#author("2024-07-12T23:38:04+09:00","","")
#author("2024-10-29T11:13:50+09:00","","")
*《&ruby(おうふうようせい){桜風妖精};ステップル》 [#h71dcc6c]

|桜風妖精ステップル UC 自然文明 (2)|
|クリーチャー:スノーフェアリー 1000|
|このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。|
|このクリーチャーが破壊された時、カードを1枚、自分のマナゾーンから墓地に置く。|

[[DMRP-01]]で登場した[[自然]]の[[スノーフェアリー]]。

2マナでありながら、[[cip]]で[[山札]]から1[[マナ]]を増やせるが、[[pig]]で1[[マナ]]を削られる。
2コストでありながら[[cip]]で[[山札]]から1[[マナ]]を増やせるが、[[pig]]で1[[マナ]]を失ってしまう。

2[[ターン]]目に[[マナブースト]]を行う[[クリーチャー]]は[[DM-01]]から存在するが、扱いやすいものは、[[《シビレアシダケ》]]等[[手札]]をソースにするか、[[《霞み妖精ジャスミン》]]の場に遺せないものなどしか存在しなかった。しかし、《桜風妖精ステップル》は、[[山札]]からかつ場数を増やしつつ[[マナブースト]]を行う。2[[ターン]]目に出せる[[《青銅の鎧》]]といえば、そのポテンシャルの高さが窺えるだろう。
2[[ターン]]目に[[マナブースト]]を行う[[クリーチャー]]は[[DM-01]]から存在するが、扱いやすいものは、[[《シビレアシダケ》]]等[[手札]]をソースにするか、[[《霞み妖精ジャスミン》]]の場に残せないものなどしか存在しなかった。しかし、《桜風妖精ステップル》は、[[山札]]からかつ場数を増やしつつ[[マナブースト]]を行う。2[[ターン]]目に出せる[[《青銅の鎧》]]といえば、そのポテンシャルの高さが窺えるだろう。
そのかわりに[[破壊]]されると[[マナ]]がひとつ減ってしまう[[デメリット]]を持つため、[[マナカーブ]]を崩してしまう可能性を孕んでおり確実性には欠ける。[[cip]]で1加速しているので[[ディスアドバンテージ]]を生み出すわけではないのだが、ここぞという所で[[マナカーブ]]が崩れると悲惨なことになりかねない。

ただし[[pig]]なので[[進化]]させたり、あるいは[[破壊]]以外で[[バトルゾーン]]を離れれば[[デメリット]]を無力化できる。そのまま次の[[ターン]]に[[《ベル・ザ・エレメンタル》]]などに[[進化]]させたり、[[革命チェンジ]]や[[《ドンドン吸い込むナウ》]]、[[《リーフストーム・トラップ》]]や[[《メビウス・チャージャー》]]などで[[手札]]または[[マナ]]に送ると、更なる[[アドバンテージ]]が期待できる。
増えた1[[マナ]]で[[《ガイアズ・ソング》]]を唱えてみるのも悪くない。

また[[スノーフェアリー]]なので[[種族]]参照の[[進化]]にも恵まれており、[[《妖精の裏技ラララ・ライフ》]]の発動元や[[《武家類武士目 ステージュラ》]]の[[G・ゼロ]]の数合わせになるなど、[[【スノーフェアリー】]]での相性も良い。同じ[[スノーフェアリー]]同士でも[[《天真妖精オチャッピィ》]]や[[《ダイヤモンド・カスケード》]]などとの[[シナジー]]が期待出来る。

また、失う[[マナ]]は[[墓地]]へ行くため、[[山札]]からのソースの掘り出しといった意味では[[破壊]]されても役割は遂行できている。落とした[[マナ]]は、[[《天真妖精オチャッピィ》]]などの[[墓地]]からの[[マナブースト]]や[[サルベージ]]などで簡単に再利用できる上に、落とす[[マナ]]も自分で選べるため[[マナ]]に集めたキーパーツを失うこともない。逆に利用して[[リアニメイト]]などの[[墓地]]を使ったシステムに組み込むのも一考。構築の幅の利いた効果となっている。

