#author("2024-10-02T14:55:20+09:00","","")
#author("2024-10-02T17:25:17+09:00","","")
*《レアリティ・レジスタンス》 [#kc27707f]

|レアリティ・レジスタンス P 水文明 (4)|
|呪文|
|バトルゾーンとマナゾーンにあるベリーレアとスーパーレアのカードをすべて、持ち主の手札に戻す。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※プレミアム殿堂''|

[[DMX-22]]で登場した[[水]]の[[呪文]]。
[[バトルゾーン]]と[[マナゾーン]]の[[ベリーレア]]と[[スーパーレア]]の[[カード]]を全て[[バウンス]]する。

通常[[ゲーム]]中に参照されることのないはずの[[レアリティ]]を対象としてしまう、ジョークパックにふさわしい飛び抜けた[[カード]]。

当然[[スーパーレア]]と[[ベリーレア]]が潤沢に使用されている[[デッキ]]に圧倒的に刺さる。
[[【連ドラ】]]・[[【カイザー「刃鬼」】]]・[[サイクリカ系統>《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]など多岐にわたる。
逆に[[レア]]以下で構築できる[[【黒緑速攻】]]などにはほとんど[[効果]]がなく[[腐ってしまう>腐る]]。

当然自分にも影響を受けるので、使用する場合は被害が出ないように低[[レアリティ]]で構築したい。逆に、後から[[マナ回収]]して使用したいカードを[[マナゾーン]]に置いておくプレイングも可能であった。

[[ネタカード]]のようなデザインとはいえその[[効果]]は侮れない。後述のとおり、この[[カード]]を意識した[[デッキ]]構築が行われることもあった。

**ルール・裁定 [#l9016bad]
-同じ[[カード]]でも[[エキスパンション]]によって[[レアリティ]]が変更になっている場合がある。[[ゲーム]]では[[《松本大先生》]]と同じくCOLOR(blue){実際にプレイしているカードのレアリティを参照する}。(2016/05/10 事務局確認済み) この[[カード]]を警戒するならば、同名[[カード]]でも[[レアリティ]]の低いものを優先して[[デッキ]]に採用するといい。
--[[レアリティ]]がない[[プロモーション・カード]]が[[スーパーレア]]に設定されている[[カード]]も存在する。(例:[[《神滅竜騎ガルザーク》]])

-特に指定がないため、[[バトルゾーン]]に存在する[[クロスギア]]や[[ドラグハート]]、[[D2フィールド]]、[[無月フィールド]]、[[オレガ・オーラ]]も[[バウンス]]可能。

-[[カード指定除去]]であるため、[[墓地進化]]や[[マナ進化]]と組み合わせると[[退化]]に使うことができる。といっても実用的なのは[[《ブレードグレンオー・マックス》]]か、このカードの[[プレミアム殿堂]]以降に登場した[[《邪眼王B・ロマノフ》]]くらいで他は全て7コスト以上。更には退化先が[[ベリーレア]]、[[スーパーレア]]のカードであれば一緒に[[バウンス]]されてしまい、実用性はない。
--裏を返せば、相手の[[進化クリーチャー]]のみにこのカードがヒットすると一番上のカードだけが戻っていく。進化元を逆利用されることはなく、出し直そうにも[[ランデス]]で相手を牽制できるため相性は悪くない。
**テクニック [#z3cff0f1]
-単純に自分のカードを複数のゾーンから回収するカードとしても考えられる。例えば、[[《聖霊左神ジャスティス》]]の枚数を4枚きっちり回収し切らなければループの終着点に到達することができない[[【知新ジャスティス】]]では、[[《連弾スパイラル》]]と[[《ミスティック・クリエーション》]]の役割を1枚でこなすカードと見なすこともできる。序盤では限定的な[[《シャドーウェーブ・サイクロン》]]のような[[ランデス]]として運用出来る。また、相手のレア[[カード]]を[[バウンス]]しつつ、自身の[[カード]]を[[マナ回収]]する手段としても検討出来る。
--難しいコンボを考えなくとも序盤に[[マナゾーン]]に置いた[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]を[[回収]]しつつそちらで再度打ってテンポを取るのにも有用。

