#author("2024-08-27T05:16:38+09:00","","")
#author("2024-11-21T09:51:09+09:00","","")
*《&ruby(きどうせいれい){機動聖霊};ムゲン・イングマール》 [#s78c1dc0]

|機動聖霊ムゲン・イングマール SR 光/火文明 (11)|
|クリーチャー:エンジェル・コマンド/アーマロイド 11000|
|W・ブレイカー|
|スピードアタッカー|
|このクリーチャーがバトルに勝った時、アンタップしてもよい。|

[[DM-24]]で登場した[[エンジェル・コマンド]]/[[アーマロイド]]。
[[《無限掌》]]内蔵の大型[[スピードアタッカー]]。

高い[[パワー]]と[[《無限掌》]]効果と[[スピードアタッカー]]が[[シナジー]]を形成しており、[[スピードアタッカー]]で奇襲を仕掛け[[タップ]]されている[[パワー]]11000未満の[[クリーチャー]]を全て[[バトル]]で打ち取ることが出来る。
非常に重いため能動的に[[タップ]]と組み合わせるのは難しいが、相手の一斉[[攻撃]]を耐えた後にカウンターで出すことが出来れば盤面を壊滅出来る。

[[《無限掌》]]効果によって[[チャンプブロック]]が意味をなさないため、[[パワー]]11000未満の[[ブロッカー]]相手には[[ブロック]]されないも同然。
ラストパンチャーとしては非常に強烈であり、[[スピードアタッカー]]であることも相まって、相手の[[シールド]]を減らした後の詰めの段階では高いフィニッシュ力を誇る。

欠点は11[[コスト]]という生半可ではない重さ。[[ブロッカー]]でもなければ[[ドラゴン]]でもないため、[[火]]や[[光]]のメジャーな[[コスト踏み倒し]]には対応していない。
別の手段の[[コスト踏み倒し]]か大量の[[マナブースト]]がないと、出すことすらままならないだろう。

また、[[パワー]]11000も絶妙に物足りないラインであり、[[T・ブレイカー]]級の[[クリーチャー]]は打ち取れない。[[【ヘブンズ・ゲート】]]の大型[[ブロッカー]]や[[G・リンク]]した[[《龍神ヘヴィ》]]には太刀打ち出来ず、11[[コスト]]の割にはややスペック不足を感じる[[カード]]である。
[[パワー]]の高さがそのまま武器になる以上、[[《威牙の幻ハンゾウ》]]の[[ニンジャ・ストライク]]による[[パワー低下]]は致命的で、天敵となる存在。

早出しして相手に[[カードパワー]]を押し付けても、11[[コスト]]分の活躍が出来る[[クリーチャー]]ではない。
[[殴り返し]]や詰めの段階など、ピンポイントで強烈な性能を発揮する[[カード]]であるため、運用する時は[[コントロール]]や[[グッドスタッフ]]などでゆとりをもって使うと良いだろう。

かつては[[マナゾーン]]や[[墓地]]で待機し、[[《母なる大地》]]や[[《母なる紋章》]]、[[《インフェルノ・ゲート》]]の呼び出し先となって、手痛いピンポイントを突くことが可能だった。
この頃は高[[コスト]]の大型[[フィニッシャー]]自体が希少であり、早期に高[[パワー]][[スピードアタッカー]]を押し付けても十分強力であった。

[[極神編環境]]では[[ロック]]合戦を続けた結果11マナまで伸び、尚且つ[[ワンショット]]を耐えるか何らかの[[タップ]]手段を使うかして相手のタップしたクリーチャーが並んだ時のための盤面処理要員として[[【キング・アルカディアス】]]に[[1枚積み]]されるケースがたまにあった。

[[【エンペラー・キリコ】]]系統では[[ビートダウン]]対策として入れられる場合があった。[[メインデッキ]]に[[非進化]][[クリーチャー]]が10枚前後の構築が主流であったため、山札の中身を把握していれば1枚積みであっても[[《エンペラー・キリコ》]]である程度狙って[[出す]]ことができたので強力であった。

現在は、同じ特徴を持つ[[クリーチャー]]として[[《「勝利」の頂 バトル・ザ・クライマックス》]]や[[《覚星龍界 剣聖ジゲン》]]、[[《エヴォル・ドギラゴン》]]がおり、運用性やフィニッシュ力で劣っている。

上記3種類と[[種族]]や[[単色]]・[[多色]]等の違いはあるものの、この[[ファッティ]]域においては現状、実用的な差別化は不可能と言ってよい。
[[エピソード2]]以降[[ファッティ]]は爆発的に数を増やしており、[[マナ]]が伸びた後のフィニッシュ手段には困らなくなっている。

