#author("2024-03-26T18:34:44+09:00","","")
#author("2024-04-06T17:12:37+09:00","","")
*《&ruby(かいりゅうしん){海龍神};クリスド》 [#top]

|海龍神クリスド SR 水文明 (10)|
|クリーチャー:ファイブ・オリジン・ドラゴン 15000|
|''ジャストダイバー''(このクリーチャーが出た時、次のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず、攻撃されない)|
|''T・ブレイカー''|
|自分のドラゴンが出た時、カードを5枚まで引く。|
|相手は、自分の手札の枚数より小さいコストの呪文を唱えられない。|

[[DMEX-18]]で登場した[[水]]の[[ファイブ・オリジン・ドラゴン]]。

[[コスト]]10[[パワー]]15000、[[ジャストダイバー]]を持つ[[T・ブレイカー]]。
そして自身を含む自分の[[ドラゴン]]全員に5[[ドロー]]の[[cip]]を疑似[[付与]]し、さらにこちらの[[手札]]の枚数より[[コスト]]の小さい相手の[[呪文]]を[[ロック]]する。

自ら5[[ドロー]]しつつ[[手札]]枚数に応じた[[呪文]][[ロック]]を掛けられることから自己完結性は高いものの、[[コスト]]10を支払って出すには少々割に合わない。
2[[ドロー]][[cip]]と[[コスト]]10以上に対する[[コスト]]4[[軽減>コスト軽減]]を併せ持つ[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]は補完役としての相性が非常に良い。
[[ドラゴン]]に反応する[[置きドロー]][[能力]]を活用するなら、上記《ガイアッシュ》を始めとするサポート[[カード]]で早期着地させた上で、[[ニンジャ・ストライク]]や[[S・バック]]持ち[[ドラゴン]]を大量に搭載し自分・相手[[ターン]]に間断なく[[ドラゴン]]を[[場>バトルゾーン]]に供給できるようにすると良い。[[《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》]]を[[墓地リセット]]ついでに[[ドロー]][[誘発剤]]として使うのも悪くない。
とは言え、1体辺りの[[ドロー]]数自体は多いので、2、3体分[[トリガー]]させればほぼ相手の[[呪文]]を[[封じる>ロック]]ことが出来るだろう。

パワーも15000と非常に高く、[[《百族の長 プチョヘンザ》]]の[[ファイナル革命]]で[[除去]]されない上に[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]にも当たり負けしない。

-[[コスト]]10以上の[[ドラゴン]]では初めての[[呪文]][[ロック]][[能力]]持ち。そのため、いわゆる「[[VAN>《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》]][[大王>《龍世界 ドラゴ大王》]][[ナイン>《偽りの王 ナンバーナイン》]]」相当の布陣を[[ドラゴン]]かつ[[《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]の[[踏み倒し>コスト踏み倒し]]先だけで構築できるようになった。
仮に3体同時に出せなくても、《クリスド》+どちらか1体で[[コスト]]9以下の[[呪文]]を封じられるため中々の[[ロック]]強度にはなる。
それ以外では、同じく[[コスト]]10の[[オリジン]][[ドラゴン]]である[[《暴嵐竜 Susano-O-Dragon》]]と共に立てるのも悪くない。

-[[cip]]で一度に5枚もの[[カード]]を引けるため、「このターン、カードをn枚以上引いていれば」の条件を満たしやすい。
[[《天災超邪 クロスファイア 2nd》]]の[[G・ゼロ]]や[[《龍波動空母 エビデゴラス》]]の[[龍解]]条件を《クリスド》1体出すだけで達成できる。

-少々変わったところでは、[[《蒼神龍チェンジ・ザ・ワールド》]]とも相性が良い。
あちらが「[[手札]]を全て[[捨てて>ディスカード]][[シールド]]を全[[回収>シールド回収]]し、捨てた枚数[[シールド追加]]」という[[cip]]を持つため、状況に応じて[[cip]]の処理の順番を変えることで[[シールド]]・[[手札]]の増強数を大幅に変更できる。

-[[《ドラゴンの執事ニャンパッタ》]]で呼び出す候補としてもうってつけ。そちらは早期[[着地]][[コンボ]]で手札を激しく消耗しがちだが、こちらの大量ドローでそれをカバーすることが可能。

-[[【シノビドルゲーザ】]]の[[フィニッシャー]]兼[[ワンショット]]失敗時の保険としても優秀。[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]の[[ドロー]]との相乗効果で呪文ロック範囲を広げることができる上に、シノビをどっさり蓄えることでワンショットに失敗しても返しのターンに当座を凌ぎやすい。