**環境において [#o207b1cd]

登場当初は評価がマチマチで、「[[【モルトNEXT】]]程度にしか刺さらない」などの声が聞かれた。また、レアリティを参照する性質から混乱を招きかねず、その関係でこのカードを使用禁止に指定しているチャンピオンシップも多く、真剣勝負ではめったに見ないカードであった。

ところが、2016/05/10に[[公認大会]]・[[公式大会]]でも使用可能であることが発表されたこと機に、使用を解禁するチャンピオンシップが多くなった。

とはいえ本格的な活躍は、高[[レアリティ]]商法に回帰した[[双極篇]]以降である。[[超天篇環境]]では[[【チェンジザドンジャングル】]]や[[【クラッシュ“覇道”】]]に対して刺さる。この頃になるとこのカードが刺さらないように[[GRクリーチャー]]を[[レア]]以下で統一する、いわゆる「レアレジ避け」もされるようになった。

[[【白青黒超次元】]]は主要パーツ・候補パーツに[[コモン]]のカードが多いため、低速[[コントロール]][[デッキ]]の中でも特に自軍への被害が少ない。そのため、このカードが[[フィニッシャー]]として使われる傾向にある。

自軍への被害をほぼ0に抑えることができる上に、フィニッシャーが4ターン目辺りに[[着地]]する関係上早期に唱えることもしやすい[[【青黒退化】]]でも使われる場合があり、2021年のゴールデンウィーク中にはこれを3枚投入した[[【青黒退化】]]が[[オリジナル]]の[[チャンピオンシップ]]優勝を果たした。

元々[[レアリティ]]無しでの収録だったカードが[[ベリーレア]]か[[スーパーレア]]の[[レアリティ]]で再録される際、プレイヤーがこのカードの存在を考慮して気軽に再録版を使用できない問題があった。さらに、高レアリティのカードを多く採用したデッキが使いにくくなるという問題もあった。この点がシングルカード販売への悪影響、及びこの先の新商品に対する魅力の低下に繋がる懸念がされたためか、2021年7月1日付で殿堂入りを介さない[[プレミアム殿堂]]となった。

**その他 [#s459b910]
-[[殿堂カード]]の中でも、対戦[[環境]]外での悪影響も殿堂要因になったと見られる特殊な事例。(他には[[《ロスト・チャージャー》]]等の相手デッキピーピング系くらい)

-[[《超竜バジュラ》]]や[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]など[[ランデス]]系カードの[[殿堂入り]]は過去にもあったが、[[プレミアム殿堂]]はこれが初。

-残念ながら、[[ビクトリー]]や[[レジェンドカード]]及び[[マスターカード]]などのスーパーレアを超えるレアリティ、[[レアリティなし]]は対象外。[[ドラグハート・フォートレス]]で例えれば、[[《超龍素要塞 エビデシュタイン》]]は[[除去]]できるが、[[《龍波動空母 エビデゴラス》]]は対象外とかなり差が出てしまう。
--この都合から、使用する[[カード]]が[[コモン]]と[[レジェンドカード]]に極端に偏る[[【レッドゾーン】]]にはさほど刺さらない。また[[青単]][[侵略]][[デッキ]]には[[スーパーレア]]の[[侵略]][[クリーチャー]]を[[回収]]されてしまうなど、[[侵略者]]にとってはあまり痛くない[[カード]]である。
--[[《グレイト・カクタス》]]に関しては、手札に戻されたほうが仕事をしてしまうケースがあり、対《レアリティ・レジスタンス》性能としてはどちらが上なのかは一概に判断できない。

-それまで[[レアリティ]]の無い[[カード]]がベリーレアかスーパーレアとして再録(例:[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]など)された場合、《レアリティ・レジスタンス》を考慮する限りは性能が異なるカードとなり純粋な再録になりえない。こちらは[[バウンス]]や[[ランデス]]の影響を受ける一方、[[マナ回収]]などの対象になる。

