#author("2025-06-07T20:44:43+09:00","","")
#author("2025-06-12T03:20:55+09:00","","")
*《&ruby(パーフェクト・ペテンシー){真気楼と誠偽感の決断};》 [#top]

|真気楼と誠偽感の決断 SR 光/水/闇文明 (5)|
|呪文|
|相手のターンの終わりに、そのターン、クリーチャーが3体以上出ていれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。|
|次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)|
|▶カードを2枚引き、自分の手札を1枚捨てる。|
|▶「S・トリガー」を持つカードを1枚、自分の墓地からコストを支払わずに実行する。こうして呪文を唱えたなら、それを唱えた後、墓地のかわりに山札の下に置く。|
|▶クリーチャーを1体選び、シールド化する。|

[[DM25-RP1]]で登場した[[光]]/[[水]]/[[闇]]の[[パーフェクト呪文]]。

「相手の[[ターンの終わり]]」という[[タイミング]]で[[使用宣言]]でき、[[解決]]の手番が回ってきた時、そのターン中にすべてのプレイヤーがクリーチャーを合計3体以上出していたら[[コスト踏み倒し]]で唱えることができる。
[[モード]]で「2[[ドロー]]1[[ディスカード]]」、「墓地から[[S・トリガー]]を持つカードを[[実行]](呪文だったら[[唱えた>唱える]]後に[[山札の下]]に置く)」、「クリーチャー1体の[[シールド化]]」の中から重複ありで2回選ぶことができる。

最も自己完結した使い方は、[[手札交換]]で[[S・トリガー]]を捨てる→墓地からその[[S・トリガー]]使用の流れだろう。
[[白青黒]]の範囲に呪文なら[[《ヘブンズ・ゲート》]]や[[《ブレイン・スラッシュ》]]、クリーチャーなら[[《光開の精霊サイフォゲート》]]や[[《逆転の影ガレック》]]など強力な[[S・トリガー]]が数多く含まれることもこの運用を後押ししている。

また、緊急時には[[シールド送り]]を単純な2面除去として使える。[[《ブルー・インパルス》>《ブルー・インパルス/「真実を見極めよ、ジョニー!」》]]のような盤面差条件・同名カード制限もなく、1体当たり3〜4マナの[[《魂と記憶の盾》]]や[[《セレスティアル・スパーク》]]の存在を考えると[[手打ち]]ですら超高スペック。

①→②よりは破壊力に劣る①→①の[[モード]]選択の[[手札交換]]2連打すらも、[[踏み倒し]]で唱えればノーコストで[[《氷柱と炎弧の決断》]]級の山札掘削をしながら自分のターンを開始できると考えれば破格。

一般に[[踏み倒し]]後に[[除去]]する順番の場合、[[コスト踏み倒しメタ]]を除去してから踏み倒すことができないため弱いとされている。しかし、[[リアニメイト]]に成功した[[S・トリガー獣]]を[[シールド送り]]することで、[[cip]]を使いながらそれを[[シールド]]として装填する使い方が可能になっている(このプレイングを狙う場合、[[《地封龍 ギャイア》]]といった[[着地置換効果]]または[[《ブラキオ龍樹》]]の「かわりにトリガーしない」で[[cip]]を誘発できない状況においては、除去が後による欠点をダイレクトに受けてしまうので注意)。

**ルール [#u43534e6]
-踏み倒しを行うには、自分以外のプレイヤーのターン中に、自他問わずクリーチャーが合計3体出ればよい。「相手が1体出して攻撃を行い、S・トリガーが発動してこちらは2体出した」場合や、「相手はクリーチャーを出さず攻撃を開始し、自分だけでクリーチャー3体の展開を達成した」場合でも発動できる。
--[[バトルゾーン]]はすべてのプレイヤーで共有するため、[[デュエパーティー]]では3人が1体ずつ出していても3体以上出たことになる。

-このターン中に3体未満しかクリーチャーが出ていなくても[[使用宣言]]は行える。相手の[[ターンの終わり]]に踏み倒せる[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]や[[リベンジ・チャンス]]持ち[[クリーチャー]]などを同時に[[使用宣言]]し、先にクリーチャーから出すことで合計3体以上に到達できれば、この[[呪文]]を[[解決]]して[[唱える]]ことができる。

