#author("2024-11-16T13:03:17+09:00","","")
#author("2024-11-18T15:12:05+09:00","","")
*《ヘブンズ・フォース》 [#pe876997]

|ヘブンズ・フォース UC 光文明 (2)|
|呪文|
|S・トリガー|
|コストの合計が4以下になるように、好きな数の進化ではないクリーチャーを自分の手札からバトルゾーンに出す。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※プレミアム殿堂''|

[[DMR-21]]で登場した[[光]]の[[呪文]]。

[[《ヘブンズ・ゲート》]]を髣髴とさせる名称だが、[[《フェアリー・ギフト》]]にも近い性質を持つ。
最速で使えば2[[ターン]]目に4[[マナ]]溜まった状態と同じように[[非進化]][[クリーチャー]]を出す事ができ、しかも[[文明]]の縛りもない。[[《連鎖庇護類 ジュラピ》]]といった[[コスト]]1〜2の[[クリーチャー]]をばらまいて一気に打点を揃える事も可能だが、ここはやはり[[コスト]]4の[[クリーチャー]]を早期に出したい。
[[【赤白レッドゾーン】]]など、4[[コスト]]の[[クリーチャー]]を軸にした[[デッキ]]に、[[《閃光の守護者ホーリー》]]などの優秀な[[光]]の[[トリガー]]とともに採用できる1枚である。[[白黒赤]]など3色のタイプではさらに早出しできる[[クリーチャー]]のレパートリーが増えるので、覚えておいて損はない。
[[S・トリガー]]も持っているので、相手[[ターン]]に[[《終末の時計 ザ・クロック》]]や[[《転々のサトリ ラシャ》]]などを[[コスト踏み倒し]]すれば相手[[クリーチャー]]の[[攻撃]]を防げる点も大きい。

これ程[[汎用性]]の高い[[能力]]を持ち合わせながら[[レアリティ]]が比較的集めやすい[[アンコモン]]なところも嬉しい限り。

また久々に登場した[[ヘブンズ]]の名を持つ[[呪文]]でもある。[[《天門の精霊キバッテ・キャット》]]はちょうど[[コスト]]4であり、この[[カード]]で出しながら[[手札]]損失を補ってくれるかもしれない。

-同じく[[コスト]]4の[[クリーチャー]]を早期に場に出せる[[カード]]は上記の[[《フェアリー・ギフト》]]が存在する。こちらは相手[[ターン]]にも[[クリーチャー]]を出せる点、[[光]][[マナ]]さえあれば使え[[色事故]]を回避できる点などが強み。
一方で[[コスト]]5以上の[[クリーチャー]]は[[コスト軽減]]できないため、より早期決着に特化した[[デッキ]]ではこちらを選ぶ事になるだろう。
-3ターン目にコスト4のカードを使えるようにするカードは[[《フェアリー・ライフ》]]等のマナブーストが存在し、そちらは似たカードが多数出ている。一方で《ヘブンズ・フォース》は2ターン目にコスト4のカードを使えるカードだが、[[プレミアム殿堂]]になってしまった。2ターン目にコスト4のカードを使えるカードには他に[[《フェアリー・ギフト》]]も[[殿堂入り]]しており、序盤の1ターンがどれほど大きいものかを実感させられる1枚である。

**ルール [#iedcb401]
-[[《フェアリー・ギフト》]]とは違い、これは[[コスト踏み倒し]][[能力]]である。そのため[[コスト踏み倒しメタ]][[クリーチャー]]の対象となるので注意が必要。[[《異端流し オニカマス》]]や[[《洗脳センノー》]]と、[[新章デュエル・マスターズ]]以降のこの手の[[メタ]][[クリーチャー]]にはハイスペックなものが次々登場しているので、そういう点では向かい風といえるだろう。

-[[ツインパクト]]は''[[クリーチャー]]面の[[コスト]]を参照する''。[[《ブレイン珊瑚の仙樹》]]などの裁定と混同しないように。
--あちらは''××以下の[[コスト]]を持つ[[水]]の[[カード]]''を選ぶがこちらは''[[進化]]ではない[[クリーチャー]]''を選んでいる故に挙動が異なる。

**環境において [#hbfef3b8]
登場時の[[革命ファイナル環境]]では[[【サザン・ルネッサンス】]]、[[【赤白レッドゾーン】]]で使用された。先攻2[[ターン]]目に打つ場合は相手がまず[[コスト踏み倒しメタ]]を出していないはずなので、そうした場面を考えて[[コスト踏み倒しメタ]]への対策を切るという考え方もあった。