-実際に使用しているカードのバージョンによって[[効果]]の対象になるか判断されるカードとして、他に[[《松本大先生》]][[《松本大大大先生》]][[《ハムカツのイラスト百烈ペン》]]が存在する。それらはいずれも効果の対象が使用する側のみである。このカードは相手が使用した場合でも影響を受け、しかもそれが[[ランデス]]となれば、[[カードプール]]に存在するだけで悪影響が出ると判断されたのは仕方のないことだろう。

-コロコロチャンネルで公開された対戦企画動画「10人[[デュエマ]](URL:https://youtu.be/FlNNCxnl0KY)」では超[[カードゲーマー]]の奇行士が使用。唐突な登場とその奇抜な[[効果]]で他の[[プレイヤー]]達を困惑させた。この時殆どの[[プレイヤー]]は1枚前後しか被害を受けなかったのに対し、[[【モルトNEXT】]]と思しき[[デッキ]]を使用していたカミ神王子は場の[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]]を[[バウンス]]された挙句、''5[[マナ]]あった[[マナゾーン]]が1[[マナ]]だけになる''という悲惨な状況に。[[刺さる]]相手と刺さらない相手の差が浮き彫りになった一幕といえる。
--全体に対して[[除去]]と[[ランデス]]を放つので、この企画に限らず[[多人数戦]]では非常に役に立つカードである。

-[[Magic:The Gathering]]のジョークカード、[[《Rare-B-Gone》>http://mtgwiki.com/wiki/Rare-B-Gone]](準公式訳:レア退場)に類似していることから、元ネタであると考えられる。ただしあちらは盤面だけでなく手札もチェックし、バウンスではなく墓地に送るというさらに過激な性能。

-[[カードイラスト]]には、[[コモン]]と[[アンコモン]]のアイコンを模したキャラクターが、怒り狂いながら[[スーパーレア]]と思しき[[カード]]を踏みつける様が描かれている。
--しかし、最終的には[[温泉]]に送られた事から、「敗戦して流罪になった」とネタにされる事がある。

《レアリティ・レジスタンス》から受ける効果が発売時期によって異なるカード一覧 [#o72cc204]
**《レアリティ・レジスタンス》から受ける効果が発売時期によって異なるカード一覧 [#g37cd5f8]
#region2(再録されて《レアリティ・レジスタンス》の対象でなくなった){{
#taglist(SR^R)
#taglist(VR^R)
}}

#region2(再録されて《レアリティ・レジスタンス》の対象になった){{
#taglist(SR^P)
#taglist(VR^P)
}}

**関連カード [#xf294bf2]
-[[《スパイク・スピーゲル》]]
-[[《アクア・パリン》]]:[[スーパーレア]]を[[バウンス]]するこのカードとは対照的で、[[スーパーレア]]を[[バトルゾーン]]に増やす性質を持つ。

**[[フレーバーテキスト]] [#ae452805]
-[[DMX-22]]&br;'''2016年、年始。これまで、[[スーパーレア]]&[[ベリーレア]]たちに虐げられていた[[コモン]]&[[アンコモン]]の反逆が始まった。レアリティ・レジスタンスと呼ばれるその反乱戦争は、[[コモン]]・[[アンコモン]]軍の奮闘により、一時、[[スーパーレア]]たちを撤退させるまでの成果を上げた。[[レア]]はただ、様子を見ていた。'''

**収録セット [#g1eaf083]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Hokuyu]]
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]](136b/???)

**参考 [#n53e18fc]
-[[バトルゾーン]]
-[[全体除去]]
-[[バウンス]]
-[[マナ回収]]
-[[ランデス]]
-[[レアリティ]]
-[[スーパーレア]]
-[[ベリーレア]]
-[[プレミアム殿堂]]

&tag(呪文,水文明,青単,単色,コスト4,レアリティメタ,ベリーレアメタ,スーパーレアメタ,除去,全体除去,カード指定除去,バウンス,オールバウンス,ランデス,・,プレミアム殿堂,P,レアリティなし,Hokuyu);