#author("2024-10-30T19:54:10+09:00","","")
#author("2024-10-30T21:37:17+09:00","","")
*《&ruby(はは){母};なる&ruby(せいいき){星域};》 [#n8e24b64]

|母なる星域 R 自然文明 (3)|
|呪文|
|自分の進化ではないクリーチャーを1体、マナゾーンに置く。そうしたら、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つ進化クリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。|

[[DM-33]]で登場した[[自然]]の[[呪文]]。

[[バトルゾーン]]の自分の[[非進化]][[クリーチャー]]を[[マナゾーン]]に引っ込めることで、[[マナゾーン]]から[[コスト]]の条件を満たした[[進化クリーチャー]]を出すことができる。

[[バトルゾーン]]の[[クリーチャー]]と[[マナゾーン]]の[[クリーチャー]]とを入れ替える、俗に「母なる系」と呼ばれる[[コスト踏み倒し]][[呪文]]のひとつであり、この[[カード]]は[[進化クリーチャー]]専用。

[[マナゾーン]]に送る[[クリーチャー]]の[[文明]]を一致させる必要はないため、使い勝手は[[《母なる紋章》]]よりも[[《母なる大地》]]に近い。

[[重い]][[進化クリーチャー]]は序盤から中盤では役に立たないため、[[マナ]]が貯まり次第[[マナゾーン]]からわずか3マナで引っ張り出せるようになるこのカードの存在は有り難いところだろう。[[非進化]]の[[クリーチャー]]を[[マナゾーン]]に置いてから[[マナゾーン]]の[[カード]]を数えるため、実質1[[ターン]]早く出せるようになる点も見逃せない。

[[《天災 デドダム》]]と非常に相性がいい[[カード]]の1つ。このカードを[[サーチ]]しつつ踏み倒したい[[進化クリーチャー]]を[[マナゾーン]]に置ける。その上、[[マナゾーン]]には[[アンタップ]]状態で置かれるため、《母なる星域》を唱える[[マナ]]を捻出することもできる。ある程度[[マナ]]が貯まったタイミングならば[[手札]]に加えたこの[[カード]]を即座に使うことも難しくない。

[[自然]]以外の[[進化クリーチャー]]を使うなら、[[山札]]から狙った[[カード]]を[[マナゾーン]]に置ける[[《神秘の宝箱》]][[《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》]]も相性がいい。

[[進化クリーチャー]]のサポートとしては自身を[[進化元]]にしつつ[[コスト踏み倒し]]できる[[《王来英雄 モモキングRX》]][[《蒼狼の王妃 イザナミテラス》]][[《魔光神官ルドルフ・アルカディア》]]などが存在する。あえてこの[[カード]]を使うならば、それらに対応しない[[進化クリーチャー]]を運用する場合であろう。

10マナ前後の大型[[進化クリーチャー]]を使うならば常に考慮に入れたい一枚である。
現在では[[ツインパクト化]]した[[《幻緑の双月/母なる星域》]]があるので、基本的にはそちらを優先される。ただしそちらは[[殿堂入り]]しているため、動きを安定させるにはこちらも[[リペア]]として採用してもいい。

汎用性や対応力が犠牲になるが、[[《幻緑の双月/母なる星域》]]と《母なる星域》はルール上同時採用は認められている。
以前までは組もうと思えば、[[ツインパクト]]版とこれを8枚体制にしつつ、メタカードの枠をリソース系に全て挿げ替えた、4ターンキルの再現性特化型[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]も組めていた。

しかし、2024年3月11日殿堂レギュレーション改訂により、[[《幻緑の双月/母なる星域》]]が[[殿堂入り]]となったため不可能となった。
[[《CRYMAX ジャオウガ》]]を踏み倒す用途のみならこのカードは代用となるが、[[《幻緑の双月/母なる星域》]]はクリーチャー面が[[初動>優秀なマナブースト一覧]]になっていたため、[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]デッキ全体のバランス等を考えると、このカードの採用枚数は吟味すべき。