実質1[[コスト]]として出せるため、[[【速攻】]]での打点や[[進化元]]にも優秀。同じ特徴をもつ[[カード]]として、同[[コスト]]同[[パワー]]に[[《ジオ・ナスオ》]]がいるが、生き残れば[[マナ]]分[[アドバンテージ]]が稼げる点、[[進化]]した際1[[マナ]]増える点では勝る可能性がある。例えば、増えたマナで[[《スネークアタック》]]を3ターン目に唱えることが可能であり、3ターン目に3体の[[召喚酔い]]していないクリーチャーがあり事前に1枚シールドをブレイクしている状況ではそのままダイレクトアタックまで持って行ける。もっともあちらは[[墓地肥やし]]のエキスパートとしての性質が強いため、即効性や確実性の分[[【黒緑速攻】]]などでは代用は効かないだろう。

しかし、[[【赤緑速攻】]]や[[【緑単速攻】]]ではこちらにも十分理があるといえる。特に[[【緑単速攻】]]では、先述した[[《妖精の裏技ラララ・ライフ》]]での高速[[ウィニー]]展開、[[《ベル・ザ・エレメンタル》]]や[[《武家類武士目 ステージュラ》]]の早期召喚などの戦術が可能で、その起動要員としては一級品だろう。

いろいろと不安定な面を持っているが、プレイングや構築を利かせやすいゲームの初動である。扱いやすさとは違う方向で幅広い活躍が期待でき、多くの[[デッキ]]で一考の余地があるだろう。

[[《極楽鳥》]]の下位互換にならないようにしたい。どちらも、除去されるまでは追加1マナとして扱えるリソースであり、《ステップル》は[[多色]]のタップインなどの裏目があるが[[《極楽鳥》]]は[[色事故]]を絶対に回避できる。
こちらは打点になるほか、前述の通り、種族デッキの適性、破壊以外の除去なら[[ランデス]]しない、[[進化]]してデメリットを帳消しにできるなどの利点に注目したい。

**環境において [#d393d328]

登場早々、当時トップメタであった[[【緑単ループ】]]の必須パーツとなった。その他、【白緑メタリカ】、【チェイングラスパーループ】などでも[[必須カード]]となり、マナブーストを行い、なおかつ色の合うループ系統には[[ガチデッキ]]、[[ファンデッキ]]問わずに投入された。

[[《ベイB ジャック》]]との相性は最高の一言であり、《ベイB ジャック》下では実質2コストで2ブーストしているようなものであった。【緑単ループ】における2ターン目《桜風妖精ステップル》召喚からの《ベイB ジャック》召喚、3ターン目に《ベイB ジャック》のクリーチャーのマナリソース化能力込みで5マナを生み出して[[《龍覇 マリニャン》]]召喚は、そのデッキの理想の動きとして定着した。コスト軽減と《ベイB ジャック》を合わせれば寧ろ出して1マナ増えるようなものであったため、ループパーツにもよく使われた。

[[【ガシャゴズラループ】]]など[[闇]]系の[[コンボデッキ]]ではむしろ[[破壊]]されるのが仕事であり、コンボパーツをピンポイントで落とす手段として重宝された。

通常のビートダウンでも[[【赤緑レッドゾーン】>【レッドゾーン】]]、[[【緑単ステージュラ】]]で出番を貰った。

しかし【白緑メタリカ】 は[[《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》]]を獲得したあたりからデッキを光のクリーチャーに寄せるようになり、そちらのデッキパーツとしては脱落。【赤緑レッドゾーン】も[[DMRP-04魔]]期には流行が終息。

[[双極篇]]になると《ベイB ジャック》の[[プレミアム殿堂]]による【緑単ループ】、【緑単ステージュラ】の環境外転落、[[【チェイングラスパーループ】]]の重量級構築への転換など、次々と有力な採用先を失った。《ベイB ジャック》の禁止化によって、それを使ったファンデッキも消滅してしまっている。双極篇では総合的に見ると活躍は少なかったが、[[【ゴクガサイクル】]]に利用されるなど採用の機会もちらほら。[[DMRP-06]]期に瞬間的に注目された[[【轟轟轟ステージュラ】]]で[[チャンピオンシップ]]4位以内の実績を残すこともあった。

[[超天篇環境]]の[[【ミッツァイル】]]や[[【ドッカンデイヤー】]]ではやはりブーストとして不安定であることから採用されないが、クリーチャーが残る点が重視されて[[【BUNBUN・ヴァイカー】]]で使われることもあった。

[[十王篇環境]]における[[【BUNBUN・ヴァイカー】]]では[[《天体妖精エスメル》>《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》]]と合わせてクリーチャーが残る[[手札]]以外からの2[[コスト]]マナブーストを最大8枚体制とできることから、よく使われていた。

