#author("2024-07-13T00:28:40+09:00","","")
#author("2024-07-14T02:45:15+09:00","","")
*《&ruby(ぼうはつひほう){暴発秘宝};ベンゾ/&ruby(せいりゅう){星龍};の&ruby(ぼうはつ){暴発};》 [#cf394d91]

|暴発秘宝ベンゾ R 闇文明 (4)|
|クリーチャー:パンドラボックス 2000|
|このクリーチャーが出た時、自分のシールドを1つブレイクする。|
|BGCOLOR(#ccd):|
|星龍の暴発 R 光文明 (7)|
|呪文|
|''S・トリガー''|
|次の自分のターンのはじめまで、自分の手札に加えるシールドカードすべてに「S・トリガー」を与える。このターンが自分のターンなら、クリーチャー側を出す。|

[[DM22-EX1]]で登場した[[闇]]の[[パンドラボックス]]と[[光]]の[[呪文]]の[[ツインパクト]]。

クリーチャー側は[[暴発]]の語源である[[《暴発秘宝ベンゾ》]]そのもの。
[[シールド回収]]が[[ブレイク]]に更新されたことで、[[追加ブレイク]]や[[ブレイクされない>《白騎士の聖霊王アルカディアス/完全決闘》]]、[[《九極の精霊 マウリエル》]]の「シールドをひとつ少なくブレイクする」といった[[効果]]の影響を受けるようになった。

呪文側は[[《星龍の記憶》]]と同様の[[S・トリガー]][[付与]]に加え、唱えた[[ターン]]が自分のターンである場合限定でバトルゾーンにこのカードを[[出す]]ことができる。
単純にこの効果で付与された[[S・トリガー]]を即座に使えるようにしたと言える。あちらよりもコストは重くなるものの、自分の[[ターン]]中に唱えれば[[クリーチャー]]側で即座に[[暴発]]が可能。

ただ、[[防御札]]としてはあまり期待できない。相手のターンに唱えた場合は、唱えたのを見てからプレイヤーへの攻撃をやめてしまえば無害で効果が終わってしまう。
1ターンの間だけ時間稼ぎができるが、[[攻撃強制]]か、能動的に[[暴発]]するギミックでもない限り、選択権を与えない様々な防御札の劣化となる。
//これは[[《星龍の記憶》]]にも同じことが言える。
//↑星龍の記憶は、相手ターンにST→帰ってきた自分ターンにベンゾ出す(ST付与続いている)という動きができるから、相手ターンに唱えた場合は本家の方が強い

それより、呪文側は素で[[S・トリガー]]を持っているため、[[暴発]]コンボを《星龍の暴発》で始動することがメインの使い方だろう。(実例は後述。)
前述の通り、相手ターンで唱えた《星龍の暴発》は効果の持ち越しがない[[《星龍の記憶》]]である。なので工夫をこらして素早く自分のターンに[[暴発]]の連鎖を狙いたい。もちろん、[[シールド]]の消費が激しくなる点には注意。

自己完結以外では、自分ターンに唱えておけば、次の相手ターンは自分のシールドが[[S・トリガー]]化しているため、シールドブレイクをかなり抑制できる。
しかし、公開ゾーンから「ここまでの過剰打点があれば貫通できる」と推測され、普通に突撃してくる可能性もある。大型クリーチャーをタダで出せても[[cip]]や[[ブロッカー]]、[[EXライフ]]の[[シールド追加]]などの足止め要素を持たないならターンを凌ぐことができない。

このカードを採用するにはデッキの構築段階からこのカードを意識することが求められるだろう。

**他のカード・デッキとの相性 [#v565c6e7]
-[[光]]の[[呪文]]側を得たことで、[[《ケンザン・チャージャー》]]や[[《天雷の導士アヴァラルド公/魔弾アルカディア・エッグ》]]、[[《審絆の鎮り 新蓮/ジャスティス・シェイパー》]]などで[[サーチ]]できるようになった。