[[ヨビニオン]]登場後は[[《幻緑の双月/母なる星域》]]と違って余計なクリーチャー面が無くヨビニオンに引っかからないという差別化点も獲得した。
[[【青黒緑マルル】]]においては実際に[[《幻緑の双月/母なる星域》]]を採用せずにこちらが採用された。

**ルール [#e4cbfad3]
-[[進化クリーチャー]]を[[マナゾーン]]に引っ込めることはできないので、[[《フォース・アゲイン》]]のように同じ[[クリーチャー]]の出し直しはできない。ただし、[[マナゾーン]]に別の[[進化クリーチャー]]が埋まっていれば、それを出すことで[[cip]]を連打できる。
--[[禁断スター進化]]や[[S-MAX進化]]は、デッキスロットでは通常クリーチャーとして考えることができるが、[[特殊タイプ]]「[[進化]]」を持っているため、《母なる星域》の効果の前半でマナゾーンに置くことができない。
--[[タマシード]]も[[進化元]]という意味ではデッキスロット上の通常クリーチャーだが、除去を受けにくいというデザインが災いして、自分からマナ送りにすることもできず、相性は悪い。

-カウントするのは「[[マナゾーン]]にある[[カード]]の枚数」なので、[[5色レインボー]]も数えられる。

-[[進化元]]がなければ進化クリーチャーを出すことはできない。[[バトルゾーン]]の[[クリーチャー]]を[[マナゾーン]]に送っただけで処理が終わる。逆に、進化元をバトルゾーン以外から出す[[マナ進化]]や[[墓地進化]]でも、[[進化元]]が用意できれば出すことは可能。

//マナゾーンから進化クリーチャーが無かった/出せなかった場合でも、条件とする自分の進化ではないクリーチャーを1体マナゾーンに送れるのかどうかをわかりやすく記載していただけるといいと思います。

-初出時の[[テキスト]]では「1体自分の[[マナゾーン]]から選び」という部分が抜けて落ちており、どこから出すのかが分からなかった。公式HP内の[[ルール]]に関するコンテンツで[[エラッタ]]が発表され、[[再録]]時には訂正がなされたものになった。

**環境において [#r8ba019d]
[[神化編環境]]においては[[【エンペラー・キリコ】]]の[[必須カード]]として扱われ、同デッキを[[トップメタ]]に押し上げた立役者となる。
[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]の[[cip]]で[[唱える]]ことで、7マナ貯まった状態から即座に[[《エンペラー・キリコ》]]を踏み倒し、[[ゲーム]]の流れを決定づけることができた。

[[【エンペラー・キリコ】]]および[[【星域キリコドラゴン】]]のパーツが一斉に規制された2010年5月15日での[[殿堂入り]]は免れた。[[《エンペラー・キリコ》]]の[[スペック]]が異常だったという話であり、単純な[[進化クリーチャー]]のサポートとしては適正な[[カードパワー]]ということだろう。

その後も、汎用的な[[進化クリーチャー]]のサポートとして使われ続ける。
[[《悪魔神王バルカディアス》]][[《聖霊王アルファディオス》]][[《悪魔神ドルバロム》]][[《偽りの悪魔神王 デス・マリッジ》]][[《超竜ヴァルキリアス》]]など[[重量級]]の[[進化クリーチャー]]を使う際には考慮に入る1枚であった。

[[新章デュエル・マスターズ]]以降の環境では、[[コスト踏み倒しメタ]]が普及した影響でそもそもの着地を邪魔されるケースが多い。[[【ターボドルバロム】]]ですらも[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の[[禁断爆発]]によってコスト踏み倒しメタを退かしてから唱えるのでなければキツイ場合もしばしば。

[[双極篇]]で[[ツインパクト]]版である[[《幻緑の双月/母なる星域》]]が登場したことで一線を退く。

[[王来篇]]では[[DMBD-18]]にて[[【アマテラス・キリコ】]]が成立。かつての[[【エンペラー・キリコ】]]を彷彿とさせるデッキであったが、[[《蒼狼の王妃 イザナミテラス》]]の[[能力]]で直接[[進化クリーチャー]]を出せるため、このカードは必要とされなかった。

