#author("2025-09-20T09:12:05+09:00","","")
#author("2025-09-20T13:44:53+09:00","","")
*《ラブ・エルフィン》 [#d29af6fa]

|ラブ・エルフィン C 自然文明 (2)|
|クリーチャー:ツリーフォーク 1000|
|自分の呪文を唱えるコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。|

[[DM-02]]で登場した[[自然]]の[[ツリーフォーク]]。

[[呪文]]の[[コスト]]を[[軽減]]できる[[システムクリーチャー]]。

[[《フェアリー・ライフ》]]が登場する前、[[《シビレアシダケ》]]とは異なり手札消費を抑えながら、呪文限定で2→4と動けるようになれる貴重なクリーチャーだった。
2ターン目に召喚できれば[[《マナ・クライシス》]]などの4マナ圏の強力な[[呪文]]を3ターン目に使用できるので、かなりの[[テンポアドバンテージ]]を得られた。

[[DM-06]]で[[《フェアリー・ライフ》]]が登場してからは[[《マナ・クライシス》]]に繋げるならそちらのほうが不測の事態を防げるが、その5枚目以降となる[[《鼓動する石版》]]が登場するのははるか後なため、初動を8枚体制にする場合は必然的に《ラブ・エルフィン》もフル投入になる。
《ラブ・エルフィン》と[[《フェアリー・ライフ》]]を同時採用することでそちらが1マナの[[マナ加速]]呪文に化けるシナジーがあるのも見逃せない。

**[[カラーパイ]]について [#w6efd992]

[[DM-02]]という黎明期に、自然文明はマナの扱いに長けるという特徴を拡大解釈した結果、この色で[[呪文]]の[[コスト軽減]]を持ったと考えられる。
後に呪文というカードタイプのサポートは自然文明の分野ではないと再定義されたのか、《ラブ・エルフィン》とそのリメイクカードである[[《妖魔賢樹フライ・ラブ》]]以外には、自然文明に呪文の軽減は一切登場していない。
後に呪文というカードタイプのサポートは自然文明の分野ではないと再定義されたのか、《ラブ・エルフィン》とその関連カードである[[《妖魔賢樹フライ・ラブ》]]以外には、自然文明に呪文の軽減は一切登場していない。

また、そもそも呪文に軽減を行う[[システムクリーチャー]]が、コスト2であるというのも、振り返ってみればかなりのオーバースペックだったと評価できる。
また、そもそも呪文に軽減を行う[[システムクリーチャー]]がコスト2であることも、振り返ってみればかなりのオーバースペックだったと評価できる。

-[[DM-28]]では、[[水]]文明に、1コスト上で同じ呪文コスト削減能力を持った[[《氷牙フランツI世》]]が登場。
-[[DM-28]]では、[[水]]文明で1コスト上に同じ呪文コスト削減能力を持った[[《氷牙フランツI世》]]が登場した。

-[[DMC-52]]で登場した[[《王機聖者ミル・アーマ》]]は、[[《氷牙フランツI世》]]の亜種というべきもの。やはり《ラブ・エルフィン》よりコスト2から1重くなったコスト3としての登場で、[[ブロッカー]]が追加された呪文コスト削減能力を持つクリーチャー。反面[[光]]と[[水]]の[[多色]][[クリーチャー]]である。(もちろん自然文明ではない。)
-[[DMC-52]]で登場した[[《王機聖者ミル・アーマ》]]は、[[《氷牙フランツI世》]]の亜種というべきもの。やはり《ラブ・エルフィン》よりコスト2から1重くなったコスト3としての登場で、[[ブロッカー]]が追加された呪文コスト削減能力を持つ。こちらは[[光]]と[[水]]の[[多色]][[クリーチャー]]である。(もちろん自然文明ではない。)

-コスト2の[[システムクリーチャー]]として、このカードの登場の6年後の[[DM-30]]で[[《魔光ドラム・トレボール》]]、 21年後の[[DMRP-04魔]]で[[《ハヤテノ裁徒》]]が登場している。前者は[[ナイト]]呪文限定の軽減、後者は[[ターン1]]限定の軽減であり、どちらも[[能力]]が下方修正された形を取っている。
-コスト2の[[システムクリーチャー]]として、このカードの登場の6年後の[[DM-30]]で[[《魔光ドラム・トレボール》]]、 21年後の[[DMRP-04魔]]で[[《ハヤテノ裁徒》]]が登場している。前者は[[ナイト・マジック]]呪文限定の軽減、後者は[[ターン1]]限定の軽減であり、どちらも[[能力]]が下方修正された形を取っている。

-自然文明にして、コスト2のクリーチャーかつ結果的に呪文のコストを軽くするものは、[[サイクル]]として5文明にあるうちの[[《アシスター・サイネリア》]]と[[《緑狩の爪》]]が挙げられる。一方は「各ターンに一度、自分のジャイアントを使うコストを1少なく」、もう一方は「自分のコスト6以上のカードを使うコストを1少なく」であり、やはり呪文を軽くする分野においては《ラブ・エルフィン》に劣っている。

**環境において [#zcfa2050]
初期型の[[【ボルバルブルー】]]に投入されていた実績を持つ。[[《エナジー・ライト》]]や[[《地獄万力》]]等の強力な[[呪文]]を[[コスト]]を減らして早い段階から使用でき、最終局面ではもちろんアタッカーとして活躍していた。
しかし、[[【ボルバルブルー】]]に[[《炎槍と水剣の裁》]]が投入されるようになると、[[破壊]]されても[[マナ]]が残る[[《シビレアシダケ》]]や[[《幻緑の双月》]]の方が優先的に使われるようになったため、姿を消した。

