#author("2024-06-06T15:36:52+09:00","","")
#author("2024-06-08T14:36:35+09:00","","")
*《カンゴク&ruby(にゅうどう){入道};》 [#ldb4015b]

|カンゴク入道 P(UC) 火文明 (2)|
|クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 2000+|
|自分のターンの終わりに、自分のシールドを1つ、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。|
|''<鬼タイム>''自分と相手のシールドが合計6つ以下であれば、このクリーチャーのパワーを+3000する。|

[[DMEX-16]]で登場した[[火]]の[[デモニオ]]/[[鬼札王国]]。

2コストになり、[[シールド回収]]が自分のターンの終わりになったことで確実に1枚は手札補充できるようになった[[《白鬼ギャラガ》]]。ただし、[[シールド回収]]は[[強制]]。
鬼タイムが発動すればパワー5000で破壊されにくくなる。そうなると[[《九番目の旧王》]]の[[全体除去]]の方など、目ぼしい[[パワー]]指定全体除去を耐えてくれる。相手が土壇場で[[《終末の時計 ザ・クロック》]]を捲って凌いでも、そちらの殴り返されずに済むパワーラインでもある。

シールドでの防御に依存しなくても良い環境・カードプールなら、わずか2マナにして最低1枚、除去されずにターン数がかさめば2枚以上の手札補充を実現できる破格の性能と言える。

これが[[【赤黒邪王門】]]なら4ターン目以降が訪れる展開もままあるため、[[《斬斬人形コダマンマ》]]や[[《花美師ハナコ》]]らとの差異がより顕著になる。

[[【赤青ビートダウン】]]では[[《伝説演者 カメヲロォル》]]と共に採用して(疑似)[[置きドロー]]8枚体制とする手がある。

-今では[[【速攻】]]でもあまり採用されない[[《デュアルショック・ドラゴン》]]だが、それとの相性はあまり良くない。回収タイミングが[[ターン終了ステップ]]のため、[[S・バック]]による召喚で[[《“罰怒”ブランド》]]の[[コスト軽減]]数を稼ぐことが出来ないためである。
--また、[[S・バック]]で召喚する[[《ハクメイ童子》]]と組ませる場合でも、[[スピードアタッカー]]が腐ってしまうので《カンゴク入道》ではない[[シールド回収]]が優先される。

-1体で複数枚シールド回収ができるポテンシャルのある2コストウィニーとしてはこれより先に[[《コダマ入道》]]が登場しているが、その性能の差は歴然である。

**環境において [#g3b2692c]
[[DMRP-19]]期辺りにはこのクリーチャーや[[《斬斬人形コダマンマ GS》]]などで[[シールド回収]]を繰り返し、増えた手札から過剰打点を投げつける型の[[【我我我ブランド】]]が[[アドバンス]]・[[オリジナル]]を問わず環境に定着。この頃は[[【ゼロ・ルピアループ】]]のように一切[[ブレイク]]せずに勝つプランが主体のデッキがトップメタの一角にあるため、シールドでの防御に依存しない状況に巡り合いやすいと言える。もしシールド回収し過ぎると危ないと感じるなら、[[《“罰怒”ブランド》]]の[[マスターB・A・D]]での[[自壊]]対象にしてしまえばよい。

[[DMBD-18]]発売直前のオリジナル環境では[[【白青赤鬼羅.Star】>【鬼羅.Star】#c3]]でのチャンピオンシップ準優勝が記録された。好きなだけシールド回収しても[[《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》]]さえ着地すればそちらの[[ブロッカー]]化[[能力]]でプレイヤーを十分守れるという考えから採用されたと見られる。

[[DMEX-18]]末期にはこれを[[置きドロー]]に採用した[[【赤青覇道】]]が[[オリジナル]]の[[チャンピオンシップ]]を優勝した。

[[【赤緑タマシードアポロヌス】>【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】#v411d9ae]]に投入される場合もある。というのも、このデッキは一度攻撃が止まると今引きで召喚酔いしない[[アタッカー]]を引かない限り負けに等しいため、シールド回収による裏目が逆の意味で機能しづらい。また、諸々の[[進化]]指定サーチと異なり進化クリーチャー以外も[[回収]]できるのが大きい。同じ理由で[[【赤青アポロヌス】>【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】#nc4dc20f]]に採用される場合もある。

