#author("2024-10-13T03:13:52+09:00","","") #author("2024-10-20T00:37:34+09:00","","") *《ゴースト・タッチ》 [#c66a7683] |ゴースト・タッチ C 闇文明 (2)| |呪文| |''S・トリガー''(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)| |S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)| |相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。| [[DM-01]]で登場した[[闇]]の[[ハンデス]][[呪文]]の元祖。すべてのハンデスの基本になっている[[カード]]でもある。 1枚使って1枚捨てさせるため、[[ハンドアドバンテージ]]的には等価であり、むしろ[[マナコスト]]の分単純に[[アドバンテージ]]だけ見れば自分が不利になっている様に見える。 しかしこのカードの肝は軽量の[[ランダムハンデス]]という点にある。相手の[[手札]]から[[《フェアリー・ライフ》]]等の初動や[[《エナジー・ライト》]]等の[[ドロースペル]]、あるいは[[デッキ]]の[[キーカード]]を捨てさせることができれば、相手の手札の質が下がり、計算を狂わせることができる。そうして見えない[[テンポアドバンテージ]]を稼ぐことがこのカードの、ひいては軽量ランダムハンデスの本質である。 特に相手が先攻の場合、相手が1,2ターン目に1枚でも手札を消費していれば、こちらの2ターン目で相手の手札は3枚以下になり、悪くない確率で次の行動を捨てさせることができる。相手の手札が少なくなるほどこのカードは効果的であり、時には打つタイミングを遅らせるなどの判断も重要。手札が減れば[[マナチャージ]]の選択肢も減る為、相手は苦慮することとなる。 欠点は自分の手札消費も激しくなることだが、[[《コアクアンのおつかい》]]等の[[手札補充]]と合わせることで複数回の発動が容易となり、より手札の質に差をつけやすくなる。3ターン目の手札補充後、次ターンに2マナハンデスを連打する流れは強力。 ハンデスを繰り返し相手の手札を枯らしてしまえば、相手は毎ターン[[トップデッキ>山札の上]]でしか動けず、常にマナチャージか[[プレイ]]の2択を迫ることができ、非常に有利となる。また、相手が何らかの意図で手札をキープした場合、追加のこのカードや[[回収]]手段を用意することで、それを無慈悲に叩き落すことができる。 以上の様に、効果的に使うことによって手札差やテンポを大きく稼いだり、時には精神的にダメージを与えることができる優秀なカードである。 ただし、こういったカードは[[環境]]によって強さが左右されやすい。速攻で手札を枯らしてしまうデッキや[[今引き]]に強いデッキ、ハンデス対策やドロースペルを多く投入しているデッキとは当然相性が悪く、環境を上手く読んだ上で適切なデッキに適切な枚数を投入してやる必要がある。 カードパワーが向上し続ける中、ハンデスは常に相応の効果を発揮できる為、環境において無視できない存在であり続けている。 [[超天篇]]以降では[[ツインパクト化]]した[[《ゲオルグ・バーボシュタイン/ゴースト・タッチ》]]に代替わりしているが、長らく軽量ハンデスの代表格として多用され、ライバルの増えた今でもツインパクトの片割れとして活躍し続ける、いぶし銀の名カード。 **環境において [#i4bc632b] 黎明期は[[《アクアン》]]、[[《サイバー・ブレイン》]]等の壊れドローが多く、それらの規制後はハンド・アドバンテージを稼げる[[《スケルトン・バイス》]]、[[《クローン・バイス》]]に劣りがちで採用機会は少なかった。[[基本セット環境]]では一部プレイヤーが[[【黒赤ライブラリアウト】]]のような[[【除去コントロール】]]の初動に使っていたにすぎない。[[闘魂編環境]]では敢えて使うなら[[闇]]の[[カード]]を[[メインデッキ]]に30枚程度投入する[[【アクアンブラック】]]程度なものであった。 《バイス》呪文2種の規制後、徐々に低コスト帯にも優秀なカードが増え、それらがプレイされる前に[[墓地]]へ落としてしまえる低コストハンデスの重要性も高まっていく。[[覚醒編]]で[[《超次元ドラヴィタ・ホール》]]との相性の良さから大ブレイクし、[[【白青黒超次元】]]の隆盛を支えた。 