#author("2024-08-08T01:51:29+09:00","","") #author("2024-08-08T01:52:42+09:00","","") *《バーニング・フィンガー》 [#top] |バーニング・フィンガー UC 火文明 (2)| |呪文| |''S・トリガー・プラス''(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい。それが相手のターンで、そのターン中に自分のシールドが2つ以上ブレイクされていれば、この呪文にP能力を与える)| |手札を1枚捨て、その後、カードを2枚引く。| |P−相手のコスト6以下のエレメントを1つ選んで破壊する。| [[DM23-RP1]]で登場した[[火]]の[[呪文]]。 1枚[[捨てて>捨てる]]2枚[[引く]][[手札交換]]呪文。[[S・トリガー・プラス]]により、相手の[[コスト]]6以下の[[エレメント]]を[[破壊]]する。 [[《バッドドッグ・プレス》]]の[[上位互換]]のひとつ。 初動の手札交換で[[防御札]]を兼ねているのは[[《勇愛の天秤》]]と同じだが、[[除去]]を使えるのはあくまで[[ターン]]2枚目以降の[[ブレイク]]でトリガーした場合に限られており、[[手打ち]]や1枚目のブレイクでは単なる手札交換呪文にしかならない。 除去範囲はコスト6以下が対象で中〜大型には無力と中途半端であり、さらに[[S・トリガー・プラス]]の仕様が絡むため、有効な防御札になるかは二重の意味で[[相手次第>相手依存]]である。 時には[[S・トリガー・プラス]]の能力はおまけと割り切ることも必要だろう。 根本問題、メイン効果が火文明版・単呪文[[《エマージェンシー・タイフーン》]]という時点で採用されうるデッキがかなり絞られる。 単なる2ターン目の手札交換・墓地肥やしとして採用しているなら、必然的にそのデッキは他に[[《一撃奪取 トップギア》]]のような基本的初動を持たないことを意味する。 [[赤単]]であっても[[《NEXの手甲》]]、[[《マルルの炎杖》]]、[[《レーホウ・衛・デカッチ/「暴竜爵様のお出ましだッチ!」》]]の呪文側、後々を見据えた[[《アニー・ルピア》]]ポン置きなど2ターン目の初動はいくらでも候補があり、初動として1ディスカード2ドロー効果を優先選択するケースはなかなかないだろう。 -除去能力はコスト6以下の[[エレメント]]指定だが、[[S・トリガー・プラス]]の発動条件を考えるとクリーチャー以外を除去したい場面は少ないか。 一応、[[《チキチキ・JET・サーキット》]]や[[《闘将銀河城 ハートバーン》]]などの[[スピードアタッカー]]を付与している[[非クリーチャー]][[エレメント]]を破壊することで[[リーサル]]を逃れられる場面があるため、まったくの無駄というわけではない。 **[[《勇愛の天秤》]]との比較 [#h493f91b] 単純化するために以下のような場合を考えてみる。 ''相手がパワー2000以下のクリーチャーしか使ってこない場合'' -[[パワー]]2000以下の[[ウィニー]]しか使ってこない相手に対しては[[《勇愛の天秤》]]が常に[[確定除去]]となり、手打ち、S・トリガーの両方の場面で[[モード]]を選択できることで[[汎用性]]も高いため、そちらを優先しない理由がない。 ''相手がパワー2001以上のクリーチャーしか使ってこない場合'' //《巳年の強襲者 コブラ》や《爆笑必至 じーさん》など2001〜2499の範囲のパワーも存在する -この場合は[[《勇愛の天秤》]]は除去には使えない手札交換だけのカードになるので、採用はできるだけ控えるべきである。そして《バーニング・フィンガー》の方が[[防御札]]として役に立つ可能性がある分[[上位互換]]と言える。 実際には、[[速攻]]など[[ウィニー]]主体のデッキも[[コンボデッキ]]など逆にまったく使わないデッキもどちらも一定数存在するため、対戦相手の傾向はこの両極の間で常に揺れているだろう。 その上で[[メタゲーム]]を読み、どちらを何枚採用すると一番勝率が高くなるかを考えるのが[[《勇愛の天秤》]]との比較では大切である。 [[《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]に弱いデッキは[[《勇愛の天秤》]]の優先度がやや高いなど、大まかな選択法はあるものの、''事実上の[[相互互換]]''と呼べる。 2ターン目の[[再現性]]を考えれば[[《勇愛の天秤》]]と《バーニング・フィンガー》はほぼ同じ役割としてみなせるため、8枚体制で運用することも考えられる。 -[[《「アフロ行きま〜す!!」》>《カツラデランス/「アフロ行きま〜す!!」》]]という対抗馬もいる。 こちらも《バーニング・フィンガー》と同様入るデッキ自体限られるが、墓地に置かれた時点で墓地にあるクリーチャーの数に含めることができるため[[《暗黒破壊神デス・フェニックス》]]などでは1〜4枚目で優先採用される可能性がある。 **他のカード・デッキとの相性 [#n98b89cf] -[[【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】]]と好相性。[[《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》]]1枚で[[リーサル]]が組めるため[[手札交換]]の価値が高く、[[ボードアドバンテージ]]が残らない[[呪文]]であることも[[デメリット]]になりにくい。 --中でも、[[赤緑]]型よりも[[火]]の自由枠に余裕を持たせやすく、[[コスト]]2[[カード]]に[[スペース]]を割ける[[青赤]]型と相性が良い。 -[[《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》]]とも相性が良く、[[受け]]の脆さを補える。[[《「アフロ行きま〜す!!」》>《カツラデランス/「アフロ行きま〜す!!」》]]とは好みで使い分けられるが、8枚体制にする場合もある。 **環境において [#v1bc7439] [[DM23-EX2]]期の[[CS>チャンピオンシップ]]で優勝に輝いた[[【赤青アポロヌス】>【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】#nc4dc20f]]に2枚採用されていた。[[《シブキ将鬼の巻》]]は3枚に抑えられ、空いた[[スペース]]にこちらを入れていた。 [[【赤黒ドルマゲドン】>【ドルマゲドンX】]]に通常効果メインで初動として採用される場合もある。 [[DM23-BD4]]・[[DM23-BD5]]・[[DM23-BD6]]・[[DM23-BD7]]期にはタッチ火型の[[【カリヤドネループ】]]で結果を残した。 [[【白青赤ゴスペル】]]が環境に進出すると、5枚目以降の[[《勇愛の天秤》]]として使われるようになった。[[DM24-EX1]]期に流行している[[軽量級]][[除去]]と[[カウンター]]に寄せた型では、時に採用の優先順位が[[《勇愛の天秤》]]と逆転する場合もある。 [[【白青赤ゴスペル】]]が環境に進出すると、5枚目以降の[[《勇愛の天秤》]]として使われるようになった。『[[超CSⅦ in横浜>超CS]]』前後に流行している[[軽量級]][[除去]]と[[カウンター]]に寄せた型では、時に採用の優先順位が[[《勇愛の天秤》]]と逆転する場合もある。 **その他 [#rc67a840] -[[カード名]]は[[《英雄奥義 バーニング&ruby(ぎんが){銀河};》>《英雄奥義 バーニング銀河》]]と韻を踏んでおり、[[イラスト]]の構図も[[DMD-20]]版のそちらとほぼ同じ。[[カード指定除去]]と[[エレメント]]指定除去で効果も似通っている。 また、アニメ「機動武闘伝Gガンダム」に登場する必殺技「シャイニングフィンガー」も元ネタだろう。 **[[サイクル]] [#cycle] [[DM23-RP1]]の[[イラスト]]や[[効果]]が過去の呪文をオマージュしている呪文の[[サイクル]]。すべて[[アンコモン]]の横サイクルであり、イラストに各[[文明]]の盟主が描かれているという共通点がある。 -[[《ディライト・ディフェンス》]] -[[《Uta-Awase選手宣誓のスピーチ》]] -[[《死神ゼノミック・バキューム》]] -''《バーニング・フィンガー》'' -[[《フェアリー・ファンタジア》]] **関連カード [#card] -[[《英雄奥義 バーニング銀河》]] -[[《勇愛の天秤》]] -[[《必殺!バトライ・フィンガー》]] -イラストに描かれているクリーチャー --[[《覇炎竜 ボルシャック・ライダー》]] **[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text] -[[DM23-RP1]] '''[[暴竜爵>《轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー》]]は今度こそ[[ジャシン>《アビスベル=ジャシン帝》]]に勝利するべく、新たなる必殺技を生み出した。''' **収録セット [#pack] -illus.[[MATSUMOTO EIGHT]] --[[DM23-RP1 「アビス・レボリューション 第1弾 双竜戦記」>DM23-RP1]](46/74) **参考 [#reference] -[[S・トリガー・プラス]] -[[手札交換]] -[[破壊]] &tag(呪文,火文明,赤単,単色,コスト2,S・トリガー・プラス,S・トリガー,手札交換,火力,単体火力,コスト6以下,除去,単体除去,エレメント指定除去,破壊,単体破壊,・,UC,アンコモン,MATSUMOTO EIGHT,アビス・レボリューションブロック);