-[[《煌メク聖戦 絶十》]]と相性が良い。[[《トライガード・チャージャー》]]で《絶十》を出しつつ、使いたいカードを[[シールド]]に仕込むと、《絶十》の[[コスト軽減]]が2回発動し、マナに置かれた[[《トライガード・チャージャー》]]の1マナで《星龍の暴発》が撃てる。出した[[《暴発秘宝ベンゾ》]]で仕込んだシールドをブレイクすれば、最速4ターン目にどんなカードでも使うことができる。

-[[呪文]]側が[[S・トリガー]]を持つため、この[[カード]]自身も暴発の対象となる。
これを利用すればかつての[[【星龍マーシャル】]]のように「3ターン目に任意の[[カード]]を[[S・トリガー]]化して使う」という流れが行えるようになった。
([[《マーシャル・クイーン》]]でこちらと任意の[[カード]]を[[シールド化]]する→任意の[[カード]]をシールドに残しながらこちらを回収し唱える→出した[[《暴発秘宝ベンゾ》]]で、《マーシャル》で仕込んだ任意の[[カード]]をブレイクし使う)
--狙い目は無難に[[《オールデリート》]]や[[《ティラノ・リンク・ノヴァ》]]、[[《煌銀河最終形態 ギラングレイル》]]辺りだろう。

-自分ターンに唱えた[[《ラッキー・ダーツ》]]で引き当てたら、非[[S・トリガー]]も対象でなおかつ自分でシールドを選べる効果でもう一発シールドからカードを探せる。

-紛らわしいが、直接クリーチャーとして出してしまうと単なる[[《暴発秘宝ベンゾ》]]である。[[【ミステリー・キューブ】]]には、デッキの[[S・トリガー]]呪文の水増しには機能するが、クリーチャーを踏み倒す[[《ミステリー・キューブ》]]の効果でこのカードを引き当てても嬉しいわけではない。7マナ溜まって自分ターンに[[手打ち]]するにも、カードタイプがクリーチャーか呪文が対象なら[[《キング・マニフェスト》]]で自分のシールドを減らさないでガチャができる。しかも[[《キング・マニフェスト》]]は召喚扱いなので[[ゼニス]]にもシナジーがある。

-[[【青魔導具】]]対面でこれを使って[[《獰猛なる大地》]]を捲った場合、もし相手の[[マナゾーン]]に[[《凶鬼卍号 メラヴォルガル》]]があれば、呪文側の効果を即座にさらなる暴発に活かすという[[友情コンボ]]が成立する。

//-相手の場に[[《九極の精霊 マウリエル》]]がいると能力が不発してしまう。
//この内容は序盤に移動

**環境において [#s36ca42e]
登場から[[オリジナル]]・[[アドバンス]]両方の[[【星龍ライベルモット】]]でいくつか入賞実績を残し、アドバンスでは[[【ガチャガチャデリート】]]基盤の[[【ダーツデリート】]]、[[【クランヴィアデリート】]]で[[チャンピオンシップ]]上位入賞している。

[[アビス・レボリューション環境]]では[[アドバンス]]の[[【星龍ライベルモット】]]が主な居場所。

[[DM24-RP1]]期のアドバンスでは、これとオリジナル版の[[《暴発秘宝ベンゾ》]]が各4枚入った[[暴発]]ギミック寄りの[[白青黒]]構築の[[【ムザルミ天門】]]がチャンピオンシップ(ただし32人参加規模)で3位入賞。[[《ヴァリアブル・ポーカー》]]と[[《音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」》]]のパッケージも投入されていた。

2024年のゴールデンウィーク辺りから、これを隠し味に[[1枚積み]]した[[【ブレスラチェイン】]]も一部で見かけるようになった。

-[[殿堂ゼロデュエル]]では[[【ダーツデリート】>【ダーツデリート】#j25fc37e]]における[[デッキ圧縮>山札圧縮]]として使われる。ささやかだが、[[《ヴォルグ・サンダー》]]の対策にもなるのがポイント。

