《フェアリーの()()(まつり)

フェアリーの火の子祭 C 自然文明 (3)
呪文
自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚をタップしてマナゾーンに置き、もう1枚を山札の下に置く。こうしてマナゾーンに置いたのが火のカードであれば、この呪文を、唱えた後で墓地に置くかわりに手札に戻す。

DMR-04で登場した自然呪文

自分の山札の上から2枚を見て、片方を自分のマナゾーンに置く。置かれるマナタップインだが、山札の上から2枚のどちらかを置けるため、スペース・チャージマナ調節に役立つ。

最大のメリットとしては、置かれたカード文明であればこの呪文手札に戻ってくること。殿堂入りしていた事もある《ガチンコ・ルーレット》のように、手札を温存したまま何回もマナブーストができるのは非常に強力である。

マナゾーンに置かれたカードが、を含む多色でも問題なく手札に戻せる。このカードは単色であるため、唱えて手札に戻した次のターンマナゾーンに置けば多色の比率が高いデッキでも3→5のマナカーブを安定させることができる。

対抗馬は、同じく再利用可能なマナブースト呪文である《ガチンコ・ルーレット》だろう。
手札を減らさないマナブースト呪文には《ジオ・ブロンズ・マジック》《フェアリー・シャワー》など様々な種類が存在している。
他のマナブーストと比べてもそうであるが、どれも一長一短であるため、自分のデッキに合ったものを入れたい。

環境において

登場当初は【準赤単】の概念が存在しなかったため非常に評価が低く、コストが重めでタップインなのが面倒、それこそ「《時空の賢者ランブル》覚醒補助になら使えそうである」と全くマナブーストとしては見られていなかったほどである。
DMR-07《ガチンコ・ルーレット》が登場すると、そちらの下位互換扱いされるようになった。

ところがドラゴン・サーガ環境【準赤単】がトップメタになると、このカードの評価も上がった。《ガチンコ・ルーレット》が2014年3月15日付けで殿堂入りとなり、目の上のたん瘤が1つ消えるに至った。

革命ファイナル環境では【黒赤緑ドギラゴン剣】にその姿が見られた。初期の【5色ドギラゴン剣】にも火のカードの比率の関係上入ることがあった。

革命編から新章デュエル・マスターズにかけて、こちらを必須カードとする【モルトNEXT】がトップメタの一角に居座っていた事実、環境の高速化とコスト踏み倒しデッキの横行によりビッグマナの立場が悪くなっている現実から、こちらを殿堂入りさせて《ガチンコ・ルーレット》殿堂解除させるべきでないかという意見もあったほどであり、《ガチンコ・ルーレット》が登場したころとは異なり完全に評価が逆転した。

ところが双極篇になって殿堂レギュレーション改定の影響で【モルトNEXT】が環境から姿を消すと、このカードの出番も少なくなった。のちに超天篇に【モルトNEXT】の使用率はある程度回復するも、この頃になると既に登場していた《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》のおかげでメインデッキの内、呪文を《メンデルスゾーン》4枚、《フェアリー・ギフト》《スクランブル・チェンジ》各1枚の合計6枚に絞って残りを全てドラゴンで固めてしまっても安定してマナブーストできるようになったため、《ボルシャック・ドギラゴン》の邪魔になるこちらを全抜きする構築もざらになった。それが、DMEX-06《轟牙忍 ハヤブサリュウ》《爆銀王剣 バトガイ刃斗》/《爆熱王DX バトガイ銀河》を獲得すると、構築上から理想の展開における手札要求値が上がったため、このカードの評価も持ち直した。【モモキングRX】が成立すると、そちらのパーツとして環境でもまた散見されるようになった。

DMEX-16期に【青赤緑ドギラゴン閃】が流行すると、そちらのパーツとして環境で頻繁に見かけられるようになった。唱えて手札に戻せば次のターンの単色マナチャージが確約されるため、安定して4ターン目に《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》召喚できるようになる。

【青黒赤緑邪王門】における5枚目以降の《天災 デドダム》枠としても使われる。

その他

  • カード名を間違えられやすい一枚。《フェアリーの火の祭》、《フェアリー火の子祭》、《フェアリーの火の子祭》はいずれも間違い。

デュエル・マスターズ プレイスでは

フェアリーの火の子祭 C 自然文明 (3)
呪文
自分の山札の上から2枚を見る。その中から1枚を自分のマナゾーンに置き、残りを山札の一番下に置く。こうしてマナゾーンに置いたのが火のカードなら、この呪文を唱えた後で墓地に置くかわりに手札に戻す。(ただし、使用可能マナは増えない)

DMPP-21で実装。テキストがデュエプレ仕様に整備されたが、性能に変更は無い。

元々ドラゴン・サーガ以降に活躍したカードであることから、エピソード3の面々に混ざって実装された。

比較対象の《ガチンコ・ルーレット》がデュエプレ版では所謂タップインに弱体化していたため、そちらとの性能の差が埋まった。

  • 「この素晴らしい世界に祝福を!」コラボでプライズカードが収録された。イラストにはダクネス、ウィズ、アクア、ゆんゆん、めぐみん、宙を舞う《超閃機 ジャバジャック》の通常版カードが描かれている。
    • カードサイズの関係で見切れているが、元のイラストではめぐみんの右辺りで《偽りの王 モーツァルト》通常版カードが同じように宙を舞っている。

環境において

  • TCGの初出時とは異なり、「手札の減らないマナブースト」の強さは研究されていたはずなのに、相性の良いカードやデッキが少ないという理由で、使用率は伸び悩んだ。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DMX-14DMPP-21DMPS-12
    でっかい炎で祭りがつづく!
  • DMART-03
    も~えろよもえろ~よ~! ― 双子妖精ハイビ
    年に一度のお祭り、楽しんじゃうよっ! ― 双子妖精ビスカ
  • プロモ(P12/Y16)、DMPX-01
    いつまでも続くフェアリーたちの炎の舞が、マナの力を熱くする!
  • プライズ(ver.1)
    わあああ!どうしてこうなるのよ~! ――アクア
  • プライズ(ver.2)
    「とっておきのプレゼントだ」「一緒にデュエマしましょう!」――ダピコ&ルピコ

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考


公式Q&A

  • 能力について

Q.自分の《薫風妖精Re:コートニー》がバトルゾーンにいる状況で、《フェアリーの火の子祭》を唱えました。効果で山札から闇のカードをマナゾーンに置いた場合でも、《薫風妖精Re:コートニー》の能力ですべての文明を得ているので、《フェアリーの火の子祭》を手札に戻せますか?
A.はい、手札に戻せます。マナゾーンに置いた後の特性を参照しますので、《薫風妖精Re:コートニー》がバトルゾーンにいる状況であれば《フェアリーの火の子祭》は手札に残ります。
引用元(2021.12.17)