#author("2024-06-06T19:25:18+09:00","","")
#author("2024-06-23T09:35:52+09:00","","")
*《ガチンコ・ルーレット》 [#l7b9b870]

|ガチンコ・ルーレット UC 自然文明 (3)|
|呪文|
|自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。|
|相手とガチンコ・ジャッジする。自分が勝ったら、この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに手札に戻す。|

[[DMR-07]]で登場した[[自然]]の[[ガチンコ・ジャッジ]][[呪文]]。

自分の[[山札の上]]から1枚目を[[マナゾーン]]に置いた後、[[ガチンコ・ジャッジ]]を行い、勝てばこのカードを手札に戻せる。

不確定ではあるが、[[手札]]を減らさずに[[マナ加速]]をすることができる。[[マナ加速]][[カード]]のネックであった[[手札]]の枯渇をカバーできるのは非常に大きい。[[《フェアリー・サイクロン》]]と違い他の[[手札]]を使わなくてよいのがポイント。

[[【ターボゼニス】]]や[[【連ドラ】]]、[[【ヘブンズ・ゲート】]]など全体的に[[コスト]]の大きい[[クリーチャー]]が多く入る[[デッキ]]であれば[[ガチンコ・ジャッジ]]に勝ちやすくなる。数回勝てば十分に[[マナ]]が貯まり、大型[[クリーチャー]]を[[踏み倒さず>踏み倒し]]に出せるため、非常に相性が良い。

他の[[サイクル]]と比べると、[[マナブースト]]をする[[能力]]を持つので、[[ガチンコ・ジャッジ]]に勝って[[回収]]したこの[[カード]]を同一[[ターン]]にそのまま[[唱え>唱える]]やすい。

3[[ターン]]目に[[唱える]]と4[[マナ]]になり、次の[[ターン]]に[[チャージ]]すれば5[[マナ]]となる。その状態で再びこの[[呪文]]を[[唱える]]と、[[多色]]がめくれない限りちょうど[[アンタップ]]状態の3[[マナ]]が揃って1[[ターン]]に2回唱えられる。

**環境において [#v97006f8]
[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]と同時の[[DMR-07]]で登場。デザイン通り[[ビッグマナ]]全般で活躍し、特に[[【ミラクルとミステリーの扉】]]は[[環境]]を席巻した。
//ターボゼニスでは一瞬使われただけで廃れたようです

この[[デッキ]]は[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]][[《偽りの王 モーツァルト》]][[《ミラクルとミステリーの扉》]]など[[多色]]の[[キーカード]]が多く、ともすれば[[色事故]]のリスクが付きまとったが、3ターン目に唱えたこのカードを手札に戻して4ターン目に[[単色]]マナとして[[チャージ]]すれば比較的安定して5マナ使用できた。
[[【速攻】]]相手には強力な[[S・トリガー]]で[[カウンター]]し、それを許さない[[コントロール]]に対してはこのカードで各種[[超次元]]呪文や[[《ホーガン・ブラスター》]][[《ミラクルとミステリーの扉》]]に繋ぐのが当時の鉄板ムーブだった。

[[墓地]]にカードが落ちないため[[《虚構の影バトウ・ショルダー》]]の影響を受けづらいことも評価点だった。

「[[G-1グランプリ>公式大会]]」オープンクラス準優勝の[[【ミラクルとミステリーの扉】]]にも3枚採用された。[[4枚積み]]でなかったのは[[切り札]]である[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]の[[ガチンコ・ジャッジ]]の期待値を少しでも上げるためと思われる。

このカードとの最大8枚体制が危険視されたためか、3ヶ月後の2013年3月15日には[[《セブンス・タワー》]]が[[殿堂入り]]した。同時に[[《ミラクルとミステリーの扉》]]も殿堂入りし、以降は[[《獰猛なる大地》]][[《ホーガン・ブラスター》]]などを使った[[リペア]]を余儀なくされた。
しかし、[[《ホーガン・ブラスター》]]でこのカードを捲った場合でも1[[ドロー]]+1[[マナブースト]]で[[《フェアリー・シャワー》]]相当の[[リソース]]源にはなるし、何より手札の切れないマナブーストによって簡単に[[ファッティ]]を召喚できるという強みは失われるものではなかった。