2021年7月1日殿堂レギュレーション改訂を機に、[[【オカルトアンダケイン】]]の後釜として[[アドバンス]]に激増した[[【ゼロ・ルピアループ】]]の初動マナブーストとしてもメジャー格に復帰。ところがDMEX-17期になるとあまりに[[軽量級]][[カード指定除去]]が蔓延し出落ちになるケースが増えたため、2枚程度に抑える構築が主流化。

後に2022年1月1日殿堂レギュレーション改訂の影響で[[【ゼロ・ルピアループ】]]は環境における実用性を失った。それから[[【5色マッド・デッド・ウッド】]]が成立すると、いざという時に[[墓地肥やし]]手段になる上に[[リアニメイト]]札でもサポートできる初動として利用されるケースが見られるようになった。

[[DMEX-18]]で[[《極楽鳥》]]が登場すると、クリーチャーが残る2コストマナブーストとしては、[[スノーフェアリー]]シナジーを考慮しない限り事実上《天体妖精エスメル》、《極楽鳥》に次ぐ9枚目以降の枠に降格。

それでも、[[DM23-BD2]]・[[DM23-BD3]]期時点ではマナブースト枠の増量として[[《ベイB セガーレ》]]とともに[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]にそれぞれ1枚から2枚程度採用されることも。特殊な例では[[1枚積み]]20種類から24種類程度の[[【準ハイランダー青黒緑CRYMAX ジャオウガ】>【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]でも1枚積み枠として採用される。

2024年3月11日殿堂レギュレーション改訂により[[《幻緑の双月/母なる星域》]]が[[殿堂入り]]に指定されると、2[[コスト]]初動としての[[リペア]]という意味合いで[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]に再雇用されるケースが見られるようになった。

2024年のゴールデンウィーク明けからこれを青黒緑基盤に取り入れた[[【アーテルマトリクスループ】]]が散見されるようになった。[[《百威と族絆の決断》]]でマナゾーンに落ちたカードを墓地詠唱に引っ掛かるようにしたり、[[《禁術のカルマ カレイル/フォビッド・水晶チャージャー》]]などのフィニッシャーチャージャーを墓地とマナゾーンの間で循環させるためにpigが使われる。
**その他 [#v38496e1]
-[[革命編]]以降で初の新規[[スノーフェアリー]]。

-何らかの方法で[[マナブースト]]を封じられるとデメリットだけが残り、場に出すことすら安易に出来なくなるので注意。

-似た性質をもつ者同士として、もともと[[一撃奪取]][[サイクル]]下で待遇が良くなかった[[《一撃奪取 ケラサス》]]の立場がより一層悪くなってしまった。
--抱き合わせでの8枚採用により、プレイ時の安定化を図るための需要が生まれたとは言えなくもない。

-イラスト・ネームの元となった[[カード]]は[[《春風妖精ポップル》]]。両方とも場に残ることを条件に[[マナブースト]]効果が期待できる。

-[[上位種]]のようなクリーチャーとしては[[《薔薇の使者》]]が存在する。

-[[フレーバーテキスト]]が[[《雪渓妖精マルル》]]のオマージュとなっている。元が印象的なものだったため、ピンときた人も多いのではないだろうか。どちらも[[スノーフェアリー]]であり大型[[エキスパンション]]に収録、同[[コスト]]同[[パワー]]など共通点も多い。
--「世の果てまで笑い続ける」といった意味ではどちらも同じだが、どこか哀愁を漂わせるあちらとは反対に、こちらは生気に満ち溢れた様子になっている。似たような言葉回しだが配列で意味が逆になっており、センスに溢れる[[フレーバーテキスト]]になっている。
---こちらが自身を[[破壊]]させないのが役割遂行であるのに対し、あちらが代理に[[破壊]]されるのが役割であるのも、より一層感慨深いものにさせている。

-[[DMEX-07]]の[[フレーバーテキスト]]を鑑みるに、コスモスをモチーフにしたスノーフェアリーのようである。実際、[[DMRP-01]]版の時点で[[カードイラスト]]にはコスモスを模した[[スノーフェアリー]]が描かれている。
--コスモスの花言葉の1つは「調和」。確かに単体性能を活かすというより[[コンボデッキ]]などにおける調和が大切となるカードではある。

