#author("2024-07-21T20:13:09+09:00","","")
#author("2024-07-21T20:14:40+09:00","","")
*《デュエにゃん&ruby(こうてい){皇帝};》 [#m40b57fc]

|デュエにゃん皇帝 VR 闇文明 (5)|
|進化クリーチャー:ファンキー・ナイトメア/侵略者 6000|
|進化:自分のクリーチャー1体の上に置く。|
|侵略:ファンキー・ナイトメア|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーの攻撃の終わりに、コスト6以下の進化ではないファンキー・ナイトメアを1体、自分の墓地からこのクリーチャーの下に置く。|
|このクリーチャーが破壊された時、このクリーチャーの下にあったファンキー・ナイトメアをすべて、自分の墓地からバトルゾーンに出す。|

[[DMR-19]]で登場した[[ファンキー・ナイトメア]]/[[侵略者]]。

2枚目となる[[進化]][[ファンキー・ナイトメア]]である。1枚目の[[《侵略者 デカペンタ》]]は[[侵略]]に種族指定がなかったが、このクリーチャーは[[ファンキー・ナイトメア]]から[[侵略]]することができる。

[[侵略]]により出しやすくなった、[[ファンキー・ナイトメア]]限定の[[《大宇宙ジオ・リバース》]]といった[[スペック]]。[[ファンキー・ナイトメア]]を徹底的に強化した[[カード]]であり、[[攻撃終了ステップ]]に[[墓地]]から[[進化元]]である[[ファンキー・ナイトメア]]を補充していき、[[pig]]で[[進化元]]にした[[ファンキー・ナイトメア]]を全て[[バトルゾーン]]に出すことができる。

[[進化元]]に補充できる[[カード]]は[[コスト]]6までと限られている為、[[《極・龍覇 ヘルボロフ》]]は残念ながら対象外。だが[[《龍覇 ウルボロフ》]]は[[コスト]]6である為補充することができる。
[[コスト]]1低いとはいえ[[パワー]]や[[種族]]、出せる[[ドラグハート]]の差によって不遇な存在だった《ウルボロフ》が、ここにきてようやく《ヘルボロフ》と差別化できる点を手に入れたと言える。
序盤から《ウルボロフ》を重ねてやれば、[[破壊]]されても《ウルボロフ》から出せる[[《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》]]で再び《デュエにゃん皇帝》を復活し再[[攻撃]]できてしまう為、[[破壊]]しか[[除去]]手段のない相手からすると非常に厄介な存在になるだろう。さらに《ゴー・トゥ・ヘル》の[[龍解]]で毎ターン1体除去もできる。
仮に[[バウンス]]や[[マナ送り]]になっても[[手札補充]]や[[マナブースト]]になる為、そこまで大きな損失はない。

《ヘルボロフ》の場合は[[進化元]]の補充対象にならないが、[[《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》]]によって重ねることができる。[[自爆特攻]]や[[《学校男》]]等を利用すれば《ヘルボロフ》の[[リアニメイト]]を繰り返すことができ、呼び出せる[[ドラグハート・フォートレス]]を簡単に全て出すことが可能。このようにして《ウェルカム・ヘル》を一気に4枚並べることも可能。

ある程度[[進化元]]が貯まったら相手に[[破壊]]されるのを待つだけでなく、自分から[[破壊]]することも考慮に入れよう。[[《ステニャンコ》]]と[[《葬英雄 ゲンセトライセ》]]が有力候補か。

総じて面白い動きができる[[カード]]であり、この[[カード]]の登場で本格的に[[ファンキー・ナイトメア]]中心の[[デッキ]]を組む意義ができたといえるだろう。

**テクニック等 [#technique]
-大前提として、コスト2の軽量クリーチャーが存在している種族の、コスト下限なし[[侵略]][[W・ブレイカー]]である。
[[スピードアタッカー]]の文明ではないため[[《音速 ガトリング》]]ほどの身軽さはないが、通常は早くて3[[ターン]]目から[[侵略]]していくことができる。[[《侵略者 バロンスペード》]][[《獣軍隊 サイノス》]]と同様、序盤から突然現れる[[召喚酔い]]のない[[W・ブレイカー]]は非常に強力で、その上[[準バニラ]]ではなく役立つ能力持ちという点で性能が高い。
--[[《オタカラ・アッタカラ》]]は初動[[墓地肥やし]]と侵略元を兼ねる[[クリーチャー]]なので相性が良い。

-2ターン目に素出しした[[《侵略者 デカペンタ》]]を侵略元にすれば最速2ターン目にW・ブレイクできる。《デカペンタ》の進化元に使うコスト1の進化元は長らく[[ファンキー・ナイトメア]]以外に頼る必要があったが、[[《ジョルジュくん》]]の登場によって相性はともかく[[ファンキー・ナイトメア]]だけで完結できるようになった。

-[[《超罪龍覇 ボロフHELL》]]を[[NEO進化]]で召喚酔いを消せば即座に[[侵略]]へと繋げられる。

-[[遅延誘発型能力]]の[[アタックトリガー]]で[[攻撃の後]][[自壊]]する[[《強襲のボンスラー》]]と相性が良い。[[進化元]]を補充する「[[攻撃の終わり]]」の後に[[自壊]]して[[pig]]を発動することが可能。

