#author("2024-09-28T16:41:17+09:00","","")
#author("2024-10-11T21:03:08+09:00","","")
*《ゼロの&ruby(うらわざ){裏技};ニヤリー・ゲット》 [#ka88ea4b]

|ゼロの裏技ニヤリー・ゲット C 水文明 (4)|
|呪文|
|''G・ゼロ'':自分の無色クリーチャーがあれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。|
|自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から無色カードをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。|

[[DMR-10]]で登場した[[水]]の[[G・ゼロ]][[呪文]]。

自分の[[無色]][[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]に存在すれば[[G・ゼロ]]で唱えられ、[[カード名]]の通り[[《ニヤリー》]]の[[呪文]]版といった[[手札補充]][[能力]]を持つ。つまり[[デッキ]]構築次第で、最大3枚の[[手札補充]]をノー[[コスト]]で行える[[カード]]となり、非常に強力。

メインの[[効果]]が[[無色]][[カード]]を[[デッキ]]に複数枚積むことを要求しているため、この[[G・ゼロ]]条件を満たす事に関しては容易である。
また[[コスト]]を支払ったとしても元[[殿堂]]カードである[[《サイバー・ブレイン》]]と同等の枚数[[アドバンテージ]]を得られる。
そしてもちろん[[コスト]]を支払わなかった場合ではあちらの[[コストパフォーマンス]]を遥かに上回る。
さらに[[G・ゼロ]]を持つことにより、[[青]][[マナ]]が全く出ない[[デッキ]]でも採用できるという利点もある。
このように考えると[[G・ゼロ]]が付いているこの[[カード]]がいかに破格の性能かよく分かる。

2018年7月14日付で[[殿堂入り]]。2024年8月10日付で殿堂解除。

//[[殿堂入り]]によって[[無色]]型の[[ジョーカーズ]]は弱体化したものの、今後[[無色]]の[[ジョーカーズ]]に[[呪文]][[サーチ]]を行うものが現れたら再び暴走するかもしれない。

**ルール [#n8de7626]
-些細な事ではあるが、こちらは3枚を「[[表向き]]」で、[[《ニヤリー》]]は3枚を「[[見る]]」。従って、こちらは[[情報アドバンテージ]]を相手に与えやすい。
--かつては「表向き」なら[[《巡霊者メスタポ》]]に妨害されなかったが、2019年2月14日の正式回答により、こちらの場合も《メスタポ》などで封じられるものとなった。

**他のカード・デッキとの相性 [#y61484d8]
-[[【ドルマゲドンX】]]との対面では[[《爆霊魔 タイガニトロ》]]を警戒して1枚だけ打ち惜しんでおく[[プレイング]]も考えられる。1枚残しておけばまた唱えてケアできるからである。

-[[ジョーカーズ]]登場前までは[[【ブータンビート】]]の[[手札補充]]として活用されることが多かった。

**環境において [#md8e727a]
この[[カード]]が登場した[[DMR-10]] 当時の[[カードプール]]においては、[[無色]]カードは最軽量でも[[《ノウメン》]]の様な[[コスト]]4域の[[クリーチャー]]しかなく、おまけに[[汎用性]]に欠けるものしかなかった。結果的に[[デッキ]]内における[[無色]][[カード]]の比率を高めづらく、早期にこの[[ドロー]]スペルを唱えることは不可能という事から[[【ブータンビート】]]などに採用される程度のカードに留まっていた。
しかし、さすがに最大3枚の0[[マナ]][[手札補充]]はやはり魅力的であり、将来性を感じさせる高いポテンシャルは秘めていた。

そして[[DMRP-01]]にて登場した[[ジョーカーズ]]によって状況は一変。この[[カード]]を除く、[[デッキ]]36枚全てを軽量かつ強力な[[無色]][[カード]]で構築するという当時では考えられない事が可能になった。
コスト2の[[《ヤッタレマン》]]から[[コスト]]を支払わずに3枚の[[手札補充]]という、全盛期の[[《アストラル・リーフ》]]に匹敵する暴力的なまでの[[手札補充]]は、[[【ジョーカーズ】]]の鉄板の動きであった。

特に[[《ガンバトラーG7》]]で3[[ターン]]キルをするのに必要な[[手札]]枚数を用意するのにはこれが必須であり、逆に言えばこれさえ引けると比較的容易に3[[ターン]]キルが実現できるようになった。早期の[[手札補充]]と[[ウィニー]]による【速攻】が絶大な[[シナジー]]を発揮するため、それによるゲーム性の低下を懸念してか2018年7月14日に[[殿堂入り]]することが決定した。

