執拗(しつよう)なる鎧亜(がいあ)牢獄(ろうごく)

執拗なる鎧亜の牢獄 UC 水/闇/火文明 (5)
呪文
相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。その後、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。その捨てたカードが手札に戻したクリーチャーと同じ名前のカードであれば、相手のシールドをひとつ選び、持ち主の墓地に置く。

DM-26で登場した//呪文

バウンスハンデスシールド焼却能力が1枚のカードに詰め込んである。《陰謀と計略の手》上位種といったところか。

イメージとしては、バウンスしたクリーチャーをランダムハンデスで引き当てたらボーナスが入る効果だが、名前さえ一致していれば実際にバウンスしたクリーチャーではなくてもシールド焼却は発動する。デッキに複数枚搭載されている可能性が高い《青銅の鎧》などを狙えば、それなりの確率でシールド焼却ができるだろう。

3カードなので序盤のマナ基盤としても優秀。《神秘の宝箱》マナに埋めれば序盤の動きが安定する。青黒赤の性質にマッチした優秀なカードの一つだと言えよう。

また、《陰謀と計略の手》と異なり、進化クリーチャーも対象に取ることができるため、《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》などの対策としても有効。

その他、《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》などの厄介なシールド・フォースの対策としても有効。相手の手札が少ない時を狙えばシールド・フォースシールド墓地に置いて無効化させることができる。また、シールド・プラスによって重なっているシールドでもまとめて墓地に置くことができる。《メロッペ》がいても《メロッペ》を先に除去できる。

  • 相手の手札が無いときに使えば、選んだクリーチャーを手札経由で墓地に置け、そのままシールド焼却もできる。
    • ただし進化クリーチャーなど、1体に複数のカードを含むクリーチャーを対象にする場合は運が絡む。

ルール

  • 「その捨てたカードが手札に戻したクリーチャーと同じ名前のカード」というテキストなので、選んだクリーチャーが実際に手札に戻り、捨てさせようとしたカードが実際に手札から墓地に移動しないとシールド焼却できない。(2022/09/14裁定変更
    • 戻そうとしたクリーチャーに対して除去置換効果離れない効果が適用され、バトルゾーンに残った、もしくは手札以外のゾーンに置かれた場合は「実際に手札に戻すことができたクリーチャーの名前が記憶」されないため、元々手札に抱えていた同名カードをハンデスできてもシールド焼却はできない。
    • 捨てさせようとしたカードに対してマッドネスの効果が適用され、墓地以外のゾーンに置かれた場合は、「実際に捨てさせることができたクリーチャーの名前が記憶」されないため、バウンスしたカードが同名カードであったとしてもシールド焼却はできない。
    • 「バトルゾーンから墓地に置こうとする破壊と違い、捨てるは「手札からそのプレイヤーの墓地に置くこと」なので、マッドネス《夜露死苦 キャロル》を捨てさせようとするだけでは達成できない。
+  2021/07/16〜2021/09/09の裁定
+  2021/09/10〜2022/09/13の裁定

デュエル・マスターズ プレイスでは

執拗なる鎧亜の牢獄 R 水/闇/火文明 (5)
呪文
相手のクリーチャー1体を手札に戻す。その後、相手の手札をランダムに1枚捨てさせる。その捨てたカードが手札に戻したクリーチャーと同じ名前のクリーチャーであれば、相手のシールド1つを墓地に置く。

DMPP-08で実装。レアに昇格したが、さりげなく「同じ名前のカードであれば」から「同じ名前のクリーチャーであれば」に変更されている。
現時点では全く影響はないが、今後この違いが生きてくる可能性もある。
TCG版ではカードそのものの名前を見るため、ツインパクトカードのクリーチャー側だけ見ることはできなかったが、デュエプレ版はクリーチャー側の特性を見ることができそうである。

ルール

  • TCG版での裁定変更に合わせ、「その捨てたカード」や「手札に戻したクリーチャー」は、どちらかが置換効果で実行されなかった場合には参照できなくなった。(DMPP-18期に検証)
    • ただし、エターナル・Ω持ちを対象にして、「手札に戻すかわりに、手札に戻す」となった場合は、そのクリーチャーの名前を参照できる。(2023/01/28に検証)
      この裁定はデュエプレ公式Q&AおよびTCG版公式Q&Aで類似例が存在している。
+  昔の裁定

関連カード

フレーバーテキスト

  • DMD-24DMPP-08
    強さだけでなく、優しさも持たなければ英雄とはなれない。
  • DMPP-18
    栄光を手にするヒーローは、強さだけでなく優しさも持っていた。

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考


公式Q&A

Q.自分のリンクしている《龍神ヘヴィ》《龍神メタル》がバトルゾーンにいる状況で、相手は《執拗なる鎧亜の牢獄》を唱えました。自分はリンクしている《龍神ヘヴィ》を手札に戻し、手札からは《龍神メタル》が捨てられました。この場合、どうなりますか?
A.手札に戻したクリーチャーは《龍神ヘヴィ》ですので、《龍神メタル》が捨てられた場合、何も起きません。
A.その場合でも、シールドを1つ選び、墓地に置きます。リンクしているゴッドは両方の名前を持っていますので、《龍神ヘヴィ》《龍神メタル》のどちらが手札から捨てられたとしても、シールドを墓地に置きます。
引用元(2021.9.10)

Wiki注:前提となる効果を処理し、その結果を参照して後半の効果を処理する能力のため、《龍神メタル》が捨てられた場合、何も起きない旧裁定に戻ったと考えられる。

Q.自分の《Dの侵略 クリム・ゾーン》がバトルゾーンにある状況で、相手は《執拗なる鎧亜の牢獄》を唱えて、自分の《覇王速 ド・レッド》を選びましたが、手札に戻りませんでした。その後、自分の手札を1枚捨てましたが、捨てたカードが自分の手札にあった別の《覇王速 ド・レッド》でした。この場合、「シールドを1枚選び、墓地に置く」効果はどうなりますか?
A.この場合、シールドは墓地に置かれません。《執拗なる鎧亜の牢獄》の効果で選んだクリーチャーが結果的に手札に戻らなかった場合、その選んだクリーチャーと同じ名前のカードを捨てたとしても、シールドを墓地に置くことはできません。
A.その場合でも、シールドを1つ選び、墓地に置きます。《執拗なる鎧亜の牢獄》の効果で選んだクリーチャーが結果的に手札に戻らなかったとしても、その戻そうとしたクリーチャーと同じ名前のクリーチャーを捨てた場合、シールドを墓地に置きます。
引用元(2021.9.10)

Wiki注:前提となる効果を処理し、その結果を参照して後半の効果を処理する能力のため、手札に戻ったカードがないのであれば、何をハンデスしたとしてもシールド焼却の追加効果は発動しない。