#author("2023-09-12T21:36:22+09:00","","")
#author("2023-09-12T21:36:27+09:00","","")
*《&ruby(フルスイング・ジャイアント){強振の超人};》 [#n849cc9d]

|強振の超人 R 自然文明 (7)|
|クリーチャー:ジャイアント 16000|
|''T・ブレイカー''(このクリーチャーはシールドを3つブレイクする)|
|このクリーチャーが出た時、自分の墓地のカードを好きな枚数、タップしてマナゾーンに置く。|
|自分のターン中に一度、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。|

[[DM22-RP1]]で登場した[[自然]]の[[ジャイアント]]。

[[cip]]で[[墓地]]から任意の数の[[マナ]]を[[タップイン]]で[[ブースト]]し、自分ターン中1度だけ[[マナ召喚]]を許可する[[能力]]を持つ。

[[cip]]の[[マナブースト]]は[[《再誕の聖地》]],[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]などと同じく大量の[[カード]]を[[マナゾーン]]に送り込めるが、この[[クリーチャー]]の最大の特徴は、[[《聖域の戦虎 ベルセルク》]]((「離れた時」ではあるが[[《大神砕グレイトフル・ライフ》]]も好きな枚数を選べる))と同じく[[マナ]]化する枚数・内訳を自由に決められること。
これにより、[[フシギバース]]などの[[墓地]]に待機させておきたい[[カード]]との併用が格段にしやすくなっている。

1ターンに1度[[マナ召喚]]を行えるようになる[[能力]]は、「自分の[[ターン]]中に一度」と指定されている通り、自分[[ターン]]にのみ行使できる。
大抵の場合、この[[クリーチャー]]を出した時点で使用可能な[[マナ]]はほとんど残っていないはずなので、この[[マナ召喚]]権を活用したければ返しの相手[[ターン]]この[[クリーチャー]]を守ってやる必要がある。
[[パワー]]が16000あることから並大抵の[[パワー低下]][[除去]]や[[クリーチャー]]との[[バトル]]では[[破壊]]されないが、逆に言えばこの巨大な基礎スペック以外に頼れるものは何もないため注意が必要。
[[墓地]]からの大量[[マナブースト]]だけでも充分強力とは言え、やはり[[コスト]]7の[[クリーチャー]]の仕事としては少々物足りないので、[[《歓楽のタギャースツ》]]で[[除去]]の矛先を逸らしたり、[[《龍装者 ジスタジオ》]]を横に並べて[[耐性]]を[[付与]]するなどして守ってやりたい。
幸い、[[種族]]が[[ジャイアント]]であることから[[《西南の>《西南の超人》]][[超人》>《西南の超人/断断打つべしナウ》]]の[[コスト軽減]]に対応しているので、それらを予め展開し早期着地を狙うことも出来る。

-[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]を意識したかのような形跡の見られる[[カード]]であり、[[効果]]の判明時は「[[単色]]版の《ベン》か?」と話題になった。
実際に《強振》と《ベン》を大雑把に比較してみた場合、以下のようになる。
#region2(《強振》と《ベン》の比較){{
|~比較点|~《強振》|~《ベン》|~備考|
|~基礎ステータス|[[コスト]]7,[[自然]][[単色]]|[[コスト]]8,[[光]]/[[闇]]/[[自然]]|[[軽減>コスト軽減]]を重ねた際、文明数の差で、最低コストに1と3の違いが生まれる(([[マナ数]]が0である[[5色レインボー]]を支払いに使った場合はその差が埋まるが、一般的でないプレイングとなるので度外視してある))|
|~[[種族]]|[[ジャイアント]]|[[ディスペクター]]/[[コマンド]]/[[ドラゴン]]|受けるサポート・[[メタ]]に差が出るので一長一短|
|~[[cip]]の[[ブースト]]|枚数・内容共に任意|「0枚」か「[[墓地]]の[[カード]]全て」のどちらかのみ|《強振》の方が自由度が高く扱いやすい|
|~[[マナ召喚]]|「自分[[ターン]]中」に「1度」&br;すべて[[コスト]]は通常通り支払う|「自分・相手[[ターン]]」に「1度」&br;[[ディスタス]][[召喚]]時のみ強制で[[ノーコスト>コスト踏み倒し]][[召喚]]|「各ターン」である《ベン》の方が相手[[ターン]]の[[ニンジャ・ストライク]]などにも適用でき強力|
|~その他特殊[[能力]]|無し|[[EXライフ]],[[ブロッカー]]|[[シールド追加]],[[天門>《ヘブンズ・ゲート》]]系[[カード]]への対応など、《ベン》の方が所持する要素が強い|
}}
[[3色]]の[[多色]][[クリーチャー]]ということもあって総合的には《ベン》の方が強力ながら、《強振》自身にも独自の強みはある。
こちらは主に、[[ジャイアント]]シナジーや[[単色]]であることを活かせる[[デッキ]]で採用できるだろう。