-アニメ『[[キング>デュエル・マスターズ キング(アニメ)]]』では第15話で[[うららか もも]]が[[切札 ジョー]]戦で使用。
この時、[[S・トリガー]]としてこのカードが使えるかどうか[[ミノマル]]に質問をするも、当然不可能だった。
次のもものターンで[[《エンドレス・フローズン・カーニバル》]]の[[代替コスト]]となり、その後[[墓地]]と[[マナゾーン]]からこのカードが1枚ずつ[[《氷結龍 ダイヤモンド・クレバス》]]の[[進化元]]となり、逆転に導いた。

-アニメ『[[キングMAX>デュエル・マスターズ キングMAX]]』では第6話でももが上記の『キング』第15話の回想シーンにて映っていた。

-アニメ『[[デュエル・マスターズ WIN]]』では[[カレン]]が使用。声優は[[京花優希]]氏。

**関連カード [#t6dca21c]
-[[《霞み妖精ジャスミン》]]
-[[《春風妖精ポップル》]]
-[[《モモダチ モンキッド》]]
-[[《晴舞龍 ズンドコ・モモキング》]]

-[[《雪渓妖精マルル》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#daffbd7a]
-[[DMRP-01]]&br;'''とにかく笑い続けましょう…この世の果てに着くまでは! ---桜風妖精ステップル'''
-[[DMEX-07]]&br;'''知ってる? 秋の桜って書いて、コスモスって読むんだよっ! ― 桜風妖精ステップル'''
-[[DMEX-09]]&br;'''[[レインボー]]の力で、別世界の英雄たちの力を借りるなんて……びっくりくりくりだよっ! ― 桜風妖精ステップル'''
-[[DMEX-12]]&br;'''突然の気候変化による、雪山融解の危機!それを聞きつけ、各[[文明]]に散らばる[[スノーフェアリー]]たちが、はじまりの雪山「[[クレバス・マウンテン>《氷結龍 ダイヤモンド・クレバス》]]」へと集結した!'''
-[[DM23-RP2]](T8/T10)&br;'''風とともにステップルは各地を巡る。生命の芽吹きを祝福するために。'''
-[[DM23-RP2]](TF8/TF10)&br;'''ステップルは寒さが大嫌いなので、冬の間は家から出てこない。だがそれ以上に暖かな日差しが大好きなので、少しでも早く冬を終わらせようと毎年努力している。'''
-[[DM24-EX1]]&br;'''運命に選ばれし二人を結びつける力をもった魔導具、シラハアローだったが、[[花嫁候補>ドラゴンの花嫁]]に五名が選出されてしまった。これには[[仙界一の天才、ミロク>《仙界一の天才 ミロク》]]もただただ困るだけだった。'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P19/Y20)&br;'''春爛漫っ! 桜吹雪っ! あたたかな陽射しを浴びて、元気元気っ!! ― 桜風妖精ステップル'''

**収録セット [#w5bfa9ec]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Daisuke Izuka]]
--[[DMRP-01 「デュエル・マスターズ 新1弾 ジョーカーズ参上!!」>DMRP-01]](55/93)
--[[DMEX-12 「最強戦略‼︎ ドラリンパック」>DMEX-12]] (75/110)
--[[DM23-RP2 「アビス・レボリューション 第2弾 忍邪乱武」>DM23-RP2]](T8/T10)(TF8/TF10)
--[[DM24-EX1 「超感謝祭 ファンタジーBEST」>DM24-EX1]](67/89)
-illus.[[sarmat]]
--[[DMEX-07 「必殺!!マキシマム・ザ・マスターパック」>DMEX-07]](31/48)
--[[DMEX-09 「Wチームドッキングパック チーム切札&チームウェイブ」>DMEX-09]](21/42)
-illus.[[Okera]]
--[[DM24-EX1 「超感謝祭 ファンタジーBEST」>DM24-EX1]](67/89)
--[[プロモーション・カード>プロモーション・カード (第16期〜第20期)]](P19/Y20)

**参考 [#n0fba0b2]
-[[スノーフェアリー]]
-[[cip]]
-[[マナブースト]]
-[[pig]]
-[[マナ]]
-[[墓地送り]]

&tag(クリーチャー,自然文明,緑単,単色,コスト2,スノーフェアリー,パワー1000,cip,マナブースト,pig,自己ランデス,UC,アンコモン,Daisuke Izuka,sarmat,Okera,十王篇ブロック);