#author("2024-10-20T00:40:54+09:00","","") #author("2024-12-28T13:35:19+09:00","","") *《スパイラル・ゲート》 [#hd02f998] |スパイラル・ゲート C 水文明 (2)| |呪文| |S・トリガー| |クリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。| [[DM-01]]で登場した[[水]]の[[S・トリガー]][[呪文]]。 [[水]][[文明]]の得意分野の一つである「[[バウンス]]」を放つ。 たったの2[[マナ]]で相手の[[クリーチャー]]を一時的に[[除去]]することができる便利な[[カード]]。主に[[【青単速攻】]]のような[[ビートダウン]]で使用され、邪魔な[[ブロッカー]]を退かすのに役立つ。 また、[[サイキック・クリーチャー]]や[[ドラグハート・クリーチャー]]は[[超次元ゾーン]]に送られるため、それらに撃つと実質的に[[破壊]]と同等の威力になる。[[マナコスト]]が[[軽い]]こともあり、積極的に狙っていきたい。 当然ながら、あくまでも[[手札]]に[[戻す>バウンス]]だけなので、時間が経つと再び出し直されてしまう。[[効果]]は「一時的」なものであり、[[テンポアドバンテージ]]を取ることに特化している。 [[バウンス]][[カード]]全てに通して言える事だが、単に連打しているだけでは、かえってこちらの[[手札]]が減っていくことに注意したい。他の[[除去]]に比べると使い手のセンスとタイミングが問われるだろう。 **ルール [#p582d1dc] -「相手の」などとは書かれていないので、自分の[[クリーチャー]]に撃って[[cip]][[能力]]を使い回すことも可能。[[殿堂入り]]前は、[[《アストラル・リーフ》]]に撃って使い回し、大量[[ドロー]]をする[[プレイング]]が見られた。 **環境において [#sc9990a2] デュエマ黎明期の青単を象徴するコストパフォーマンス抜群の除去札として知られ、[[基本セット環境]]から[[闘魂編環境]]にかけての[[【リーフ青単】]]、[[転生編環境]]から[[不死鳥編環境]]にかけての[[【パシフィック青単】]]と、青単に必須の除去札として大活躍。特にスピードアタッカーが存在しなかった頃は、バウンスを繰り返されると進化クリーチャーを引けない限り[[召喚酔い]]の影響で[[ロック]]されるも同然であった。ただ、[[【パシフィック青単】]]が消滅して以降は[[神化編環境]]で[[【サイバー青単】]]が成立するまで青単での活躍はなかった。 その軽さと[[汎用性]]から[[青単]]の必須パーツであったことが災いし、2010年5月15日付で[[殿堂入り]]。尤も、同時に殿堂入りした[[《パラダイス・アロマ》]]に比べると[[デッキ]]へのダメージは軽微であり、どちらかというと[[覚醒編]]の[[サイキック・クリーチャー]]に対する強力な[[除去]]手段であったために先駆けて[[殿堂入り]]したという説がある。どちらにせよ、[[バウンス]]の主流は完全に[[《アクア・サーファー》]]に譲ることとなった。 だが殿堂入り前に既に[[手打ち]][[スペック]]が最低でも相互互換と言える[[《ザ・ストロング・スパイラル》]]が存在していたことや、この[[カード]]自体は基本カードの域を出ない性能であることなどから、[[殿堂入り]]を疑問視する声もあった。 [[超天篇環境]]では[[【カリヤドネループ】]]において単純に自軍のクリーチャーを再利用する役割を与えられ、[[ループ]]パーツとして活躍。とはいえ、扱いは[[《魔法学校 パクスクウガ》]]や[[《冬の日スパイラル》]]、[[《「世界をつなぐ柱」の天罰》]]などとさして変わらない。 インフレした環境では問題ないと判断されたのか2022年7月1日付で[[殿堂解除]]。元々[[サイキック・クリーチャー]][[メタ]]としての危険性から[[殿堂入り]]した面が強いため、更に強力な[[バウンス]][[カード]]が充実しており[[サイキック・クリーチャー]]も下火の現代では[[メタゲーム]]に影響を与える可能性は極めて低いと見られていた。 