現状は[[環境]]で活躍することは叶わないが、大型[[クリーチャー]]が突如奇襲して盤面を一掃する様はヒーロー性があり、ロマンを感じたプレイヤーも多い事だろう。
高いフィニッシュ力をもつ[[ファッティ]]の先駆者として、後輩達の活躍を見守ることとなった。

-現在、[[アーマロイド]]の[[スーパーレア]]はこのカードのみである。
--コンセプトは違えど、[[エンジェル・コマンド]]/[[アーマロイド]]共に「機械」のような見た目を持つ[[種族]]であり、それらの混合である《機動聖霊ムゲン・イングマール》はメカ好きにはたまらない1枚である。

-不死身状態の[[無限ブロッカー]]にバトルで勝つことで、無限に攻防が続く場合の処理は[[《無限掌》]]を参照。
--[[《無限掌》]]と同じく[[《インフィニティ・ドラゴン》]]への対策としても有効。

-同じ効果を持つ[[《超竜サンバースト・NEX》]]にも言えることだが、相手の攻撃に対応して[[《光牙忍ハヤブサマル》]]で[[ブロッカー]]にすれば、そのターン中[[バトル]]で勝てる[[クリーチャー]]に対しては[[無限ブロッカー]]になる。

-漫画「FE」では[[Y (イエスマン)]]が南極での[[黒城 凶死郎]]との対戦で使用。[[《封魔秘宝アバランバ》]][[召喚]]と[[山札操作]]→[[《転生プログラム》]]で《アバランバ》から転生→[[《バーニング・パワー》]]で補助、という流れで8マナで場に出されつつ[[《悪魔神バロム》]]を攻撃して[[破壊]]し、Wブレイクした。その他のクリーチャー描写に関しては省略されたが、このターンで決着がついたかのような描写なので、そのデュエルにおけるYの[[切り札]]だったと思われる。

-アニメ「ゼロ」では[[黄昏 ミミ]]が使用。[[《紅蓮の守護者ラ・バル・プラトーン》]]で[[勝舞>切札 勝舞]]のクリーチャーを全て[[タップ]]し、[[《母なる大地》]]を使いマナゾーンにあるこのカードと入れ替え、勝舞のクリーチャーを一掃した。返しの勝舞のターンで[[《ボルシャック・ドラゴン》]]に破壊されるが、次のミミのターンでは普通に《ムゲン・イングマール》を召喚する。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#e4dd9349]
|機動聖霊ムゲン・イングマール VR 光/火文明 (11)|
|クリーチャー:エンジェル・コマンド/アーマロイド 11000|
|W・ブレイカー|
|スピードアタッカー|
|自分のシールドが1つ以下なら、召喚コストを7少なくする。|
|バトルに勝った時、アンタップする。|
|BGCOLOR(white):※[[各プレイヤーの1ターン中、「アンタップする」能力の発動をカード1種あたり20回までとする。>無限アタッカー#limit]]|

[[DMPP-09]]で実装。[[レアリティ]]が[[ベリーレア]]に変更され、[[《革命目 ギョギョウ》]]のように、[[クラッチ]]での大幅なコスト軽減がついた。

相手の[[《凶戦士ブレイズ・クロー》]]などによるブレイクで受動的に条件を満たしてカウンターの[[殴り返し]]……という使い方は、実のところ同じ色の[[《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》]]を[[S・トリガー]]ないしは素出ししたほうが[[《解体屋ピーカプ》]]などにも耐性を持てるので、必要性が薄い。

[[《黒神龍ブライゼナーガ》]]などで能動的に条件を満たすことを考えたほうが、このカードを使う意義が高まるだろう。
大きく時期が外れた[[DMPP-25]]で[[《逆転のオーロラ》]]が増やすマナをすぐに使えるよう上方修正(TCG版と同じ性能に修正)されたので、そちらも組み合わせの候補に加わった。

特にシールド0での[[《憎悪と怒りの獄門》]]との組み合わせは最高で、合計9マナあればパワー11000未満のブロッカーが何体いてもバトルに勝って無限にアンタップし[[ダイレクトアタック]]ができる。唱えてから出せば[[《ホーリー・スパーク》]]などの[[オールタップ]]も効かない。
大抵の[[S・トリガー]]ではこのコンボは阻止されないが、[[メタモーフ]]が発動した[[《不浄の魔人ジャラ》]]と、手札の《ムゲン・イングマール》が[[セルフハンデス]]で落とされてしまう状況の[[《汽車男》]]、[[《ゴースト・タッチ》]]には防がれてしまう。

