#author("2025-10-31T12:02:28+09:00","","")
#author("2025-11-14T00:14:43+09:00","","")
*《&ruby(せんかい){仙界};の&ruby(きりんじ){麒麟児}; ミロク》 [#top]

|仙界の麒麟児 ミロク SR 光/水/闇/火/自然文明 (40)|
|クリーチャー:スターノイド/マシン・イーター 36900|
|このクリーチャーの召喚コストを、自分のマナゾーンにあるカードタイプ1つにつき7少なくする。ただし、コストは4以下にはならない。|
|''ワールド・ブレイカー''|
|このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から7枚を表向きにする。その中から、異なるカードタイプを持つカードを好きな数選び、手札に加える。残りを好きな順序で山札の下に置く。|
|相手がカードを実行した時、自分は同じカードタイプのカードを1枚、自分の手札からコストを支払わずに実行してもよい。|

[[DM25-EX2]]で登場した[[光]]/[[水]]/[[闇]]/[[火]]/[[自然]]の[[スターノイド]]/[[マシン・イーター]]。
''[[5色レインボー]]でありながら[[マナ数]]が1''である[[カード]]の1種である。

[[cip]]で[[山札の上]]7枚から異なる[[カードタイプ]]のカードを好きなだけ[[手札に加える>手札補充]]ことができる[[ワールド・ブレイカー]]。
加えて相手がカードを[[実行]]するたびに、同じ[[カードタイプ]]のカードを手札から使用して反撃できる。

40という莫大な[[コスト]]を持つが、[[マナゾーン]]に存在する「[[カードタイプ]]の種類」一つにつき7ずつ[[コスト軽減]]できる。
そのため、[[カードタイプ]]が5種類なら合計35軽減し僅か5[[マナ]]で召喚できる…のだが、[[環境]]で見かけるカードタイプは「[[クリーチャー]]」と「[[呪文]]」が筆頭、[[タマシード]]もそこそこいるという程度であり、5タイプ揃えようとするなら[[専用デッキ]]にならざるを得ない。
5タイプをバランス良く採用した上でも、最速で出そうとすると''「5回のチャージで5色と5タイプを揃える」''という極めて高い[[要求値]]を求められる。

単純に様々な[[カードタイプ]]を採用しただけでは安定性を欠くため、さらに一工夫が欲しい。
[[《クリスタル・フュージョン》]]など大量マナ加速で様々なカードタイプが落ちるのを祈るか、[[《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》]]などを用いてキーカードを集めたいところ。
希少な[[カードタイプ]]である[[セル]]の[[新世界王の○○]][[サイクル]]と[[タマシード]]の[[魔法陣サイクル]]は、色[[マナ基盤]]も兼ねるため真っ当な[[召喚]]を狙うなら殆ど必須カードと言える。

いざ着地してしまえば困難に見合った強烈な能力を発揮してくれる。

[[cip]]は[[《フォーチュン・ドンキッキー》]]の効果が[[山札の上]]を7枚まで見られるようになったもの。そのため、一部裁定や注意点などはそちらも参照。

参照するのが[[カードタイプ]]であるのは同じだが、使いにくい[[コスト軽減]]能力とは打って変わって汎用性の高い手札補充能力となっている。
たとえ[[クリーチャー]]と[[呪文]]しか捲れなくても[[《五番龍 レイクポーチャー ParZero》]]を凌駕する回収範囲であり、カウンター効果の下準備を自前でしてくれる。

相手の[[カード]]の[[実行]]に反応して同じ[[カードタイプ]]の[[カード]]を使えるカウンター能力にはコストの制限が無い。
最も強烈なのはクリーチャーの[[召喚]]に対して2枚目の《ミロク》を出し、[[手札補充]]を繰り返しながら次なるカウンターの効果も大きくすることだろう。それ以外でも相手ターンに干渉できる能力なので、[[除去]]や[[ターンの残りをとばす]][[能力]]を使えれば相手の戦略を滅茶苦茶にできる。

ただし、あくまでも相手がカードを[[実行]]しないことには何も対応できない。既にある盤面で殴れば勝ちという状況や、[[召喚]]でない直接[[バトルゾーン]]に出す能力には無力なことに気をつけたい。

ワールド・ブレイカーは[[S・トリガー]]に弱いという弱点を抱えるも、このカードの反撃効果は自分のターン中でも発動可能なので、踏んだ[[S・トリガー]]と同じ[[カードタイプ]]をぶつけ返すことで反撃できる。ただし、[[《クエイクス・ハンド》>《凶骨の邪将クエイクス/クエイクス・ハンド》]]の様な[[ハンデス]]付きのS・トリガーには弱いので注意。