後に各種メタカードが刺さる[[【絶望神サガループ】]]が環境に進出したが、このカードは全くと言って良いほど使われていない。たとえ[[メタ]][[カード]]で[[コスト踏み倒し]]を封じられていても、単発の墓地肥やしを繰り返している内に[[殿堂入り]]のスーパーサブ枠である[[《疾封怒闘 キューブリック》]]を引き当てて打開できるためである。 [[【絶望神サガループ】]]消滅後に[[【カリヤドネループ】]]が環境復帰したが、自軍バウンス手段としては[[シールド]]から捲れた時に[[【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】]]対策ができる[[《「世界をつなぐ柱」の天罰》]]が優先される。 単に[[バウンス]][[S・トリガー]]が欲しいなら、細部にこちらに優位点があるとはいえ遥かに[[汎用性]]が高い上に、盤面さえ用意できていれば2[[コスト]]で召喚できる[[《闇参謀グラン・ギニョール》]]が存在するのも痛い。使われるとすれば[[【白青赤ゴスペル】]]に[[メタ]][[クリーチャー]]による詰み盤面の回避に[[コスト軽減]]を兼ねて利用されるぐらいか。 [[DM24-EX1]]では同じようなことができる上に[[ブロッカー]]も付いており、[[コスト]]帯も近い事に加えて[[ウィニー]]サポート設けることができ、さらにはライブラリアウトプランにも使おうと思えば使える[[S・トリガー獣]]の[[《冥土人形ウォカンナ・ピエール》]]が登場。そちらですら[[デスパペット]]という[[種族]]を活かさないと登場後の環境では厳しいため、如何にこちらがインフレに取り残されているかが分かる。 [[DM24-EX1]]では同じようなことができる上に[[ブロッカー]]も付いており、[[コスト]]帯も近い事に加えて[[ウィニー]]サポート設けることができ、さらにはライブラリアウトプランにも使おうと思えば使える[[S・トリガー獣]]の[[《冥土人形ウォカンナ・ピエール》]]が登場。そちらですらループ以外では[[デスパペット]]という[[種族]]を活かさないと登場後の環境では厳しいため、如何にこちらがインフレに取り残されているかが分かる。 **フレーバーテキスト・カードイラストについて [#pca551f2] -[[DMX-21]]の[[フレーバーテキスト]]は[[青単]]が猛威を振るっていた[[神化編環境]]の終わりに、上記の通り[[サイキック・クリーチャー]]の登場に先駆けて[[殿堂入り]]に指定されてしまったことを表している。 -コロコロアニキ2017年7号の付録では「爆転シュート ベイブレード」との[[コラボカード]]として登場。イラストを手掛けたのはかつて[[コロコロコミック]]で連載していた原作者の[[青木たかお]]氏であり、木ノ宮タカオ、火渡カイ、水原マックス、金李(レイ)及びタカオの愛機である[[ドラグーンS>《ドラグーンS》]]と青龍が描かれている。 --余談だが、これにより[[青木たかお]]氏(初代)、[[足立たかふみ>ADACHI TAKAFUMI]]氏(メタルファイト ベイブレード)、[[森多ヒロ>Hiro Morita]]氏(ベイブレードバースト)、[[出水ぽすか]]氏(BEYBLADE X)の歴代ベイブレードシリーズ作者は4人共デュエマに参戦を果たしたことになる。 -[[DM-10]]の[[カードイラスト]]で餌食になっている牛鬼のような[[クリーチャー]]は[[DM-01]]の[[《デーモン・ハンド》]]のイラストにも登場しているものと似ている。 **漫画・アニメでの活躍 [#p22e5e70] -漫画やアニメでは[[ジョージ]]、[[黄昏 ミミ]]、[[角古 れく太]]を始めとして、様々なキャラが使用している。[[切札 勝舞]]も[[鍬形 カブト丸]]戦でデッキに投入していた。 -最初にフィーチャーされたのはバトルアリーナのミミvs黒城戦で、ミミが[[《エメラル》]]でシールド内に仕込んだ。