**その他 [#b9fbbb26]
-イラストでは軍服を着て日本刀を帯刀した[[デモニオ]]が描かれている。このカードの登場時点での帯刀かつ鞘の向きが確認できるクリーチャーは、刃が上になるようにしているのに対し、このクリーチャーは下に向けている([[《「忍」の鬼 ジライヤ齋》]]は室町時代勃興の忍者モチーフなので例外なのだろうか?)。
よく知られる刃を上に向けた状態は江戸時代以降に確立されたものであり、平安時代では刃を下に向けるのが正しいとされる。
近代に成立した軍服を着用しているものの、刀の様式は平安時代準拠とちぐはぐな印象を受ける。

-[[DM22-EX1]]版の[[フレーバーテキスト]]で語られている「十一番目の王国」と[[ラッキョウ王国>《ラッキョウの王 ラキョニカ様》]]の関係は不明。

-[[DM23-BD2]]に[[再録]]された際に[[レアリティなし]]から[[アンコモン]]に[[レアリティ]]が変更されることになった。

-漫画『キング』では第15話で[[鬼札 アバク]]が[[ジェンドル]]戦で使用。
[[《鬼ヶ羅刹 ジャオウガ》]]と[[《キズグイ変怪》]]と共にジェンドルの[[シールド]]を全てブレイクする活躍を見せたが、返しのターンで召喚された[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]の[[cip]]によって《キズグイ変怪》共々破壊された。
--当時は[[《鬼ヶ羅刹 ジャオウガ》]]と同様に[[DMEX-16]]はおろか[[DMRP-17]]ですら発売前の段階であり、実カードよりかなり先駆けての登場だった。

**関連カード [#idb2ab44]
-[[《白鬼ギャラガ》]]
-[[《起源神ニュートロン》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#a4d422fa]
-[[DMEX-16]]&br;'''全てを奪うため[[龍頭星雲]]の彼方から[[鬼札王国]]を引き連れてきた男、[[鬼札アバク>鬼札 アバク]]!その戦略は、[[鬼タイム]]!相手の[[シールド]]を[[ブレイク]]して[[鬼タイム]]発動を目指せ!'''
-[[DM22-EX1]]&br;'''カンゴク入道が看守を務める[[獄鬼監獄>《極悪!獄鬼夜城》]]。誰一人逃げ出した者がいないと言われているが、実は裏通路でのみ行ける脱獄者が住む秘密の場所、十一番目の王国があるという。'''
-[[DM23-BD2]]&br;'''自ら[[鬼エンド]]状態になって、大量の[[邪王門>《百鬼の邪王門》]]で過剰[[打点]]を出すのがこの[[デッキ]]の必殺ムーブです。[[シールド]]を減らしつつ邪王門を手に入れられるこの[[クリーチャー]]は是非2[[ターン]]目に出したいクリーチャーです。'''
-[[DM24-RP1]]&br;'''五つある独房を一つずつ開けては、中の囚人をこっそり逃がして外の世界に混沌をもたらすのがカンゴク入道の密かな楽しみだ。'''

**収録セット [#g2cb4cf6]
-illus.[[500siki]]
--[[DMEX-16 「20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20」>DMEX-16]](68/100)
--[[DM22-EX1 「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」>DM22-EX1]](超15/超50)
--[[DM24-RP1 「王道篇 第1弾 デーモン・オブ・ハイパームーン」>DM24-RP1]](T8/T12)
-illus.[[BerryVerrine]]
--[[DMRP-22 「王来MAX 最終弾 切札! マスターCRYMAX!!」>DMRP-22]](SP1/SP6)
-illus.[[Ittoku]]
--[[DM23-BD2 「開発部セレクションデッキ 火闇邪王門」>DM23-BD2]](13/16)

**参考 [#wed9d834]
-[[デモニオ]]
-[[鬼札王国]]
-[[シールド回収]]
-[[鬼タイム]]
-[[パンプアップ]]
-[[王来篇]]

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