殿堂入り後はビート型の[[【ジョーカーズ】]]は目に見えて弱体化した。[[【ジョット・ガン・ジョラゴン】]]では[[《7777777》>《キング・ザ・スロットン7/7777777》]]のハズレになるにもかかわらず必ずと言っていいほど採用されたが、[[無色]]カードの比率が低い[[【緑ジョーカーズ】]]では採用されなかった。2019年7月1日に[[《ガヨウ神》]]が[[殿堂入り]]したことによって[[【ジョット・ガン・ジョラゴン】]]系デッキが弱体化すると、このカードもあまり見られなくなった。

2021年7月1日[[殿堂レギュレーション]]改訂により[[【オカルトアンダケイン】]]が事実上消滅すると[[【ゼロ・ルピアループ】]]が[[アドバンス]]環境のトップに立ち、このカードも[[《希望のジョー星》]]により0マナ確定3枚[[手札補充]]になるカードとして需要が回復。しかし、その《希望のジョー星》も後に[[殿堂入り]]を経由して[[プレミアム殿堂]]に。

2024年8月10日付で[[殿堂解除]]された。[[DM24-BD2]]発売に合わせた解除である。解除から早速これを入れた[[【無色ジョーカーズ】>【ジョーカーズ】]]がポツポツとチャンピオンシップ上位入賞を果たしている。
中には[[《飛翔龍 5000VT》]]を2枚入れた型が優勝した例もあった。チャージか[[《パーリ騎士》]]で青を捻出すれば召喚可能になるが、構築者曰く《5000VT》はその日一度も使わなかったとのこと。マナに置くのも[[ジョーカーズレベル]]の[[濁り]]になることを考えれば中盤以降でないと厳しい。

解除3日目には早くもフル投入から1枚減らした3枚採用型の上位入賞が報告された。唱えられなくとも[[《ヘルトッQ》]]でまとまった数ドローできれば大抵[[《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》]]への[[革命チェンジ]]を始動して自分の動きを通すのには困らないため。

このカードが青マナになるという部分を使う[[【無色ジョーカーズ】>【ジョーカーズ】]]も話題となった。《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》を唱え、墓地から[[《パーリ騎士》]]効果でアンタップ青マナを作り、その1マナを[[《セイレーン・コンチェルト》]]の支払いに当ててマナから手札に入れ替えて回収→[[G・ゼロ]]ですぐ無料詠唱、同一ターンに[[《勝熱と弾丸と自由の決断》]]や[[《夢のジョー星》]]もハマれば呪文を5回以上唱えたことになり[[《次元の嵐 スコーラー》]]の[[G・ゼロ]]を達成して[[追加ターン]]を得るという立ち回りをする。

**その他 [#g85bd581]
-[[イラスト]]に描かれている[[クリーチャー]]は表情から[[《ニヤリー》]]だと思われるが、[[文明]]の関係上か、体色が青くなっている。ちなみに、この配色は[[《ニヤリー》]]の[[MODE→CHANGE]]版と同じ。[[文明]]が変更されたのは、同じ[[サイクル]]の[[自然]]の枠に[[《妖精の裏技ラララ・ライフ》]]がある点、既存の[[無色]][[デッキ]]に[[水]]が入るものが少ない(従って、単純に入れると[[色事故]]が発生しやすい)点などが考慮されてのことと考えられる。

-プロモ版は[[ジョーカーズ]]達が描かれており、公式がこの[[カード]]を[[ジョーカーズ]]用の[[ドローソース]]として認識していることがうかがえる。同時に、完全に[[《ニヤリー》]]の要素がなくなっており、元々の[[背景ストーリー]]との繋がりよりも環境での使用状況を反映した[[カード]][[イラスト]]となったと言える。

-DASH TVでは[[アツト>デュエルヒーロー アツト]]が使用。[[《戦慄のプレリュード》]]でタダで出した[[《墓地の守護者メガギョロン》]]によって、この[[呪文]]を2連続で使用した。その後もメガギョロンで何度も使い回し、パーツを揃えて久々にユウに勝利した。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#j0006430]

|ゼロの裏技ニヤリー・ゲット UC 水文明 (4)|
|呪文|
|G・ゼロ : バトルゾーンに自分の無色クリーチャー1体以上|
|自分の山札の上から2枚を表向きにする。 その中から無色カードをすべて手札に加え、残りをランダムな順番で山札の一番下に置く。|

[[DMPP-21]]で実装、[[レアリティ]]が[[アンコモン]]、山札の上を表向きにする枚数が2枚になった。

TCGでの初出時は無色獣はコスト2はおろかコスト3すら存在していなかったため使い勝手が悪かったが、デュエプレでは登場と同時に[[《透明妖精リリン》]]も存在していたため、最速2ターン目にノーコストで唱えることができる。

