#author("2024-07-14T06:31:04+09:00","","")
#author("2024-11-04T10:50:14+09:00","","")
*《&ruby(うな){唸};る&ruby(てつわん){鉄腕}; ギリガザミ》 [#q42da6da]

|唸る鉄腕 ギリガザミ R 水文明 (8)|
|クリーチャー:ムートピア 2000|
|''スーパー・S・トリガー''(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。その時自分のシールドが1つもなければ、このクリーチャーにS能力を与える)|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引く。その後、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。|
|S−このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト9以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。|

[[DMRP-04魔]]で登場した[[水]]の[[ムートピア]]。

[[cip]]で[[キャントリップ]]と[[バウンス]]をし、[[スーパー・S・トリガー]]でコスト9以下の呪文を1枚自分の手札から唱えることができる。

[[スーパー・S・トリガー]]で[[呪文]]を踏み倒せる範囲は[[コスト]]9と幅広く[[文明]]の指定もない。ほとんどの[[呪文]]を踏み倒せるのでそこから逆転も狙える。

この手の[[クリーチャー]]で一番困るのは[[召喚]]か[[呪文]]のどちらかを封じられている時に何もできないことだろうが、この[[クリーチャー]]は[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]の[[ファイナル革命]]の対象外。
[[《光神龍スペル・デル・フィン》]][[《古代楽園モアイランド》]][[《アルカディアス・モモキング》]]などの[[常在型能力]]による[[呪文ロック]]は[[cip]]の[[バウンス]]で[[除去]]すれば問題ない。
また、2018年3月より[[《単騎連射 マグナム》]]が[[殿堂入り]]、2020年1月より[[《音精 ラフルル》]]が[[プレミアム殿堂]]となったのも大きな追い風となっている。

[[《貝獣 ウーニ》]]も呪文を唱えるという意味ではライバルだが、[[スーパー・S・トリガー]]以外の効果ではこちらの方が使いやすいだろう。

**他のカード・デッキとの相性 [#t7026331]
-同弾[[再録]]の[[《神々の逆流》]]がちょうど[[コスト]]9であるため、あらかじめ[[《最高学府 インテリエイル》]]を出しておけばさらなる呪文踏み倒しも狙える。

-相手がクリーチャーを大量展開しているのであれば、[[《ドルマゲドン・ビッグバン》]]による[[ライブラリアウト]]が狙える。

-[[防御札]]としての単体性能を[[《アクア・サーファー》]]と比べると雲泥の差がある。もっとも、そちらはこのカードが登場した[[新章デュエル・マスターズ]]時点で[[環境]]に太刀打ちできる[[スペック]]ではなくなっており、[[種族デッキ]]と[[【6軸ガチロボ】]]のみが居場所だった。

-高コスト[[S・トリガー獣]]なので[[【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】]]にも適性がある。[[水]]系の型を組みたいなら一考の余地がある。

-[[バトルゾーン]]に相手の[[《禁断〜封印されしX〜》]]があり相手の攻撃でこのクリーチャーの[[スーパー・S・トリガー]]を発動した場合、[[《テック団の波壊Go!》]]など[[カード指定除去]]の[[呪文]]で[[封印]]をすべて剥がせる状態ならば、[[バウンス]]より先にそれらを唱えて強制的に[[禁断解放]]させ、[[ターン・プレイヤー]]優先権により[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]が[[表向き]]になるのでそのまま[[バウンス]]させることができる。

-自分の[[《龍装艦 スペルエビート》]]がいる時に[[スーパー・ボーナス]]で[[《魂と記憶の盾》]]などの《ギリガザミ》を[[シールド化]]できる呪文を唱えたら、《ギリガザミ》が出る度に《スペルエビート》の[[墓地回収]]が[[誘発]]するため無限耐久[[コンボ]]になる。

-[[《ジョジョジョ・マキシマム》]]の効果を受けたクリーチャーがブレイクしたシールドからこのカードの[[スーパー・S・トリガー]]を発動した場合、かつてはそのクリーチャーをバウンスすればコスト9以下の呪文を踏み倒せるという暫定解答が出ていたが、2018年3月1日の総合ルール改定の際に不可能である旨が明記された。[[ソース>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31399/]]
ただし、改定から日が浅いこと、デッキ調整を余儀なくされるプレイヤーが相当数いたことを考慮して、2018年3月12日開催の「[[全国大会2017>公式大会]]」では特例として旧ルールが適用された。
--旧ルールでは[[【ジャバランガループ】]]において[[《戒王の封》]]を唱えることで、[[バトルゾーン]]にどれだけ相手のクリーチャーがいようと[[《洗脳センノー》]]がいようと[[ソリティア]]で勝てる可能性があった。
《ギリガザミ》が一番強かったのは間違いなく旧ルールなのだが、下記の通りナーフ後も変わらず環境で使われ続けた。

