《デモニック・バイス》
デモニック・バイス R 闇文明 (5) |
呪文 |
相手は、自分自身の手札を2枚捨てる。 |
プロモーション・カードで登場した闇の呪文。
2枚のセルフハンデスを行う。
《スケルトン・バイス》の調整版と見ることができる。コストが1増え、相手が選ぶようになっている。
3マナ2ドローの《エナジー・ライト》を筆頭に、ドローソースを持つ相手にはこのカードより少ないコストで手札を取り返されてしまう。セルフハンデスなので、手札が3枚以上ある場合は確実にドローソースを温存されてしまう点も痛い。
不死鳥編に登場したカードであり、後に条件を満たせばこのカードよりコストパフォーマンスが優れるものが次々と登場している。
自分のナイトがあれば4コストで同じ効果を発揮できる《魔弾バレット・バイス》、マナ武装4を達成すれば2コストで3セルフハンデスの《裏切りの魔狼月下城》など。後に《魔狼月下城》はプレミアム殿堂した。
また、DM-16で登場した、ハンデスは1枚だけだが4コストでピーピングハンデスができる《解体人形ジェニー》もライバルとなっていた。
DMR-17では手打ちも5コストで侵略ならコストを支払わずに2枚ランダムハンデスできる《復讐 ブラックサイコ》が登場したが、後に《ブラックサイコ》は殿堂入りした。
また、かつては1コスト増えればハンデス枚数の多い《ソウル・アドバンテージ》が使えた(後にプレミアム殿堂)。
その後にも同じく1コスト上に相手の手札を見ないで2枚落とし、かつ繰り返し使える可能性を秘めた《ガチンコ・ジョーカー》が、革命編ではクリーチャーとなりS・トリガーが付いた《特攻汽車ジェニー》が登場している。
《龍装艦 チェンジザ》が登場してからは、使用者はそこそこいた。
しかし、DMRP-12で完全上位互換となる《絶望と反魂と滅殺の決断》や、オレガ・オーラ版にあたる《零星アステル》が登場し、とどめを刺されてしまった。共に同コストなうえ、前者は墓地から唱えることもできてハンデス以外にも選択肢があり、後者はこの効果にGR召喚も付いてくるため、この呪文の存在意義は完全に消えてしまった。
- 一応、《絶望と反魂と滅殺の決断》に勝る要素はある。《絶望と反魂と滅殺の決断》でハンデスを2回選び、その時に相手の手札に《斬隠蒼頭龍バイケン》が1枚だけあった場合、1回目のハンデスで相手はマッドネス効果で《斬隠蒼頭龍バイケン》をバトルゾーンに出し、その後《斬隠蒼頭龍バイケン》の効果で《斬隠蒼頭龍バイケン》自身を手札に戻すことで、2度目のハンデスでもう一度《斬隠蒼頭龍バイケン》のマッドネスを発動させられるため、相手の手札を1枚も捨てさせることができなくなる。しかし、この呪文であれば《斬隠蒼頭龍バイケン》が1枚だけあり、他にマッドネスカードがない場合、1枚は捨てさせることができる。とはいえ、この程度の恩恵で汎用性で圧倒的に勝るあちらの枠を奪ってまで採用する意味は全くと言っていいほどないだろう。
- 海外では以下の調整版が先に登場した。
Cranium Clamp R 闇文明 (4) |
呪文 |
相手は、自分自身の手札を2枚捨てる。 |
- 「Demonic」とは「魔力を持った」という意味の英語。
関連カード
収録セット
参考