-このクリーチャーで連続侵略を行うのは一見意味のないように見えるが、[[pig]]の[[リアニメイト]]対象は進化・非進化を問わないため、破壊されると[[進化元]]だった《デュエにゃん皇帝》をすべてバトルゾーンに出すことが可能。進化条件が緩いことや、補充した[[非進化]][[ファンキー・ナイトメア]]も戻ってくるためそれらの[[進化元]]には困らないだろう。前述の[[《強襲のボンスラー》]]などに応用すればかなりの[[速攻]]が可能。&br;ただし攻撃後の[[進化元]]の補充は[[進化クリーチャー]]不可なので[[侵略]]などで重ねる必要がある。

-[[《龍覇 ウルボロフ》]]または[[《極・龍覇 ヘルボロフ》]]を進化元に含んだ《デュエにゃん皇帝》(A)があり、[[自爆特攻]]できる的(パワー6000超、[[すべてのバトルに勝つ]])がタップされている場合、Aは前述のように破壊されても[[《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》]]によって復活して再攻撃が可能なため、[[《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》]]の[[アタックトリガー]]を連打して墓地のコスト5以下の[[ファンキー・ナイトメア]]をすべて出すことができる。この時もう一体《デュエにゃん皇帝》(B)を用意すればBが自爆特攻して進化元を[[リアニメイト]]した後、Aが《ゴー・トゥ・ヘル》でBを復活させることができるため、Bの[[進化元]]の[[cip]]などを使い回す無限ループができる。
--ここで[[《オタカラ・アッタカラ》]]を使い回すことで[[墓地肥やし]]を延々と可能なため、デッキ内のコスト5以下の[[ファンキー・ナイトメア]]をほぼすべて出すことが可能であり、《デュエにゃん皇帝》を4体揃えられることも。使い回すのを《ヘルボロフ》または[[《龍覇 ニンジャリバン》]]にすれば[[《龍芭扇 ファンパイ》]]で[[ライブラリアウト]]もできる。

**その他 [#d58d988b]
-[[進化元]]は[[種族]]どころか[[文明]]すら指定がない珍しい[[進化クリーチャー]]である。だが、[[ファンキー・ナイトメア]]から[[進化]]しないとほぼ意味がないが手札にこのカード、バトルゾーンにファンキー・ナイトメアでないクリーチャーしかいない場合下にカードを補填するためにあえて進化するという手段もある。
--侵略元も種族指定のみで文明指定はない。こちらは[[《希望のジョー星》]]の影響下でも侵略が可能という点で一応の意味はある。ファンキー・ナイトメアデッキでは《デュエにゃん皇帝》に侵略可能かどうかは大きいのでこれはありがたい。

-[[進化クリーチャー]]のため、[[《隠密の悪魔龍 フドウガマオウ》]]の[[能力]]で[[コスト踏み倒し]]することはできない。そちらには踏み倒した対象を[[自壊]]させる[[効果]]もあるので、少々悔やまれる点である。もっとも、ただ出すだけなら条件の緩い[[侵略]]があるので、仮に出せたとしても微妙に噛み合わないか。

-漫画「VS」およびアニメ「VSR」では共に[[デュエにゃんこ]]の[[切札]]として登場している。漫画「VS」ではこの[[クリーチャー]]の下に[[クリーチャー]]が置かれる度、この[[クリーチャー]]のお腹に下に置かれた[[クリーチャー]]の顔が浮き出るという不気味な演出がされた。&br;ちなみにこの時は[[破壊]]された[[クリーチャー]]をこの[[クリーチャー]]の下に置く[[能力]]とされていたため、まだ調整中の段階だったと思われる。
--なお、この[[クリーチャー]]が漫画「VS」で初登場したのはなんと[[DMR-17]]の発売前。つまり[[DMR-19]]の発売日より半年以上も前である。[[DMR-17]]や[[DMR-18]]で収録されず違和感を感じた[[プレイヤー]]も多いだろう。
--アニメ「VSR」では[[《ステニャンコ》]]から進化して登場したが、漫画「VS」での進化元は不明。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#j13578d9]

|デュエにゃん皇帝 VR 闇文明 (5)|
|進化クリーチャー:ファンキー・ナイトメア/侵略者 6000|
|進化:クリーチャー|
|侵略:ファンキー・ナイトメア|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分の墓地からコスト6以下の進化でないファンキー・ナイトメア1枚をこのクリーチャーの下に置く。|
|破壊された時、自分の墓地から、このクリーチャーの下にあった進化でないファンキー・ナイトメアを好きな数バトルゾーンに出す。(自分の《デュエにゃん皇帝》のこの効果は、各ターン中1回のみ発動する)|

[[DMPP-26]]で実装。

[[pig]]の[[リアニメイト]]が取捨選択可能になり、対象に進化クリーチャー以外の制限が追加され、名称指定の[[ターン1]]が付いた。

TCGで知られているテクニックは、進化踏み倒しとループ以外はそのまま参考にできる。もちろん[[《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》]]から踏み倒せる点は相変わらずで、そちらの[[龍解]]完了後の味方破壊数が4体から3体に緩和されていることでそちらより強く立ち回れる場面も。

