改めてスピードアタッカーを付与してあげよう。
また、初代《カイザー「刃鬼」》と違い多色であるため《蒼き団長 ドギラゴン剣》でもスピードアタッカーを付与できる。その上、このクリーチャー自身もコマンドドラゴンと優秀かつアタックトリガーでの展開が可能であり、再召喚時に更なる展開とジャストダイバーの再生が可能なため、革命チェンジ元としての適性が非常に高い。

第三の目玉能力は召喚時とアタックトリガーハンターW・メクレイドすると言うもの。アタックトリガーでも効果発動出来る為、《ミラクルとミステリーの扉》などでこのクリーチャーを踏み倒してもリターンを失いにくい。
もし召喚出来た場合は、アタックトリガーと合わせて最大12枚山札を捲った上でハンターを4体踏み倒せる。

欠点はW・メクレイドハンター1枚積みと相性が良くないこと。
初代《カイザー「刃鬼」》は、自分の手札墓地マナゾーン公開ゾーンから踏み倒し先を選べるため、ガチンコ・ジャッジの勝利数さえ確保すれば、《超神龍バイラス・カースド》のような銀の弾丸要員を使いこなせた。
こちらの《刃鬼》は山札の上から見た6枚に狙った呼び出し先があることを多少祈る必要がある。そもそもの出し先を多投することで解決はするが、そうすると手札事故が付きまとうことになる。手札交換など、キーカードを山札の中へ返せる工夫も必要だろう。

こちらの強みは《流星のガイアッシュ・カイザー》との本家以上の相性の良さにある。シンパシーにより実質的な軽減量が5に増えるのは勿論、山札から踏み倒すため、本家《刃鬼》では度々あった《ガイアッシュ》の効果で早期召喚できるにもかかわらず手札墓地マナゾーンに踏み倒したいハンターが揃っていないため出力不足に陥るという欠点を克服している。

このカードの専用デッキについては【メクレイド刃鬼】を参照。

他のカード・デッキとの相性

その他

関連カード

収録セット

参考


[1] 《天井院さま》《炎龍覇 グレンアイラ》は、クリーチャー側がS・トリガーを持ち、呪文側はS・トリガーではなくクリーチャー側よりコストが小さい。