2013年6月22日に[[《獰猛なる大地》]][[《ホーガン・ブラスター》]]が[[殿堂入り]]すると今度こそこの[[デッキタイプ]]は消滅するかに思われたが、[[調整版]]の[[《ミステリー・キューブ》]]が「[[緑単]]」「5マナ」と[[《ホーガン・ブラスター》]]以上にこのカードと相性の良い[[特性]]を持っていたため、ほとんど勢いは衰えなかった。
また、新[[殿堂レギュレーション]]で被害を受けなかった[[【カイザー「刃鬼」】]]が入賞数を伸ばし、見かける機会に関してはむしろ増えた。

「[[勝-1グランプリ>公式大会]]」オープンクラスベスト4の[[【ミステリー・キューブ】]]にも4枚採用された。この[[レシピ]]には[[《フェアリーの火の子祭》]]も2枚採用されており、[[ハンデス]]((余談だが、優勝者の[[【シューゲイザーワンショット】]]と準優勝者の[[【墓地ソース】]]にはどちらも[[《解体人形ジェニー》]]が採用されていた。))や[[色事故]]対策を重く見ていたことが窺える。

総じて、踏み倒しカードを[[シールド]]から踏ませるプランとこのカードでマナブーストして[[ファッティ]]を[[手打ち]]するプランがよく補完し合っており、[[【ミステリー・キューブ】]]やその前身デッキにとっては欠かせない1枚だった。
恵まれたマナブースト能力によってそれらのデッキをゾンビのように[[リペア]]し続けていたが、2014年3月15日付けでついに足回りであるこのカードも[[殿堂入り]]に指定された。

目立たないがデッキの軸になるカードだったため、[[1枚積み]]になった穴は大きく[[【ミステリー・キューブ】]]や[[【カイザー「刃鬼」】]]は動きの[[再現性]]が低下した。[[ハンデス]]や[[《虚構の影バトウ・ショルダー》]]もまた[[刺さる]]ようになった。

//[[手札]]を温存したまま爆発的な[[マナブースト]]ができるという理由により、2014年3月15日付けで[[殿堂入り]]となった。しかし当時としても[[カードパワー]]は妥当であり、他に[[規制]]すべきパーツが[[【ミステリー・キューブ】]]内にあったため、身代わり規制の感を多くのプレイヤーに抱かされた。高レアリティ層のパーツを規制すると[[シングルカード]]市場や[[プレイヤー]]に損害を与えることは明白であったため、低レアリティのこのカードが狙い撃ちにされたという分析もある。

[[殿堂入り]]時代は[[【ターボドルバロム】]]で稀に使われることがあった。

その後、手札の減らないマナブーストのインフレに伴い、2020年7月1日付で[[殿堂解除]]された。

殿堂解除後はマナブーストの連打なら[[《天災 デドダム》]]でも十分できるため、全くといって良いほど使われていない。[[王来篇環境]]における[[【5色コントロール】]]は、[[メインデッキ]]全体が[[リソース]]確保手段となっているため、わざわざこれがなくとも困らないというのもある。

また、[[【カイザー「刃鬼」】]]や[[【メクレイド刃鬼】]]は大量の優秀な[[ツインパクト]]によって[[ドラゴン]]デッキに形を変えたため、非ドラゴンのマナブーストは入らなくなった。