**相性の良い[[デッキ]]・[[カード]] [#d94a1ad9]
-大規模な[[マナブースト]][[能力]]を持つ[[ジャイアント]]であるため、[[【シノビドルゲーザ】]]で活躍が見込める。
序盤に[[マナ]]に埋めた[[《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》]]を[[マナ召喚]]+[[G・ゼロ]]の合わせ技で呼び出すプレイングも強力。
懸念点としては、[[ブースト]]量が[[墓地]]の枚数に依存する点が挙げられる。
仮に[[《電脳鎧冑アナリス》]]→[[《西南の>《西南の超人》]][[超人》>《西南の超人/断断打つべしナウ》]]→《強振》と最速4[[ターン]]目の着地を狙った場合、このままでは[[cip]]の[[ブースト]]で1[[マナ]](自壊した《アナリス》)しか増えず、単純な[[ブースト]]量では[[《二角の超人》]]にも劣ることになる。
無理にこの[[クリーチャー]]の最速展開を狙うのではなく、展開や相手との攻防の中で[[墓地]]に落ちていった[[カード]]を[[マナ]]化し、《ドルゲユキムラ》での[[回収>マナ回収]]に繋げると無駄が無い。

-[[パワー12000以上]]サポートを受けられる[[リソース]]系の[[自然]][[単色]]クリーチャーであるため、[[【ゲイル・ヴェスパー】]]にも向いている。
この[[デッキ]]はとにかく[[《天風のゲイル・ヴェスパー》]]が[[召喚]]できないと話にならないため、[[マナ]]落ちしてしまった《ゲイル》へアクセスが出来るのがありがたい。
同系統の[[クリーチャー]]の中では、[[単色]][[コスト]]7と最も[[コスト]]が軽くまた最低[[コスト]]1まで[[軽減>コスト軽減]]できる[[クリーチャー]]であるため、[[色]]を余計に混ぜる必要が無く、終盤に複数の《ゲイル》の[[軽減>コスト軽減]]を重ね1[[マナ]]で大型[[クリーチャー]]を連打する動きを阻害しない点で優秀である。

**その他 [#i0dc9363]
-強力な[[マナ]]操作に目を引かれるが、''[[コスト]]7,[[デメリット]]無しの[[T・ブレイカー]]で[[パワー]]が16000もある''のは史上初。並の[[マッハファイター]]はおろか、それらから[[革命チェンジ]]して出てくる[[フィニッシャー]]達すら容易く返り討ちにする[[パワー]]であり、これだけパワフルだと滅多なことでは[[攻撃]]されないだろう。
--既存の[[自然]][[単色]][[ファッティ]]の多くを過去にする性能を誇るこの[[クリーチャー]]の登場により、彼らの立場はより厳しい物となってしまった。
--自然の[[T・ブレイカー]]の初出であり、こちらと同じ[[コスト]]7ながら[[デメリット]]や[[パワー]]制限があってようやく[[T・ブレイカー]]を持っている[[《哀哭の超人》]]と見比べると、インフレの度合いがよくわかる。奇しくも同じ種族の[[ジャイアント]]である。

-これまでの[[マナ召喚]]許可[[クリーチャー]]は、[[マナ召喚]]可能な数が限られている場合、いずれもテキストが「自分の[[ターン]]中、[[クリーチャー]]を1体」という形式になっていたが、この[[クリーチャー]]の場合「自分の[[ターン]]中''に一度''、[[クリーチャー]]を1体」と、数だけではなく回数まで指定と二重に縛りがかかっている。
既存のテキストと挙動に変化はあるのか、それとも単に新しいテキストになっただけなのかは公式からのアナウンスが無いため不明。

-[[ゴッド・オブ・アビス]]編の[[自然]][[文明]]が「&ruby(ゴルフ){剛流振};」をモチーフとしていることから、《強振》という[[カード名]]は、少々苦しいが「[[&ruby(グレイト){強い};>《大神砕グレイトフル・ライフ》]][[&ruby(フル){振};>《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]」と読み替えることも出来る。
[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]と類似する[[能力]]を持っていることも踏まえると、おそらく由来の一つではあるのだろう。

-[[フレーバーテキスト]]では、[[《ドラン・ゴルギーニ》]]敗北の報を聞いて驚愕しつつ、「フルスイングが足りなかったんじゃないか(=足りていれば勝てていたんじゃないか)」と発言している。
「剛流振」が実は[[アビスロイヤル]]に[[対抗するための>《プ・プリッチュ・タンク》]][[トレーニング>《ダイコン・リーガー》]]であったことからその力に対する篤い信を見せているとも取れるが、単に剛流振でフルスイングすることしか考えていないだけかもしれない。


**関連カード [#v715cc9f]
-[[《振卓!ザザームvs.強振》]]]]
-[[《振卓!ザザームvs.強振》]]

-[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]
-[[《聖域の戦虎 ベルセルク》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#ve5e2b4b]
-[[DM22-RP1]]&br;'''[[ドラン・ゴルギーニ>《ドラン・ゴルギーニ》]]が[[アビスロイヤル]]に負けたって!? フルスイングが足りなかったんじゃないか!? — 強振の超人'''

**収録セット [#u5c418c3]
-illus.[[Norikatsu Miyoshi]]
--[[DM22-RP1 「ゴッド・オブ・アビス 第1弾 伝説の邪神」>DM22-RP1]](22/74)

**参考 [#j6d51736]
-[[ジャイアント]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[墓地]]
-[[タップイン]]
-[[マナブースト]]
-[[マナ召喚]]

&tag(クリーチャー,自然文明,緑単,単色,コスト7,ジャイアント,パワー16000,T・ブレイカー,cip,マナタップイン,マナブースト,マナ召喚付与,・,R,レア,Norikatsu Miyoshi,王来MAXブロック);