だが次のターン、黒城が仕込まれたシールドをあえて攻撃するという行動に出たため、あまり刺さらずに終わってしまった。 --その際黒城は何故か「くだらないことするな、雑魚が」と勝負に水を差されたと言わんばかりにミミを罵倒している。エメラル共々、当時このカードがやや甘く見られていたことが窺える。 --黒城は[[《魔刻の騎士オルゲイト》]][[《悪魔神バロム》]]などの当時としては大型の[[クリーチャー]]をメインにしていたため、序盤に踏んだ方が被害が少ないと判断したのだろうか。 -アニメ「VS」第6話では[[べんちゃん]]が使用し、[[勝太>切札 勝太]]の[[《龍覇 グレンモルト》]]を[[バウンス]]。 しかし[[《龍素解析》]]の[[効果]]で[[山札]]に戻したのにもかかわらず、[[S・トリガー]][[能力]]で唱えていたことから、彼の[[デッキ]]には[[殿堂入り]]したこの[[カード]]が2枚入っていることになる。もしかしたら殿堂ゼロデュエルだったかもしれない。 -「Duel Masters Rev.」では、実体化した[[クリーチャー]]を元の[[カード]]に戻すために使われていた。 **その他 [#c083b94b] -[[チャージャー]]化して[[《スパイラル・チャージャー》]]になったり、[[クリーチャー]]化して[[《アクア・サーファー》]]になったりと、派生[[カード]]も多い。&br;自分の[[デッキ]]や[[メタゲーム]]と相談して、適切なものを選ぶとよい。 -[[《アクア・サーファー》]]他、派生[[カード]]を見てみると分かるが、実は相手の[[クリーチャー]]を1体[[バウンス]]する時の適正[[コスト]]は2.5〜3ぐらい。[[コスト]]2でさらに[[S・トリガー]]まで付いているこの[[カード]]は、元祖ながらなかなかの高[[スペック]]といえる。 -「スパイラル・ゲート」は直訳で「螺旋の門」。[[水]]の[[バウンス]]に「スパイラル」と付くカードが多いのはこのカードの影響だろう。 -基本的な[[カード]]だが、[[《アクア・サーファー》]]の存在もあってか[[DM-10]]以来長いこと[[再録]]されておらず、入手が困難となっていた。[[DMD-02]]で約7年ぶりに[[再録]]され、それ以降何度も[[再録]]されている。 -[[S・トリガー]]が条件付きの1[[ドロー]]になると[[《ザ・ストロング・スパイラル》]]。[[スペック]]は近いが、[[パワー]]6000以上が少ない[[青単]]には採用されにくい。 -[[デュエル・マスターズ プレイス]]では、コスト2であらゆるクリーチャーを[[バウンス]]できるのはオーバースペックと判断されたからか、[[バウンス]]に[[コスト]]制限がついている[[《スパイラル・スライダー》]]がこのカードの代わりに収録された。 **関連カード [#d96c5309] -[[《スパイラル・ランス》]] -[[《スパイラル・チャージャー》]] -[[《クローン・スパイラル》]] -[[《スパイラル・ドライブ》]] -[[《爆進エナジー・スパイラル》]] -[[《ザ・ストロング・スパイラル》]] -[[《サーファー・チャージャー》]] -[[《スパイラル・スライダー》]] -[[《夏の日スパイラル》]] -[[《連弾スパイラル》]] -[[《スクリュー・スパイラル》]] -[[《Rev.スパイラル》]] -[[《サーフ・スパイラル》]] -[[《スプレー・スパイラル》]] -[[《アクア・サーファー》]] -[[《アクア・バースター》]] -[[《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》]] -[[《龍素記号Sg スパゲリア》]] -[[《謎帥の艦隊》]] -[[《堕呪 カージグリ》]] -[[《貝獣 ゴマキ/突撃ゴッチン・ヘッド》]] -[[《龍装者 バタラス/ネプタラン・ウェイブ》]] -[[《知識と流転と時空の決断》]] -[[《護天!