**その他 [#dfe13446]
-リメイク前の[[《暴発秘宝ベンゾ》]]からテキストが変更されている。元のテキストはそちらのページを参照。
//--従来のテキスト
//|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドをひとつ、手札に加える。(その「S・トリガー」を使ってもよい)|
%%自身のシールドをブレイクする能力のクリーチャーが、再録で書き方を変更した前例はない。事実上の再録でありながら新規カードでもある[[ツインパクト化]]だからこそできた芸当であろう。%%
--後に[[《獅子頂龍 ライオネル》]]も[[再録]]で[[シールド回収]]から[[ブレイク]]に変更された。

-かつて[[《星龍の記憶》]]は裁定変更により、自分の[[ターン]]に唱えても防御に使えなくなった上、[[ターン]]を跨ぐ形で[[《暴発秘宝ベンゾ》]]を出す[[コンボ]]が成立しなくなるという大幅な弱体化を受けた過去があった。
この[[カード]]はそうした背景を踏まえた、ある種の[[調整版]]とも取れる。裁定変更で性能が変わってしまったカードの[[調整版]]が登場するのは珍しい。
--裁定変更前の『[[《星龍の記憶》]]を唱えた次のターンに[[《暴発秘宝ベンゾ》]]を出す』[[コンボ]]は《星龍の暴発》では実現できないが、『[[《星龍の記憶》]]を唱えてから同じターン中に[[《暴発秘宝ベンゾ》]]を出す』動きは合計[[コスト]]がちょうど同じかつこれ1枚で行うことができる。

-[[ツインパクト]]において[[呪文]]側の効果で[[クリーチャー]]側を出すテキストは、今までは[[《「一方的に勝つに決まっている」》>《暗黒の騎士ザガーン/「一方的に勝つに決まっている」》]]や[[《りんご娘はさんにんっ娘》>《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》]]などのように「このカードを出す」という表現だったが、このカードでは「クリーチャー側を出す」の表現になっている。
--しかし、今後その書式に変更するというわけではなく、[[DM23-RP1]]で登場した[[《SC龍飛→SC風流》]]では「カードを出す」に戻った。
//--[[ツインパクト]]で「○○側を〜」とあっても、物理的に不可能な場合は片側ではなくカードそのものに作用する裁定がある([[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/38694/]])。
//---このカード自身にはこの表現に意味はないが、このテキストの理由を考察するなら両側[[呪文]]の[[ツインパクト]]が登場したことが影響しているのかもしれない。

//-呪文側のコスト"7"は、元となった[[《暴発秘宝ベンゾ》]]のコスト"4"と、[[《星龍の記憶》]]のコスト"3"を合計した数字となっている。
//これは[[《星龍の記憶》]]を唱えた後に[[《暴発秘宝ベンゾ》]]を召喚する、というプレイングが元と思われる。
//既出

**関連カード [#f3698f8c]
-[[《テンマ・ジャオー/モメッティ・アサーチ》]]

-[[《暴発秘宝ベンゾ》]]
-[[《星龍の記憶》]]

**収録セット [#l5f91c0e]
-illus.[[Akifumi Yamamoto]]/[[Moopic]]
--[[DM22-EX1 「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」>DM22-EX1]](61/130)
--[[プロモーション・カード>プロモーション・カード (第21期〜第25期)]](P48/Y22)
-illus.[[KOUSAKU]]
--[[DM24-EX1 「超感謝祭 ファンタジーBEST」>DM24-EX1]](47/89)

**参考 [#zfb8352d]
-[[ツインパクト]]
-[[パンドラボックス]]
-[[cip]]
-[[ブレイク]]
-[[S・トリガー]]
-[[コスト踏み倒し]]

&tag(ツインパクト,クリーチャー,闇文明,白黒,多色,2色,コスト4,パンドラボックス,パワー2000,cip,自己ブレイク,呪文,光文明,コスト7,S・トリガー,S・トリガー付与,クリーチャー側を出す,《暴発秘宝ベンゾ》,R,レア,Akifumi Yamamoto,Moopic);