[[新章デュエル・マスターズ環境]]では[[コスト踏み倒しメタ]]、とりわけ[[《異端流し オニカマス》]]が普及した影響でそれほど目立たないカードであった。

[[双極篇環境]]では、[[手札]]消費が激しくなる性質から[[【赤白“轟轟轟”ブランド】]]の必須パーツとして採用されていた。このカードで強引に手札を減らして[[《“轟轟轟”ブランド》]]を早出しするのに便利で、非常に相性が良かった。この頃の[[環境]]では[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]のように[[マナゾーン]]の[[カード]]指定の[[コスト踏み倒しメタ]]が主流であり、この[[カード]]で[[《正義の煌き オーリリア》]]や[[《ゴリガン砕車 ゴルドーザ》>《ゴリガン砕車 ゴルドーザ/ダイナマウス・スクラッパー》]]を踏み倒す場合[[マナ]]が4枚溜まればすり抜けてしまい、2[[コスト]]の[[クリーチャー]]を2体踏み倒すことでも回避が可能だった。

[[【赤白“轟轟轟”ブランド】]]の[[ミラーマッチ]]対策として、相手の《ヘブンズ・フォース》を封殺するために[[《正義の煌き オーリリア》]]で出されることも。この[[《正義の煌き オーリリア》]]を採用した型では、軽量の[[マナブースト]]手段や[[除去]]手段、[[《龍装艦 チェンジザ》>《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》]]の呪文を踏み倒す[[能力]]なども、最速2ターン目から封じることができてしまうため、[[【チェンジザダンテ】]]にも強く出れるようになった。

[[【赤白“轟轟轟”ブランド】]]での実績や、[[文明]]を問わない[[汎用性]]の高い[[踏み倒し>コスト踏み倒し]]性能から、[[殿堂入り]]を多くのプレイヤーから予想されていたが、2019年3月1日に[[殿堂入り]]したのは[[《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》]]であった。恐らく、同時期にこちらが[[プロモーション・カード]]で再録されていたことが関係しているのだろう。
その後、[[GR召喚]]手段が登場した[[超天篇]]になると、[[コスト踏み倒しメタ]]に引っかかることと[[今引き]]で引くと弱いこと、相性の良い[[《正義の煌き オーリリア》]]の刺さる[[呪文]]中心のデッキへのメタは同時期に登場した[[《音奏 プーンギ》]]で十分なこと等が考慮され、《ヘブンズ・フォース》を採用しない[[【赤白“轟轟轟”ブランド】]]も登場。その空いた枠は、[[《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》]]や[[《KAMASE-BURN!》]]で埋められるようになり、このカードは再び成りをひそめることになったため、結果的にこのカードを殿堂入りしなかったのは正解だったと言える。
その後、結局[[《“轟轟轟”ブランド》]]本体の[[殿堂入り]]によって[[【赤白“轟轟轟”ブランド】]]が消滅したため、ひとまず殿堂回避は成功した。

その後、[[《暴走獣斗 ブランキー》]]が登場したことにより、[[【赤白レッドゾーン】]]での復権を果たす。
[[DMEX-08]]で[[《STARSCREAM -ALT MODE-》]]、[[十王篇]]で[[《GOOOSOKU・ザボンバ》]]が登場したことにより[[【赤白レッドゾーン】]]が強化され、他方[[ギャラクシールド]]の登場による[[【ダッカルパラノーマル】]]が強化されたことで、活躍の機会が再浮上した。

そして、[[DMBD-14]]では[[《爆龍覇 ヒビキ》]]が登場し、[[【連ドラグナー】]]が確立。この呪文で[[《爆龍覇 ヒビキ》]]を出して、[[《爆熱剣 バトライ刃》]]を[[装備]]させれば、2ターン目から[[《竜星バルガライザー》]]顔負けの[[展開]]力の高さを発揮できる。先攻2ターン目であれば、相手は[[コスト踏み倒しメタ]]が間に合わないこともあって、[[殿堂入り]]を望む声が再び上がった。この頃の環境においては、このカードを使わないデッキが[[【カリヤドネループ】]]程度しか存在しない有様で、多様性の欠片もない悲惨な状況であった。
[[DMBD-15]]にて、[[《エヴォ・ルピア》]]が登場したこともそれに拍車をかけた。

2ターン目というメタカードの介入がほぼ不可能なタイミングから理不尽な[[運ゲー]]を突き付けられる性能を問題視されたため、2020年12月18日付で、[[殿堂入り]]を介さずに一発で[[プレミアム殿堂]]に指定された。[[殿堂入り]]止まりにならなかったのは、1ターン目に[[《ロジック・サークル》]]で[[サーチ]]ができること、[[ミラーマッチ]]においてこれを先に引けるかの[[運ゲー]]が更に強まる事態を阻止する事などが理由だろう。