普通のデッキでは「クリーチャー」と「呪文」が大半を占めるという前述の事情は相手にも当てはまるため、[[コスト踏み倒し]]が現実的でない[[カードタイプ]]を思い切って不採用とし、[[コスト軽減]]による[[召喚]]を諦めて《ミロク》自身を[[コスト踏み倒し]]で出してしまう方針で構築するのも手。
主な踏み倒し手段としては、相互[[コスト踏み倒し]]の関係にある[[《インフェルノ・ポータル》]]や同弾収録の[[《イッツ・ショータイム》]]を始めとする各種踏み倒し[[呪文]]、莫大な[[パワー]]を活かした[[《ギガント・テキサリス》]]などの[[パワー12000以上]]シナジー、[[《ミステリー・キューブ》]]のような[[ガチャ]]、[[退化]]ギミック等が考えられる。

//-特に[[退化]]においては、相手が[[クリーチャー]]を出すだけでこちらも[[重量級]][[クリーチャー]]を出せてしまうため、本命の[[退化]]先が[[手札]]に来てしまってもリカバリーできる[[サブプラン]]として機能し相性が良い。
//一方で強力な[[cip]]も使用できないため、このカードのポテンシャルを完全に発揮することはできない。もしもこれを軸とした[[退化]]デッキを組むなら、[[《インフェルノ・ポータル》]]などの[[サブプラン]]を採用することも頭の片隅に置いておきたい。
//サブプランのサブプランとかデッキにならん

-[[退化]]について、このクリーチャーがすべての文明を持つことから、[[手札進化]]・[[墓地進化]]・[[マナ進化]]3種のどこからも仕込めるという利点はある。一方、これが出ただけで勝ちになるという性能はなく、あくまで「目当ての退化先が墓地またはマナゾーンに準備できなかった際に『相手がクリーチャーを召喚する』という極めて緩い条件で手札から射出できる」という部分が独自性となる。
言うまでもないが、[[マナ数]]が1とはいえ[[多色]]なのは変わらないため[[タップイン]]の[[チャージ]]で最速コンボが決まらなくなるデメリットも折り合いを付ける必要がある。
--細かな点として、[[退化]]で《仙界の麒麟児 ミロク》をバトルゾーンに出現させた場合、[[手札補充]]の[[cip]]は誘発機会がないため、カウンター召喚したい大型獣は自力で引いておく必要がある。

**ルール [#rules]
-[[エグザイル・クリーチャー]]や[[進化クリーチャー]]といった分類は[[特殊タイプ]]であり、[[カードタイプ]]としては「[[クリーチャー]]」の1種でカウントされる。
--したがって[[コスト軽減]]に寄与することはないが、[[コスト踏み倒し]]に際しては参照元が「[[クリーチャー]]」でさえあれば条件を満たすことができる。

-[[クリーチャー]]と[[呪文]]の[[ツインパクト]]や、[[タマシード/クリーチャー]]のように1枚のカードが複数の[[カードタイプ]]を持つ場合、いずれかの1つのカードタイプを持つカードとして手札に加えられる。(公式FAQ(2025.10.17)[[1>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/47482/]], [[2>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/47481/]])

-[[DM25-EX2]]時点では、[[マナゾーン]]に置くことのできる[[カードタイプ]]は以下の通り。
#region2{{
|~カードタイプ名|~補足|h
|[[クリーチャー]]||
|[[呪文]]||
|[[クロスギア]]||
|[[城]]||
|[[セル]]|[[キング・セル]]のみ[[マナゾーン]]に存在し続けることができる|
|[[鼓動]]|基本的に[[《禁断 ~解放せしX~》]]のみ[[マナゾーン]]に存在し続けることができる|
//(([[《禁断 ~封印されしX~》]]と常在型の敗北回避、[[《禁断 ~目醒めの刻~》]]とマナのカードを離れなくさせる能力との組み合わせで、無理やり存在させ続けることは可能))
|[[フィールド]]||
|[[コア]]|[[DM25-EX2]]時点でメインデッキに入るカードは存在しない。[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]を経由する必要がある|
//([[置換効果]]を無効化した《ドルマゲドン》からコアをカード除去で抜き取るか[[ドルマゲドン]]を除去する必要がある。|
|[[オーラ]]||
|[[儀]]| [[DM25-EX2]]時点でメインデッキに入るカードは存在しない。[[《零龍》]]を経由する必要がある|
//[[《零龍》]]と同一のカード[[《滅亡の起源 零無》]]のみのため[[敗北回避]]が必須←強制敗北を担ってるのは《破壊の儀》。マゲもそうだけど進化させてからカード除去で引っこ抜けば問題ない
|[[星雲]]| [[DM25-EX2]]時点でメインデッキに入るカードは存在しない。[[《零龍》]]を経由する必要がある|
//(禁断コア同様)|
|[[Artifact]]|[[《Black Lotus》]]のみが存在する|
|[[土地]]|[[《Library of Alexandria》]]のみが存在する|
|[[タマシード]]||
}}

