#author("2024-07-23T08:03:44+09:00","","")
#author("2024-07-29T07:36:44+09:00","","")
*《&ruby(しつよう){執拗};なる&ruby(がいあ){鎧亜};の&ruby(ろうごく){牢獄};》 [#dedd6e99]

|執拗なる鎧亜の牢獄 UC 水/闇/火文明 (5)|
|呪文|
|相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。その後、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。その捨てたカードが手札に戻したクリーチャーと同じ名前のカードであれば、相手のシールドをひとつ選び、持ち主の墓地に置く。|

[[DM-26]]で登場した[[水]]/[[闇]]/[[火]]の[[呪文]]。

[[水]]の[[バウンス]]、[[闇]]の[[ハンデス]]、[[火]]の[[シールド焼却]][[能力]]が1枚の[[カード]]に詰め込んである。[[《陰謀と計略の手》]]の[[上位種]]といったところか。

イメージとしては、[[バウンス]]したクリーチャーを[[ランダムハンデス]]で引き当てたらボーナスが入る効果だが、名前さえ一致していれば実際にバウンスしたクリーチャーではなくても[[シールド焼却]]は発動する。[[デッキ]]に複数枚搭載されている可能性が高い[[《青銅の鎧》]]などを狙えば、それなりの確率で[[シールド焼却]]ができるだろう。

3[[色]][[カード]]なので序盤の[[マナ]]基盤としても優秀。[[《神秘の宝箱》]]で[[マナ]]に埋めれば序盤の動きが安定する。[[青黒赤]]の性質にマッチした優秀な[[カード]]の一つだと言えよう。

また、[[《陰謀と計略の手》]]と異なり、[[進化クリーチャー]]も対象に取ることができるため、[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]などの対策としても有効。

その他、[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]などの厄介な[[シールド・フォース]]の対策としても有効。相手の[[手札]]が少ない時を狙えば[[シールド・フォース]]の[[シールド]]を[[墓地]]に置いて無効化させることができる。また、[[シールド・プラス]]によって重なっている[[シールド]]でもまとめて[[墓地]]に置くことができる。[[《メロッペ》]]がいても[[《メロッペ》]]を先に[[除去]]できる。

-相手の[[手札]]が無いときに使えば、選んだ[[クリーチャー]]を手札経由で墓地に置け、そのまま[[シールド焼却]]もできる。
--ただし進化クリーチャーなど、1体に複数のカードを含むクリーチャーを対象にする場合は運が絡む。

-[[《陰謀と計略の手》]]と同じく、[[サイキック・クリーチャー]]に対して[[唱える]]と[[除去]]と[[ハンデス]]を同時に行えるため非常に効果的。ただし、その場合[[シールド焼却]]が出来ないため一長一短か。
--[[サイキック・クリーチャー]]を[[バウンス]]した場合、[[ハンデス]][[効果]]に移る前にその[[サイキック・クリーチャー]]が[[超次元ゾーン]]に置かれるため、[[サイキック・クリーチャー]]は[[ハンデス]]できない。そのため、[[サイキック・クリーチャー]]と同じ名前の[[カード]]を捨てさせる、ということが発生せず、結果的に絶対[[シールド焼却]]ができない。

-[[シールド・フォース]]や[[城]]、[[サイキック・クリーチャー]]が登場する以前の[[カード]]であるが、それらの登場を予測していたかの如く効くため、[[色>文明]]が合えば採用している[[デッキ]]も少なくない。

**ルール [#t6b169e7]
-「その捨てたカードが手札に戻したクリーチャーと同じ名前のカード」というテキストなので、実際に手札に戻すことができたクリーチャーの名前が記憶され、[[ランダムハンデス]]に選ばれた捨てさせようとさせるカードが実際に手札から墓地に移動しないと[[シールド焼却]]できない。([[2022/09/14裁定変更>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31661/]])
-「その捨てたカードが手札に戻したクリーチャーと同じ名前のカード」というテキストなので、選んだクリーチャーが実際に手札に戻り、捨てさせようとしたカードが実際に手札から墓地に移動しないと[[シールド焼却]]できない。([[2022/09/14裁定変更>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31661/]])
--戻そうとしたクリーチャーに対して[[除去置換効果]]や[[離れない]]効果が適用され、バトルゾーンに残った、もしくは手札以外のゾーンに置かれた場合は「実際に手札に戻すことができたクリーチャーの名前が記憶」されないため、元々手札に抱えていた同名カードをハンデスできても[[シールド焼却]]はできない。
--捨てさせようとしたカードに対して[[マッドネス]]の効果が適用され、墓地以外のゾーンに置かれた場合は、「実際に捨てさせることができたクリーチャーの名前が記憶」されないため、[[バウンス]]したカードが同名カードであったとしても[[シールド焼却]]はできない。
--「バトルゾーンから墓地に''置こうとする''」[[破壊]]と違い、[[捨てる]]は「手札からそのプレイヤーの墓地に''置くこと''」なので、[[マッドネス]]や[[《夜露死苦 キャロル》]]を捨てさせようとするだけでは達成できない。