**環境において [#v47f92e6]
[[デュエル・マスターズ全国大会2017>公式大会]]で3位に入賞していた[[【ロージアミラダンテ】]]には2枚投入されており、リペアの戦力として存在感を示した。

その他、[[双極篇環境]]辺りまでは[[呪文]]をある程度扱う後ろ寄せ傾向の[[水]]系の[[デッキ]]なら何にでも入るという状況であり、特に[[【ジャバランガループ】]]や[[【ダーツデリート】]]、[[【ウーニループ】]]などの[[コンボデッキ]]系統での活躍が目覚ましかった。

しかし[[超天篇環境]]では[[GRクリーチャー]]を大量展開する戦略に対応できなかったため、需要が衰えた。
//流行していた[[《「本日のラッキーナンバー!」》 >《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]で「9」を宣言することで、返しのターンの[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]]を寸断するついでにこちらの[[コスト]]9[[呪文]]を封殺することができたのも大きい。
//?

[[王来篇環境]]では[[【青黒退化】]]/[[【青黒緑退化】]]を中心に活躍。それらの系統同士の[[ミラーマッチ]]では[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]に対する返し手として一定の評価を受け、ゲームを長引かせてしまう恐れがあることを考えると相手の方も悠長に[[《The邪悪 寄成ギョウ》]]を[[《竜魔神王バルカディア・NEX》]]で呼び出すことが躊躇われるため、[[《The邪悪 寄成ギョウ》]]に弱い点もあまりネックにならなかった。このシリーズでは[[【ディスペクター天門】>【4色ロマノグリラ天門】]]系統でも良く使われた。

[[王来篇]]終期の[[オリジナル]]では[[赤]][[抜き4色]]で[[《超七極 Gio/巨大設計図》]]基盤の[[【ナウ・オア・ネバーループ】]]が流行。このカードもそちらの[[呪文]]側で[[回収]]できるループパーツとして使われるようになった。

[[王来MAX環境]]が開始して[[【赤緑タマシードアポロヌス】>【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】#v411d9ae]]が各地の[[オリジナル]]の[[チャンピオンシップ]]を荒らす流行のデッキとなると、[[《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》]]に対する返し手としても評価されるように。[[《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》]]をバウンスすることでダイレクトアタックを防げるのは当然のこと、[[【ディスペクター天門】>【4色ロマノグリラ天門】]]系統であれば状況的に確定で発動できる[[スーパー・S・トリガー]]で[[《ヘブンズ・ゲート》]]にアクセスすることで[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]を呼び出して[[《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》]]でのランデスをケアできる。[[【5色マッド・デッド・ウッド】]]が流行すると、そちらに2枚ほど投入されるケースが散見されるようになった。

『全国大会2019』日本一決定戦でベスト8に残った【緑白青黒ギャラクシールド】に[[防御札]]として2枚投入されていた。[[【我我我ブランド】]]対面で序盤刻んでくるところに合わせるとバウンスと[[殴り返し]]で2面取ることができるのが美味しい。[[コスト]]1[[ウィニー]]程度なら殴り返しに困らないパワーもあった。[[【JO退化】]]に使われる[[《アルカディアス・モモキング》]]に[[ロック]]されない点も大きい。

[[【青黒緑ゼーロベン】]]に投入される場合もある。[[スーパー・ボーナス]]で[[《闇王ゼーロ》]]を唱えて[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]をリアニメイトすれば[[EXライフ]]と[[ブロッカー]]、このクリーチャーの[[cip]]を合わせて3[[打点]]止まる。また、相手ターン中の踏み倒しによって[[《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》]]などの持ち主のターンには働かない[[コスト踏み倒しメタ]]をかいくぐる役割もある。
//一見すると元々ノーコストで詠唱できる[[《闇王ゼーロ》]]がスーパー・ボーナスで唱えられても意味はなさそうだが、ブレイクを受けている最中にS・トリガーや加わった手札などで元々未達成であった手札や盤面の条件が達成できるメリットがある。
//?

