#author("2024-07-11T18:36:10+09:00","","") #author("2024-07-21T13:42:05+09:00","","") *《スケルトン・バイス》 [#fcbed8b9] |スケルトン・バイス R 闇文明 (4)| |呪文| |相手の手札を2枚見ないで選び、捨てさせる。| |BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※プレミアム殿堂''| [[DM-08]]で登場した[[闇]]の[[呪文]]。 [[ハンデス]]の代表格とも言える[[カード]]であり、4[[コスト]]で2枚もの[[手札破壊]]を行う。 2[[コスト]]1[[ハンデス]]の[[《ゴースト・タッチ》]]や、3コスト2[[ドロー]]の[[《エナジー・ライト》]]の存在を考えた場合、一見すると[[ハンドアドバンテージ]]的には並み程度のように思える。 しかし、[[ゲーム]]序盤から中盤にかけての展開合戦の時に能動的に2枚捨てさせるという[[効果]]は想像以上の[[テンポアドバンテージ]]を生み出すことができ、一気に[[ゲーム]]の機先を制することができるほど。 [[コスト]]と捨てさせる枚数の設定が絶妙であり、[[手札補充]]の手段に乏しい[[デッキ]]が相手の場合、ちょうど相手が温存していた[[カード]]をこれで根こそぎ落とす事ができ、捨てさせる枚数の多さから、[[ドロー]]を多用する[[デッキ]]相手でもかなりの確率で重要な[[カード]]を[[墓地]]に送る事ができた。 [[《フェアリー・ライフ》]]からは2→4と繋がり、先攻ならば相手が[[《エナジー・ライト》]]を使う前に捨てさせてしまう事さえあった。 [[DM-08]]版のテキストは以下の通り([[旧《スケルトン・バイス》のテキスト>https://dm.takaratomy.co.jp/card/detail/?id=dm08-014]])。 このテキストである理由は[[空撃ち]]のページを参照。 |相手の手札から2枚見ないで選び、相手はそれを持ち主の墓地に置く。1枚しかない場合は、相手はその1枚を持ち主の墓地に置く。| -相手の手札を2枚減らすという部分だけなら、[[殿堂入り]]にもなっていないカードはいくつも登場している。しかし、それらすべては「コスト5以上」か「そのカードを使う前に○○していれば〜」という条件付きという部分で使い勝手に抑制が掛かっている共通点がある。 --[[ナイト・マジック]]を発動させた[[《魔弾バレット・バイス》]]を唱える。これは、唱える前に[[《魔光ドラム・トレボール》]]など[[ナイト]]を出していれば〜の前提がある。 --[[《有象夢造》]]から[[《特攻人形ジェニー》]]系を2体出す(→[[【青黒緑有象夢造】]])。これは、[[cip]]で1ハンデスができるコスト2クリーチャーを2枚以上墓地に落としてあれば〜の前提がある。《バレット・バイス》に比べて事前の準備は少ないが、デッキ構築では[[《悪魔妖精ベラドンナ》]]の[[類似カード]]をたくさん入れないと安定しないという制限を受けてしまう。 --[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]はコスト5ながら[[殿堂入り]]予想が尽きない、「[[ハンデス]]もできる万能カード」として認知されていた。 //--[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]はコスト5ながら[[殿堂入り]]予想が尽きない、「[[ハンデス]]もできる万能カード」として認知されていた。 -[[《復讐 ブラックサイコ》]]は、「そのカードを出そうとする前に進化元を準備していなければ〜」「[[侵略]]するには攻撃可能な状態の闇のコマンドがなければ〜」の前提がある。[[侵略]]で[[コスト踏み倒し]]する場合、基本的にシールドブレイクが要求され[[ハンデス]]の威力を自ら下げてしまうということで登場したと思われるが、それでも強すぎたため[[殿堂入り]]した。 --[[《裏切りの魔狼月下城》]]はカード自体は軽量級でも、「自分のマナゾーンに多色カードが4枚以上あれば〜」により合計3ハンデスになるのは試合中盤以降という予定のカードだったが、実際のゲームでは比較的早期に条件を達成できてしまうことになり、最終的に[[プレミアム殿堂]]に指定された。 **環境において [#h6847dd0] 登場当初は手札が溢れるほどの[[ドロー]]を実現させた[[《アストラル・リーフ》]]のせいで影が薄く基本的に[[《ロスト・ソウル》]]優先であったが、[[《アストラル・リーフ》]]が[[殿堂入り]]になるとすぐにその凶悪さを見せつけはじめる。 しかし、[[《アクアン》]]系統のデッキに対しては腐りやすく、同系だらけの[[聖拳編環境]]では徐々に不採用もざらになっていった。 [[《アクアン》]][[殿堂入り]]後にはトップメタに立った[[【ボルバル】]]系デッキに[[ハンデス]]が刺さりやすかったため本領を発揮する。以降、[[闇]][[文明]]入りデッキの[[必須カード]]として活躍するようになる。 [[転生編環境]]の2005年7月より[[殿堂入り]]し、1枚制限に。それでも依然として強力な[[カード]]であり、[[《クローン・バイス》]]の[[殿堂入り]]後はさらなる活躍を見せていた。 殿堂入り時代末期には[[【ナイト】]]を中心に使われ、特にそちらでは[[《ロジック・キューブ》]]で3→4と繋ぐ形で使われるケースまであった。 [[戦国編環境]]の2008年10月より遂に[[プレミアム殿堂]]入り。