[[エピソード2環境]]では[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]絡みの[[黒緑]]系の[[【超次元コントロール】]]に使われることも偶にあった。この場合《ザビ・ミラ》の[[cip]]で巻き込めるものが残るのが[[《フェアリー・ライフ》]]にはない利点となる。

[[王道篇環境]]([[オリジナル]])では[[《「これは命懸けのデュエルなのです」》]]に繋げられる初動としてこのカードを4枚採用した[[【緑零ゼニス・セレス】]]の上位入賞が度々報告された。
[[水晶マナ]]ブーストは確実に[[アンタップイン]]するためコスト軽減と相性が良く、[[《シャングリラ・クリスタル》]]や[[《「これは命懸けのデュエルなのです」》]]を実質1マナで唱えることが可能。
単純に[[《「この私のために華を咲かすのだ!」》]]を唱えた場合よりも[[水晶マナ]]の総数が増やしやすく、《華を咲かすのだ》自体も実質マナ消費なしで打てるようになるためシナジーが大きい。
【ゼニス・セレス】の他の初動札である[[《水晶設計図》]]や[[《Dの寺院 タブラサ・チャンタラム》]]と比較すると、3ターン目に[[《「これは命懸けのデュエルなのです」》]]につながるのが大きなメリット。
理論上は2ターン目に《エルフィン》、3ターン目に《命懸け》→《クリスタル》→《設計図》→[[《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》]]→《バアル》2体目または[[《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》]]と繋げることで[[後攻]]3ターンキルも実現可能だが、手札要求値が6枚(最後の1枚は《設計図》で引き込む)とほぼほぼ実現不可能なので頭の片隅に入れておく程度で良い。

**アニメ・漫画において [#z8fea241]
-漫画「デュエル・マスターズ」ではドラゴンマスクが 2度目の[[勝舞>切札 勝舞]]戦で使用。後続の[[《クリムゾン・チャージャー》]]に繋げたが、終盤で[[《マグマティラノス》]]の[[cip]]で破壊された。

-アニメ「デュエル・マスターズ」では[[ミミ>黄昏 ミミ]]が勝舞戦で使用。

**その他 [#m41a8765]
-[[ツリーフォーク]]で唯一台詞が付けられている[[クリーチャー]]。[[DMX-01]]版[[《王機聖者ミル・アーマ》]]の[[フレーバーテキスト]]に登場し、アマの域を超えたことを褒め称えている。

-登場から約23年後の[[スペシャルプロモパック2025 vol.3>デュエマフェスパック]]で[[再録]]された。
長年再録がなかったのは、[[カラーパイ]]の不一致が理由の可能性がある。[[《深緑の魔方陣》]]は[[クリエイターズコラボ]]の特例で再録できた((https://twitter.com/syaba3/status/1502250796540252160))旨の[[射場本正巳]]氏の発言があった。
-登場以来長期間[[再録]]がなく、[[【緑零ゼニス・セレス】]]においても入手困難なカードであったが、[[スペシャルプロモパック2025 vol.3>デュエマフェスパック]]で約23年越しに初[[再録]]された。
長年再録がなかった原因は、[[カラーパイ]]の不一致が理由の可能性があると推察されている。過去にも[[《深緑の魔方陣》]]は[[クリエイターズコラボ]]の特例で再録できた((https://twitter.com/syaba3/status/1502250796540252160))旨の[[射場本正巳]]氏の発言があった。
//-[[絶版]]の時期も上記の通り合体クリーチャーの[[《妖魔賢樹フライ・ラブ》]]が登場したり[[《王機聖者ミル・アーマ》]]のフレーバーテキストに登場したりしていた。

-[[絶版]]の時期も上記の通り合体クリーチャーの[[《妖魔賢樹フライ・ラブ》]]が登場したり[[《王機聖者ミル・アーマ》]]のフレーバーテキストに登場したりしていた。

-全方位カードファイルによると、[[基本セット背景ストーリー]]では、葉をこすれ合わせて奏でる調べによって[[銀髭団]]の心を奮い立たせたとされている。

**関連カード [#e8c37a07]
-[[《念仏エルフィン》]]
-[[《妖魔賢樹フライ・ラブ》]]

-[[《氷牙フランツI世》]]
-[[《王機聖者ミル・アーマ》]]
-[[《魔光ドラム・トレボール》]]
-[[《ハヤテノ裁徒》]]
-[[《ザパンプ》]]
-[[《氷牙フランツI世/魔弾オープン・ブレイン》]]
-[[《好詠音愛 クロカミ》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#da7a2793]
-[[DM-02]]&br;'''[[銀髭団]]が傷つき、倒れた時、美しい妖精たちがその窮地を救った。'''
-プロモ(P66/Y24)&br;'''樹齢を重ねた[[ツリーフォーク]]は絶大なる魔力を宿すという。'''

**収録セット [#z4461eb0]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Eiji Kaneda]](eiji kaneda)
--[[DM-02 第2弾「進化獣降臨」>DM-02]](54/55)
--[[プロモーション・カード (第21期〜第25期)]](P66/Y24)

**参考 [#r9ac363d]
-[[ツリーフォーク]]
-[[呪文]]
-[[コスト軽減]]

&tag(クリーチャー,自然文明,緑単,単色,コスト2,ツリーフォーク,パワー1000,呪文サポート,コスト軽減,コスト軽減1,・,終音「ん」,C,コモン,Eiji Kaneda,eiji kaneda);