#author("2024-06-13T11:21:10+09:00","","")
#author("2024-06-13T11:21:38+09:00","","")
*《&ruby(ダスペル){堕呪}; ゾメンザン》 [#l48dc8f3]

|堕呪 ゾメンザン P(C) 水文明 (1)|
|呪文:魔導具|

[[DMEX-08]]で登場した[[水]]の[[魔導具]][[呪文]]。

見ての通り何も[[能力]]を持たない[[バニラ]][[呪文]]。そのまま使っても、唱えた瞬間に即座に[[墓地]]行きとなり[[手札]]1枚と[[水]][[マナ]]1つが無駄になってしまう。
最軽量の[[魔導具]][[呪文]]であるため、[[【青魔導具】]]でならその軽いコストから採用の手が伸びる。というより、現段階ではそれ以外のデッキでの採用価値はないだろう。

[[《卍 新世壊 卍》]]がある状態で唱えれば、たった1コストで1ドローしつつ[[無月の門99]]の達成に近づける。無論、[[《卍 新世壊 卍》]]を最初に出す必要があるため、1、2ターン目からプレイは出来ないが、3ターン目以降は1マナ余ることも多々あり、その1マナをうまく活用できるようになる。

[[《ガル・ラガンザーク》]]の存在から、[[《卍 新世壊 卍》]]を出せない1ターン目からでも唱えて[[墓地]]の[[魔導具]]を貯めておく[[プレイング]]もある。単体の[[カードパワー]]は皆無なので相手の出方をうかがいながら上手く使いたい。

2ターン目までに[[《卍 新世壊 卍》]]を素引きし、3ターン目にこの[[呪文]]と2コスト[[魔導具]][[呪文]]を唱え、4ターン目に[[無月の門99]]で[[《月下卍壊 ガ・リュミーズ 卍》]]を決める事で理論上は4ターンキルも可能である。ただ、それでも手札の[[要求値]]が高すぎるため、このカードを[[4枚積み]]しても4ターンキルを安定して決められるわけではないことは念頭に置くべき。

単体では一切の仕事ができないため、採用理由は明確にしたい。もし[[《卍 新世壊 卍》]]がなければ本当に役立たずになってしまう。デッキを何回か回してみて、どれくらいの枚数がちょうどいいのか確認するのがいいだろう。

**環境において [#a8dbc2f4]
情報判明当初から[[【青魔導具】]]で4ターンキルを実現できる札として注目されていた。

ただ、当初は上述の通り4ターンキルは要求値が高く、4枚投入しても単体での[[カードパワー]]の低さが足を引っ張り、もっと他にリソースを確保するための呪文を使った方が動きが安定するという理由から、[[1枚積み]]も珍しくない枚数を抑えた構築が主流であった。
1枚積みなことが多いのは、追加ターンを獲得した時の追撃用の動きをする時に使うためである。2枚目の[[《卍 新世壊 卍》]]の[[無月の門99]]を使う際に、1マナ足りないということはザラで、その時にこのカードの出番というわけである。この時には山札の過半数が掘り進められていることがザラなため、1枚積みでも高確率で手札に来る。つまり、序盤の潤滑油として使うのではなく、終盤の詰めとして使うのが吉。

しかし、遅くとも[[ゴッド・オブ・アビス環境]]になると4枚積みの構築も目立つように。事実「デュエル・マスターズ グランプリ2022 Day1 オリジナル」優勝レシピにも4枚積みされていた。

[[魔導具]]呪文の多くに山札掘削効果がある上に[[《卍 新世壊 卍》]]の効果で自然と山札が削れ、望まぬタイミングで[[ライブラリアウト]]する恐れがある[[【青魔導具】]]にとっては、効果がない呪文であることが功を奏する場合があり、それだけでもライブラリアウトの危険が下がる。

