#author("2023-12-21T10:56:13+09:00","","") #author("2024-09-09T22:48:56+09:00","","") *《&ruby(じごく){地獄};スクラッパー》 [#hcdb2f7b] |地獄スクラッパー R 火文明 (7)| |呪文| |S・トリガー| |相手のクリーチャーを、パワーの合計が5000以下になるように好きな数選び、破壊する。| [[DM-14]]で登場した[[火]]の[[割り振り火力]]の[[S・トリガー]][[呪文]]。[[スクラッパー]][[呪文]]のひとつ。 [[《地獄万力》]]から[[火力]]を落とした代わりに[[S・トリガー]]が追加された[[呪文]]である。 最大[[火力]]は3000下がったとはいえ、[[S・トリガー]]が付いたことは大きい。 このカードの登場以前の火文明は有力な[[S・トリガー]][[呪文]]が不在であった事もあり、柔軟な[[火力]]範囲での[[ウィニー]]の大量処理から中型[[クリーチャー]]の[[除去]]まで幅広くこなせる防御札として多くの[[デッキ]]で活躍した。 このカードの登場以前の火文明は有力な[[S・トリガー]][[呪文]]が不在であった事もあり、柔軟な[[火力]]範囲での[[ウィニー]]の大量処理から中型[[クリーチャー]]の[[除去]]まで幅広くこなせる[[防御札]]として多くの[[デッキ]]で活躍した。 同じく火文明の[[S・トリガー]][[呪文]]には[[《バースト・ショット》]]があるが、あちらと違って自軍を巻き込まないのが利点。 勿論[[《バースト・ショット》]]とは一概な優劣関係はなく、後に自軍を巻き込まない[[《スーパーバースト・ショット》]]も登場したものの、[[ウィニー]]処理の[[S・トリガー]]の主力を勤め続けた。 その後パワーインフレの進行や多くの[[上位互換]]が登場したことで一線を退いたものの、デュエマの歴史に名を刻んだ防御札の1枚と言える。 その後[[パワーインフレ>インフレ]]の進行や多くの[[上位互換]]が登場したことで一線を退いたものの、デュエマの歴史に名を刻んだ[[防御札]]の1枚と言える。 **環境において [#k97d7f8a] 特に登場直後の[[転生編環境]]では[[【ボルバルブルー】]]に入る[[ウィニー]]を根こそぎ除去することができた。例えば相手のクリーチャーが[[《無双竜機ボルバルザーク》]]以外に[[《幻緑の双月》]]、[[《シビレアシダケ》]]、[[《アクア・ハルカス》]]、[[《青銅の鎧》]]各1体という状況で、[[《無双竜機ボルバルザーク》]]の最初の[[W・ブレイク>W・ブレイカー]]によりこのカードが捲れたら、それら[[ウィニー]]をすべて破壊することができ、後は[[《無双竜機ボルバルザーク》]]の[[特殊敗北]]を待つのみであった。 [[極神編環境]]に進出した[[【ボルメテウスコントロール】]]は当時としても1枚積みが20種類近くある構築が普通であったが、防御性能が優秀という事で3枚程度積まれることがザラであった。 [[戦国編]]にはいると[[シノビ]]が登場したことにより、[[S・トリガー]]の需要が大きく低下する。《地獄スクラッパー》のみならず、多くの汎用[[S・トリガー]]は採用率を落とした。 ただ[[ウィニー]]処理の観点では《地獄スクラッパー》にはまだ需要があり、[[【速攻】]]や[[ビートダウン]]対策としてはもちろん、[[【シノビドルゲーザ】]]の小型[[ジャイアント]]達や、[[【白黒緑コントロール】]]で多用される[[cip]]能力持ち[[ウィニー]]を一掃する役目を持っていた。 [[神化編]]では[[【サイバー青単】]]と[[【黒緑速攻】]]の2種の強力な[[【速攻】]]が登場した。[[【サイバー青単】]]は[[パワー]]が高く刺さるとは言い難かったが、[[ウィニー]]を主体とした[[【黒緑速攻】]]には強烈に突き刺さった。 [[【黒緑速攻】]]は長らく[[環境]]に残り続け、以降《地獄スクラッパー》が採用される時は[[【黒緑速攻】]]を意識してのことが多い。 [[覚醒編]]に入ると4,5[[ターン]]目に[[サイキック・クリーチャー]]が飛んでくる[[環境]]に変化。5,6ターン目には12000越えの大型[[サイキック・クリーチャー]]が単独で切り込んでくるようになった。 [[サイキック・クリーチャー]]は[[覚醒]]前から[[パワー]]が高いものも多く、また[[《超次元ボルシャック・ホール》]]や[[《超次元ミカド・ホール》]]といった[[火力]]を備えた[[超次元呪文]]の登場により、[[覚醒編]]で既存の多くの[[火力]]は死滅した。この頃は[[ビートダウン]]全般が下火であった。 