#author("2023-08-04T20:39:39+09:00","","")
#author("2024-03-20T04:52:10+09:00","","")
*《ボルベルグ・&ruby(りゅうは){龍覇};・ドラゴン》 [#top]

|ボルベルグ・龍覇・ドラゴン SR 火文明 (10)|
|クリーチャー:アーマード・ドラゴン/サムライ/ドラグナー 14000|
|''スピードアタッカー''|
|''T・ブレイカー''|
|このクリーチャーが出た時、名前が異なるクロスギアを好きな数、自分の手札または超次元ゾーンから出してもよい。|
|バトルゾーンにある自分のクロスギアを、コストを支払わずにこのクリーチャーにクロスしてもよい。|

[[DM22-EX1]]で登場した[[火]]の[[アーマード・ドラゴン]]/[[サムライ]]/[[ドラグナー]]。

[[cip]]で異なる種類の[[クロスギア]]を[[手札]]、[[超次元ゾーン]]から好きなだけ踏み倒すことができ、[[常在型能力]]でコストを支払わずにこのクリーチャー自身に[[クロス]]することができる。
[[侍流ジェネレート]]によって1枚だけしか出せなかった[[《ボルベルグ・勝利・ドラゴン》]]のさらに上をいく能力を持つ。

コストは10と強烈に重いが、[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]に対応する上に、[[ドラゴン]]なので[[踏み倒し]]手段に困ることは無いだろう。
種族に[[サムライ]]と[[ドラグナー]]も兼ね備えるため、[[《戦極竜ヴァルキリアス・ムサシ》]]や[[《「助けて!モルト!!」》>《炎龍覇 グレンアイラ/「助けて!モルト!!」》]]の効果でも登場可能。

肝心の能力については、[[アドバンス]]環境と[[オリジナル]]環境とで大きく使い勝手が変わるカード。

[[アドバンス]]においては、[[メインデッキ]]の枠や[[手札]]を圧迫することなく大量の[[サイキック・クロスギア]]を展開でき、かなりの爆発力を発揮することが出来る。

呼び出し候補の目玉は[[《龍剣 星王紅鬼勝》]]だろう。[[クリーチャー]]面を経由することなく直接呼び出すことができ、自前で[[スピードアタッカー]]を持つため[[アタックトリガー]]をすぐに使える。[[パンプアップ]]こそ対象外だが、数値は微々たるものなのであまり気にするものでもないだろう。[[《次元のロード・オブ・レジェンドソード》]]&[[《次元のクイーン・オブ・プロテクション》]]をついでにクロスしておけば、[[パワー26000未満にブロックされず>ブロックされない]]、5枚ブレイクを決めつつ[[ダイレクトアタック]]要員をマナから射出することが出来る。
-[[踏み倒し]]候補は[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]辺りか。足止め効果や[[ドロー]]による[[手札誘発]][[防御札]]の[[補充>手札補充]]が役立つ。また、そのターン中のダイレクトアタックを決めたいなら、[[《Disノメノン》]]などの[[ジャストダイバー]]持ちも良い。

少々勿体無い使い方ではあるが、[[《次元のハングリー・ガントレット》]]も悪くない。[[《次元のロード・オブ・レジェンドソード》]]&[[《次元のクイーン・オブ・プロテクション》]]と組み合わせることで、自身も含めたパワー26000以下を[[全体除去]]した上で、[[《次元のモビル・フォレスト》]]等の後続展開に役立つカードを残すことが出来る。

[[進化クロスギア]]も使い勝手が大幅にアップする。それ自体を[[メインデッキ]]の枠や[[手札]]に確保する必要はあるものの、進化元は[[サイキック・クロスギア]]を超次元ゾーンに1枚忍ばせるだけで使用準備が整う。

難点としては[[超次元ゾーン]]を圧迫することだろう。[[サイキック・クロスギア]]の数がこのクリーチャーのカードパワーに直結するため、必然的に[[サイキック・クロスギア]]以外のカードを投入するスペースは狭まっていく。[[サイキック・クロスギア]]は[[クリーチャー]]面を含めても[[サイキック・クリーチャー]]や[[ドラグハート]]と比較して単体スペックが劣り、デッキパワーという観点において劣勢を強いられるのも悩みどころ。

また、コスト10[[火]][[単色]][[ドラゴン]]のフィニッシャーは競合相手が多い。[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]や[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]といった[[超次元ゾーン]]を圧迫することなく高い決定力を持ったクリーチャーもいる。[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]は一体では[[ダイレクトアタック]]まで持っていけず、[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]は[[ガチンコ・ジャッジ]]で勝つ必要があるのでその辺りが差別化点となる。
このクリーチャーの強みはやはり上述の通り[[《龍剣 星王紅鬼勝》]]・[[《次元のロード・オブ・レジェンドソード》]]&[[《次元のクイーン・オブ・プロテクション》]]をクロスして後続のスピードアタッカーを確保しつつブロック不可の5枚ブレイクを叩き込める点であろう。
また[[《超銀河剣 THE FINAL》]]による[[暴発]]、[[《次元のノーブル・エンフォーサー》]]や[[《次元のモビル・フォレスト》]]等の後続展開をサポートするカードも同時に出せることも意識したい。