その後デッキパーツの規制や[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]や[[《墓守の鐘ベルリン》]]等のメタカードの登場でやや下火となるも、ハンデスデッキは長らく環境の一角で存在感を保っていた。[[《特攻人形ジェニー》]]の登場もあり、それとの使い分けや併用がみられ、デッキによっては2コストハンデス8枚体制となることもあった。 初登場から約16年後、[[《傀儡将ボルギーズ/ジェニコの知らない世界》]]が登場。S・トリガーこそないものの同等性能の呪文面に加えて、[[【ドルマゲドンX】]]とシナジーする闇[[コマンド]]のクリーチャー面を持ち、総合性能でこちらを上回る。 そしてついに[[DMRP-08]]にて[[ツインパクト化]]した上位互換、[[《ゲオルグ・バーボシュタイン/ゴースト・タッチ》]]が登場。 一時期は上位互換の登場によりこのカードも役目を終えることとなったと思われたが、[[DMEX-08]]期には5枚目以降の[[S・トリガー]]付き2[[コスト]][[ランダムハンデス]]という利点を見出されて数合わせ的にこのカードを採用した[[ハンデス]]デッキも見られた。 **漫画、アニメでは [#r8ef8e02] -漫画「デュエル・マスターズ」の番外編では幼稚園児戦で[[角古 れく太]]が使用。[[《スパイラル・ゲート》]]で戻した[[《キング・オリオン》]]を叩き落した。 -アニメでは[[黒城 凶死郎]]が使用。[[切札 勝舞]]の切り札である[[《ボルシャック・ドラゴン》]]を叩き落とした。 -アニメ「[[ドラゴン娘になりたくないっ!]]」日常回「夜の学校でパジャマパーティする女子高生」では、夜の学校に現れたクリーチャーとして登場している。 **その他 [#f46b23c2] -これの[[クリーチャー]]版が[[《特攻人形ジェニー》]]。S・トリガーは無いが、[[cip]]で[[自壊]]して同様の動きができる。クリーチャーであるためいざとなれば殴り手としても使え、[[サルベージ]]や[[リアニメイト]]との[[コンボ]]が可能である一方、こちらはS・トリガーの他、[[《ローズ・キャッスル》]]等に無力化されなかったり、[[《超次元ドラヴィタ・ホール》]]で回収できるメリットがある。デッキに応じて使い分けられる他、ハンデスデッキでは併用されることも多かった。 -この呪文を内蔵したクリーチャーは[[S・トリガー獣]]の[[《汽車男》]]や[[《ギガバルザ》]]。S・トリガーがなくなると[[《堕魔 グリペイジ》]]になる。 -初期の[[白青黒]]の[[【ナイト】]]デッキではハンデスの主力として使われた。&br;[[《天雷の導士アヴァラルド公》]][[《魔弾オープン・ブレイン》]]等の大量手札補充で、このカードの欠点である息切れを補う。さらに[[《魔光王機デ・バウラ伯》]]で墓地から回収したり、[[《魔光帝フェルナンドVII世》]]の[[コスト軽減]]に繋げたりできる。 -[[DMX-14]]の[[フレーバーテキスト]]はアニメ「タッチ」の第1期オープニングテーマ曲「タッチ」の歌詞「タッチ タッチ ここにタッチ」のパロディだろう。 -今でこそ手に入りやすい基本カードだが、[[DM-18]]から[[DMC-61]]にかけては[[再録]]機会に恵まれず、価格が高騰していた時期もあった。 -スマートフォンの普及した現在では、「ゴーストタッチ」(中黒抜き)は、触れてもいないのにスマホが誤作動する現象に対して一般的に使われる呼称になっているが、このカードが登場した2002年にはスマートフォンは存在すらしていなかったので、カード名とは無関係である。 **[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#a51f3d52] ***最新バージョンの性能 [#z6ac4dea] |ゴースト・タッチ C 闇文明 (2)| |呪文| |S・トリガー| |相手の手札をランダムに1枚捨てさせる。| [[DMPP-01]]から登場。 [[DMPP-01]]当時は現在、そしてTCG版と同じ[[ランダムハンデス]]能力で収録され、[[カードプール]]に[[《スケルトン・バイス》]]や[[《解体人形ジェニー》]]のような強力な[[ハンデス]]が存在しない事もあり、[[闇]]の[[基本カード]]の様な扱いで様々なデッキに採用されてきた。 [[DMPP-04]]から大きく流行した[[【青黒除去ボルバル】>【ボルバルザーク】 (デュエプレ)]]でも、[[《汽車男》]]や[[《腐敗電脳アクアポインター》]]らと共に[[ハンデス]]の軸として活躍。