《レアリティ・レジスタンス》

レアリティ・レジスタンス P 水文明 (4)
呪文
バトルゾーンとマナゾーンにあるベリーレアとスーパーレアのカードをすべて、持ち主の手札に戻す。
※プレミアム殿堂

DMX-22で登場した呪文
バトルゾーンマナゾーンベリーレアスーパーレアカードを全てバウンスする。

通常ゲーム中に参照されることのないはずのレアリティを対象としてしまう、ジョークパックにふさわしい飛び抜けたカード

当然スーパーレアベリーレアが潤沢に使用されているデッキに圧倒的に刺さる。
【連ドラ】【カイザー「刃鬼」】サイクリカ系統など多岐にわたる。
逆にレア以下で構築できる【黒緑速攻】などにはほとんど効果がなく腐ってしまう

当然自分にも影響を受けるので、使用する場合は被害が出ないように低レアリティで構築したい。逆に、後からマナ回収して使用したいカードをマナゾーンに置いておくプレイングも可能であった。

ネタカードのようなデザインとはいえその効果は侮れない。後述のとおり、このカードを意識したデッキ構築が行われることもあった。

ルール・裁定

テクニック

環境において

登場当初は評価がマチマチで、「【モルトNEXT】程度にしか刺さらない」などの声が聞かれた。また、レアリティを参照する性質から混乱を招きかねず、その関係でこのカードを使用禁止に指定しているチャンピオンシップも多く、真剣勝負ではめったに見ないカードであった。

ところが、2016/05/10に公認大会公式大会でも使用可能であることが発表されたこと機に、使用を解禁するチャンピオンシップが多くなった。

とはいえ本格的な活躍は、高レアリティ商法に回帰した双極篇以降である。超天篇環境では【チェンジザドンジャングル】【クラッシュ“覇道”】に対して刺さる。この頃になるとこのカードが刺さらないようにGRクリーチャーレア以下で統一する、いわゆる「レアレジ避け」もされるようになった。

【白青黒超次元】は主要パーツ・候補パーツにコモンのカードが多いため、低速コントロールデッキの中でも特に自軍への被害が少ない。そのため、このカードがフィニッシャーとして使われる傾向にある。

自軍への被害をほぼ0に抑えることができる上に、フィニッシャーが4ターン目辺りに着地する関係上早期に唱えることもしやすい【青黒退化】でも使われる場合があり、2021年のゴールデンウィーク中にはこれを3枚投入した【青黒退化】オリジナルチャンピオンシップ優勝を果たした。

元々レアリティ無しでの収録だったカードがベリーレアスーパーレアレアリティで再録される際、プレイヤーがこのカードの存在を考慮して気軽に再録版を使用できない問題があった。さらに、高レアリティのカードを多く採用したデッキが使いにくくなるという問題もあった。この点がシングルカード販売への悪影響、及びこの先の新商品に対する魅力の低下に繋がる懸念がされたためか、2021年7月1日付で殿堂入りを介さないプレミアム殿堂となった。

その他

  • Magic:The Gatheringのジョークカード、《Rare-B-Gone》(準公式訳:レア退場)に類似していることから、元ネタであると考えられる。ただしあちらは盤面だけでなく手札もチェックし、バウンスではなく墓地に送るというさらに過激な性能。

《レアリティ・レジスタンス》から受ける効果が発売時期によって異なるカード一覧

+  再録されて《レアリティ・レジスタンス》の対象でなくなった
+  再録されて《レアリティ・レジスタンス》の対象になった

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考