-片側のみ[[S・トリガー]]の[[ツインパクト]]は、実際に[[S・トリガー]]を持つ側だけを実行できる。[[デュエチューブ>https://youtu.be/watch?v=dOYu7YgZ_Yw&t=16m28s]]
--[[モード]]の2番目の能力で[[S・トリガー]]・カードへの参照方法は、旧版[[《サイバー・I・チョイス》]]のそれだが、最新版《I・チョイス》とは表記が異なる。現在の裁定は上の通り。

-[[モード]]の2番目の能力で[[詠唱後置換効果]]を持つ呪文を使用した場合は、[[山札の下]]には置かず指示されたゾーンに置かれる。
例えば[[《COMPLEX VORTEX》]]で自分のクリーチャーを[[破壊]]したら、この《VORTEX》は山札の下ではなく手札に戻す。
--唱えている呪文自身を指定されたゾーンに置く場合も同じ。[[追跡処理]]はしない。[[《スローリー・チェーン》]]や自分のターンに唱えた[[《暴発秘宝ベンゾ/星龍の暴発》]]などに言える。

-[[《知識と流転と時空の決断》]]に回帰して、一番下に[[クリーチャー]][[除去]]の順になっている。[[モード]]共通のルールとして必ず上から効果を解決することになるため、[[シールド送り]]してから上2つの効果を使えないので注意。
--「[[実行]]」扱いなので[[S・トリガー獣]]を踏み倒せば[[《連射のカルマ ユキメ》>《連射のカルマ ユキメ/ショット・水晶チャージャー》]]や[[《ルピア炎鬼》]]といった「召喚以外の方法で」は刺さらない。
--ただし、[[《ヘブンズ・ゲート》]]や[[《ブレイン・スラッシュ》]]を「実行」したらそれは非召喚でクリーチャーを出していることになり、メタクリーチャーがてきめんに刺さる。とはいえ自身の踏み倒しによる詠唱をしている場面では「相手のターン中に」タイプの適用外のタイミングなので、ターン指定のない[[《ベイB セガーレ》]]や[[《ハッター・ルピア》]]、逆に「自分のターン中」指定の[[《呪紋のカルマ インカ》]](([[召喚できない]]=クリーチャー・カードの実行ができない))や[[《単騎連射 マグナム》]]などが要求されるので、別の意味でメタクリーチャーの刺さりを回避しやすい。
//---ターン指定のないものでは、[[《奇石 ミクセル》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]][[《洗打の妖精》]][[《悪魔神バロム・クエイク》]][[《龍世界 ドラゴ大王》]][[《地封龍 ギャイア》]]

**他のカード・デッキとの相性 [#m3560240]
緩い条件による自己[[踏み倒し]]能力から繰り出せ、極めて高い出力・汎用性を与えられているため、「相性が悪いデッキ」の方が少ない。

自己踏み倒しで唱えつつ[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]を捨てようとすると、そのターンは相手のターンなので[[マッドネス]]でかわりに出せる。これによる[[バウンス]]は即座に行われるので、[[S・トリガー]]にアクセスする前に除去を放つことが可能。

この[[カード]]から[[《ヘブンズ・ゲート》]]を唱え[[《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》]]を踏み倒す場合、シールド化を[[《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》]]に当てることで即座に[[EXライフ]]の消費ができる。唱え終わってから[[《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》]]の[[cip]]とコスト8以下呪文踏み倒しの2つが[[待機]]しているため、[[シールド焼却]]で呪文が墓地に落ちていたらそれを手札に回収しつつ、手札からその呪文を唱えるといった動きも可能である。

単独では実施できないものの、墓地が潤っている状態で唱えて[[S・トリガー]]を2連打できれば、[[《マーシャル・クイーン》]]のような[[ループ]]始動が狙える。

[[コスト踏み倒し]]の条件は自分のクリーチャーも含むため、デッキ構成次第で満たしやすくできる。例えば相手の[[ヨビニオン]]に[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]や[[《ZEROの侵略 ブラックアウト》]]を反応させれば、それだけで条件を満たせる。[[【ヘブンズ・ゲート】]]で採用したなら、相手がそのターン1体も出していない状態からですら、[[S・トリガー]]の[[《光開の精霊サイフォゲート》]]+[[《闘門の精霊ウェルキウス》]]+任意の[[ブロッカー]]などで3体に到達する。
他にも[[S・トリガー獣]]、[[ニンジャ・ストライク]]、クリーチャーを踏み倒せる[[S・トリガー]]など、相手のターン中にクリーチャーを出せるあらゆる能力がコスト踏み倒しの助けになる。[[公開ゾーン]]に見えていなくてもこれを採用しうるデッキというだけで一定の圧力を与えてくれる。

