#author("2024-07-18T18:57:49+09:00","","")
#author("2024-07-18T19:41:58+09:00","","")
*《&ruby(むりょうたいりゅう){無量大龍}; トゥリナーツァッチ》 [#ad6160f0]

|無量大龍 トゥリナーツァッチ SR 水/闇文明 (13)|
|クリーチャー:ゼロ・ドラゴン/チーム零 13000|
|<ムゲンクライム>4(自分のクリーチャーを4体タップし、[水/闇(4)]支払って、このクリーチャーを自分の手札または墓地から召喚してもよい)|
|T・ブレイカー|
|自分のクリーチャーすべてに「スレイヤー」を与える。|
|相手は、自身のターンのはじめに、クリーチャーを1体しかアンタップできない。|
|自分のクリーチャーが破壊された時、カードを1枚引いてもよい。|
|自分のターンの終わりに、バトルゾーンと墓地に自分のクリーチャーがそれぞれ13体以上あれば、自分はゲームに勝つ。|

[[DMRP-16]]で登場した[[水]]/[[闇]]の[[ゼロ・ドラゴン]]/[[チーム零]]。

自軍全体へ[[スレイヤー]]と[[pig]]で任意の1[[ドロー]]効果を付与、さらに相手[[クリーチャー]]の[[アンタップ]]を1体のみに制限する常在能力を持つ。そして、最大の特徴として自分の[[ターン終了ステップ]]に''[[バトルゾーン]]と[[墓地]]にそれぞれ13体以上自分の[[クリーチャー]]があれば[[エクストラウィン]]''する[[能力]]を持つ。

味方へ[[スレイヤー]]を[[付与]]する能力と、味方が破壊されるたびに[[任意]]でドローする能力は[[シナジー]]を形成しており、味方の[[自爆特攻]]が道連れとドローに変換される。相手の盤面を削りつつ、自分はリソースを確保する事でじわじわと追い詰めていくことが出来るだろう。盤面の維持が重要な[[ムゲンクライム]]戦略において相手の[[殴り返し]]や[[マッハファイター]]による除去を抑制できるのも大きな利点となる。

相手クリーチャーへの[[アンタップ]]制限は[[スレイヤー]]による除去を助ける他、[[ムゲンクライム]]や[[ハイパー化]]を用いるデッキへの妨害にもなる。そのため[[ミラーマッチ]]では相手の《無量大龍 トゥリナーツァッチ》を警戒することになるだろう。
1ターンで展開と一斉攻撃をされると厳しいものの、[[スパーク]]呪文などにより攻撃を止めることが出来れば、立て直しが困難な状況に追い込むことが出来る。

これだけでも[[スレイヤー]]軍団を途切れる事無く展開し続けられる[[T・ブレイカー]]であり、[[ムゲンクライム]]デッキのフィニッシャーとして十分な性能を持つ。
同じく[[ムゲンクライム]]4を持つ[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]や[[《幻龍 ゲンムエンペラー》]]と比較すると、盤面への直接的な影響力とフィニッシャー性能はあちらに軍配が上がるが、コントロール性能では勝ると言っていいだろう。あるいは同時採用して彼らが着地するまでの時間を稼いだり、能力を[[無視]]された自軍の小型クリーチャーを効果的に使い潰すといった戦略も取れるか。

しかし、やはりこのクリーチャーの最たる特徴である[[エクストラウィン]]も狙ってみたいところ。
工夫なしにこの条件を満たそうとすると、13マナを支払うためにマナゾーンに13枚、バトルゾーンに《トゥリナーツァッチ》含めた13枚、墓地に13枚のカードが必要となり、消去法で手札・シールドが0枚、山札を1枚にしなければならないという不可能に近い状況が必要となる。
とはいえ実際は[[ムゲンクライム]]でマナゾーンに13枚のカードは必要ではないし、バトルゾーンのクリーチャーも[[GR]]や[[サイキック]]、[[ドラグハート]]でもカウントできる。
しかし、それでも数あるエクストラウィンの中でも非常に難しい条件に変わりはなく、盤面展開を得意とする[[ムゲンクライム]]デッキにおいても達成は現実的ではない。盤面を並べてエクストラウィンするクリーチャーとしても[[《サイバー・J・イレブン》]]や[[《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》]]、[[《サファイア・ミスティ》]]のようなライバルは多い。使用する際は本体の出しやすさや[[文明]]の違い、[[攻撃]]の必要性の有無などで差別化を図っていきたい。