[[アビス・レボリューション環境]]では[[《幻緑の双月/母なる星域》]]2024年3月11日で殿堂入り。それに伴いその[[リペア]]として[[《CRYMAX ジャオウガ》]]採用の[[青黒緑]]基盤デッキに採用されるケースが見られるようになった。基本的には[[《CRYMAX ジャオウガ》]]呼び出し専用と用途が限定的なこともあって、無暗な[[4枚積み]]は避けられる。

そちらを使っての早期[[ワンショットキル]]のために4枚積みするというよりは、打開札として[[《幻緑の双月/母なる星域》]]とこちらを1枚ずつ、あるいは精々が[[《幻緑の双月/母なる星域》]]1枚とこちらを2枚という採用方が主体。

[[ヨビニオン]]登場後は[[《幻緑の双月/母なる星域》]]と違って余計なクリーチャー面が無くヨビニオンに引っかからないという差別化点も獲得した。
[[【青黒緑マルル】]]においては実際に[[《幻緑の双月/母なる星域》]]を採用せずにこちらが採用された。

**その他 [#le3bcdaa]
-[[《龍仙ロマネスク》]][[《爆進イントゥ・ザ・ワイルド》]][[《セブンス・タワー》]]を使うと、増えた[[マナ]]でちょうどこの[[呪文]]を唱えることができる。ただし、[[多色]]が埋まると頓挫するので注意。

-このカードを[[山札]]から唱えられる[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]とは[[シナジー]]するが、そちらは[[プレミアム殿堂]]になってしまった。他には、踏み倒す[[進化クリーチャー]]を[[マナゾーン]]に用意できる[[《緑銅の鎧》]]とも相性がいい。

-間違えられやすいが、[[カード名]]は「聖域」ではなく「星域」である。

-[[カードイラスト]]では[[《神羅ライジング・NEX》]]が呼び出されている。
--[[DMX-24]]にて、新規イラストが登場。そちらでは[[《悪魔神バロム・クエイク》]]が呼び出されている。

-[[DM-33]]の[[フレーバーテキスト]]の「禁断の力」とは、[[殿堂入り]]・[[プレミアム殿堂]]化した他の「母なる〜」[[呪文]]のことを指しているのかもしれない。&br;また、[[プロモーション・カード]]の「究極を越える」とは、[[イラスト>カードイラスト]]とは合わないが[[究極進化MAX]]を示しているのだろう。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#j8ade515]
[[DMPP-24]]で実装。[[ベリーレア]]になった。

-出せる進化クリーチャーが[[オリジン]]に限定された[[調整版]]である[[《神歌の星域》]]が[[DMPP-12]]で実装されていた。
--《母なる星域》のオーバースペックが懸念されたものと思われるが、[[DMPP-24]]になって満を持してデュエプレに登場。[[《神歌の星域》]]の時期とは異なり[[探索]]という不安定要素もないため、[[【エンペラー・キリコ】>【エンペラー・キリコ】 (デュエプレ)]]などでは入れ替えることになるだろう。

-このカードが登場したことで、環境でそれまで目立った活躍が無かった[[《「無情」の極 シャングリラ》]]を主軸にした構築がある程度通じるようになるまで昇華された。

