#author("2024-08-28T18:19:20+09:00","","")
#author("2024-11-19T17:06:01+09:00","","")
*《&ruby(ごきょく){五極}; ギャツビー》 [#cfeb465f]

|五極 ギャツビー VR 光文明 (9)|
|クリーチャー:エンジェル・コマンド/侵略者 11500|
|ブロッカー|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚を裏向きにして、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置き、もう1枚を手札に加える。|

[[DMR-18]]で登場した[[エンジェル・コマンド]]/[[侵略者]]。

登場時[[シールド]]と[[手札]]を増やすことができる[[ブロッカー]]。

その[[スペック]]は[[《天運の精霊龍 ヴァールハイト》]]の[[上位種]]といったところだが、ブロッカーの有無により使用されるデッキは大幅に異なっている。
専用デッキでないと活躍しづらい九極シリーズのカードにしては珍しく中々の[[汎用性]]を誇る。
[[コスト]]が高く、主に[[《ヘブンズ・ゲート》]]等で踏み倒すことが主となるだろう。

同コストに[[《奇跡の精霊ミルザム》]]や[[《封印の精霊龍 ヴァルハラ・パラディン》]]が存在する事を考えると、[[cip]]での[[シールド追加]]と[[手札補充]]はいささか物足りない印象を受けるが、その分堅実に働く[[能力]]とも言える。
とはいえ、他にも優秀な戦力の多い[[【ヘブンズ・ゲート】]]の枠に入るかは微妙なところなので、このクリーチャーならではの利点を見つけたい。

同[[エキスパンション]]収録の[[《超九極 チュートピア》]]との相性は中々で、運は絡むもののそちらを手札に加えた上で自身が[[侵略]]元になることが出来る。これは上記の[[《奇跡の精霊ミルザム》]]などには出来ない芸当である。

[[《奇跡の精霊ミルザム》]]もこの[[クリーチャー]]も[[《ヘブンズ・ゲート》]]で出す事ができるので、[[【九極侵略】]]では両方採用するのも良いだろう。

[[DMRP-13]]で登場した[[《「絶対の楯騎士」》]]は[[能力]]だけ見たらこちらの[[上位互換]]。
少なくとも、[[エンジェル・コマンド]]の[[種族サポート]]の多さと「[[コスト9]]」という先天的な長所のため完全に使い道が奪われたというわけではないが、上位互換の登場云々を抜きにして堅実すぎる性能が災いして[[十王篇]]にもなるとわざわざこのクリーチャーを採用したい場面は減っている。

**環境において [#x650ccc1]
[[【ヘブンズ・ゲート】]]全盛の[[革命編]]期に登場。後述する全国優勝者をはじめとして、一定数のプレイヤーが[[《奇跡の精霊ミルザム》]]殿堂前から[[《ヘブンズ・ゲート》]]で踏み倒す大型[[ブロッカー]]の1体として評価していた。
公式サイトの[[メタゲームブレイクダウン>https://dm.takaratomy.co.jp/coverage/dmnt15_bd/]]では『'''昨今の[[【ヘブンズ・ゲート】]]は割合で見ても「[[ループ>【天門ループ】]][[コンボ>エクストラウィン]]」に傾倒していたので、戦術を見直すいい機会なのかもしれない。'''』とあり、殿堂施行で環境が一変する前は打点要員としてよりも高パワーブロッカーという部分で都合が良かったと思われる。

採用理由として大きかったのは、当時のこのデッキの核である[[《奇跡の精霊ミルザム》]]の存在だった。残り[[シールド]]がなくなる攻撃で[[《ヘブンズ・ゲート》]]を踏んだら[[ウルトラシールド・プラス]]が使えないため、[[手札補充]]を兼ねた[[シールド追加]]が重宝された。また、[[《封印の精霊龍 ヴァルハラ・パラディン》]]の[[フリーズ]]を[[誘発]]させて耐久することもできた。

[[殿堂レギュレーション]]施行と同時開催の「[[デュエルマ☆スターカップ全国大会2015 日本一決定戦>公式大会]]」を制したのも《ギャツビー》入り[[【ヘブンズ・ゲート】]]だった。
《ミルザム》殿堂の直後で、警戒が薄れていたことも勝因のひとつだろう。この日[[【ヘブンズ・ゲート】]]を握ったのは18人中1人のみだった。