しかし[[《無双竜機ボルバルザーク》]]の高使用率に追従する使用率であった事が「ゲームの閉塞感を発生させる要因」になっていたとして、2020年9月17日メンテナンス時のカード能力変更により、[[《汽車男》]]と共に[[ランダムハンデス]]から[[セルフハンデス]]へと変更されることになった。TCG版でも[[基本カード]]として長い間使用されてきた実績があり、このカードの能力変更を惜しむプレイヤーも多かった。 その後しばらくの間、[[ナーフ]]後は目立った活躍がない状態が続いていたが、[[DMPP-13]]期には[[【白青黒超次元】>【白青黒超次元】 (デュエプレ)]]に採用されるようになった。序盤から相手の妨害をしつつ[[《時空の尖塔ルナ・アレグル》]]の[[覚醒]]の助けになる点で相性がいい。環境全体に[[マッドネス]]が少なかったのも大きい。 その後[[DMPP-16]]での[[《特攻人形ジェニー》]]の登場によって2コストで[[ランダムハンデス]]が行えるようになった。《特攻人形ジェニー》登場から約3ヶ月後の[[DMPB-03]]にて、このカードも[[ランダムハンデス]]に戻された。 ***アップデート履歴 [#ve3948a5] //正式リリース日の2019年12月18日から数えると、2020年9月17日実施のメンテナンスまでの274日間、[[ランダムハンデス]]だった。 2020年9月17日実施のメンテナンスで能力が変更され、2022年12月16日実施のメンテナンスで元に戻されるまでの820日間、ハンデスが[[セルフハンデス]]だった。 本カードのナーフ解除に先駆けて、[[DMPP-16]]にて[[ランダムハンデス]]のままの[[《特攻人形ジェニー》]]が実装されていた。《タッチ》ナーフ以降の、基本的に2〜3ターン目には[[ランダムハンデス]]は行えないゲームデザインが一転、TCG版と同じく容易に2ターン目にも使えるようになった。 //「ライフ→ゼリーワーム+キリモミスラッシュ」、「ライフ→爆進ガブラハンド」で3tランダムハンデスは可能 [[カードプール]]の[[インフレ]]で、[[ナーフ]]当時とは環境が大きく異なっているため、[[《特攻人形ジェニー》]]が許されるのなら《ゴースト・タッチ》も[[ランダムハンデス]]に戻されるのではという予想の声があった。結局、上記の通り《特攻人形ジェニー》に遅れて本カードもランダムハンデスに戻された。 **関連カード [#vdb67070] 主な発展系、表記がなければ2コスト/ランダムハンデス/S・トリガーなし //同コスト、またはコスト4以下で非ピーピングかつ複数を落とさない物 //殆どはS・トリガーを持たないので文字数の都合でS・トリガー持ちのみ表記しました -[[《ゴースト・パニッシュ》]](相手が選択、[[メタモーフ]]で[[ピーピング]]) -[[《マインド・リセット》]](ピーピング、呪文のみ) -[[《バイス・サイクロン》]](相手が選択、[[サイクロン]]付き) -[[《ゴースト・クラッチ》]](3コスト、[[多色]]サポートのボーナス) -[[《アンラッキーダーツ》]](3コスト、条件付きでドロー) -[[《特攻人形ジェニー》]](自壊クリーチャー) -[[《ブチクダキ・ハンマー》]](3コスト、条件付きで自己回収) -[[《ポカポカ・ハンマー》]](3コスト、条件付きでドロー) -[[《パニッシュ・チャージャー》]](4コスト、相手が選択、[[チャージャー]]付き) -[[《傀儡将ボルギーズ/ジェニコの知らない世界》]](ツインパクト) -[[《滅砕!鬼札MAX》]]([[多色]]版) -[[ツインパクト化]] --[[《ゲオルグ・バーボシュタイン/ゴースト・タッチ》]] -[[G・ストライク]]化 --[[《ゴースト・Re:タッチ》]] **[[フレーバーテキスト]] [#d7a0444b] -[[DMX-03]]&br;'''取り引きをしよう。''' -[[DMX-14]]&br;'''タッチ!タッチ!そこにタッチ!''' -[[DMX-25]]&br;'''うらめしやー! ---[[切札 勝太]]''' -[[DMR-17]]&br;'''闇の国と光の国の間にある『壁の雪山』はふたつの国の平和を守っていた。復讐の[[侵略者]]は悪霊の力でこれを[[破壊]]しようと考えた。''' -[[DMR-21]]、[[DMPP-01]]、[[DMPB-05]]&br;'''悪魔との接触は、一瞬でも精神を崩壊させる。''' -[[開運ビクトリーパック Vol.2]](P5/Y11)、[[DMPB-03]]&br;'''うぎゃー!で、出たー!何が起こったホワット!!