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暴発秘宝ベンゾ R 闇文明 (4) |
クリーチャー:パンドラボックス 2000 |
このクリーチャーが出た時、自分のシールドを1つブレイクする。 |
星龍の暴発 R 光文明 (7) |
呪文 |
S・トリガー |
次の自分のターンのはじめまで、自分の手札に加えるシールドカードすべてに「S・トリガー」を与える。このターンが自分のターンなら、クリーチャー側を出す。 |
DM22-EX1で登場した闇のパンドラボックスと光の呪文のツインパクト。
クリーチャー側は暴発の語源である《暴発秘宝ベンゾ》そのもの。
シールド回収がブレイクに更新されたことで、追加ブレイクやブレイクされない、《九極の精霊 マウリエル》の「シールドをひとつ少なくブレイクする」といった効果の影響を受けるようになった。
呪文側は《星龍の記憶》と同様のS・トリガー付与に加え、唱えたターンが自分のターンである場合限定でバトルゾーンにこのカードを出すことができる。
単純にこの効果で付与されたS・トリガーを即座に使えるようにしたと言える。あちらよりもコストは重くなるものの、自分のターン中に唱えればクリーチャー側で即座に暴発が可能。
ただ、防御札としてはあまり期待できない。相手のターンに唱えた場合は、唱えたのを見てからプレイヤーへの攻撃をやめてしまえば無害で効果が終わってしまう。
1ターンの間だけ時間稼ぎができるが、攻撃強制か、能動的に暴発するギミックでもない限り、選択権を与えない様々な防御札の劣化となる。
それより、呪文側は素でS・トリガーを持っているため、暴発コンボを《星龍の暴発》で始動することがメインの使い方だろう。(実例は後述。)
前述の通り、相手ターンで唱えた《星龍の暴発》は効果の持ち越しがない《星龍の記憶》である。なので工夫をこらして素早く自分のターンに暴発の連鎖を狙いたい。もちろん、シールドの消費が激しくなる点には注意。
自己完結以外では、自分ターンに唱えておけば、次の相手ターンは自分のシールドがS・トリガー化しているため、シールドブレイクをかなり抑制できる。
しかし、公開ゾーンから「ここまでの過剰打点があれば貫通できる」と推測され、普通に突撃してくる可能性もある。大型クリーチャーをタダで出せてもcipやブロッカー、EXライフのシールド追加などの足止め要素を持たないならターンを凌ぐことができない。
このカードを採用するにはデッキの構築段階からこのカードを意識することが求められるだろう。
登場からオリジナル・アドバンス両方の【星龍ライベルモット】でいくつか入賞実績を残し、アドバンスでは【ガチャガチャデリート】基盤の【ダーツデリート】、【クランヴィアデリート】でチャンピオンシップ上位入賞している。
アビス・レボリューション環境ではアドバンスの【星龍ライベルモット】が主な居場所。
DM24-RP1期のアドバンスでは、これとオリジナル版の《暴発秘宝ベンゾ》が各4枚入った暴発ギミック寄りの白青黒構築の【ムザルミ天門】がチャンピオンシップ(ただし32人参加規模)で3位入賞。《ヴァリアブル・ポーカー》と《音奏 ハイオリーダ/音奏曲第3番「幻惑」》のパッケージも投入されていた。
2024年のゴールデンウィーク辺りから、これを隠し味に1枚積みした【ブレスラチェイン】も一部で見かけるようになった。