現実的に達成を目指す場合、デッキ単位で何らかのコンボを考えたい。
例として、[[《希望のジョー星》]]と[[《ゼロ・ルピア》]]でコスト2のクリーチャーをコストを支払わずに召喚できる状態にし、[[《戦略のD・H アツト》]]やそれの[[相互互換]]でクリーチャーを[[横並び]]させつつ墓地に[[《罪無 ウォダラ垓》]]と[[《罪無 ジョイダム垓》]]を置く。
そしてムゲンクライムの[[代替コスト]]が「2体タップ+マナコスト0」になった《ウォダラ垓》と《ジョイダム垓》で手札を補充しつつ2体目の《ゼロ・ルピア》をバトルゾーンに出す。
これで《トゥリナーツァッチ》が「4体タップ+マナコスト0」で召喚でき、そのままバトルゾーンと墓地の枚数を達成させる方法がある。
他には[[《轟破天九十九語》>[[《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]]]を用いるプランも考えられる。

-[[メインデッキ]]の40枚のカードしか使えない[[オリジナル]]フォーマットでは、[[アドバンス]]と比べてエクストラウィンの達成難易度は大幅に上がるだろう。

-性能が判明した当初は、他のエクストラウィンと比較して多くの枚数のカードを揃えなければならないため、優秀な常在効果を活かした運用が主となると思われた。しかし上記のジョー星+ゼロルピアのコンボと[[ムゲンクライム]]のギミックの相性の良さを最大限活かし、現実的に早期のエクストラウィン達成を狙う[[【青黒赤トゥリナーツァッチ】]]が成立。このカードはその核としてオリジナル環境で活躍した。

-『トゥリナーツァッチ』はロシア語で「13」の意。(トゥリ=3、ナーツァッチ=10(11~19のみに使われる))これまでの[[ゼロ・ドラゴン]]達と比べると断トツで桁が低い。

-「13」にこだわっている理由は、西洋において最も忌避される忌み数に由来していると思われる。
--同じく13を意識したカードには[[インビンシブル呪文]]や[[《不吉の悪魔龍 テンザン》]]などがある。

**関連カード [#rd877ceb]
-[[《停滞の信者 ブリトニー・ステイシス》]]
-[[《聖霊龍王 スタルリード》]]
-[[《無量大龍 ドゥエ・ミリオーニ》]]

-[[《サイバー・J・イレブン》]]
-[[《暗黒の騎士ザガーン/「一方的に勝つに決まっている」》]]
-[[《姫様宣言プリンプリン》]]
-[[《サファイア・ミスティ》]]
-[[《トゥリナーツァッチ <エンパペ.Star>》]]

//**[[フレーバーテキスト]]

**収録セット [#zc38d7f0]
-illus.[[Yuukoo009]]
--[[DMRP-16 「十王篇 第4弾 百王×邪王 鬼レヴォリューション!!!」>DMRP-16]](S8/S11)

**参考 [#ec36d9aa]
-[[ゼロ・ドラゴン]]
-[[チーム零]]
-[[ムゲンクライム]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[スレイヤー]]
-[[付与]]
-[[アンタップ]]
-[[破壊]]
-[[ドロー]]
-[[バトルゾーン]]
-[[墓地]]
-[[クリーチャー]]
-[[エクストラウィン]]
-[[【青黒赤トゥリナーツァッチ】]]

&tag(クリーチャー,水文明,闇文明,青黒,2色,多色,コスト13,ゼロ・ドラゴン,ドラゴン,チーム零,パワー13000,ムゲンクライム,ムゲンクライム4,T・ブレイカー,スレイヤー付与,ターン開始時,回数制限,ロック,pig付与,ドロー,ターン終了時,13体以上,忌数モチーフ,忌数13モチーフ,エクストラウィン,SR,スーパーレア,Yuukoo009,十王篇ブロック);