[[【連ドラグナー】]]ばかりが殿堂入りの要因として挙げられるが、[[王来篇]]でも4コストでゲームを大きく動かすクリーチャーが多数登場し、[[【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】]]や[[【赤白ドギラゴン閃】]]のように、今後これが存在するとゲームバランス保持における障害になりかねないデッキもいくつか存在していたため、【連ドラグナー】が存在せずとも遅かれ早かれ[[プレミアム殿堂]]は免れなかったと思われる。

[[十王篇]]まで2ターン目に4コストのクリーチャーを早出しされることが脅威になった事例はない([[【赤白“轟轟轟”ブランド】]]で猛威を振るったのは[[《“轟轟轟”ブランド》]]との相性の良さが原因なので除外)ため、それだけ早出しされるとゲーム性を揺るがしかねないほど4コストのクリーチャーが[[インフレ]]したことが原因だと言える。

後に[[《アビスベル=ジャシン帝》]]などの4コスト以下のクリーチャーで、[[殿堂レギュレーション]]において明らかに[[《ヘブンズ・フォース》]]の存在下にいてはいけないようなカードが続々登場した。

-[[殿堂ゼロデュエル]]では安定して3ターン目に即死ループを行うデッキ([[【転生カリヤドネ】]])が存在するため、それに対してメタカードを間に合わせる手段として多くのデッキで採用される。
--殿堂レギュレーションでは上記の通り環境の多様性を損うカードであったが、ゲームスピードの違いにより、殿堂ゼロデュエルでは環境に多様性をもたらすカードとして機能している。

**その他 [#q0767b7d]
-[[【ジョバンニスコール】]]や3色[[【バニラビート】]]等、低[[コスト]][[クリーチャー]]頼みだが[[色事故]]を起こしやすい[[デッキ]]に入れれば初動がスムーズになる。

-アニメ「デュエル・マスターズ VSRF」25話の[[ルシファー]]と[[No.2]]のデュエマで登場。[[《タイム2 ファソラXII》]]の効果で踏み倒され、その効果で[[《タイム1 ドレミXII》]]を踏み倒した。
//いい加減に登場人物の動きなどを細かく記述するのは止めてください。読みづらい上に毎回直す手間があるので迷惑です。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#plays]

|ヘブンズ・フォース UC 光文明 (2)|
|呪文|
|S・トリガー|
|自分の手札から、好きな数の進化でない光のクリーチャーのコストの合計が4以下になるように選び、バトルゾーンに出す。|

[[DMPP-28]]で実装。

TCGでは[[プレミアム殿堂]]になっているカードがそのままの性能で登場するわけもなく、[[コスト踏み倒し]]対象は光のクリーチャーに限られるようになった。
[[コスト踏み倒し]]対象が光のクリーチャーに限定された。

**関連カード [#q3e72054]
-[[《ヘブンズ・ゲート》]]
-[[《フェアリー・ギフト》]]
-[[《龍装05号 イヴィルヴィ/イーヴィル・フォース》]]
-[[《ジャスティス・フォース》]]
-[[《天翼 ヘブフォ-3》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#vc63f6cf]
-[[プロモ>プロモーション・カード (第16期〜第20期)]](P38/Y17)&br;'''[[煌龍>《煌龍 サッヴァーク》]]は[[帰ってくる。>《煌世主 サッヴァーク†》]]新たな正義を、その身に宿し。'''
-[[DMPP-28]]&br;'''[[天門>《ヘブンズ・ゲート》]]の向こうから来た、天使の力。'''

**収録セット [#ne03cd77]
***[[デュエル・マスターズ]] [#dm]
-illus.[[Tanru]]
--[[DMR-21 「革命ファイナル 第1章 ハムカツ団とドギラゴン剣」>DMR-21]](62/94)
--[[DMRP-09 「超天篇 第1弾 新世界ガチ誕! 超GRとオレガ・オーラ!!」>DMRP-09]](G1/G7)([[ウルトラゴールデンカード]])
-illus.[[96suke]]
--[[デュエル・マスターズ双極篇フルコンプリートBOOK>プロモーション・カード (第16期〜第20期)]](P38/Y17)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#dmpp]
-illus.[[Tanru]]
--[[DMPP-28 「蒼剣革命 -CHANGE THE FIELD-」>DMPP-28]]

**参考 [#o9af5610]
-[[S・トリガー]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[非進化]]

-[[ヘブンズ]]

-[[プレミアム殿堂入り]]

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