《ラブ・エルフィン》
ラブ・エルフィン C 自然文明 (2) |
クリーチャー:ツリーフォーク 1000 |
自分の呪文を唱えるコストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。 |
DM-02で登場した自然のツリーフォーク。
呪文のコストを軽減できるシステムクリーチャー。
《フェアリー・ライフ》が登場する前、《シビレアシダケ》とは異なり手札消費を抑えながら、呪文限定で2→4と動けるようになれる貴重なクリーチャーだった。
2ターン目に召喚できれば《マナ・クライシス》などの4マナ圏の強力な呪文を3ターン目に使用できるので、かなりのテンポアドバンテージを得られた。
DM-06で《フェアリー・ライフ》が登場してからは《マナ・クライシス》に繋げるならそちらのほうが不測の事態を防げるが、その5枚目以降となる《鼓動する石版》が登場するのははるか後なため、初動を8枚体制にする場合は必然的に《ラブ・エルフィン》もフル投入になる。
《ラブ・エルフィン》と《フェアリー・ライフ》を同時採用することでそちらが1マナのマナ加速呪文に化けるシナジーがあるのも見逃せない。
DM-02という黎明期に、自然文明はマナの扱いに長けるという特徴を拡大解釈した結果、この色で呪文のコスト軽減を持ったと考えられる。
後に呪文というカードタイプのサポートは自然文明の分野ではないと再定義されたのか、《ラブ・エルフィン》とその関連カードである《妖魔賢樹フライ・ラブ》以外には、自然文明に呪文の軽減は一切登場していない。
また、そもそも呪文に軽減を行うシステムクリーチャーがコスト2であることも、振り返ってみればかなりのオーバースペックだったと評価できる。
- 自然文明にして、コスト2のクリーチャーかつ結果的に呪文のコストを軽くするものは、サイクルとして5文明にあるうちの《アシスター・サイネリア》と《緑狩の爪》が挙げられる。一方は「各ターンに一度、自分のジャイアントを使うコストを1少なく」、もう一方は「自分のコスト6以上のカードを使うコストを1少なく」であり、やはり呪文を軽くする分野においては《ラブ・エルフィン》に劣っている。
環境において
初期型の【ボルバルブルー】に投入されていた実績を持つ。《エナジー・ライト》や《地獄万力》等の強力な呪文をコストを減らして早い段階から使用でき、最終局面ではもちろんアタッカーとして活躍していた。
しかし、【ボルバルブルー】に《炎槍と水剣の裁》が投入されるようになると、破壊されてもマナが残る《シビレアシダケ》や《幻緑の双月》の方が優先的に使われるようになったため、姿を消した。
エピソード2環境では《復活の祈祷師ザビ・ミラ》絡みの黒緑系の【超次元コントロール】に使われることも偶にあった。この場合《ザビ・ミラ》のcipで巻き込めるものが残るのが《フェアリー・ライフ》にはない利点となる。
王道篇環境(オリジナル)では《「これは命懸けのデュエルなのです」》に繋げられる初動としてこのカードを4枚採用した【緑零ゼニス・セレス】の上位入賞が度々報告された。
水晶マナブーストは確実にアンタップインするためコスト軽減と相性が良く、《シャングリラ・クリスタル》や《「これは命懸けのデュエルなのです」》を実質1マナで唱えることが可能。
単純に《「この私のために華を咲かすのだ!」》を唱えた場合よりも水晶マナの総数が増やしやすく、《華を咲かすのだ》自体も実質マナ消費なしで打てるようになるためシナジーが大きい。
【ゼニス・セレス】の他の初動札である《水晶設計図》や《Dの寺院 タブラサ・チャンタラム》と比較すると、3ターン目に《「これは命懸けのデュエルなのです」》につながるのが大きなメリット。
理論上は2ターン目に《エルフィン》、3ターン目に《命懸け》→《クリスタル》→《設計図》→《「奇妙」の頂天 クリス=バアル》→《バアル》2体目または《蠅の王 クリス=タブラ=ラーサ》と繋げることで後攻3ターンキルも実現可能だが、手札要求値が6枚(最後の1枚は《設計図》で引き込む)とほぼほぼ実現不可能なので頭の片隅に入れておく程度で良い。
アニメ・漫画において
- アニメ「デュエル・マスターズ」ではミミが勝舞戦で使用。
その他
関連カード
- DM-02
銀髭団が傷つき、倒れた時、美しい妖精たちがその窮地を救った。
- プロモ(P66/Y24)
樹齢を重ねたツリーフォークは絶大なる魔力を宿すという。
収録セット
参考