**ルール [#rule]
-5枚まで引く能力は0枚引く(=1枚も引かない)選択も可能。
[[山札]]の枚数が一桁台になっても、[[ライブラリアウト]]を気にせずに[[ドラゴン]]を展開できる。

-[[呪文]][[ロック]][[能力]]の[[ロック]]条件は「[[手札]]の枚数"より小さい"[[コスト]]の[[呪文]]」である。
そのため、この[[クリーチャー]]が封じることのできる[[呪文]]の[[コスト]]は「''[[手札]]の枚数-1''」となる。
類似[[能力]]を持つ[[《サファイア・ウィズダム》]]とは微妙に異なるので注意。

**環境において [#ta3b6832]
登場からしばらくは[[【青赤緑ガイアッシュ覇道】]]、[[【白ガイアッシュ覇道】]]を中心に[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]採用型デッキ全般で使われていた。

[[【青赤緑ガイアッシュ覇道】]]、[[【白ガイアッシュ覇道】]]の場合、当然だが[[《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》]]が[[ドロー]]の誘発剤になる。大量ドローによって2枚目以降の《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》を安定して供給することができ、呪文ロックによって安全に連続して《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》で[[追加ターン]]を得ることができる。[[革命チェンジ]]持ちのドラゴンでドロー機会を稼ぎ、[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]や[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]などの詰め札を引っ張り込むというゲーム運びもあった。

しかし徐々に[[呪文ロック]]としてもリソース確保手段としてもより[[軽く>軽い]]て取り回しの良い[[《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》]]に立場を譲るようになり、[[王来MAX環境]]に入ってしばらくするとほとんど見かけなくなった。

[[アビス・レボリューション環境]]では使われて[[アドバンス]]の[[【4色ロマノグリラ天門】]]で[[《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》]]から呼び出すぐらいか。
**背景ストーリーにおいて [#story]
原初の世界の支配者である[[五龍神]]の1体、海の龍神。蒼狼の一族に敗れたことで大地に封じられ、後の[[水文明]]の礎となった。
-[[DMBD-18]]で他の[[五龍神]]が治める[[文明]]の様子が語られる中、この[[クリーチャー]]のみそれに該当する記述が存在しない。
[[《蒼狼の大王 イザナギテラス》]]の[[フレーバーテキスト]]で、かつて《クリスド》が治めた地域が《イザナギテラス》によって「不安定な神殿」として再構成されたと述べられているのみである。
--[[DMBD-18]]版[[《幻緑の双月/母なる星域》]]の呪文面のイラストが、《クリスド》が治めていた地域か、《イザナギテラス》に再構成された神殿と思われる。
//神殿が建っているのと、周りのスノーフェアリーの姿からおそらく後者
--[[DMBD-18]]で登場した「[[蒼狼>《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]][[の>《蒼狼の大王 イザナギテラス》]][[一族>《蒼狼の王妃 イザナミテラス》]]」ならびに[[その>《暴嵐竜 Susano-O-Dragon》]][[手勢>《八頭竜 ACE-Yamata/神秘の宝剣》]]はその多くが[[文明]]に[[水]]を含むため、真っ先に襲撃を受け再構成が必要な程壊滅的な被害を被ったのかもしれない。

**その他 [#other]
-[[水]][[文明]]単体では初の、[[永続>常在型能力]][[呪文]][[ロック]]ができる[[カード]]。

-[[DMBD-18]]の[[フレーバーテキスト]]でこの[[クリーチャー]]の治世の様子が記されていない、[[ヴォルゼオス>《新世界王 ヴォルゼオス・バラモルド》]][[・バラモルド>《Volzeos-Balamord》]]において名前の要素が「ド」しか残っていないなど、今一不遇な扱いを受けている。
--その上合成されたのは頭と触手の2箇所だけである。

-[[フレーバーテキスト]]で「常に新しい理論を構築していた」と述べられていることから、《クリスド》という名前は後に[[''クリス''タル・コマン''ド''・ドラゴン>クリスタル・コマンド・ドラゴン]]へと繋がったものと思われる。(([[クリスタル・コマンド・ドラゴン]]は「龍素」によって生まれた存在であり、これは《クリスド》の時代から直接繋がる超獣世界([[エピソード3]]以前の世界)には登場していない概念である。とはいえ、[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]によると[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]は「強い龍素、あるいはそれ以上の力」を持つらしいので、[[リキッド・ピープル閃]]達の様な活用方法が確立されていなかっただけで龍素自体は存在していた模様。))
--[[五龍神]]の他のメンバーと異なり、[[DMRP-20]]の各種[[フレーバーテキスト]]で[[カード名]]が判明した段階では、名前の受け継がれた先が判然としなかった。
//今読む分にはヴォルゼオスのこと言ってるんだろうなとわかるんですが、書くなら↑のヴォルゼオスに関する言及の直後に載せないと数年経ってから見返したor新規プレイヤーが読んだ時になんのこと言ってるかわからなくなる気がします