呪文を唱えている最中に[[cip]]や[[《ハッター・ルピア》]]の[[不正]]メタといった[[誘発型能力]]は割り込まず、呪文効果の処理が終了した後に[[解決]]されるため、《真気楼と誠偽感の決断》で[[《光開の精霊サイフォゲート》]]を[[リアニメイト]]しつつ[[《ハッター・ルピア》]]を除去した場合、《サイフォゲート》が出た時はまだ《ハッター》がいるので破壊効果が待機して呪文の処理終了後に自身は破壊されるものの、《サイフォゲート》のcipの解決時点で《ハッター》は離れているので、本命のブロッカーたちはメタを回避することができる。

//-相手依存とはいえ非常に簡単な条件で[[踏み倒す]]ことができ、その能力も[[手札補充]]・[[踏み倒し]]・[[確定除去]]とどのデッキでも腐らない極めて汎用性の高いものであるため、理論上はノーハンドデッキや[[フルクリーチャー]]、[[【速攻】]]などごく一部の例外を除くほぼすべてのデッキと相性が良いと言っても過言ではない。とはいえ[[文明]]が噛み合わず[[手打ち]]できないデッキや[[S・トリガー]]をほぼ採用しないデッキでは[[腐る]]場面があるため、可能なら[[白青黒]]のうち少なくとも2色以上を使う[[カウンター]]や[[コントロール]]デッキへの採用がより望ましい。

-非常に様々なデッキに入る呪文であるが、事実《真気楼と誠偽感の決断》を投入しづらいデッキタイプというのも存在している。以下は対面に入っていない逆算の参考にしてもらいたい。
//ST0枚でもノーコスト2面除去で採用するケースを考えて、「[[S・トリガー]]をほぼ採用しない」は除外してある
--「[[【赤単ミリオンブレイブ】>【“轟轟轟”ブランド】]]や[[【緑単イミッシュ】>【イミッシュ・イツァヤナ】]]のように色が全く合っていない」
--「デッキに多色カードを入れすぎると、それによる[[多色事故]]が発生した際のロスが極めて大きい(主にキルターン重視の高速ビートダウンか、フルパワー理論のコンボデッキが該当)」
--「[[《メンデルスゾーン》]]基盤や[[【ガチロボ】>【ガチャンコ ガチロボ】]]といった、極力あるいはすべての[[濁り]]を避けたい」
--「手札消費が激しく、コスト踏み倒しの誘発時に《真気楼と誠偽感の決断》を抱えておくのが困難」
--「デッキの自由枠が少なく、《真気楼と誠偽感の決断》に枠を割くとメインプランの枠を圧迫して本末転倒になる」

**対策方法 [#a259242]
結局は呪文なので、[[《鎧機天 シロフェシー》]][[《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》>《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》]]などで呪文を禁止された場合は腐ってしまう。(([[Deadman]]の[[ペテンシーVSシロフェシー>https://x.com/Y_Deadman/status/1913552236946526502]]というポストからも[[呪文ロック]]で対策せよのメッセージがある。))
[[【白青黒緑ペテンシーフシギバース】]]ミラーマッチ対策が加速すると、これを唱えた時点で相手が呼び出したクリーチャーの能力を解決する前にターンを飛ばす[[《終末の監視者 ジ・ウォッチ》]]に白羽の矢が立った。

当たり前だが[[手札誘発]]は[[ハンデス]]が弱点である。[[《ハンプティ・ルピア》]]などの[[ピーピングハンデス]]の価値が上がったのは当然として、[[《七王無き宮殿》]]が[[闇]]を含む多くのデッキに採用されるようになるなど露骨に[[メタ]]られるようになった。

