#author("2023-04-28T02:11:56+09:00","","")
#author("2024-09-05T08:41:13+09:00","","")
*《デモニック・バイス》 [#h9857e8a]

|デモニック・バイス R 闇文明 (5)|
|呪文|
|相手は、自分自身の手札を2枚捨てる。|

[[プロモーション・カード]]で登場した[[闇]]の[[呪文]]。

2枚の[[セルフハンデス]]を行う。

[[《スケルトン・バイス》]]の[[調整版]]と見ることができる。[[コスト]]が1増え、相手が選ぶようになっている。

3[[マナ]]2[[ドロー]]の[[《エナジー・ライト》]]を筆頭に、ドローソースを持つ相手にはこのカードより少ないコストで手札を取り返されてしまう。[[セルフハンデス]]なので、手札が3枚以上ある場合は確実にドローソースを温存されてしまう点も痛い。

[[不死鳥編]]に登場したカードであり、後に条件を満たせばこのカードよりコストパフォーマンスが優れるものが次々と登場している。
自分の[[ナイト]]があれば4コストで同じ効果を発揮できる[[《魔弾バレット・バイス》]]、[[マナ武装]]4を達成すれば2コストで3セルフハンデスの[[《裏切りの魔狼月下城》]]など。後に《魔狼月下城》は[[プレミアム殿堂]]した。


また、[[DM-16]]で登場した、ハンデスは1枚だけだが4コストで[[ピーピングハンデス]]ができる[[《解体人形ジェニー》]]もライバルとなっていた。
[[DMR-17]]では[[手打ち]]も5コストで[[侵略]]ならコストを支払わずに2枚ランダムハンデスできる[[《復讐 ブラックサイコ》]]が登場したが、後に《ブラックサイコ》は[[殿堂入り]]した。

また、かつては1[[コスト]]増えれば[[ハンデス]]枚数の多い[[《ソウル・アドバンテージ》]]が使えた(後に[[プレミアム殿堂]])。
その後にも同じく1[[コスト]]上に相手の[[手札]]を見ないで2枚[[落とし>捨てる]]、かつ繰り返し使える可能性を秘めた[[《ガチンコ・ジョーカー》]]が、[[革命編]]では[[クリーチャー]]となり[[S・トリガー]]が付いた[[《特攻汽車ジェニー》]]が登場している。

[[《龍装艦 チェンジザ》>《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》]]が登場してからは、使用者はそこそこいた。

しかし、[[DMRP-12]]で[[完全上位互換]]となる[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]や、[[オレガ・オーラ]]版にあたる[[《零星アステル》]]が登場し、とどめを刺されてしまった。共に同[[コスト]]なうえ、前者は墓地から唱えることもできて[[ハンデス]]以外にも選択肢があり、後者はこの効果に[[GR召喚]]も付いてくるため、この呪文の存在意義は完全に消えてしまった。

-[[DMX-22]]で[[再録]]されるまでは[[プロモーション・カード]]でしか存在していなかったため、複数入手が難しいのも向かい風だった。

-一応、[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]に勝る要素はある。《絶望と反魂と滅殺の決断》で[[ハンデス]]を2回選び、その時に相手の手札に[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]が1枚だけあった場合、1回目のハンデスで相手は[[マッドネス]]効果で《斬隠蒼頭龍バイケン》をバトルゾーンに出し、その後《斬隠蒼頭龍バイケン》の効果で《斬隠蒼頭龍バイケン》自身を手札に戻すことで、2度目のハンデスでもう一度《斬隠蒼頭龍バイケン》のマッドネスを発動させられるため、相手の手札を1枚も捨てさせることができなくなる。しかし、この呪文であれば《斬隠蒼頭龍バイケン》が1枚だけあり、他にマッドネスカードがない場合、1枚は捨てさせることができる。とはいえ、この程度の恩恵で[[汎用性]]で圧倒的に勝るあちらの枠を奪ってまで採用する意味は全くと言っていいほどないだろう。

