#author("2024-01-23T19:50:12+09:00","","")
#author("2024-02-25T02:41:12+09:00","","")
*《フェアリーの&ruby(ひ){火};の&ruby(こ){子};&ruby(まつり){祭};》 [#b49b90d5]

|フェアリーの火の子祭 C 自然文明 (3)|
|呪文|
|自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をタップしてマナゾーンに置き、もう1枚を山札の下に置く。こうしてマナゾーンに置いたのが火のカードであれば、この呪文を、唱えた後で墓地に置くかわりに手札に戻す。|

[[DMR-04]]で登場した[[自然]]の[[呪文]]。

自分の[[山札の上]]から2枚を[[見て>見る]]、片方を自分の[[マナゾーン]]に置く。置かれる[[マナ]]は[[タップイン]]だが、[[山札の上]]から2枚のどちらかを置けるため、[[スペース・チャージ]]や[[マナ]]調節に役立つ。

最大の[[メリット]]としては、置かれた[[カード]]の[[文明]]が[[火]]であればこの[[呪文]]が[[手札]]に戻ってくること。[[殿堂入り]]していた事もある[[《ガチンコ・ルーレット》]]のように、[[手札]]を温存したまま何回も[[マナブースト]]ができるのは非常に強力である。

[[マナゾーン]]に置かれた[[カード]]が、[[火]]を含む[[多色]]でも問題なく[[手札]]に戻せる。このカードは[[単色]]であるため、唱えて[[手札]]に戻した次の[[ターン]]に[[マナゾーン]]に置けば[[多色]]の比率が高い[[デッキ]]でも3→5の[[マナカーブ]]を安定させることができる。

対抗馬は、同じく再利用可能なマナブースト呪文である[[《ガチンコ・ルーレット》]]だろう。
[[手札]]を減らさないマナブースト呪文には[[《ジオ・ブロンズ・マジック》]]や[[《フェアリー・シャワー》]]など様々な種類が存在している。
//[[《ジオ・ブロンズ・マジック》]]、[[《フェアリー・パワー》]]、[[《豊潤フォージュン》]]、[[《オラオラ・ジョーカーズ》]]
他の[[マナブースト]]と比べてもそうであるが、どれも一長一短であるため、自分の[[デッキ]]に合ったものを入れたい。

**環境において [#mb84a44f]
登場当初は[[【準赤単】]]の概念が存在しなかったため非常に評価が低く、コストが重めでタップインなのが面倒、それこそ「[[《時空の賢者ランブル》]]の[[覚醒]]補助になら使えそうである」と全くマナブーストとしては見られていなかったほどである。
[[DMR-07]]で[[《ガチンコ・ルーレット》]]が登場すると、そちらの[[下位互換]]扱いされるようになった。

ところが[[ドラゴン・サーガ環境]]で[[【準赤単】]]がトップメタになると、このカードの評価も上がった。[[《ガチンコ・ルーレット》]]が2014年3月15日付けで[[殿堂入り]]となり、目の上のたん瘤が1つ消えるに至った。

[[革命ファイナル環境]]では[[【黒赤緑ドギラゴン剣】>【赤黒ドギラゴン剣】]]にその姿が見られた。初期の[[【5色ドギラゴン剣】]]にも火のカードの比率の関係上入ることがあった。

[[革命編]]から[[新章デュエル・マスターズ]]にかけて、こちらを[[必須カード]]とする[[【モルト NEXT】]]がトップメタの一角に居座っていた事実、環境の高速化と[[コスト踏み倒し]]デッキの横行により[[ビッグマナ]]の立場が悪くなっている現実から、こちらを殿堂入りさせて[[《ガチンコ・ルーレット》]]を[[殿堂解除]]させるべきでないかという意見もあったほどであり、[[《ガチンコ・ルーレット》]]が登場したころとは異なり完全に評価が逆転した。
[[革命編]]から[[新章デュエル・マスターズ]]にかけて、こちらを[[必須カード]]とする[[【モルトNEXT】]]がトップメタの一角に居座っていた事実、環境の高速化と[[コスト踏み倒し]]デッキの横行により[[ビッグマナ]]の立場が悪くなっている現実から、こちらを殿堂入りさせて[[《ガチンコ・ルーレット》]]を[[殿堂解除]]させるべきでないかという意見もあったほどであり、[[《ガチンコ・ルーレット》]]が登場したころとは異なり完全に評価が逆転した。