墓地からカードを実行するため、[[《若き大長老 アプル》]][[《ポッピ・冠・ラッキー》]]といった[[墓地リセット]]ではない[[墓地利用メタ]]では一時しのぎはできる。なお、同時に《真気楼と誠偽感の決断》を2枚宣言された場合は1枚目で2体までメタクリーチャーを[[シールド送り]]で対策され、2枚目で悠々と[[墓地利用]]ができてしまうので完全ではない。

[[ターンの残りをとばす]]ことで《真気楼と誠偽感の決断》の宣言機会をスキップしてしまうというものもある。
[[《偽代助演 スケプティック》]][[《夏だ!デュエル修業だ!!》]]などのデメリットがメリットになる。
[[メインステップ]]〜[[攻撃ステップ]]などで3体以上の展開をしながら、そのターンを[[《終末の時計 ザ・クロック》]]で〆ると良い。
理論上は[[《頂上混成 ガリュディアス・モモミーズ'22》]][[《地龍仙ロマネアース/仙なる大地》]]など「自分のターンの終わり」で誘発した効果で[[ターンの残りをとばす]]効果を発生させることで、安全に自分のターンを自由に使える時間が最も長くなる。同タイミングで[[《破滅の時計 ザ・ストップ》]]の[[pig]]を発動させるなどでも可。

力ずくなものでは唱えさせる前に勝つというのもある。
[[【赤緑アポロヌス】>【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】]]のように、3体以上出すターンに[[ダイレクトアタック]]まで決めてしまうか、[[【黒単ゼーロ】]]のように3体以上出すターンの終わりまでに[[エクストラウィン]]してしまえば《真気楼と誠偽感の決断》を宣言できない。

**環境において [#o7a2d3dd]
登場初日から[[【白青天門】]]、[[【白青黒天門】>【白青天門】]]、[[【青黒魔導具】]]、[[【シールドプリズン】]]、[[【オボロティガウォック】]]、[[【白青黒ライオネル.Star】>【ライオネル.Star】]]、[[【白青赤ゾージア】>【ロッド・ゾージア】]]、[[【白青赤ゴスペル】]]、[[【5色バロム】>【バロム・ナイトメア】]]、[[【クイーン・アマテラスループ】]]など、[[白青黒]]3色の完全一致にとどまらず、1色または2色が一致しているだけでも多様なデッキで採用入賞が報告され、このカードのためにデッキカラーを寄せた事例も見られた。

登場2日目には[[【ブレスラチェイン】]]、[[【青魔導具】]]での入賞が報告された。
また、このカードを採用したデッキがベスト4を独占する[[CS>チャンピオンシップ]]の入賞事例も見掛けられた。

このカードの登場を機に、それまで【白緑ドリームメイト】で採用が確定クラスであった[[《キャディ・ビートル》]]が目に見えて採用率を落とした他、[[《異端流し オニカマス》]]ですら需要を若干落とすなど、持ち主から見た相手のターン中のみ有効な方式のコスト踏み倒しメタがあからさまに立場を悪くした。逆に持ち主のターン中にも有効な[[《ハッター・ルピア》]]や[[《ベイB セガーレ》]]が評価を上げた。

1週間ほど経過すると、[[オリジナル]]では《真気楼と誠偽感の決断》を唱えさせない前提のプレイングが周知されたことにより初日ほどの活躍は難しくなった。[[【青黒COMPLEXコントロール】]]が[[《七王無き宮殿》]]で、[[【白赤緑ドリームメイト】]]が[[《お騒がせチューザ》]]で露骨に対策するケースも見られるように。相性の良いデッキで[[《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》]]の積極採用がされるようにもなった。[[【黒単アビスロイヤル】]]もコスト2初動コスト軽減から[[《アーテル・ゴルギーニ》]]に繫ぎ、そちらの山札掘削とリアニメイトにより2枚採用がデフォルトの[[《奇天烈 シャッフ》]]に早期に繋げることが自然にできるとして立場を保っている。
[[メタゲーム]]に存在していて、[[ブラフ]]か本当に持っているのかを惑わせることこそが重要であるため、[[【白青赤ゴスペル】]]や[[【青黒魔導具】]]といったデッキでは《真気楼と誠偽感の決断》の投入枚数を0〜1枚まで削るのがトレンドになっている。