ただ、その中でも[[【黒緑速攻】]]の存在故に、《地獄スクラッパー》は完全には死滅していなかった。[[《光牙忍ハヤブサマル》]]の[[殿堂入り]]により、しっかり[[ブロッカー]]か[[S・トリガー]]を用意しないと止めることが出来なくなったからである。 [[DMR-01]]で[[完全上位互換]]の[[《スーパー炎獄スクラッパー》]]が登場。この[[カード]]の仕事はそちらが引き継ぐことになる。 もうこの頃は[[【ラムダビート】]]や[[【ギフトミランダ】]]など、4[[ターン]]目には[[パワー]]6000以上の[[クリーチャー]]が切り込んでくる[[環境]]になっており、《地獄スクラッパー》の[[火力]]範囲では力不足になってきていた。 [[火]]の[[ウィニー]]処理に多くは[[《ボルシャック・スーパーヒーロー》]]が使用され、[[《勝利のガイアール・カイザー》]]の登場以降は[[超次元呪文]]で容易に[[ウィニー]]処理が出来るようになった。 [[《スーパー炎獄スクラッパー》]]に関して、この時点では[[《黒騎士ザールフェルドII世》]]・[[《ガイアール・カイザー》]]・[[《星龍王ガイアール・リュウセイドラゴン》]]など、[[コスト]]を参照にする[[カード]]と併用する場合に、《地獄スクラッパー》が優先されることがあった。 特に[[手打ち]]することがまずない[[赤単]]などでは、自分と相手の双方の[[ガチンコ・ジャッジ]]の使用を想定して、こちらを優先することもあった。 [[エピソード2環境]]では6[[コスト]]以内の割り振り火力である[[《めった切り・スクラッパー》]]などが優先されることが多くなっていった。[[環境]]の[[高速化]]により早期に[[パワー]]の高い[[クリーチャー]]が出てくるようになり、基礎[[パワー]]の上昇もあって[[環境]]に通用しなくなるという問題は、全ての[[火力]]に当てはまるため仕方のないことだろう。 [[革命編]]の[[DMR-17]]にて、同[[コスト]]で割り振り6000[[火力]]の[[S・トリガー獣]]である[[《破壊者 シュトルム》]]が登場。[[クリーチャー]]か[[呪文]]かの違いはあるが、ますますこの[[カード]]の出番はなくなってしまった。 [[双極篇]]では[[《龍装車 マグマジゴク/地獄スクラッパー》]]として[[ツインパクト化]]を果たす。あちらの登場によって成立した[[【マグマジゴクワンショット】]]では、[[S・トリガー]][[スクラッパー]]の種類が不足しているため、この[[カード]]まで動員されている。[[上位互換]]が多く存在する中、[[名称カテゴリ]]のお陰で首の皮一枚繋がった形となった。 **その他 [#u0440ecf] -[[S・トリガー]][[呪文]]の最高[[コスト]]を更新した[[カード]]でもある。 //--現在では7[[コスト]]の[[S・トリガー]]呪文は少なくなく、最高[[コスト]]の座は8[[コスト]]の[[《支配のオラクルジュエル》]]、[[《無法のレイジクリスタル》]]、[[《ミラクル・バーストショット》]]、[[《龍脈術 水霊の計》]]に譲っている。 //一旦消しておきます -[[構築済みデッキ]]に多数[[再録]]されているため、[[アルトアート]]が非常に多く、その度に違うデザインの万力で違う[[クリーチャー]]が犠牲になっている。 イラスト中、犠牲になっている[[クリーチャー]]は次の通り。 |初出|カラーリング|犠牲者|h |[[DM-14]]|オレンジ|[[《原始の棍棒》]]と[[《怪力の化身》]]| |[[DMC-23]]|ピンク|[[《マッチョ・メロン》]]と[[《鼓舞の化身》]]| |[[DMC-25]]|黄色|[[《盗賊の盾》]]と[[《スナイプ・モスキート》]]| |[[DMC-33]]|青|[[《剛力の腕甲》]]と[[《カラテ・キャロット》]]| |[[DMC-41]]|白(パンダ)|[[《封魔カメレオス》]]と[[《アクア・スーパーエメラル》]]| //|[[DMC-45]]|-|[[《天雷の聖霊ユリウス》]]| -[[DMC-41]]版のイラストでは、スクラッパーの上に[[《森の指揮官コアラ大佐》]]が乗っている。 -[[DMC-45]]に収録されたバージョンでは中国建築物の様なデザインになっており、「[[地獄万力>《地獄万力》]]」という看板が掛かっている。&br;[[パワー]]6000の[[《天雷の聖霊ユリウス》]]が[[破壊]]されているので、もしかしたら[[イラスト]]を描く段階では[[《地獄万力》]]を収録する予定だったのかもしれない。 -[[《スーパー炎獄スクラッパー》]]が[[DASHゴールデンリスト]]に入っていたために、[[下位互換]]と成って以降も[[構築済みデッキ]]での[[再録]]がなされた。