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唸る鉄腕 ギリガザミ R 水文明 (8) |
クリーチャー:ムートピア 2000 |
スーパー・S・トリガー(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。その時自分のシールドが1つもなければ、このクリーチャーにS能力を与える) |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引く。その後、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。 |
S−このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト9以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。 |
cipでキャントリップとバウンスをし、スーパー・S・トリガーでコスト9以下の呪文を1枚自分の手札から唱えることができる。
スーパー・S・トリガーで呪文を踏み倒せる範囲はコスト9と幅広く文明の指定もない。ほとんどの呪文を踏み倒せるのでそこから逆転も狙える。
この手のクリーチャーで一番困るのは召喚か呪文のどちらかを封じられている時に何もできないことだろうが、このクリーチャーは《時の法皇 ミラダンテXII》のファイナル革命の対象外。
《光神龍スペル・デル・フィン》《古代楽園モアイランド》《アルカディアス・モモキング》などの常在型能力による呪文ロックはcipのバウンスで除去すれば問題ない。
また、2018年3月より《単騎連射 マグナム》が殿堂入り、2020年1月より《音精 ラフルル》がプレミアム殿堂となったのも大きな追い風となっている。
《貝獣 ウーニ》も呪文を唱えるという意味ではライバルだが、スーパー・S・トリガー以外の効果ではこちらの方が使いやすいだろう。
デュエル・マスターズ全国大会2017で3位に入賞していた【ロージアミラダンテ】には2枚投入されており、リペアの戦力として存在感を示した。
その他、双極篇環境辺りまでは呪文をある程度扱う後ろ寄せ傾向の水系のデッキなら何にでも入るという状況であり、特に【ジャバランガループ】や【ダーツデリート】、【ウーニループ】などのコンボデッキ系統での活躍が目覚ましかった。
しかし超天篇環境ではGRクリーチャーを大量展開する戦略に対応できなかったため、需要が衰えた。
王来篇環境では【青黒退化】/【青黒緑退化】を中心に活躍。それらの系統同士のミラーマッチでは《竜魔神王バルカディア・NEX》に対する返し手として一定の評価を受け、ゲームを長引かせてしまう恐れがあることを考えると相手の方も悠長に《The邪悪 寄成ギョウ》を《竜魔神王バルカディア・NEX》で呼び出すことが躊躇われるため、《The邪悪 寄成ギョウ》に弱い点もあまりネックにならなかった。このシリーズでは【ディスペクター天門】系統でも良く使われた。
王来篇終期のオリジナルでは赤抜き4色で《超七極 Gio/巨大設計図》基盤の【ナウ・オア・ネバーループ】が流行。このカードもそちらの呪文側で回収できるループパーツとして使われるようになった。
王来MAX環境が開始して【赤緑タマシードアポロヌス】が各地のオリジナルのチャンピオンシップを荒らす流行のデッキとなると、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》に対する返し手としても評価されるように。《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》をバウンスすることでダイレクトアタックを防げるのは当然のこと、【ディスペクター天門】系統であれば状況的に確定で発動できるスーパー・S・トリガーで《ヘブンズ・ゲート》にアクセスすることで《砕慄接続 グレイトフル・ベン》を呼び出して《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》でのランデスをケアできる。【5色マッド・デッド・ウッド】が流行すると、そちらに2枚ほど投入されるケースが散見されるようになった。
『全国大会2019』日本一決定戦でベスト8に残った【緑白青黒ギャラクシールド】に防御札として2枚投入されていた。【我我我ブランド】対面で序盤刻んでくるところに合わせるとバウンスと殴り返しで2面取ることができるのが美味しい。コスト1ウィニー程度なら殴り返しに困らないパワーもあった。【JO退化】に使われる《アルカディアス・モモキング》にロックされない点も大きい。
【青黒緑ゼーロベン】に投入される場合もある。スーパー・ボーナスで《闇王ゼーロ》を唱えて《砕慄接続 グレイトフル・ベン》をリアニメイトすればEXライフとブロッカー、このクリーチャーのcipを合わせて3打点止まる。また、相手ターン中の踏み倒しによって《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》などの持ち主のターンには働かないコスト踏み倒しメタをかいくぐる役割もある。
アビス・レボリューション期に【アカシック3】が発祥すると、徐々にあわよくば呪文発射台として使える《巨大設計図》範囲内のカードとして採用されるように。このシリーズでは【5色ディスペクター】に重量級呪文の発射台として投入される場合も。
DM23-EX2期には上述の《テック団の波壊Go!》とのコンボを搭載した【星龍ライベルモット】(《海姫龍 ライベルモット・ビターズ》抜き)がアドバンスのCSで優勝。メインの勝ち筋が《オールデリート》のデッキなので相手の《禁断〜封印されしX〜》対策の重要度は高い。《マーシャル・クイーン》でこれを仕込みながら《テック団の波壊Go!》をブレイクすることでエクストラウィンを予約できるのも強力。
それまで採用されていた《コーライルの海幻》を抜いてこのカードを4枚積みした構築が当時のトレンドだった。
しかし、DM24-RP2期になると、【青赤マジック】の《単騎連射 マグナム》を意識した《コーライルの海幻》4枚《ギリガザミ》1枚のレシピも結果を残した。
DMRP-04魔で登場したスーパー・S・トリガークリーチャーサイクル。
Q.相手の、《ジョジョジョ・マキシマム》の効果を受けたクリーチャーが自分の最後の1つのシールドをブレイクした際、自分は手札に加える《唸る鉄腕 ギリガザミ》を「スーパー・S・トリガー」で召喚しました。カードを1枚引き、攻撃中のクリーチャーを手札に戻してから、《唸る鉄腕 ギリガザミ》の「スーパー・S・トリガー」能力で、コスト9以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えられますか?
A.いいえ、唱えられません。「攻撃中」に継続する効果は、攻撃終了ステップに消滅します。攻撃クリーチャーがバトルゾーンを離れた場合、その時点で解決中の効果と待機中の効果をすべて解決し終わった後で攻撃終了ステップへ移行するため、《唸る鉄腕 ギリガザミ》の効果の解決中は引き続き《ジョジョジョ・マキシマム》の効果が適用されています。
(総合ルール 500.2.,505.6a,510.) 引用元(2022.7.22)