ただ、[[戦国編環境]]で特段この[[カード]]が猛威を振るうようになったわけではなかったため、このタイミングでの規制は予想外というプレイヤーも一定数いた。同じような経緯を辿った[[ハンデス]][[カード]]には後の[[《裏切りの魔狼月下城》]]が挙げられる。 その後は、[[闇]]の低コストハンデスは[[《解体人形ジェニー》]][[《特攻人形ジェニー》]][[《ヤミノカムスター》]]など[[クリーチャー]]が主体となった。 このカードの凶悪さは「下準備や運に左右されない4コスト2ハンデス」「色の合うあらゆるデッキに入る」の2点が大きいだろう。同じコスト4で複数枚ハンデスできる余地のある[[《拷問ロスト・マインド》]]や[[《七王無き宮殿》]]を鑑みるに、複数枚ハンデスとして確実性が高すぎるのが大きいと言える。初期の[[ドローソース]]軽視の風潮の下に、それと張り合える[[ハンデス]]として設定されてしまった結果かもしれない。 後に[[《有象夢造》]]が下準備や運次第でこのカードと同等のハンデスとして使えるようになったが、あちらは[[多色]]であり、それを除いても[[マナブースト]]さえできれば運に左右されず3ターン目に2ハンデスを放てるこちらほどのコストパフォーマンスはない。 **その他 [#we5d9dff] -[[カードパワー]]の上がる[[アビス・レボリューション]]現在に至っても、この[[カード]]以降無条件に4[[マナ]]で2枚もの[[ハンデス]]を行える日本語版カードは登場していない。この事からも、4[[マナ]]と言う低[[コスト]]で気軽に2[[ハンデス]]を行える事の恐ろしさが分かるだろう。 -[[調整版]]として[[《デモニック・バイス》]]が存在する。 -英語版では以下のカードが登場している。 |Cranium Clamp R 闇文明 (4)| |呪文| |Your opponent chooses and discards 2 cards from his hand. &br;(対戦相手は、自身の手札から2枚カードを選び、捨てる。)| |BGCOLOR(white):※()は日本語訳| --実はこれは[[《デモニック・バイス》]]の元ネタのカード。イラストも[[《デモニック・バイス》]]そのまま。《スケルトン・バイス》→《Cranium Clamp》→[[《デモニック・バイス》]]の順番で登場している。おそらく[[セルフハンデス]]でもコスト4は強すぎたため日本語版で登場させる際に再調整されたのだろう。 -[[カード名]]の「バイス」の由来はおそらく「vise(万力)」と「vice((人格上の)邪悪、悪)」を合わせたダブルミーニングだろう。&br;のちの[[ハンデス]][[呪文]]にも名前に「バイス」とつくものが多い。おそらくハンデス呪文の象徴となったこのカードからとったのだろう。もちろん[[《地獄万力》]]は関係ない。 -[[カードイラスト]]では[[DM-08]]の様々なカードに登場している[[《怒髪の豪腕》]]が鎖付きの髑髏のような物体に頭を締め付けられており、非常に痛そうである。 -漫画「デュエル・マスターズ」及び「FE」の[[勝舞>切札 勝舞]]vsブラックサンタ戦にてブラックサンタが使用。しかし、[[《緑神龍アーク・デラセルナ》]]を落としてしまい、反撃を食らう。また、[[ザキラ]]vs[[トーイ]]戦でもザキラが使用し、「デュエル・ジャック!!」でも宇宙人がショー戦で使用。いずれも(鎖つきの)万力が手札のカードに噛み付き、奪い去るような演出となっている。&br;また、[[DMC-19]]に収録された[[アルトアート]]バージョンの[[フレーバーテキスト]]は、劇中でのザキラの台詞が元になっている。 **関連カード [#jcdf0895] -[[《デモニック・バイス》]] -[[《クローン・バイス》]] -[[《バイス・サイクロン》]] -[[《ソウルバイス・ドラグーン》]] -[[《バイスフレイム・ドラグーン》]] -[[《魔弾バレット・バイス》]] -[[《超次元バイス・ホール》]] -[[《復讐のバイス・カイザーZ》]] -[[《魔光ドラム・トレボール/魔弾バレット・バイス》]] -[[《腐敗 スケバイ-3》]] -[[《スケルトン・デバイス》]] -[[《強襲する髑髏月》]] -[[《ガチンコ・ジョーカー》]] -[[《裏切りの魔狼月下城》]] -[[《ラップ仙人 デッドマン》]] -このカードに描かれているクリーチャー --[[《怒髪の豪腕》]] **[[フレーバーテキスト]] [#bba8b8f3] -[[DM-08]]&br;'''血も肉も[[魂>《ロスト・ソウル》]]も、死者の飢餓を癒せやしない。''' -[[DMC-19]]&br;'''勇者一人の命とは、こんなに軽い。''' **収録セット [#u9cd6f64] //***[[デュエル・マスターズ]] //デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。 -illus.[[Akifumi Yamamoto]] --[[DM-08 「闘魂編 第3弾 超神龍の復活(インビンシブル・レジェンド)」>DM-08]](14/55) --[[DMC-19 「ザキラ龍武(ザキラドラゴン・コマンダー)デッキ」>DMC-19]](12/102)(新規イラスト)([[アルトアート]]) **参考 [#ia20c9c0] -[[ハンデス]] -[[ランダムハンデス]] -[[プレミアム殿堂]] &tag(呪文,闇文明,黒単,単色,コスト4,ハンデス,ランダムハンデス,・,プレミアム殿堂,R,レア,Akifumi Yamamoto);