**このカードと相性の良いカード [#synergy]
-[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]があれば[[カードタイプ]]が4種類しかない時でも8マナといくらか現実的なコストになる。

-[[山札]]から[[サーチ]]して[[マナ加速]]する手段を取るのであれば、[[《13番目の計画》]]で[[メインデッキ]]の枚数自体を増やし、異なるカードタイプの[[カード]]の絶対数を確保するのも手。

//[[ツインパクト]]は1枚マナゾーンにあるだけで、[[呪文]][[側]]と[[クリーチャー]][[側]]をそれぞれ1つずつカウントできる。
//できるだろうけど上と矛盾してるので1回co。裁定公開待ちで

-本文にも記載の通り、このカードの正規召喚に5色を必要とし、かつ[[カードタイプ]]の種類も揃える必要があるという点で、[[新世界王の○○]]シリーズと[[魔法陣サイクル]]は特に相性が良い。
[[セル]]([[キング・セル]])と[[タマシード]]で2種類揃えられ、[[新世界王の○○]]シリーズは[[《Volzeos-Balamord》]]をサブプランに据える事ができる。
[[魔法陣サイクル]]の中でも特に[[《邪爪の魔法陣》]]は、マナ数超過を咎める相手の[[小型>ウィニー]][[メタカード]]を[[除去]]するのに重宝するだろう。

**その他 [#others]
-初出は漫画「[[デュエル・マスターズGT -Gear of the Twin heart-]]」で、《ミロク》が[[《煉獄大帝 キング・ロマノフ》]]に特攻する際にこの姿を披露している。

-[[パワー]]の上3文字は「ミ(3)・ロ(6)・ク(9)」の語呂合わせ。

-[[マシン・イーター]]としては[[《勝利仮装 オニマネ丸》]]の7コスト・パワー7000を、[[スターノイド]]としても[[《サファイア・ウィズダム》]]の9コスト・パワー15000の記録を大幅に更新する最大[[コスト]]・最大[[パワー]]の[[クリーチャー]]となる。
[[マシン・イーター]]としても[[スターノイド]]としても、[[ワールド・ブレイカー]]を持つ[[クリーチャー]]はこの[[カード]]が初となる。
さらにいえば、[[メインデッキ]]に入る[[コスト]]40の[[カード]]はこの1枚が初めて。メイン外の[[カード]]としては[[《超覚醒ラスト・ストーム XX》]]がある。
--[[パワー]]が語呂合わせとして設定されていることや[[コスト]]が[[能力]]の為に特別に設定されているからこそ成し得た記録と言える。

-[[5色レインボー]]かつマナ数1の[[カード]]として初の[[特殊タイプ]]を持たない[[クリーチャー]]。
//**[[サイクル]] [#cycle]

**関連カード [#related]
-[[《仙界一の天才 ミロク》]]

-[[《フォーチュン・ドンキッキー》]]
-[[《ルナ・デイブレイクΣ》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
//-[[DM25-EX2]]&br;'''フレーバーテキスト'''

**収録セット [#pack]
//***[[デュエル・マスターズ]] [#dm]
-illus.[[Futaro]]
--[[DM25-EX2 「王道vs邪道 デュエキングWDreaM 2025」>DM25-EX2]](20/105)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#dmpp]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]
//--[[DMPP-00 第00弾「  」>DMPP-00]]

**参考 [#reference]
-[[スターノイド]]
-[[マシン・イーター]]
-[[コスト軽減]]
-[[カードタイプ]]
-[[ワールド・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[サーチ]]
-[[手札補充]]
-[[コスト踏み倒し]]

-[[上位存在]]

&tag(クリーチャー,光文明,水文明,闇文明,火文明,自然文明,5色レインボー,多色,マナ数1,5色レインボーかつマナ数1,コスト40,スターノイド,マシン・イーター,パワー36900,カードタイプサポート,1つにつき,自身コスト軽減,ワールド・ブレイカー,cip,サーチ,手札補充,相手がカードを実行した時,同じカードタイプ,コスト踏み倒し,コスト踏み倒し (召喚扱い),背景ストーリー,背景ストーリー:人物,上位存在,SR,スーパーレア,Futaro);