40枚のうち、無色以外が10枚投入されていたとして、現在唱える《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》を除外した30/39枚から2枚表向きにして、0ヒットになる確率は約4.9%。その程度無色以外を混ぜるだけなら、基本的には唱えて[[空撃ち]]で終わることのない安定した初動と言える。

-TCG版の実例通り、コスト5以下の無色クリーチャーは[[《戦慄のプレリュード》]]を唱えることで3ターン目に召喚できる。[[《墓地の守護者メガギョロン》]]以外のクリーチャーだと手札消費が激しくなってしまうが、《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》で補充できれば良いと割り切るなら十分実戦でも狙える。

**[[サイクル]] [#ueeb5c74]
[[DMR-10]]の「裏技」サイクル。すべてがこの[[エキスパンション]]が初となる[[G・ゼロ]][[呪文]]となっている。
-[[《神の裏技ゴッド・ウォール》]]
-[[《光器の裏技ディーヴァ・ライブ》]]
-''《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》''
-[[《人形の裏技ペット・パペット》]]
-[[《無法の裏技ドドンガ・ドン》]]
-[[《妖精の裏技ラララ・ライフ》]]

**関連カード [#ze9d79be]
-[[《ニヤリー》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#mceabbf3]
-[[DMR-10]]、[[DMPP-21]]&br;'''[[ゼニス]]の欠片を[[ゲット>サーチ]]ニャリー!!! ---[[ニヤリー>《ニヤリー》]]'''
-[[DMEX-01]]&br;'''[[アウトレイジ]]はルールを破って世界に自由をもたらす[[種族]]。オイラも裏技使って、再登場ニャリー。 ― [[ニヤリー>《ニヤリー》]]'''
-[[DMSD-04]]&br;'''[[デッキ]]の中の[[ジョーカーズ]]は[[光]]、[[水]]、[[闇]]、[[火]]、[[自然]]のどの[[文明]]にも属さない!つまり[[無色]]。コイツで全[[ゲット>サーチ]]のチャンス!'''
-[[DM23-EX3]]&br;'''[[トライストーン]]は、[[アンノウン]]と[[ゼニス]]に[[ゼロ>ゼロ文明]]の力を与える役割を担っていた。'''
-[[DM24-EX2]]&br;'''裏技で[[ジョーカーズ]]を[[ゲット>サーチ]]ニャリー! ― [[ニヤリー>《ニヤリー》]]'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P115/Y16)&br;'''裏技で[[ジョーカーズ]]を[[ゲット>サーチ]]しまくってニヤリ!!'''

**収録セット [#d325a086]
***[[デュエル・マスターズ]] [#e6d71cf0]
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DMR-10 「エピソード3 デッド&ビート」>DMR-10]](39/55)
--[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」>DMEX-01]](60/80[2013])
--[[DMSD-04 「ジョーカーズ・弾銃炸裂・スタートデッキ」>DMSD-04]](14/14)
--[[DM23-EX3 「アビス・レボリューション 外伝 邪神と水晶の華」>DM23-EX3]](T17/T20)
--[[DM24-EX2 「天下夢双!!デュエキングDreaM 2024」>DM24-EX2]](超44/超47)
-illus.[[otumami]]
--[[プロモーション・カード]](P115/Y16)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#p0637c76]
//-CV:[[]]
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DMPP-21 「ジ・オーバー・ロワイヤル -無法神聖紀-」>DMPP-21]]

**参考 [#a0269200]
-[[G・ゼロ]]
-[[バトルゾーン]]
-[[水]]
-[[無色]]
-[[クリーチャー]]
-[[山札の上]]
-[[表向き]]
-[[カード]]
-[[手札補充]]
-[[山札の下]]

-[[殿堂入り]]→[[殿堂解除]]

----
[[公式Q&A]]

-2つ目の能力について

>Q.''《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》''の効果で表向きにした[[《神豚 ブータンPUNK/ブータン両成敗》]]は、無色のカードとして手札に加えられますか?
A.いいえ、手札に加えられません。[[《神豚 ブータンPUNK/ブータン両成敗》]]のクリーチャー側は無色ですが、カードとしては闇文明のカードです。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42358]](2022.10.28)

&tag(呪文,水文明,青単,単色,コスト4,G・ゼロ,G・ゼロ:無色クリーチャー,手札補充,無色サポート,殿堂解除,・,《ニヤリー》,C,コモン,MATSUMOTO EIGHT,otumami,呪文 (デュエプレ),水文明 (デュエプレ),青単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト4 (デュエプレ),G・ゼロ (デュエプレ),G・ゼロ:無色クリーチャー (デュエプレ),手札補充 (デュエプレ),無色サポート (デュエプレ),《ニヤリー》 (デュエプレ),・ (デュエプレ),UC (デュエプレ),アンコモン (デュエプレ),MATSUMOTO EIGHT (デュエプレ));