[[《好詠音愛 クロカミ》]]が登場すると、そちらによる恩恵がない事から、採用が稀となった。

いずれにせよ、最速キルを目指すためのパーツとして使われることが少ないのはどの環境でも共通。

**カードイラストについて [#ub2b817f]
-元ネタとなったのはタカラトミー発売の玩具「そうめんスライダー」。実物の玩具の写真が使われているので[[イラストレーター]]が無しになっている。
//--[[フレーバーテキスト]]ではそうめんを下から上に流すと書いてあるが、実際はモーターで水だけ下から上に吸い上げている。
//フレテキにもあるけど、素麺を持ち上げる無重力機能を搭載した素麺スライダーがあってだな。イラストのじゃ無いけど
//↑訂正。イラストので合ってた。下半分の短いスライダー部分にジェット噴射で素麺を押し上げるそうな

-[[【青魔導具】]]では唯一の実写カードとして異彩を放っていた。何の[[能力]]も持たない上にイラストがそうめんスライダーの[[カード]]が[[ガチデッキ]]で大真面目に使われるというのは非常にシュールな状況であった。

-[[DMEX-18]]にてイラスト版が収録された。イラストは前出のそうめんスライダーを元に、竹製の流しそうめんのような見た目の[[魔導具]]になっており、同商品の目玉である「無重力機能」も表現されている。また、手に箸やめんつゆの入ったお椀を持っている他、周囲には体がそうめんでできたお化けのようなものもいる。元ネタの要素をうまく[[魔導具]]に落とし込んだ秀逸なイラストであり、他の魔導具との雰囲気の違いが気になっていた[[プレイヤー]]にも嬉しいだろう。
--ちなみに、[[DMEX-18]]のフレーバーテキストの「[[魔導具]]」は、[[ドルスザク]]のほうではなく、[[転生編]]時代に使われていた「[[クロスギア]]の別称」のことである。このネタは[[《堕魔 ドゥザイコGR》]]でも使われている。

**その他 [#xe91fb18]
-[[BBP]]では毎回収録されている[[バニラ]][[呪文]]のひとつ。これ以前のBBPで収録された[[《偉大なる無駄》]]や[[《偉大なる感謝》]](どちらも[[火]])とは[[文明]]が異なり、[[種族]]も異なる。その結果として前述の通り、ただの[[ジョークカード]]にはとどまらない用途を獲得している。デュエマは能力だけがすべてではないと物語る1枚。
--[[サブタイプ]]によって同コストの[[バニラ]]より優位に立てているという面では、[[《アクア・ビークル》]]を彷彿させる。
--[[種族]]によって同コストの[[バニラ]]より優位に立てているという面では、[[《アクア・ビークル》]]を彷彿させる。

//-名前の由来は、「[[そうめん>《The ソー漢》]]」+[[魔導具でコスト1を表す「ザン」>《堕魔 ザンバリー》]]。
//解説するまでもないかと

**関連カード [#b1e7fc8f]
-[[《偉大なる無駄》]]
-[[《偉大なる感謝》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#m8d15bfa]
-[[DMEX-08]]&br;'''失われし最後の[[魔導具]][[呪文]]、ゾメンザンがどのような[[効果]]を持っていたかは、もう誰にも知る事はできないと思われていた。だが、近年になってそうめんを下から上に流す「無重力機能」は[[タカラトミー]]アーツがゾメンザンの[[能力]]を読み取って作り出したというウワサが流されている、流しそうめんだけに。'''
-[[DMEX-18]]&br;'''超獣世界が5つに分裂する時に取り残された太古の力を残す世界、[[仙界]]。そこに住む[[ミロク]]は、強き者を求める[[アークゼオス>《天龍神アークゼオス》]]の依頼により、[[ヴォルジャアク>《炎龍神ヴォルジャアク》]]の生み出した兵器をどんな[[超獣>クリーチャー]]でも扱えるようにする研究を行っていた。研究の成果である[[魔導具>クロスギア]]が生み出される前に依頼主たちは封じられてしまったが、その後も[[ミロク]]は[[魔導具>クロスギア]]に関する研究を続けている。'''

**収録セット [#idb6be91]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.(無し)
--[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]](293/???)
-illus.[[douzen]]
--[[DMEX-18 「20周年超感謝メモリアルパック 裏の章 パラレル・マスターズ>DMEX-18]](60/75)

**参考 [#ha5246d4]
-[[魔導具]]
-[[バニラ]]

&tag(呪文,水文明,青単,単色,コスト1,魔導具,バニラ,終音「ん」,P,レアリティなし,C,コモン,イラストレーターなし,douzen,超獣リメイク);