**比較対象など [#l22f9a2a]
-比較対称として挙げるのであれば、[[《ジオ・ブロンズ・マジック》]]や[[《セブンス・タワー》]]だろうか。前者は置いたカードが光か火であれば1枚引ける。後者は後半に撃てば使用可能なマナの数を減らさずに一気に3ブーストできる。こちらは前半マナが貯まっていない時に何度も打てる可能性を秘めているところがポイント。
-比較対象として挙げるのであれば、[[《ジオ・ブロンズ・マジック》]]や[[《セブンス・タワー》]]だろうか。前者は置いたカードが光か火であれば1枚引ける。後者は後半に撃てば使用可能なマナの数を減らさずに一気に3ブーストできる。こちらは前半マナが貯まっていない時に何度も打てる可能性を秘めているところがポイント。

-[[火]]の多い[[デッキ]]ならば[[《フェアリーの火の子祭》]]が[[リペア]]として検討できる。[[火]]の[[カード]]がめくれれば[[サルベージ]]できるので、この[[カード]]のように連続で唱える事が可能。

**その他 [#o2cdfeae]
-デザインの原型は[[mtg>Magic:The Gathering]]の《小道の再交差》だろう。あちらは1回で数枚マナ加速できることがある。
 
**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#l8d99a8c]

|ガチンコ・ルーレット R 自然文明 (3)|
|呪文|
|自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。(ただし、使用可能マナは増えない)|
|相手とガチンコ・ジャッジする。自分が勝ったら、この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに手札に戻す。|

[[DMPP-19]]で実装。[[レアリティ]]が[[レア]]になった。

非多色なら[[アンタップイン]]だった[[マナブースト]]は、使用可能マナが増えないよう弱体化された。
そのため、同一ターン中での連続詠唱がTCG版より難しい。特に、3マナ時に撃った《ガチンコ・ルーレット》を手札に戻し、次のターンに《ガチンコ・ルーレット》を2連打する強力な動きができなくなったのは痛手。

しかし、デッキの動きを歪めずに、[[ガチンコ・ジャッジ]]を発生させられるカードなので、[[ガチンコ・ジャッジ]]に付加価値を与える[[《超絶奇跡 鬼羅丸》]]の[[常在型能力]]と新たなシナジーが生まれている。

[[レジェンドバトル]]ホロライブコラボの報酬で、「(このカードは《ガチンコ・ルーレット》として扱う)」という特性を持った[[《リンク・オブ・ザ・ビヨンド》]]が登場した。

**[[サイクル]] [#df9cb8d1]
[[DMR-07]]に収録されている[[ガチンコ・ジャッジ]]で手札に戻る呪文サイクル。どのカードもギャンブルに関係する名前である。
-[[《ガチンコ・ダーツ》]]
-[[《ガチンコ・スロット》]]
-[[《ガチンコ・ジョーカー》]]
-[[《ガチンコ・ダイス》]]
-''《ガチンコ・ルーレット》''

**[[フレーバーテキスト]] [#yacf2027]
-[[DMR-07]]&br;'''勝てば天国、負けてもトントン、こんな分のいい[[賭け>ガチンコ・ジャッジ]]は無いよね?てなわけで、[[ルーレット>ガチンコ・ジャッジ]]スタート!'''
-[[開運ビクトリーパック Vol.4]](P51/Y11)&br;'''勝っても負けても[[ガチンコ勝負>ガチンコ・ジャッジ]]なら恨みっこなし!'''

**収録セット [#o9bca0fd]
***[[デュエル・マスターズ]] [#gff03e94]
-illus.[[Atsushi Kawasaki]]
--[[DMR-07 「エピソード2 ゴールデン・ドラゴン」>DMR-07]]
--[[DMX-25 「ファイナル・メモリアル・パック 〜E1・E2・E3編〜」>DMX-25]]
--[[開運ビクトリーパック Vol.4]](P51/Y11)([[アルトアート]])
--[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]] (50/???)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#t4241736]
//-CV:[[]]
-illus.[[Atsushi Kawasaki]]
--[[DMPP-19 「グレイト・ディスティニー -希望の双子-」>DMPP-19]]

**参考 [#k2461ef8]
-[[マナブースト]]
-[[ガチンコ・ジャッジ]]
-[[墓地回収]]

-[[殿堂入り]]→[[殿堂解除]]

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