《ヘブンズ・フォース》
《ヘブンズ・ゲート》を髣髴とさせる名称だが、《フェアリー・ギフト》にも近い性質を持つ。 これ程汎用性の高い能力を持ち合わせながらレアリティが比較的集めやすいアンコモンなところも嬉しい限り。 また久々に登場したヘブンズの名を持つ呪文でもある。《天門の精霊キバッテ・キャット》はちょうどコスト4であり、このカードで出しながら手札損失を補ってくれるかもしれない。
ルール
環境において登場時の革命ファイナル環境では【サザン・ルネッサンス】、【赤白レッドゾーン】で使用された。先攻2ターン目に打つ場合は相手がまずコスト踏み倒しメタを出していないはずなので、そうした場面を考えてコスト踏み倒しメタへの対策を切るという考え方もあった。 新章デュエル・マスターズ環境ではコスト踏み倒しメタ、とりわけ《異端流し オニカマス》が普及した影響でそれほど目立たないカードであった。 双極篇環境では、手札消費が激しくなる性質から【赤白“轟轟轟”ブランド】の必須パーツとして採用されていた。このカードで強引に手札を減らして《“轟轟轟”ブランド》を早出しするのに便利で、非常に相性が良かった。この頃の環境では《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》のようにマナゾーンのカード指定のコスト踏み倒しメタが主流であり、このカードで《正義の煌き オーリリア》や《ゴリガン砕車 ゴルドーザ》を踏み倒す場合マナが4枚溜まればすり抜けてしまい、2コストのクリーチャーを2体踏み倒すことでも回避が可能だった。 【赤白“轟轟轟”ブランド】のミラーマッチ対策として、相手の《ヘブンズ・フォース》を封殺するために《正義の煌き オーリリア》で出されることも。この《正義の煌き オーリリア》を採用した型では、軽量のマナブースト手段や除去手段、《龍装艦 チェンジザ》の呪文を踏み倒す能力なども、最速2ターン目から封じることができてしまうため、【チェンジザダンテ】にも強く出れるようになった。 【赤白“轟轟轟”ブランド】での実績や、文明を問わない汎用性の高い踏み倒し性能から、殿堂入りを多くのプレイヤーから予想されていたが、2019年3月1日に殿堂入りしたのは《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》であった。恐らく、同時期にこちらがプロモーション・カードで再録されていたことが関係しているのだろう。 その後、《暴走獣斗 ブランキー》が登場したことにより、【赤白レッドゾーン】での復権を果たす。 そして、DMBD-14では《爆龍覇 ヒビキ》が登場し、【連ドラグナー】が確立。この呪文で《爆龍覇 ヒビキ》を出して、《爆熱剣 バトライ刃》を装備させれば、2ターン目から《竜星バルガライザー》顔負けの展開力の高さを発揮できる。先攻2ターン目であれば、相手はコスト踏み倒しメタが間に合わないこともあって、殿堂入りを望む声が再び上がった。この頃の環境においては、このカードを使わないデッキが【カリヤドネループ】程度しか存在しない有様で、多様性の欠片もない悲惨な状況であった。 2ターン目というメタカードの介入がほぼ不可能なタイミングから理不尽な運ゲーを突き付けられる性能を問題視されたため、2020年12月18日付で、殿堂入りを介さずに一発でプレミアム殿堂に指定された。殿堂入り止まりにならなかったのは、1ターン目に《ロジック・サークル》でサーチができること、ミラーマッチにおいてこれを先に引けるかの運ゲーが更に強まる事態を阻止する事などが理由だろう。 【連ドラグナー】ばかりが殿堂入りの要因として挙げられるが、王来篇でも4コストでゲームを大きく動かすクリーチャーが多数登場し、【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】や【赤白ドギラゴン閃】のように、今後これが存在するとゲームバランス保持における障害になりかねないデッキもいくつか存在していたため、【連ドラグナー】が存在せずとも遅かれ早かれプレミアム殿堂は免れなかったと思われる。 十王篇まで2ターン目に4コストのクリーチャーを早出しされることが脅威になった事例はない(【赤白“轟轟轟”ブランド】で猛威を振るったのは《“轟轟轟”ブランド》との相性の良さが原因なので除外)ため、それだけ早出しされるとゲーム性を揺るがしかねないほど4コストのクリーチャーがインフレしたことが原因だと言える。 後に《アビスベル=ジャシン帝》などの4コスト以下のクリーチャーで、殿堂レギュレーションにおいて明らかに《ヘブンズ・フォース》の存在下にいてはいけないようなカードが続々登場した。
その他
デュエル・マスターズ プレイスでは
DMPP-28で実装。 コスト踏み倒し対象が光のクリーチャーに限定された。 関連カードフレーバーテキスト収録セットデュエル・マスターズ
デュエル・マスターズ プレイス参考タグ:
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