一方、[[オリジナル]]においては[[サイキック・クロスギア]]が使用できないため、通常の[[クロスギア]]と組み合わせる必要がある。
単に[[《超銀河剣 THE FINAL》]]なり[[《超銀河弓 ANOTHER》]]といった単独で強力な[[クロスギア]]を使うだけなら、1コスト軽い[[《ボルベルグ・勝利・ドラゴン》]]で十分な場合が多い。
また、[[メインデッキ]]に[[クロスギア]]を投入する必要があるため、[[ドラゴン]]シナジーが活かし難くなり取り回しが[[アドバンス]]より落ちる。

このカード独自の強みを見出すなら複数枚の[[クロスギア]]能力を組み合わせたコンボが出来る点や、[[アドバンス]]ほどではないが[[進化クロスギア]]の使用ハードルが大きく下がっている点を活かしたい。
-バトルに勝った時に[[アンタップ]]する[[《龍刃 ヤマト・スピリット》]]と、攻撃する度に[[ランデス]]する[[《バジュラズ・ソウル》]]の組み合わせ等。ただ、これだけだと[[《王来英雄 モモキングRX》]]と[[《超竜バジュラ》]]の組み合わせの方がコストが安く、使用カードも少ない上に汎用性も高い。何らかの[[クロスギア]]を追加して、更にバリューを伸ばしてやる必要があるだろう。

手札に大量の[[クロスギア]]を抱える必要があるため、デッキ構築時は[[青赤緑]]の3色をベースに他色の[[クロスギア]]を[[タッチ]]したり、メインカラーを[[青赤]]に絞り、[[《「助けて!モルト!!」》>《炎龍覇 グレンアイラ/「助けて!モルト!!」》]]で踏み倒すことを前提として[[ドローソース]]を多めに積むことなどが考えられるだろうか。

このカードの登場により、特に[[【ヴァルキリアス・ムサシ】]]の爆発力・決定力が格段と強化された。ネックである[[《戦極竜ヴァルキリアス・ムサシ》]]の[[進化V]]も難度が大幅に下がっているため、構築次第では冗談抜きで環境デッキとも張り合えるレベルまで登り詰めた。

いずれにせよ、[[クロスギア]]の[[コスト踏み倒し]]・無料[[クロス]]ができる[[クリーチャー]]としてはまさしく最上級である。
[[クロスギア]]を主軸としたデッキを組む際には、真っ先にこのカードのことを考えたい。

-デュエマテキストの「または」は、日本語の「および」に相当するため、手札と超次元ゾーン両方からカードを出してもよい。

-[[ドラグナー]]ではあるが、[[ドラグハート・ウエポン]]にはノータッチ。このクリーチャー以前にも、[[ドラグハート]]を呼び出せない[[ドラグナー]]は幾つか存在している(([[《暴龍事変 ガイグレン》]]、[[《DS電融 ザ=デッドNEXT》]]など))ため珍しくはない。
その種族は[[超次元ゾーン]]から[[武器>クロスギア]]を呼びだせる要素から連想したのだろう。
--メタい考察になるが、[[《龍覇陣 グレン・エントリー》]]が登場した以上、[[ドラグナー]]という種族デッキを後押ししたいという事情も考えられる。
その仮説の信憑性を増す[[《「助けて!モルト!!」》>《炎龍覇 グレンアイラ/「助けて!モルト!!」》]]も後に公開された。それを使うことでかなりの早出しが狙える。

-[[サイキック・クロスギア]]を扱える点から、[[《仙界一の天才 ミロク》]]によって[[DS世界>並行世界#Dragonsaga]]に連れてこられた[[サムライ]]の1人であると思われる。後の背景ストーリーも考慮すると、[[ドラグナー]]を持つのは彼こそがドラグナーの源流たる存在だからかもしれない。
--彼の「龍覇」という肩書きも、後のドラグナーたちに受け継がれる名前として付けられたものだと考えられる。

**関連カード [#card]
-[[《ボルベルグ・クロス・ドラゴン》]]
-[[《ボルベルグ・勝利・ドラゴン》]]
-[[《偉大なる大地》]]

**収録セット [#pack]
-illus.[[tetrapod]]
--[[DM22-EX1 「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」>DM22-EX1]]

**参考 [#reference]

-[[アーマード・ドラゴン]]
-[[サムライ]]
-[[ドラグナー]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[クロスギア]]
-[[ボルベルグ]]

-[[侍流ジェネレート]]

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