ところが[[双極篇]]になって[[殿堂レギュレーション]]改定の影響で[[【モルト NEXT】]]が環境から姿を消すと、このカードの出番も少なくなった。のちに超天篇に[[【モルト NEXT】]]の使用率はある程度回復するも、この頃になると既に登場していた[[《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》]]のおかげで[[メインデッキ]]の内、呪文を[[《メンデルスゾーン》]]4枚、[[《フェアリー・ギフト》]]、[[《スクランブル・チェンジ》]]各1枚の合計6枚に絞って残りを全て[[火]]の[[ドラゴン]]で固めてしまっても安定してマナブーストできるようになったため、[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]の邪魔になるこちらを全抜きする構築もざらになった。それが、[[DMEX-06]]で[[《轟牙忍 ハヤブサリュウ》]]と[[《爆銀王剣 バトガイ刃斗》]]/[[《爆熱王DX バトガイ銀河》]]を獲得すると、構築上から理想の展開における手札[[要求値]]が上がったため、このカードの評価も持ち直した。[[【モモキングRX】]]が成立すると、そちらのパーツとして環境でもまた散見されるようになった。
ところが[[双極篇]]になって[[殿堂レギュレーション]]改定の影響で[[【モルトNEXT】]]が環境から姿を消すと、このカードの出番も少なくなった。のちに超天篇に[[【モルトNEXT】]]の使用率はある程度回復するも、この頃になると既に登場していた[[《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》]]のおかげで[[メインデッキ]]の内、呪文を[[《メンデルスゾーン》]]4枚、[[《フェアリー・ギフト》]]、[[《スクランブル・チェンジ》]]各1枚の合計6枚に絞って残りを全て[[火]]の[[ドラゴン]]で固めてしまっても安定してマナブーストできるようになったため、[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]の邪魔になるこちらを全抜きする構築もざらになった。それが、[[DMEX-06]]で[[《轟牙忍 ハヤブサリュウ》]]と[[《爆銀王剣 バトガイ刃斗》]]/[[《爆熱王DX バトガイ銀河》]]を獲得すると、構築上から理想の展開における手札[[要求値]]が上がったため、このカードの評価も持ち直した。[[【モモキングRX】]]が成立すると、そちらのパーツとして環境でもまた散見されるようになった。

[[DMEX-16]]期に[[【青赤緑ドギラゴン閃】]]が流行すると、そちらのパーツとして環境で頻繁に見かけられるようになった。唱えて手札に戻せば次のターンの[[単色]][[マナチャージ]]が確約されるため、安定して4ターン目に[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]を[[召喚]]できるようになる。

[[【青黒赤緑邪王門】]]における5枚目以降の[[《天災 デドダム》]]枠としても使われる。

**その他 [#abd7d0f5]
-[[DMD-20]]発売以降、狙って火のカードをマナにおけるため[[火]]の[[マナ武装]]との相性が良く、自然入りの[[【準赤単】]]の[[必須カード]]となっている。ある程度[[《天使と悪魔の墳墓》]]を回避できるのも利点。

-[[火]][[文明]]の[[カード]]が多く入る[[【連ドラ】]]や[[【ボルシャック・NEX】]]のような[[デッキ]]とは相性がいい。その他には[[火]]の[[進化]][[ドラゴン]]を[[マナゾーン]]に準備し、後から[[《母なる星域》]]で踏み倒すという[[コンボ]]もある。

-[[カード名]]を間違えられやすい一枚。《フェアリーの火の''粉''祭》、《フェアリー火の子祭》、《フェアリーの火の子祭''り''》はいずれも間違い。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#iccb4dd2]

|フェアリーの火の子祭 C 自然文明 (3)|
|呪文|
|自分の山札の上から2枚を見る。その中から1枚を自分のマナゾーンに置き、残りを山札の一番下に置く。こうしてマナゾーンに置いたのが火のカードなら、この呪文を唱えた後で墓地に置くかわりに手札に戻す。(ただし、使用可能マナは増えない)|

[[DMPP-21]]で実装。テキストがデュエプレ仕様に整備されたが、性能に変更は無い。

元々[[ドラゴン・サーガ]]以降に活躍したカードであることから、[[エピソード3]]の面々に混ざって実装された。

比較対象の[[《ガチンコ・ルーレット》]]がデュエプレ版では所謂[[タップイン]]に弱体化していたため、そちらとの性能の差が埋まった。

-「この素晴らしい世界に祝福を!」コラボで[[プライズカード>プライズ]]が収録された。イラストにはダクネス、ウィズ、アクア、ゆんゆん、めぐみん、宙を舞う[[《超閃機 ジャバジャック》]]の通常版カードが描かれている。
--カードサイズの関係で見切れているが、元のイラストではめぐみんの右辺りで[[《偽りの王 モーツァルト》]]通常版カードが同じように宙を舞っている。

***環境において [#b05e6746]

-TCGの初出時とは異なり、「手札の減らないマナブースト」の強さは研究されていたはずなのに、相性の良いカードやデッキが少ないという理由で、使用率は伸び悩んだ。

-TCGの[[エピソード1]]〜[[エピソード3]]に存在していなかった[[《超次元リュウセイ・ホール》]]は確実にネックになっている。単色コスト3と3色の多色コスト5では天と地の差があれど、1ドローor1マナ加速しながら[[《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》]]or[[《魂の大番長「四つ牙」》]]を出せばリソースは十分。