-[[進化クリーチャー]]を[[バウンス]]した場合、[[手札]]からその[[進化クリーチャー]]を捨てさせないと[[シールド焼却]]ができない。[[進化元]]の[[カード]]を選んでもダメである。

-[[ツインパクト]]がバトルゾーンにある間はクリーチャーとしての名前しか持たないが、カードとして見る場合はツインパクトとしての名前として扱われる。したがってバウンスしたツインパクトカードをハンデスしてもシールド焼却できない。
ただし、[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン/ボルメテウス・レジェンド・フレア》]]をバウンスして、戻す前から手札にあったツインパクトではない[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]をハンデスした場合ならシールド焼却できる。

#region2(2021/07/16〜2021/09/09の裁定){{

以下の裁定は、2021/09/10付の裁定変更にて削除された。
[[一部FAQの回答変更のお知らせ>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31638/]]

-[[《Dの侵略 クリム・ゾーン》]]などの効果で、《執拗なる鎧亜の牢獄》で選んだクリーチャーが結果的に手札に戻らなかった場合、その選んだクリーチャーと同じ名前のカードが捨てられたとしても、シールドを墓地に置くことはできない。

-リンクしている[[《龍神ヘヴィ》]][[《龍神メタル》]]を対象にし、[[G・リンク]]の耐性で[[《龍神ヘヴィ》]]を手札に戻すことにした。その後、手札からは[[《龍神メタル》]]が捨てられた場合、シールド焼却できない。

}}

#region2(2021/09/10〜2022/09/13の裁定){{

[[2022.09.14に再び裁定変更が行われた。>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31661/]]要約すると、一旦削除された「実際に戻すことができれば」関連の裁定が、多数のカードを巻き込んで再び効果発動の要件として必要となる裁定になった。

-「手札に戻したクリーチャーと同じ名前のカード」は、実際に戻したカードの名前ではなく、戻す対象として選んだ時点の名前を参照する。
--[[G・リンク]]した[[ゴッド]](A・B)に使った場合、[[ハンデス]]した[[カード]]がAとB、どちらの場合も[[シールド焼却]]ができる。これは[[G・リンク]]した[[ゴッド]]がお互いの名前を共有しているからである。[[《竜装 ムシャ・レジェンド》]]を[[クロス]]した[[クリーチャー]]を戻して[[《ボルメテウス・武者・ドラゴン》]]を落とした場合なども同様。

-戻す対象として選んだクリーチャーが、結果として手札に移動していなくても名前を参照できる。バトルゾーンと手札で同名カードが1枚ずつあった場合に関係してくる。

-「捨てる」ことを置換するクリーチャーが捨てる対象に選ばれた場合でも[[シールド焼却]]ができる。[[マッドネス]]や[[《夜露死苦 キャロル》]]を[[バウンス]]し、それと同名のクリーチャーを捨てさせようとした場合が該当する。

}}

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#m0310a00]

|執拗なる鎧亜の牢獄 R 水/闇/火文明 (5)|
|呪文|
|相手のクリーチャー1体を手札に戻す。その後、相手の手札をランダムに1枚捨てさせる。その捨てたカードが手札に戻したクリーチャーと同じ名前のクリーチャーであれば、相手のシールド1つを墓地に置く。|

[[DMPP-08]]で実装。[[レア]]に昇格したが、さりげなく「同じ名前のカードであれば」から「同じ名前のクリーチャーであれば」に変更されている。
現時点では全く影響はないが、今後この違いが生きてくる可能性もある。
TCG版ではカードそのものの名前を見るため、[[ツインパクトカード]]のクリーチャー側だけ見ることはできなかったが、デュエプレ版はクリーチャー側の特性を見ることができそうである。

-[[DMPP-18]]で新規イラストで再録された。イラストに描かれているのは[[《ボルメテウス・レッド・ドラグーン》]]。

***ルール [#eded44e4]
-[[ゴッド・クリーチャー]]をバウンスした場合、そのゴッド・クリーチャーを呼び出す[[ゴッド・カード]]をハンデスしてもシールド焼却はできない。

-[[《円舞の使徒ラストル》]]などがいて、そもそも「捨てることが禁止されている」場合はシールド焼却されない。

-TCG版での裁定変更に合わせ、「その捨てたカード」や「手札に戻したクリーチャー」は、どちらかが[[置換効果]]で実行されなかった場合には参照できなくなった。([[DMPP-18]]期に検証)
--ただし、[[エターナル・Ω]]持ちを対象にして、「手札に戻すかわりに、手札に戻す」となった場合は、そのクリーチャーの名前を参照できる。(2023/01/28に検証)
この裁定は[[デュエプレ公式Q&A>https://dmps.takaratomy.co.jp/faq-cardrule/no-397]]および[[TCG版公式Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40488/]]で類似例が存在している。