**関連カード [#fc2792da]
-[[《母なる大地》]]
-[[《母なる紋章》]]
-[[《幻緑の双月/母なる星域》]]
-[[《獰猛なる大地》]]
-''《母なる星域》''
-[[《父なる大地》]]
-[[《神歌の星域》]]

-[[《最強虫 ナゾまる》]]
-[[《むじゅうりょ君》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#zbe51075]
-[[DM-33]]
'''星の力が古き紋章に宿る時、禁断の力が世界に蘇る。'''
-[[DMX-01]]、[[DMX-08]]
'''聖なる空に禁断の力は蘇り、大地に神秘の子を宿す。'''
-[[DMX-14]]
'''[[宝箱>《神秘の宝箱》]]によって[[与えられたもの>進化クリーチャー]]が、[[星域に導かれる>コスト踏み倒し]]。――[[蒼狼の始祖アマテラス>《蒼狼の始祖アマテラス》]]'''
-[[DMX-17]]
'''[[自然]][[文明]]の聖域、[[エウル=ブッカ>《古龍遺跡エウル=ブッカ》]]には、今日もドングリが捧げられる。すべての[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]の命の源であり、[[サソリス>《龍覇 サソリス》]]はすべての母なのだ。'''
-[[DMX-22]]
'''今回も様々なゲストが登場…。まさか、枠を飛び越えて、あんなお方まで登場するとは…。'''
-[[DMD-33]]
'''[[大地>自然]]の怒りをその身に宿した[[悪魔神>バロム]]、[[バロム・クエイク>《悪魔神バロム・クエイク》]]によって新たな[[死神]]がうみだされた。'''
-[[DMX-24]]
'''どんな悪魔にも、産みの母はいる。'''
-[[DMBD-01]]
'''あぁ、私達はなんと愚かな事をしたのでしょう。居城は破壊され、[[王子>《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》]]と[[王>《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]は天に召されました。しかし、私は王家を守り抜いてみせますわ。 ―[[ 聖鎧亜クイーン・アルカディアス>《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P56/Y8)、[[プライズ]]
'''今こそ[[究極>究極進化]]を越える時!'''
-[[DMPP-24]]
'''大地の力が天に達した時、そこが星域となる。'''

**収録セット [#c192588a]
***[[デュエル・マスターズ]] [#pfa43a27]
-illus.[[Toshiaki Takayama]]
--[[DM-33 「神化編 第2弾 太陽の龍王(ライジング・ドラゴン)」>DM-33]](20/55)
--[[DMX-01 「キング・オブ・デュエルロード ストロング7」>DMX-01]](11/40)
--[[DMX-08 「激熱!ガチンコBEST」>DMX-08]](12/37)
--[[DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」>DMX-14]](66/84)
--[[DMX-17 「龍の祭典!ドラゴン魂フェス!!」>DMX-17]](17/37)
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]](18a/59)
--[[DMD-33 「マスターズ・クロニクル・デッキ 2016 終焉の悪魔神」>DMD-33]](15/19)
--[[DMBD-01 「クロニクル・レガシー・デッキ アルカディアス鎮魂歌」>DMBD-01]](10/16)
--[[プロモーション・カード]](P56/Y8)([[アルトアート]])
-illus.[[Ittoku]]
--[[DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」>DMX-24]](24/54)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#cfd0f223]
-illus.[[Toshiaki Takayama]]
--[[DMPP-24 「龍魂超決戦 -NEXTREME SAGA-」>DMPP-24]]
--[[プライズ]]([[アルトアート]])

**参考 [#pc50fe32]
-[[バトルゾーン]]
-[[非進化]]
-[[クリーチャー]]
-[[マナ送り]]
-[[マナゾーン]]
-[[カード]]
-[[コスト]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[マナゾーン]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[【エンペラー・キリコ】]]
-[[【星域キリコドラゴン】]]
-[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]

&tag(呪文,自然文明,緑単,単色,コスト3,非進化クリーチャーサポート,自己マナ送り,マナゾーンのカードの枚数以下,進化クリーチャーサポート,コスト踏み倒し,《母なる星域》,R,レア,Toshiaki Takayama,Ittoku,呪文 (デュエプレ),自然文明 (デュエプレ),緑単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト3 (デュエプレ),非進化クリーチャーサポート (デュエプレ),自己マナ送り (デュエプレ),マナゾーンのカードの枚数以下 (デュエプレ),進化クリーチャーサポート (デュエプレ),コスト踏み倒し (デュエプレ),VR (デュエプレ),ベリーレア (デュエプレ),PR (デュエプレ),プライズ (デュエプレ),Toshiaki Takayama (デュエプレ));