依然として2〜4枚のまとまった数を入れるデッキタイプは、[[S・トリガー]]を持つカードが戦略の基礎なデッキと[[S・トリガー]]シナジーを前提としたデッキの2種に大別される。
具体例としては、
:【天門】系|
[[【4色ロマノグリラ天門】]]などのブロッカー比率の比較的低いものも含む。
:新デッキである[[【白青黒緑ペテンシーフシギバース】]]|
[[《逆転の影ガレック》]]の高い[[名目コスト]]を[[フシギバース]]に使うので、相手の攻撃へのカウンター以上の役割を持っている。中には大量に用意した墓地から1枚程度採用した[[《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》]]を呼び出して打開する型も。
:[[【白青ライオネル.Star】>【ライオネル.Star】]]|
[[《スロットンの心絵》]]を踏み倒す。
:[[【5色ザーディクリカ】]]|
[[《ドラゴンズ・サイン》]]など[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]と相性の良い呪文が[[S・トリガー]]であることと、《真気楼と誠偽感の決断》自身も《ザーディクリカ》で発動できるカードということで相性が良い。
:[[【白青黒退化】]]|
手札交換、[[《逆転の影ガレック》]]呼び出し、[[《終止の時計 ザ・ミュート》]]再装填による延命などの[[シナジー]]がある。

これらのデッキの共通点は「《真気楼と誠偽感の決断》の能動的な使用(手打ちまたはコスト踏み倒し)が現実的かつ強力」なことが挙げられる。
このカードがいかに強力と言えど、対策が進んでいる中で[[相手依存]]の踏み倒しのためだけに使いたいS・トリガーカードと一緒にキープし続けるのは難しいということだろう。

同時期には[[【白青黒赤ドリーム・ボルメテウス】]]の入賞も報告された([[1枚積み]])。[[マナ基盤]]と汎用2面除去の採用だろうか。
この頃のアドバンスでは[[【白青赤BAKUONSOOO】]]でまとまった数採用した事例も報告された(ただし42人参加の[[リモートデュエマ]]で3位入賞)。3枚積みの[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]、2枚積みの[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]、殿堂入りスーパーサブの[[《光牙忍ハヤブサマル》]]といった[[手札誘発]]で強引にこのカードのカウンター発動条件を満たすレシピだった。

2025年4月末にはこのカードを3枚投入した[[【白青黒DOOM】>【超神星DOOM・ドラゲリオン】]]での入賞も見かけられた。
[[《逆転の影ガレック》]]が単独で3枚×3回=9枚[[墓地肥やし]]できるので、《DOOM》の進化元にならない[[非クリーチャー]]という点に目を瞑って3枚投入されたと見られる。
また、フィニッシュ自体は[[《超神星DOOM・ドラゲリオン》]]の攻撃時に《DOOM》効果で[[《魔光神官ルドルフ・アルカディア》]]→[[《白騎士の聖霊王 ℵHEAVEN》]]を連鎖させターンの終わりに[[エクストラウィン]]するというものであり、このカードが直接のフィニッシュパーツになる訳ではないが、《シャコガイル》と異なり相手に《真気楼と誠偽感の決断》を誘発させない意図も含んでいる可能性がある。

同時期のアドバンスでは[[【トリガーデリート】>【ターボデリート】]]のパーツとしても結果を出した。

5月初頭には[[【マーシャルデリート】>【星龍ライベルモット】]]の基盤の一部を受け継いだ[[【星龍デリート】]]での入賞も確認された。手打ちする場合、単純に[[《アクア・スペルブルー/インビンシブル・オーラ》]]や[[《アクア・スペルブルー》]]を疑似的な[[《ホーガン・ブラスター》]]として使用できる他、相手も[[《禁断 ~封印されしX~》]]を使用している場合、[[《テック団の波壊Go!》]]を[[S・トリガー]]で捲ることとセットで状況次第で即死を狙える。
同時期には[[【青黒COMPLEXコントロール】]]にブラフ主体で1枚程度挿される事例も見られた。

