《ガチンコ・ルーレット》
自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いた後、ガチンコ・ジャッジを行い、勝てばこのカードを手札に戻せる。 不確定ではあるが、手札を減らさずにマナ加速をすることができる。マナ加速カードのネックであった手札の枯渇をカバーできるのは非常に大きい。《フェアリー・サイクロン》と違い他の手札を使わなくてよいのがポイント。 【ターボゼニス】や【連ドラ】、【ヘブンズ・ゲート】など全体的にコストの大きいクリーチャーが多く入るデッキであればガチンコ・ジャッジに勝ちやすくなる。数回勝てば十分にマナが貯まり、大型クリーチャーを踏み倒さずに出せるため、非常に相性が良い。 他のサイクルと比べると、マナブーストをする能力を持つので、ガチンコ・ジャッジに勝って回収したこのカードを同一ターンにそのまま唱えやすい。 3ターン目に唱えると4マナになり、次のターンにチャージすれば5マナとなる。その状態で再びこの呪文を唱えると、多色がめくれない限りちょうどアンタップ状態の3マナが揃って1ターンに2回唱えられる。 環境において《偽りの王 ヴィルヘルム》と同時のDMR-07で登場。デザイン通りビッグマナ全般で活躍し、特に【ミラクルとミステリーの扉】は環境を席巻した。 このデッキは《偽りの王 ヴィルヘルム》《偽りの王 モーツァルト》《ミラクルとミステリーの扉》など多色のキーカードが多く、ともすれば色事故のリスクが付きまとったが、3ターン目に唱えたこのカードを手札に戻して4ターン目に単色マナとしてチャージすれば比較的安定して5マナ使用できた。 墓地にカードが落ちないため《虚構の影バトウ・ショルダー》の影響を受けづらいことも評価点だった。 「G-1グランプリ」オープンクラス準優勝の【ミラクルとミステリーの扉】にも3枚採用された。4枚積みでなかったのは切り札である《勝利宣言 鬼丸「覇」》のガチンコ・ジャッジの期待値を少しでも上げるためと思われる。 このカードとの最大8枚体制が危険視されたためか、3ヶ月後の2013年3月15日には《セブンス・タワー》が殿堂入りした。同時に《ミラクルとミステリーの扉》も殿堂入りし、以降は《獰猛なる大地》《ホーガン・ブラスター》などを使ったリペアを余儀なくされた。 2013年6月22日に《獰猛なる大地》《ホーガン・ブラスター》が殿堂入りすると今度こそこのデッキタイプは消滅するかに思われたが、調整版の《ミステリー・キューブ》が「緑単」「5マナ」と《ホーガン・ブラスター》以上にこのカードと相性の良い特性を持っていたため、ほとんど勢いは衰えなかった。 「勝-1グランプリ」オープンクラスベスト4の【ミステリー・キューブ】にも4枚採用された。このレシピには《フェアリーの火の子祭》も2枚採用されており、ハンデス[1]や色事故対策を重く見ていたことが窺える。 総じて、踏み倒しカードをシールドから踏ませるプランとこのカードでマナブーストしてファッティを手打ちするプランがよく補完し合っており、【ミステリー・キューブ】やその前身デッキにとっては欠かせない1枚だった。 目立たないがデッキの軸になるカードだったため、1枚積みになった穴は大きく【ミステリー・キューブ】や【カイザー「刃鬼」】は動きの再現性が低下した。ハンデスや《虚構の影バトウ・ショルダー》もまた刺さるようになった。 殿堂入り時代は【ターボドルバロム】で稀に使われることがあった。 その後、手札の減らないマナブーストのインフレに伴い、2020年7月1日付で殿堂解除された。 殿堂解除後はマナブーストの連打なら《天災 デドダム》でも十分できるため、全くといって良いほど使われていない。王来篇環境における【5色コントロール】は、メインデッキ全体がリソース確保手段となっているため、わざわざこれがなくとも困らないというのもある。 また、【カイザー「刃鬼」】や【メクレイド刃鬼】は大量の優秀なツインパクトによってドラゴンデッキに形を変えたため、非ドラゴンのマナブーストは入らなくなった。 比較対象など
その他
デュエル・マスターズ プレイスでは
非多色ならアンタップインだったマナブーストは、使用可能マナが増えないよう弱体化された。 しかし、デッキの動きを歪めずに、ガチンコ・ジャッジを発生させられるカードなので、ガチンコ・ジャッジに付加価値を与える《超絶奇跡 鬼羅丸》の常在型能力と新たなシナジーが生まれている。 レジェンドバトルホロライブコラボの報酬で、「(このカードは《ガチンコ・ルーレット》として扱う)」という特性を持った《リンク・オブ・ザ・ビヨンド》が登場した。 サイクルDMR-07に収録されているガチンコ・ジャッジで手札に戻る呪文サイクル。どのカードもギャンブルに関係する名前である。
フレーバーテキスト
収録セットデュエル・マスターズ
デュエル・マスターズ プレイス参考タグ:
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