-デザインの元ネタは[[Kaijudo]]の[[《King Tritonus》>https://kaijudo.fandom.com/wiki/King_Tritonus]]。
5枚[[ドロー]][[cip]]と「[[呪文]]を唱える度に相手[[クリーチャー]]に[[プリン効果]]を[[付与]]する」という固有[[能力]]をもつ[[水]]の「[[Monarch>https://kaijudo.fandom.com/wiki/monarch]]」である。
[[cip]]はそのまま再現されているが、封じる対象が相手[[クリーチャー]]の[[攻撃]]・[[ブロック]]から[[呪文]]の[[詠唱>唱える]]に変わっている。
また、「Monarch」共通の「味方の該当[[文明]][[クリーチャー]]の[[パワー]]を+4000」という[[パンプアップ]][[能力]]は[[ジャストダイバー]]に変わっている。

-アニメ『[[キング!>デュエル・マスターズ キング!]]』では第38話で科学が発達する前の古代の[[水文明]]の支配者として登場。声優は[[白石兼斗]]氏。また、他の五龍神と違い丁寧な口調になっている。
[[キャップ]]と決闘したシーンはなかったが、クリスドの発言から察するに[[《マニフェスト <マルコ.Star>》]]の[[ダイレクトアタック]]を受けて敗北し、その後は自身の力を託して[[《邪眼皇ロマノフI世 GS》]]と[[《神帝ルナティック・ゴッド GS》]]を復活させた。
--彼が復活させた[[《神帝ルナティック・ゴッド GS》]]は水文明を持ち、[[《邪眼皇ロマノフI世 GS》]]は自身は水を持たないが、水を持つ[[ロマノフ]]である[[《邪眼大帝 ラスト・ロマノフ》]]が存在し、いずれも水文明と縁があるカードであることが分かる。

**サイクル [#cycle]
[[DMEX-18]]で登場した5体の[[五龍神]]。全て[[コスト]]10かつ[[種族]]が[[ファイブ・オリジン・ドラゴン]]のみ。
[[Kaijudo]]の「Monarch」[[サイクル]]を元ネタとしており、それぞれの[[文明]]に関する[[キーワード能力]]と[[ドラゴン]]を条件とする固有[[能力]]を持つ。
-[[《天龍神アークゼオス》]]
-''《海龍神クリスド》''
-[[《黒龍神モルナルク》]]
-[[《炎龍神ヴォルジャアク》]]
-[[《地龍神バラフィオル》]]

**関連カード [#card]
-[[《Volzeos-Balamord》]]

-[[《サファイア・ウィズダム》]]
-[[《ボルシャック・クリスド》]]

-このクリーチャーが描かれているカード
--[[《海龍神の魔風》]]
--[[《地龍神の魔陣》]](CP15/Y20)

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DMEX-18]]
'''その龍神は、水が流れ続けるように常に新しい理論を構築していた。'''
-[[DM24-SP1]]
'''ばり大きかね~!― [[蒼斬しのぶ>《斬隠蒼頭龍バイケン》]]'''

**収録セット [#pack]
-illus.[[Norikatsu Miyoshi]]
--[[DMEX-18 「20周年超感謝メモリアルパック 裏の章 パラレル・マスターズ」>DMEX-18]](S5/S15)
-illus.[[Norikatsu Miyoshi]]/[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DM24-SP1 「キャラプレミアムデッキ ドラゴン娘になりたくないっ! イェーイめっちゃドラゴン!!」>DM24-SP1]](4/16)

**参考 [#reference]
-[[ファイブ・オリジン・ドラゴン]]
-[[ジャストダイバー]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[ドラゴン]]
-[[cip]]
-[[付与]]
-[[ドロー]]
-[[置きドロー]]
-[[ロック]]

-[[五龍神]]

----
[[公式Q&A]]

-4つ目の能力について

>Q.相手の''《海龍神クリスド》''がバトルゾーンにいる状況で、自分の[[《暗獅連結 グレイテスト・ネルザ》]]の「攻撃する時」の能力で、墓地から唱えることのできない呪文を選び、山札の下に置けますか?&br;類似例:[[《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]の「出た時」の能力
A.いいえ、選べませんし、山札の下にも置けません。カードの使用が禁止されている場合、使用するカードを選ぶこともできませんので、「そうしたら」や「その後」の処理を行うこともできません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40833]](2022.02.18)

>Q.''《海龍神クリスド》''のテキストにある「自分の手札」とは、どちらのプレイヤーの手札を指しますか?
A.''《海龍神クリスド》''を出しているプレイヤーの手札を指します。例えば、''《海龍神クリスド》''を出しているプレイヤーの手札が5枚ある場合、相手はコスト4以下の呪文を唱えられなくなります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40834]](2022.02.18)

&tag(クリーチャー,水文明,青単,単色,コスト10,ファイブ・オリジン・ドラゴン,オリジン,ドラゴン,パワー15000,ジャストダイバー,T・ブレイカー,ドラゴンサポート,cip付与,ドロー,置きドロー,手札の枚数未満,呪文メタ,ロック,唱えられない,五龍神,SR,スーパーレア,Norikatsu Miyoshi,MATSUMOTO EIGHT);