やがてそちらの期間が解除されたことにより[[DMD-11]]以降順次[[再録]]されるようになり、こちらは[[絶版]]となった。 -余談だが、[[タカラトミー]]が発売している「ヒートスクランブル」にて、地獄兵スクラッパーという[[カード]]が出ている。 -漫画「FE」では[[切札 勝舞]]が世界大会直前の[[W (ホワイト)>白凰]]戦で投入したが、[[《デーモン・ハンド》]]と共に[[シールド]]に含まれていたが、[[《聖霊王アルカディアス》]]が場にいた事で不発となった。[[ザキラ]]や[[白凰]]も使用。 アニメでは主に勝舞が使用した。 -アニメでも漫画でも[[《スーパー炎獄スクラッパー》]]登場後は出番が無かったがアニメ「VSR」では[[ザキラ]]が[[バサラ]]戦で使用している。 -アニメ『デュエル・マスターズ!』では[[《闇の破壊神ゼオス》]]がこれに似た機械で[[デッキー]]を[[破壊]]しようとしていた。 余談だが[[デッキー]]を元にした[[クリーチャー]]である[[《デック・ザ・デッキー》]]と[[《最終兵ッキー》]]はどちらも[[パワー]]5000であり、ギリギリこのカードで[[破壊]]できる範囲に納まっている。 -[[デュエル・マスターズ プレイス]]では[[DMPP-06]]で実装された。 --[[DMPP-16]]で[[上位互換]]となる[[《スーパー炎獄スクラッパー》]]が実装された。また、発動演出が「相手のバトルゾーンに炎が走る」というものから「相手のバトルゾーンの上からスクラッパーが落ちる」といった《スーパー炎獄スクラッパー》と同様の演出に変更された。基本的にはTCG同様にあちらに枠を譲り渡すことになったが、[[《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》]]の[[超探索]]の[[濁り]]にならないというデュエプレ独自の差別化点も存在する。 **関連カード [#w9be7f46] -[[《地獄万力》]] -[[《スーパー炎獄スクラッパー》]] -[[《めった切り・スクラッパー》]] -[[《ゴリガン砕車 ゴルドーザ/ダイナマウス・スクラッパー》]] -[[《「破壊の赤!スクラッパーレッド!」「知識の青!ブレインブルー!」「魅惑の緑!トラップグリーン!」「閃光の黄色!スパークイエロー!」「強欲の紫!ハンドパープル!」「ブレイクあるところに我らあり!シールド戦隊、トリガージャー!!」》>《「ブレイクあるところに我らあり!シールド戦隊、トリガージャー!!」》]] -[[《スクラッパー・ドラゴン》]] -[[クリーチャー]]版 --[[《破壊者 シュトルム》]] -[[ツインパクト]]版 --[[《龍装車 マグマジゴク/地獄スクラッパー》]] -[[GR召喚]]版 --[[《行燈どろん》]] **[[フレーバーテキスト]] [#hc0fd075] -[[DMC-23]]&br;'''また、こいつの出番か!?''' -[[DMC-25]]&br;'''苦難こそ、魂の糧。''' -[[DMC-33]]&br;'''いい[[攻撃]]だった。[[地獄>墓地]]で自慢してきな!''' -[[DMC-36]]&br;'''まさに[[踏ん>踏む]]だら地獄。''' -[[DMC-39]]、[[DMPCD-01]]、[[DMPP-06]]、[[DMPS-01]]、[[DMPS-06]]&br;'''踏まなきゃ天国。[[踏んだら>S・トリガー]]地獄。''' -[[DMC-41]]&br;'''かわいい顔してズババンバン、[[コアラ>《森の指揮官コアラ大佐》]]が回すよドガガンガン。''' -[[DMC-47]]&br;'''[[逆転のチャンス>S・トリガー]]は、いつだって暗闇の中に存在する!――[[勝利>切札 勝利]]''' -[[DMC-59]]&br;'''[[小さき者>ウィニー]]の悲鳴は、いつだってその爆音にかき消される。''' -[[DMC-62]]、[[DMC-65]]&br;'''まさにまさにまさに踏んだら地獄。それくらいにキョーレツ。''' -[[DMD-03]]&br;'''[[踏んだら>踏む]][[地獄>墓地]]行き。激辛[[カレーパン]]地獄!''' -[[DMD-04]]&br;'''熱湯地獄で[[極楽>墓地]]に逝きな!''' -[[全制覇挑戦パック Vol.2]](P36/Y9)&br;'''[[デュエマ]]が好きなら、絶対に最後まであきらめるな![[逆転のチャンス>S・トリガー]]はまだある!――[[切札勝舞>切札 勝舞]]''' -[[DMPB-02]]&br;'''「なかなかやるじゃねぇか。」――火の守護者 [[グレン]]''' **収録セット [#h6f5791e] ***[[デュエル・マスターズ]] [#bf6aa472] -illus.