銀河MAX》]] -[[《波乗りサーファーBW》]] -[[《「時間よ、戻れ!」》]] **[[フレーバーテキスト]] [#sf93572d] -[[DM-06]]、[[DMC-08]]、[[DMS-02]]&br;'''そこだ!''' -[[DM-10]]、[[DMC-16]]、[[DMC-17]]、[[DMS-03]]&br;'''こっちの水は辛いぜ。ママのミルクで我慢しな。''' -[[DMD-02]]&br;'''逆境も跳ね返せ!''' -[[DMX-10]]&br;'''渦巻く門が開く。時が巻き戻るが、戻って来ないものもある。''' -[[DMD-09]]&br;'''邪魔するやつらは片っ端から排除する!それが[[アウトレイジ]]のやり方。''' -[[DMD-17]]&br;'''時間よ、戻れ!''' -[[DMX-20]]&br;'''[[邪魔者>クリーチャー]]をたった2[[マナ]]で[[追い返せる>バウンス]]っちゃ!さすが[[殿堂カード>殿堂入り]]だっちゃ!''' -[[DMD-24]]&br;'''時の流れは大体巻き戻せない。だから、巻き戻せる時は遠慮なく。''' -[[DMX-21]]&br;'''[[水]][[文明]]が[[席巻せし時>神化編環境]]、その[[超次元]]への対抗策は[[封じられた>殿堂入り]]。''' -[[DMEX-08]]&br;'''機知が生み出す荒渦は、なにものも寄せ付けない。''' -[[プロモ>プロモーション・カード]](P57/Y15)&br;'''3、2、1!Goシュート!!''' **収録セット [#c4ded7e5] //***[[デュエル・マスターズ]] //デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。 -illus.[[Tomofumi Ogasawara]] --[[DM-01 第1弾>DM-01]] --[[DM-06 「闘魂編 第1弾」>DM-06]]([[アルトアート]]) --[[DMC-08 「邪将!奈落(エンドレス・ブラックホール)デッキ」>DMC-08]]([[アルトアート]]) --[[DMS-02 「闘魂編(インビンシブル・ソウル)スターターセット」>DMS-02]]([[アルトアート]]) --[[DMD-02 「スタートダッシュ・デッキ 水&闇編」>DMD-02]] --[[DMX-10 「デッキビルダー鬼DX キラリ!レオ編」>DMX-10]] --[[DMD-09 「1stデッキ アウトレイジ・ダッシュ」>DMD-09]] --[[DMD-17 「ビギニング・ドラゴン・デッキ 神秘の結晶龍」>DMD-17]] --[[DMD-24 「マスターズ・クロニクル・デッキ ボルメテウス・リターンズ」>DMD-24]] --[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]](257/???) -illus.[[Eiji Kaneda]] --[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」>DM-10]] --[[DMC-16 「紺碧の守護聖天(ガーディアン・ブルー)デッキ」>DMC-16]] --[[DMC-17 「戦場の暗黒皇女(ダーク・ウォリアー)デッキ」>DMC-17]] --[[DMS-03 「聖拳編スターターセット」>DMS-03]] --[[DMX-20 「デッキ一撃完成!! デュエマックス160 〜革命&侵略〜」>DMX-20]] --[[DMX-21 「マスターズ・クロニクル・パック 英雄決闘譚(コミック・オブ・ヒーローズ)」>DMX-21]] -illus.[[青木たかお]] --[[プロモーション・カード]]([[P57/Y15>プロモーション・カード (第11期〜第15期)]]) **参考 [#i97fff06] -[[S・トリガー]] -[[バウンス]] -[[殿堂解除]] &tag(呪文,水文明,青単,単色,コスト2,S・トリガー,除去,単体除去,確定除去,バウンス,自己バウンス,単体バウンス,・,C,コモン,Tomofumi Ogasawara,Eiji Kaneda,青木たかお,殿堂解除);