-ドラゴン軸では[[《メンデルスゾーン》]]で高確率2ブーストデッキを組める程度に充実しており、[[All Division]]ではこれまた[[エピソード1]]〜[[エピソード3]]に存在していない[[《龍の呼び声》]]まで使えるため、《フェアリーの火の子祭》の優先順位は落ちる。

-[[《メンデルスゾーン》]]に不適なドラゴン濃度と、[[《超次元リュウセイ・ホール》]]が唱えられないデッキカラーという2つの条件を満たすのは[[【ドラゴンフレンド・カチュア】>【ドラゴンフレンド・カチュア】 (デュエプレ)]]があり、そこでは活躍した。同じ理由で[[【ボルシャック・NEX】>【ボルシャック・NEX】 (デュエプレ)]]でも採用できそうである。

-[[マナ武装]]が登場した[[DMPP-22]]では、まだ【準赤単】は[[《撃英雄 ガイゲンスイ》]]が[[フィニッシャー]]候補になるほどカード不足であり、[[《暴龍事変 ガイグレン》]]や[[《二刀龍覇 グレンモルト「王」》]]や[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]といった魅力的なカードが登場するまで活躍は難しいと思われる。
--[[DMPP-22]]末期に開拓された[[《撃英雄 ガイゲンスイ》]]型ではコスト7、火の[[マナ武装]]5まで到達すればそれ以上のブーストは不要ということでそこまで。

-[[DMPP-23]]ではコスト10の[[《二刀龍覇 グレンモルト「王」》]]を目指すのに最適ということで使われ始めた。最短では[[《怒英雄 ガイムソウ》]]まで到達すれば良く[[《撃英雄 ガイゲンスイ》]]のように不採用にもできなくはないが、[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]なども召喚することがあるため《フェアリーの火の子祭》は可能ならば採用したい呪文に落ち着く。

**関連カード [#a4f21422]
-[[《ガチンコ・ルーレット》]]
-[[《フェアリー・サイクロン》]]
-[[《フェアリーの闇の子祭》]]
-[[《爆龍覇 グレンリベット/「爆流秘術、暴龍の大地!」》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#g14ea28c]
-[[DMX-14]]、[[DMPP-21]]、[[DMPS-12]]&br;'''でっかい炎で祭りがつづく!'''
-[[DMART-03]]&br;'''も~えろよもえろ~よ~! ― 双子妖精ハイビ&br;年に一度のお祭り、楽しんじゃうよっ! ― 双子妖精ビスカ'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P12/Y16)&br;'''いつまでも続くフェアリーたちの炎の舞が、マナの力を熱くする!'''
-[[プライズ]](ver.1)&br;'''わあああ!どうしてこうなるのよ~! ――アクア'''
-[[プライズ]](ver.2)&br;'''「とっておきのプレゼントだ」「一緒にデュエマしましょう!」――[[ダピコ]]&[[ルピコ>コッコ・ルピコ]]'''

**収録セット [#o018f83a]
***[[デュエル・マスターズ]] [#r8dbc48c]
-illus.[[Tanru]]
--[[DMR-04 「エピソード1 ライジング・ホープ」>DMR-04]](45/55)
--[[DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」>DMX-14]](81/84)
-illus.[[sarmat]]
--[[プロモーション・カード]](P12/Y16)
-illus.[[kawasumi]]
--[[DMART-03 「神アート フェアリー・ライブラリー」>DMART-03]](4/5)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#qb5ac7f4]
-illus.[[Tanru]]
--[[DMPP-21 「ジ・オーバー・ロワイヤル -無法神聖紀-」>DMPP-21]]
--[[DMPS-12 「熱き覇闘のドラゴン魂」>DMPS-12]]
-illus.[[六面堂]]
--[[プライズ]](ver.1)
-illus.[[アートアンフ]]
--[[プライズ]](ver.2)

**参考 [#d7504509]
-[[山札の上]]
-[[見る]]
-[[タップイン]]
-[[マナブースト]]
-[[山札の下]]
-[[火]]
-[[カード]]
-[[墓地]]
-[[置換効果]]

----
[[公式Q&A]]

-能力について

>Q.自分の[[《薫風妖精Re:コートニー》]]がバトルゾーンにいる状況で、''《フェアリーの火の子祭》''を唱えました。効果で山札から闇のカードをマナゾーンに置いた場合でも、[[《薫風妖精Re:コートニー》]]の能力ですべての文明を得ているので、''《フェアリーの火の子祭》''を手札に戻せますか?
A.はい、手札に戻せます。マナゾーンに置いた後の特性を参照しますので、[[《薫風妖精Re:コートニー》]]がバトルゾーンにいる状況であれば''《フェアリーの火の子祭》''は手札に残ります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40648]](2021.12.17)

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