TCGにはなかったテクニックは[[《龍覇 ワルボロフ》]]の存在がある。
そちらの[[コスト軽減]][[能力]]の[[ディスカード]]で《デュエにゃん皇帝》やその他任意の[[ファンキー・ナイトメア]]を手札から墓地に送り[[《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》]]に必要な事前[[墓地肥やし]]を短縮できる。それ以降の動きも主に[[ターン1]]に注意していれば同様にアドバンテージを生み出せる。

-《デュエにゃん皇帝》の登場により、[[DMPP-26]]期の[[黒単]]は[[【ワルボロフ】>【ワルボロフ】 (デュエプレ)]]が主流になった。
--[[コントロール]]型では[[《超復讐 ギャロウィン》]]と並ぶ[[ボードアドバンテージ]]戦略の要として認識されている。「[[ミラダンテカップ>ランクマッチ]]」最終1位構築は《デュエにゃん皇帝》3枚と[[《超復讐 ギャロウィン》]]2枚を採用した[[【ワルボロフ】>【ワルボロフ】 (デュエプレ)]]だった。[[4枚積み]]ではないのは[[《シバカゲ斎》]]の5枚[[墓地肥やし]]で[[《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》]]からの呼び出しには十分との判断から。
--[[ビートダウン]]型でも強力。特にお互いに[[破壊]]以外の[[除去]]手段がない[[【ワルボロフ】>【ワルボロフ】 (デュエプレ)]][[ミラーマッチ]]では、先に《デュエにゃん皇帝》を出して攻撃した側が有利になることは多い。また、ミラーマッチでほとんど意味がない[[《特攻人形ジェニー》]]がこの型には入っておらず、その分[[侵略]]元の[[《強襲のボンスラー》]]や[[《オタカラ・アッタカラ》]]に[[スペース]]を割けるのも魅力。
---有志の集計では[[コントロール]]型、[[ビートダウン]]型を合わせて[[【青赤レッドゾーン】>【レッドゾーン】 (デュエプレ)]]に次ぐ使用率があるようで、【レッドゾーン】[[【ボアロコントロール】>【ボアロコントロール】 (デュエプレ)]]と共に[[DMPP-26]]期の三強として[[環境]]を定義している。
[[BATTLE ARENA]]公式集計でも上記のトップ3は同じ。[[全体デッキ分布>https://www.youtube.com/live/afh62XQs73g?t=10518]]
[[BATTLE ARENA]]公式集計でも上記のトップ3は同じ。[[全体デッキ分布1>https://www.youtube.com/live/afh62XQs73g?t=10518]] [[全体デッキ分布2>https://www.youtube.com/live/afh62XQs73g?t=10743]]

//ビートダウン型は初期だけじゃなくて、今も使われてます
//同じ編集者と思うけど「コントロール型の考察が進むにつれ主流から外れた感があるが」とか書いてあったんだが……
//まだ3割くらいはボンスラー型ですね

-もし回数制限がなかった場合、[[《龍覇 ウルボロフ》]]を進化元に含んだ《デュエにゃん皇帝》がブロックされて破壊されると、再び《ウルボロフ》→[[《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》]]経由でアンタップ状態で《デュエにゃん皇帝》がバトルゾーンに舞い戻り、その繰り返しで破壊を意に介さずに攻撃できた。デュエプレでは1回まではパワーで勝てないブロッカーにも無駄ブロックにさせることができるが、2回目以降の破壊では蘇ることができない。

**関連カード [#k94c8bea]
-[[《ステニャンコ》]]
-[[《大作家シバ》]]
-[[《大宇宙ジオ・リバース》]]
-[[《黄金世代 鬼丸「爆」》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#ibced6ea]
-[[DMPP-26]]&br;'''[[レッドゾーン>《轟く侵略 レッドゾーン》]]と[[ドギラゴン>《燃える革命 ドギラゴン》]]が激闘を繰り広げていたちょうどその頃。デュエにゃん皇帝もまた、[[先祖より続く宿敵>《極まる侵略 G.O.D.》]]との最後の戦いに挑み・・・負けた。'''

**収録セット [#t347fdfa]
***[[デュエル・マスターズ]] [#h3ccbdb3]
-illus.[[Tutui Misa]]
--[[DMR-19 「革命編 第3章 禁断のドキンダムX」>DMR-19]](5/87)
--[[DMEX-12 「最強戦略!! ドラリンパック」>DMEX-12]](4/110)
-illus.[[Tamasan]]
--[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]](121/???)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#v7166288]
-CV:[[星祐樹]]
-illus.[[Tutui Misa]]
--[[DMPP-26 「天魔命導 -MIRACLE REVOLUTION-」>DMPP-26]]

**参考 [#b5245edd]
-[[ファンキー・ナイトメア]]
-[[侵略者]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[侵略]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[pig]]
-[[リアニメイト]]
-[[【ファンキー・ナイトメア】]]
-[[【ワルボロフ】 (デュエプレ)]]

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