――[[ドラゴン龍]]''' -[[プロモ>プロモーション・カード]](P77/Y19)&br;'''さあ、[[鬼タイム]]の幕開けだ! ― [[鬼札アバク>鬼札 アバク]]''' -[[DMPB-02]]&br;'''悪霊たちが触れることで、魂が削られていく。''' **収録セット [#l2499ecd] ***[[デュエル・マスターズ]] [#ff637cc4] -illus.[[Soushi Hirose]] --[[DM-01 第1弾>DM-01]] --[[DMC-02 「黒城暗黒デッキ」>DMC-02]] --[[DMC-08 「邪将!奈落(エンドレス・ブラックホール)デッキ」>DMC-08]] --[[DM-18 「ベスト・チャレンジャー」>DM-18]] --[[DMC-61 「コロコロ・ドリーム・パック4(エターナル・ヘヴン)」>DMC-61]] --[[DMX-03 「デッキビルダーDX エイリアン・エディション」>DMX-03]] --[[DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」>DMX-14]] -illus.[[Soushi Hirose]]/[[YASUYUKI NODA]] --[[デュエル・マスターズ カードグミ3>カードグミ3]](P77/Y19) -illus.[[Tonbi Aburaya]] --[[DMR-17 「革命編 第1章 燃えろドギラゴン!!」>DMR-17]] -illus.[[TUBAKI HALSAME]] --[[DMR-21 「革命ファイナル 第1章 ハムカツ団とドギラゴン剣」>DMR-21]](73/94) -illus.[[Shigenobu Matsumoto]] --[[DMX-25 「ファイナル・メモリアル・パック 〜E1・E2・E3編〜」>DMX-25]] --[[開運ビクトリーパック Vol.2]](P5/Y11) -illus.[[Soushi Hirose]]/[[YASUYUKI NODA]] --[[デュエル・マスターズ カードグミ3>カードグミ3]](P77/Y19) ***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#n53e6db5] -illus.[[Soushi Hirose]] --[[DMPP-01 「超獣の始動 -MASTER OF DUEL-」>DMPP-01]] --[[DMPB-05 「デッキビルダー2024 アークセット」>DMPB-05]] -illus.[[Tonbi Aburaya]] --[[DMPB-02 「LEGEND OF PLAY'S 2022」>DMPB-02]] -illus.[[Shigenobu Matsumoto]] --[[DMPB-03 「LEGEND OF PLAY'S 2023」>DMPB-03]] **参考 [#wf3bd5f7] -[[S・トリガー]] -[[ハンデス]] -[[ランダムハンデス]] ---- [[公式Q&A]] -2つ目の効果について >Q.自分のクリーチャーのターン中2度目の攻撃時に、[[《龍装者 バルチュリス》]]の「攻撃する時」の能力の使用を宣言しました。&br;この攻撃で相手のシールドをブレイクしたところ、相手は「S・トリガー」で''《ゴースト・タッチ》''を唱えました。この際、処理はどうなりますか? A.効果の使用を宣言した[[《龍装者 バルチュリス》]]は表向きにしたまま、相手は[[《龍装者 バルチュリス》]]を含めた自分の手札をランダムに1枚選び、捨てます。この際、使用宣言して表向きになっていた[[《龍装者 バルチュリス》]]が捨てられてしまった場合、攻撃の後、[[《龍装者 バルチュリス》]]は出せません。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41294]](2022.5.20) &tag(呪文,闇文明,黒単,単色,コスト2,S・トリガー,ハンデス,ランダムハンデス,《ゴースト・タッチ》,・,C,コモン,Soushi Hirose,Tonbi Aburaya,TUBAKI HALSAME,Shigenobu Matsumoto,YASUYUKI NODA,十王篇ブロック,呪文 (デュエプレ),闇文明 (デュエプレ),黒単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト2 (デュエプレ),S・トリガー (デュエプレ),ハンデス (デュエプレ),ランダムハンデス (デュエプレ),C (デュエプレ),コモン (デュエプレ),Soushi Hirose (デュエプレ),Tonbi Aburaya (デュエプレ),Shigenobu Matsumoto (デュエプレ),ナーフ解除 (デュエプレ));