《ムゲン・イングマール》を受動的に使える場面は、[[【速攻】>【速攻】 (デュエプレ)]]ではなく、相手が油断して[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]や[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]で中途半端にブレイクしてきたときが多い。

-[[《金色の精霊クロスヘイム》]]とは好相性。《イングマール》が大型の[[無限ブロッカー]]に変貌し、そちらの[[S・トリガー]]と《イングマール》の[[コスト軽減]]条件も噛み合っている。狙ってコンボを成立させることは難しいが、ともに[[エンジェル・コマンド]]であるため[[種族デッキ]]で共存させることも可能である。

-除去の難しい[[クロスギア]]が発生源となる[[《流楯 スプラッシュ・ディフェンサー》]]を使えば、《ムゲン・イングマール》がブロッカーになっている状態を解除されにくい。

-[[《独裁者ケンジ・パンダネルラ将軍》]]の持つ身代わり能力を実質無力化できるが、[[【ドリームメイト】>【ドリームメイト】 (デュエプレ)]]には[[《幻獣竜機ボルパンサー》]]、[[《衝撃のロウバンレイ》]]、[[《烈流神》]]が採用されることが多いため、自分のシールドが1つ以下だと危機的状況である。

-パワーが11000より大きい相手にはバトルに勝てないのは弱点。
[[パワー]]12000以上は[[T・ブレイカー]]であり、1体の攻撃だけしてターンエンドされれば、残りシールドが2つなので[[クラッチ]]も発動しない。

[[《緑神龍ソウルガルダス》]]を殴り返すのに非常に強い。[[《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》]]がクロスされていても、パワー10000なので、[[マナゾーン]]のファイアー・バードとドラゴンのペアのストックがなくなるまで、攻撃し続け、破壊することができる。

-[[DMPP-16]]にて相性のいい[[《DNA・スパーク》]]が実装された。シールドを全てブレイクされた状態からトリガーすればシールド1枚の状態を保ちつつ相手クリーチャーを全タップしこのカードでタップキルを行える。

**関連カード [#yb789f8f]
-[[《機動聖者ミールマックス》]]
-[[《機動聖者ミールマキシマム》]]
-[[《無限の精霊リーサ》]]
-[[《超竜サンバースト・NEX》]]
-[[《エヴォル・ドギラゴン》]]
-[[《「勝利」の頂 バトル・ザ・クライマックス》]]
-[[《覚星龍界 剣聖ジゲン》]]
-[[《無限掌》]]
-[[《飢動混成 ガリィングマール》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#bab8cd03]
-[[DM-24]]
'''全ては一瞬。気付けばその場には、[[鉄>アーマロイド]]の[[聖霊>エンジェル・コマンド]]が立ち尽くすのみ。'''
-[[DMPP-09]]
'''全ては一瞬。気づけばその場には、[[鉄>アーマロイド]]の[[聖霊>エンジェル・コマンド]]が立ち尽くすのみ。'''

**収録セット [#g005b7af]
***[[デュエル・マスターズ]] [#i641a447]
-illus.[[D-Suzuki]]
--[[DM-24 「極神編(バイオレンス・ヘヴン) 第1弾」>DM-24]](S7/S10)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#k55c769a]
-CV:[[小野寺悠貴]]
-illus.[[D-suzuki]]
--[[DMPP-09 「武者聖戦伝 -ARCADIA OVERDRIVE-」>DMPP-09]]

**参考 [#v3c31d19]
-[[エンジェル・コマンド]]
-[[アーマロイド]]
-[[タップイン]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[バトル]]
-[[アンタップ]]

&tag(クリーチャー,光文明,火文明,白赤,2色,多色,コスト11,エンジェル・コマンド,コマンド,アーマロイド,パワー11000,W・ブレイカー,スピードアタッカー,アンタップキラー,・,SR,スーパーレア,D-Suzuki,クリーチャー (デュエプレ),光文明 (デュエプレ),火文明 (デュエプレ),白赤 (デュエプレ),2色 (デュエプレ),多色 (デュエプレ),コスト11 (デュエプレ),エンジェル・コマンド (デュエプレ),コマンド (デュエプレ),アーマロイド (デュエプレ),パワー11000 (デュエプレ),W・ブレイカー (デュエプレ),スピードアタッカー (デュエプレ),擬似革命 (デュエプレ),擬似革命1 (デュエプレ),コスト軽減 (デュエプレ),バトルに勝った時 (デュエプレ),アンタップ (デュエプレ),VR (デュエプレ),ベリーレア (デュエプレ),D-Suzuki (デュエプレ));