#region2(昔の裁定){{
[[マッドネス]]をバウンスし、それと同じ名前のカードをハンデスしたらシールド焼却できた。「捨てたカード」は「捨てようとしたカード」と同じ意味であり、[[置換効果]]により結果として墓地に置かれなくても処理が行われるため。
}}

**関連カード [#m6d38e1f]
-[[《陰謀と計略の手》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#c8ac2173]
-[[DMD-24]]、[[DMPP-08]]&br;'''強さだけでなく、優しさも持たなければ英雄とはなれない。'''

-[[DMPP-18]]&br;'''栄光を手にするヒーローは、強さだけでなく優しさも持っていた。'''

**収録セット [#cb6eaae7]
***[[デュエル・マスターズ]] [#h63c6b22]
-illus.[[TUBAKI HALSAME]]
--[[DM-26 「極神編 第3弾 超絶VS究極(ドラゴニック・ウォーズ)」>DM-26]]
--[[DMX-01 「キング・オブ・デュエルロード ストロング7」>DMX-01]]
--[[DMD-24 「マスターズ・クロニクル・デッキ ボルメテウス・リターンズ」>DMD-24]]

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#ve4782ee]
-illus.[[TUBAKI HALSAME]]
--[[DMPP-08 「極神創世譚 -VIOLENCE FUSION-」>DMPP-08]]
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DMPP-18 「ゴールデン・ビクトリー -天頂開戦-」>DMPP-18]]

**参考 [#m12ce842]
-[[タップイン]]
-[[バトルゾーン]]
-[[クリーチャー]]
-[[バウンス]] 
-[[ハンデス]]
-[[カード名]]
-[[墳墓避け]]
-[[シールド焼却]]

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[[公式Q&A]]

>Q.自分のリンクしている[[《龍神ヘヴィ》]][[《龍神メタル》]]がバトルゾーンにいる状況で、相手は''《執拗なる鎧亜の牢獄》''を唱えました。自分はリンクしている[[《龍神ヘヴィ》]]を手札に戻し、手札からは[[《龍神メタル》]]が捨てられました。この場合、どうなりますか?
%%A.手札に戻したクリーチャーは[[《龍神ヘヴィ》]]ですので、[[《龍神メタル》]]が捨てられた場合、何も起きません。%%
//[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39953]]
%%A.その場合でも、シールドを1つ選び、墓地に置きます。リンクしているゴッドは両方の名前を持っていますので、[[《龍神ヘヴィ》]]か[[《龍神メタル》]]のどちらが手札から捨てられたとしても、シールドを墓地に置きます。%%
%%[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40140]](2021.9.10)%%
>>Wiki注:[[前提となる効果を処理し、その結果を参照して後半の効果を処理する能力]]のため、[[《龍神メタル》]]が捨てられた場合、何も起きない旧裁定に戻ったと考えられる。

>Q.自分の[[《Dの侵略 クリム・ゾーン》]]がバトルゾーンにある状況で、相手は''《執拗なる鎧亜の牢獄》''を唱えて、自分の[[《覇王速 ド・レッド》]]を選びましたが、手札に戻りませんでした。その後、自分の手札を1枚捨てましたが、捨てたカードが自分の手札にあった別の[[《覇王速 ド・レッド》]]でした。この場合、「シールドを1枚選び、墓地に置く」効果はどうなりますか?
%%A.この場合、シールドは墓地に置かれません。''《執拗なる鎧亜の牢獄》''の効果で選んだクリーチャーが結果的に手札に戻らなかった場合、その選んだクリーチャーと同じ名前のカードを捨てたとしても、シールドを墓地に置くことはできません。%%
//[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39976]]
%%A.その場合でも、シールドを1つ選び、墓地に置きます。''《執拗なる鎧亜の牢獄》''の効果で選んだクリーチャーが結果的に手札に戻らなかったとしても、その戻そうとしたクリーチャーと同じ名前のクリーチャーを捨てた場合、シールドを墓地に置きます。%%
%%[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40138]](2021.9.10)%%
>>Wiki注:[[前提となる効果を処理し、その結果を参照して後半の効果を処理する能力]]のため、手札に戻ったカードがないのであれば、何をハンデスしたとしても[[シールド焼却]]の追加効果は発動しない。

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