また、同月第1週末にはこれを4枚入れた[[【知新ジャスティス】]](【ペテンシージャスティス】)が50人参加のオリジナルのCSで優勝。これを含めて[[コスト踏み倒し]]系[[防御札]]が怒涛の19枚積みという[[カウンター]]構築だった。また、この呪文ミラーマッチへの対策として[[《七王無き宮殿》]]3枚、[[《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》]]3枚を搭載していた。
同時期に[[【5色ガイアハザード退化】]]に除去力向上メインに3枚程度挿された事例が確認された。
同じ頃に[[【ロマノフシャコガイル】]]の系譜を継ぎながら純粋なループにチューンナップされて[[《水上第九院 シャコガイル》]]がカットされた【ペテンシーロマノフループ】の入賞も報告された。
同月の中頃には[[白黒赤]]構築の【暴発ベンゾゼニス】なるデッキに2枚[[タッチ]]された(オリジナル、57人参加、4位)。

しかし「[[DMGP2025‐1st>公認グランプリ]]」では徹底的に対策された結果として、Day1(アドバンス)、Day2(アドバンス)共にベスト8進出者中の使用実績が2人に留まり、上位を一色に染める事態には至らなかった。

**[[イラスト]]・[[カード名]]について [#d12e1893]
「嘘」を司る[[上位存在]][[《サファイア・ペンダット》]]がモチーフになっており、彼らしい嘘やいい加減さが盛り込まれている。

-「ペテンシー」は人を騙して利益を得る詐欺師を指す「ペテン師」から。
--[[《サファイア・ペンダット》]]の兄「バンキッシュ」の異名であり、字面の近い[[バンキシー]]も意識されているかもしれない。

-漢字3文字はそれぞれ「蜃気楼(しんきろう)」と「正義感(せいぎかん)」の捩り。ものが正しく見えない状態である「蜃気楼」に「真」の字を入れたり、まっすぐな気持ちを意味する「正義感」から「正」を消しつつ「誠」を「偽」で打ち消したりとあべこべになっている。

-通常版のイラストには3[[文明]]、3種類の選択肢を意味する3つの鍵が、[[シークレットレア]]版のイラストにはそれらに加えて[[《サファイア・ペンダット》]]が描かれている。
左手の3本の指を立てている(ヨーロッパ式のカウントアップ)が、中指のみ鍵で半分隠されている。
--相手が2体クリーチャーを出したターンの終わりに[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]などで踏み倒しの条件を満たし、「隠された3体目のクリーチャーで反撃」することを意味していると思われる。

-このように「相手を騙す」「惑わせる」トリックスター的なコンセプトを徹底していながら、「正確さ」や「完全」を意味する「パーフェクト」が名前に冠されている。

//**[[サイクル]] [#cycle]
**[[サイクル]] [#cycle]
+''《真気楼と誠偽感の決断》''
+[[《炎氷渦と鎮魂禍の決断》]]

**関連カード [#related]
-[[《風来の用心棒クマっ太》]]
-[[《エマージェンシー・タイフーン》]]
-[[《サイバー・I・チョイス》]]
-[[《魂と記憶の盾》]]

-このカードに描かれているクリーチャー
--[[《サファイア・ペンダット》]]([[シークレットレア]])

//**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
//-[[DM25-RP1]]&br;'''フレーバーテキスト'''

**収録セット [#pack]
//***[[デュエル・マスターズ]] [#dm]
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DM25-RP1 「王道W 第1弾 邪神vs邪神 ~ソウル・オブ・ジ・アビス~」>DM25-RP1]](S7/S11)(㊙8/㊙24)

//***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#dmpp]
//-CV:[[]]
//-illus.[[]]
//--[[DMPP-00 第00弾「  」>DMPP-00]]

**参考 [#reference]
-[[ターン終了ステップ]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[モード]]
-[[手札交換]]
-[[S・トリガー]]
-[[リアニメイト]]
-[[詠唱後置換効果]]
-[[山札の下]]
-[[シールド送り]]

-[[パーフェクト呪文]]

&tag(呪文,光文明,水文明,闇文明,白青黒,3色,多色,コスト5,相手のターンの終わり,ターン終了時,3体以上,手札誘発,コスト踏み倒し,モード,ドロー,ディスカード,手札交換,S・トリガーサポート,リアニメイト,コスト踏み倒し (召喚扱い),置換効果,詠唱後置換効果,山札の下送り,詠唱後山札の下送り,除去,単体除去,確定除去,シールド送り,単体シールド送り,自己シールド送り,・,パーフェクト呪文,SR,スーパーレア,MATSUMOTO EIGHT,王道Wブロック);