#region2(レシピ){{

//https://x.com/zyakiiiii/status/703865737031475201

|>|>|>|BGCOLOR(#eee):(16) ''■クリーチャー''|
|4|[[《音感の精霊龍 エメラルーダ》]]|光||
|2|[[《サイバー・N・ワールド》]]|水||
|3|[[《真・龍覇 ヘブンズロージア》]]|光||
|2|[[《サイバー・I・チョイス》]]|水|S・トリガー|
|3|''《五極 ギャツビー》''|光||
|1|[[《奇跡の精霊ミルザム》]]※|光|殿堂入り|
|1|[[《封印の精霊龍 ヴァルハラ・パラディン》]]|光||
|>|>|>|BGCOLOR(#eee):(24) ''■呪文''|
|4|[[《エナジー・ライト》]]|水||
|4|[[《クリスタル・メモリー》]]|水|S・トリガー|
|3|[[《転生スイッチ》]]|水|S・トリガー|
|2|[[《ドラゴンズ・サイン》]]|光|S・トリガー|
|1|[[《ポジトロン・サイン》]]※|光|S・トリガー 殿堂入り|
|4|[[《生死の天秤》]]|闇|S・トリガー|
|4|[[《ヘブンズ・ゲート》]]|光|S・トリガー|
|1|[[《アポカリプス・デイ》]]|光|S・トリガー|
|1|[[《魔天降臨》]]※|闇|S・トリガー 殿堂入り|
|>|>|>|BGCOLOR(white):|
|>|>|>|BGCOLOR(#eee):(8) ''■超次元ゾーン''|
|1|[[《不滅槍 パーフェクト》]]/[[《天命王 エバーラスト》]]|光||
|2|[[《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》]]/[[《天命讃華 ネバーラスト》]]|光||
|2|[[《真聖教会 エンドレス・ヘブン》]]/[[《真・天命王 ネバーエンド》]]|光||
|1|[[《百獣槍 ジャベレオン》]]/[[《百獣聖堂 レオサイユ》]]/[[《頂天聖 レオザワルド》]]|光||
|1|[[《革命槍 ジャンヌ・ミゼル》]]/[[《聖槍の精霊龍 ダルク・アン・シエル》]]|光||
|1|[[《龍魂教会 ホワイティ》]]|光||
}}

前述の通り[[《奇跡の精霊ミルザム》]]は[[殿堂入り]]したが、1枚でも依然として強力なデッキだったことが証明された[[【ヘブンズ・ゲート】]]は[[環境]]に残留。《ギャツビー》はあわよくば《ミルザム》を手札に引き込める上質な時間稼ぎ兼[[W・ブレイカー]]として需要が増した。

#br

他方、[[【九極侵略】]]でも登場以来重宝されており、特に初期のものは[[【ヘブンズ・ゲート】]]との折衷型だったので実質これが必須だった。

長年3〜4枚の採用がテンプレ化していたが、優秀な[[コスト9]]の踏み倒し先の増加によって採用率に陰りが見え始め、2022年1月1日[[殿堂レギュレーション]]改定後にはついに《ギャツビー》全抜きレシピの上位入賞が報告された。
[[《超七極 Gio/巨大設計図》]]のおかげでこれに頼らなくても大量の手札が手に入るため、[[《極まる侵略 G.O.D.》]]の踏み倒し枠9つの内1つを《ギャツビー》に消費するのは勿体ないとの風潮が漂った。

[[《超七極 Gio/巨大設計図》]]の[[殿堂入り]]後は[[ワンショット]]プランを支えるパーツとしてまた姿が見られるようになった。

***[[ブロック構築]]では [#u64a7981]
[[革命編]]1[[ブロック構築]]戦だった「デュエルマ☆スターカップエリア代表決定戦」では【白黒赤天門】の核として活躍。[[《奇跡の精霊ミルザム》]]も使用可能なルールだが基本的に不採用で、[[《ヘブンズ・ゲート》]]の踏み倒し先はこれと[[《魔法の玉 タルー》]]の8枚のみで十分だった。
大量の[[シールド追加]]と[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]]で時間を稼ぎ、[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]に繋げるのが強力な展開のひとつ。