[[Hisashi Momose]] --[[DM-14 「転生編(ジェネレート・ギア) 第1弾」>DM-14]](34/110) --[[DMC-23 「スピードバーン1/2デッキ」>DMC-23]](8/43)([[アルトアート]]) --[[DMC-25 「勝舞紅蓮鋼速(しょうぶフルメタル・ファイアー)デッキ」>DMC-25]](9/45)([[アルトアート]]) --[[DMC-33 「エッジ・オブ・ドラゴンデッキ」>DMC-33]](6/27)([[アルトアート]]) --[[DMC-36 「ヘヴン・オブ・ドラゴン」>DMC-36]](18/28) --[[DMC-39 「ビクトリー・ソウル」>DMC-39]](23/33) --[[DMC-41 「ワイルド・キングダム」>DMC-41]](5/14)([[アルトアート]]) --[[DMC-42 「コロコロ・ドリーム・パック3(エターナル・ギア)」>DMC-42]](28/37) --[[DMC-47 「HEROES PACK(ヒーローズ・クロス・パック) 勝舞編」>DMC-47]](15/44)([[ヒーローズ・カード]]) --[[DMC-49 「フォース・オブ・ドラゴン」>DMC-49]](20/30) --[[DMC-59 「武者見参(サムライ・アンビシャス)」>DMC-59]](4/12) --[[DMC-61 「コロコロ・ドリーム・パック4(エターナル・ヘヴン)」>DMC-61]](27/94) --[[DMC-62 「ウルトラ・NEX」>DMC-62]](13/18) --[[DMC-65 「ULTRA FIRE SPIRITS 炎のキズナXX」>DMC-65]](9/15) --[[DMS-04 「転生編(ジェネレート・ギア)スターターセット」>DMS-04]] --[[DMD-03 「ストロング・メタル・デッキ 爆裂ダッシュ」>DMD-03]](8/15) --[[DMD-04 「ストロング・メタル・デッキ 最強国技」>DMD-04]](11/15) --[[DMPCD-01 「デュエマプレイス・コラボデッキ 超竜の君臨&天門の降臨」>DMPCD-01]](竜11/17) -illus.[[Shishizaru]] --[[DMC-43 「ネバーエンディング・ヒーロー」>DMC-43]](28/37) -illus.[[Daisuke Izuka]] --[[DMC-45 「BATTLE of YAMATO魂(バトル・オブ・ヤマトダマシイ)」>DMC-45]](29/35) -illus.[[Toshiaki Takayama]] --[[DMC-56 「ザ・サムライ・レジェンド」>DMC-56]](26/39) -illus.[[Shigenobu Matsumoto]] --[[全制覇挑戦パック Vol.2]](P36/Y9) ***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#d9158c4d] -illus.[[Hisashi Momose]] --[[DMPP-06 「超獣の転生 -INVINCIBLE RAGNAROK-」 >DMPP-06]] --[[DMPS-01 「レイジ・オブ・ドラゴン」>DMPS-01]] --[[DMPS-06 「マスター・オブ・NEX」>DMPS-06]] -illus.[[アートアンフ]] --[[DMPB-02 「LEGEND OF PLAY'S 2022」>DMPB-02]] **参考 [#c5bb1343] -[[S・トリガー]] -[[火力]] -[[割り振り火力]] -[[除去]] -[[ヒーローズ・カード]] -[[基本カード]] -[[スクラッパー]] &tag(呪文,火文明,赤単,単色,コスト7,S・トリガー,火力,割り振り火力,パワー5000以下,除去,複数除去,破壊,複数破壊,スクラッパー,《地獄スクラッパー》,R,レア,Hisashi Momose,Shishizaru,Daisuke Izuka,Toshiaki Takayama,Shigenobu Matsumoto,呪文 (デュエプレ),火文明 (デュエプレ),赤単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト7 (デュエプレ),S・トリガー (デュエプレ),火力 (デュエプレ),割り振り火力 (デュエプレ),パワー5000以下 (デュエプレ),除去 (デュエプレ),複数除去 (デュエプレ),破壊 (デュエプレ),複数破壊 (デュエプレ),R (デュエプレ),レア (デュエプレ),Hisashi Momose (デュエプレ),アートアンフ (デュエプレ));