[[アビス・レボリューション]]期に[[【アカシック3】]]が発祥すると、徐々にあわよくば呪文発射台として使える[[《巨大設計図》]]範囲内のカードとして採用されるように。このシリーズでは[[【5色ディスペクター】]]に[[重量級]][[呪文]]の発射台として投入される場合も。

[[DM23-EX2]]期には上述の[[《テック団の波壊Go!》]]との[[コンボ]]を搭載した[[【星龍ライベルモット】]]([[《海姫龍 ライベルモット・ビターズ》]]抜き)が[[アドバンス]]の[[CS>チャンピオンシップ]]で優勝。メインの勝ち筋が[[《オールデリート》]]のデッキなので相手の[[《禁断〜封印されしX〜》]]対策の重要度は高い。[[《マーシャル・クイーン》]]でこれを仕込みながら[[《テック団の波壊Go!》]]を[[ブレイク]]することで[[エクストラウィン]]を予約できるのも強力。
それまで採用されていた[[《コーライルの海幻》]]を抜いてこのカードを[[4枚積み]]した構築が当時のトレンドだった。
しかし、[[DM24-RP2]]期になると、[[【青赤マジック】]]の[[《単騎連射 マグナム》]]を意識した[[《コーライルの海幻》]]4枚《ギリガザミ》1枚の[[レシピ]]も結果を残した。

**[[サイクル]] [#mab37b3f]
[[DMRP-04魔]]で登場した[[スーパー・S・トリガー]][[クリーチャー]][[サイクル]]。
-[[《奇石 ミタラシオ》]]
-''《唸る鉄腕 ギリガザミ》''
-[[《撃髄医 スパイナー》]]
-[[《目玉坊ちゃんズ》]]
-[[《ぱくちーたー》]]

**関連カード [#x9b91c66]
-[[《アクア・サーファー》]]
-[[《サーフ・スパイラル》]]

-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《同じ釜の仲間 ジーラス》]]

**収録セット [#i9c66981]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[So-taro>so-taro]]
--[[DMRP-04魔 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」>DMRP-04魔]](10/61)
--[[DMEX-19 「マスター・ファイナル・メモリアル・パック」>DMEX-19]](27/68)

**参考 [#k4ffcf9f]
-[[ムートピア]]  
-[[スーパー・S・トリガー]]
-[[ドロー]]
-[[バウンス]]
-[[コスト踏み倒し]]

----
[[公式Q&A]]

-能力について

>Q.相手の、''《ジョジョジョ・マキシマム》''の効果を受けたクリーチャーが自分の最後の1つのシールドをブレイクした際、自分は手札に加える[[《唸る鉄腕 ギリガザミ》]]を「スーパー・S・トリガー」で召喚しました。カードを1枚引き、攻撃中のクリーチャーを手札に戻してから、[[《唸る鉄腕 ギリガザミ》]]の「スーパー・S・トリガー」能力で、コスト9以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えられますか?
A.いいえ、唱えられません。「攻撃中」に継続する効果は、攻撃終了ステップに消滅します。攻撃クリーチャーがバトルゾーンを離れた場合、その時点で解決中の効果と待機中の効果をすべて解決し終わった後で攻撃終了ステップへ移行するため、[[《唸る鉄腕 ギリガザミ》]]の効果の解決中は引き続き''《ジョジョジョ・マキシマム》''の効果が適用されています。
#region2((総合ルール 500.2.,505.6a,510.)){{
:500.2. |各ステップは処理中の効果がない状態で、ターン・プレイヤーが何もすることがなくなった時点で終了します。攻撃中の各サブステップは、各プレイヤーの行動がなくなった時点で次のサブステップに移行します。
::500.2a |一度次のステップに移行したら、それ以前のステップに戻ることはありません。
:505.6a |一旦クリーチャーが攻撃クリーチャーかブロッククリーチャーとして指定されたなら、そのクリーチャーが攻撃やブロックに参加することを禁止する能力がその後で発動したとしても、そのクリーチャーを現在行われている攻撃やブロックから取り除くことはありません。ただし、何らかの効果によって攻撃クリーチャーまたは攻撃先のクリーチャーが「その攻撃」から取り除かれた場合、その攻撃は即座に終了し、攻撃終了ステップへ移行します。この時、すでに解決待ちの効果は解決されますが、(506.3d で定義される)非ターン・プレイヤーの任意で使用を宣言できる能力を新たに追加することはできません。
>
:506.3d |非ターン・プレイヤー側の、使用宣言が必要な誘発型能力の宣言を行います。攻撃クリーチャーを指定した時点では条件を満たしていなかったものであっても、この時点で条件を満たしていれば使用宣言が可能です。
<

''510. 攻撃終了ステップ''
:510.1. |すべての「攻撃の終わりに」誘発する能力が誘発します。誘発した効果はターン・プレイヤーから順に処理します。
:510.2. |次に「攻撃中」、「ブロック中」の効果が消滅します。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/41551]](2022.7.22)

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