-余談だが、《ギャツビー》[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]][[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]のパッケージ((いずれもTCGから[[スペック]]の変更はなしで、強いて言えば[[封印]]ギミックがない分[[コマンド]]の価値が下がっている))を採用した[[【ヘブンズ・ゲート】>【ヘブンズ・ゲート】 (デュエプレ)]]は[[DMPP-26]]発売後の[[デュエプレ]]でもマスター到達者を出し、基盤の強力さが証明された。

[[白黒赤]]の陰に隠れてわずかに存在していた[[白青]]型でもやはり必須レベルの[[ブロッカー]]だった。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#d7d85e45]
|五極 ギャツビー R 光文明 (9)|
|クリーチャー:エンジェル・コマンド/侵略者 11500|
|ブロッカー|
|W・ブレイカー|
|バトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を見る。その中から1枚をシールド化し、残りを手札に加える。|

[[DMPP-26]]で実装。[[レア]]になった。

[[New Division]]で使える[[【ヘブンズ・ゲート】>【ヘブンズ・ゲート】 (デュエプレ)]]向けカードがあまり充実していないことと、ライバルになりそうな[[《封印の精霊龍 ヴァルハラ・パラディン》]]とは異なり、山札からカードを見て[[シールド化]]&1枚手札に加えることでリソースゲームに強くなるため、人気のあるブロッカーとして使われている。基本性能はTCG版と変わっていないため、ポテンシャルも十分。

[[【九極侵略】>【九極侵略】 (デュエプレ)]]でも好みで使われる。[[《極まる侵略 G.O.D.》]]で踏み倒し枠9つの管理は必要なくなったが、[[フルパワー構築>デッキビルディング#full]]で考えるなら《G.O.D.》が着地した瞬間に受けとトリガーロックが完了していて些細な手札補充やシールド追加は必要ないと切り捨てたのならメインデッキ40枚から全抜きしても回る。

2024年6月27日メンテナンス後には[[【白青ギャツビー】>【ヘブンズ・ゲート】 (デュエプレ)#i1969f36]]が成立。このデッキは[[ナーフ]]された[[【トリガーロージア】>【トリガーロージア】 (デュエプレ)]]の[[リペア]]と、[[《究極ゲート》]]で《ギャツビー》を踏み倒す全く新しいコスト踏み倒し[[コンボ]]という2つの性質を持つ。
[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]][[《界王類絶対目 ワルド・ブラッキオ》]]などの露骨な【トリガーロージア】[[メタ]]が減っているので環境への[[刺さり]]は良好。
[[All Division]]でも[[《大河聖霊エル・ドラード》]]入り【白青ギャツビー】のマスター到達報告が寄せられている。

-[[《天運の精霊龍 ヴァールハイト》]]と同じく、「もう1枚を」が「[[残り]]を」になっている。見て選んだ1枚が[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]でシールド化できなかった場合には見た2枚が手札に加わる。

**関連カード [#o8ba7736]
-[[《天運の精霊龍 ヴァールハイト》]]
-[[《「絶対の楯騎士」》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#cfe1f858]
-[[DMPP-26]]、[[DMPD-10]]&br;'''[[レッドゾーン>《轟く侵略 レッドゾーン》]]を打ち倒した[[ミラダンテ>《時の革命 ミラダンテ》]]の次の相手は、九極の[[侵略者]]たちだった。'''

**収録セット [#c95a22cb]
***[[デュエル・マスターズ]] [#f3f6c92f]
-illus.[[Tanru]]
--[[DMR-18 「革命編 第2章 時よ止まれミラダンテ!!」>DMR-18]](1/72)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#o25db0b5]
-CV:[[坂本悠里]]
-illus.[[Tanru]]
--[[DMPP-26 「天魔命導 -MIRACLE REVOLUTION-」>DMPP-26]]
--[[DMPD-10 「光水ヘブンズ」>DMPD-10]]

**参考 [#e62de249]
-[[コスト9]]
-[[エンジェル・コマンド]]
-[[侵略者]]
-[[クリーチャー]]
-[[ブロッカー]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[シールド追加]]
-[[手札補充]]

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