-海外では以下の[[調整版]]が先に登場した。
|Cranium Clamp R 闇文明 (4)|
|呪文|
|相手は、自分自身の手札を2枚捨てる。|

-海外版との違いは[[コスト]]が1増えたことだが、これが結構大きい。[[《スケルトン・バイス》]]の強みは何と言っても序盤に[[唱える]]ことができる点であり、[[コスト]]が同じである海外版もなかなか強力(海外版は[[ナイト・マジック]]発動時の[[《魔弾バレット・バイス》]]と同等の[[効果]])。&br;ところが《デモニック・バイス》の場合、[[唱える]]タイミングがどうしても遅くなってしまうため、[[唱える]]前に相手の[[手札]]が1枚以下になっていることがしばしばある。逆に相手の[[手札]]が多い時は、相手が不要な[[カード]]を選んで[[捨てる]]ことから[[アドバンテージ]]を得にくく、また[[マッドネス]]に引っ掛かりやすくなってしまう。[[《ソウル・アドバンテージ》]]は[[プレミアム殿堂]]になったが、相変わらず立場は厳しいままである。


-[[DMX-22]]の[[フレーバーテキスト]]は、4年近く未来の[[DMRP-12]]で実用的な[[完全上位互換]]が2枚出たことを考えると中々の皮肉である。

-[[プロモ>プロモーション・カード]]の[[フレーバーテキスト]]にある闇の力とは、当時[[殿堂入り]]に指定されたばかりである[[《スケルトン・バイス》]]のことだろう。

-プロモの[[カードイラスト]]で襲われているのは[[《銀の戦斧》]]。此方はドクロがついたマジックハンドのようになっている。

-[[プロモーション・カード]]のみの1種しか存在しなかったが、実際の[[カード]]には最初から[[レアリティ]]に[[レア]]の表記がある。ひょっとしたら、当初は[[エキスパンション]]での収録も予定していたのかもしれない。
--[[エキスパンション]]収録は約10年越しに、[[DMX-22]]にて実現することになる。

-元になった[[《スケルトン・バイス》]]と同じく、[[Akifumi Yamamoto]]氏がイラストを担当した。

-「Demonic」とは「魔力を持った」という意味の英語。

-[[デュエル・マスターズ プレイス]]では[[DMPP-03]]で実装された。
--1枚で複数枚のハンデスができるカードは[[《ロスト・ソウル》]]、[[《凶骨の邪将クエイクス》]]などがあるが、いずれも《デモニック・バイス》とは長所・短所が全く異なる。このカードは中盤から終盤にかけてバトルゾーンなどの状態に依存しない即効性のあるハンデスとして多く用いられている。

**関連カード [#e450adfe]
-[[《スケルトン・バイス》]]
-[[《ジェラシー・ベル》]]
-[[《絶望と反魂と滅殺の決断》]]
-[[《偽りの月を盗むファントム》]]
-[[《ジャバランガ <サイコ.Star>》]]
-[[《死神ゼノミック・バキューム》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#yd568e4e]
-[[DMX-22]]
'''お前は地獄行きだ。 ---ゴクオーくん'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P13/Y5)、[[DMPP-03]]
'''一度目覚めさせてしまった[[闇]]の力は、決して[[封印>プレミアム殿堂]]しきれるものじゃなかった。'''

**収録セット [#yababa8b]
***[[デュエル・マスターズ]] [#z142582d]
-illus.[[吉もと誠]]
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]]
-illus.[[Akifumi Yamamoto]]
--[[プロモーション・カード]](P13/Y5)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#g53be743]
-illus.[[Akifumi Yamamoto]]
--[[DMPP-03 「英雄の時空 -ETERNAL RISING-」>DMPP-03]]

**参考 [#we4e0e2e]
-[[ハンデス]]
-[[セルフハンデス]]
-[[調整版]]

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