#author("2024-05-06T21:49:42+09:00","","") #author("2024-08-27T18:16:31+09:00","","") *《&ruby(エターナル・サンクチュアリ){破壊と誕生の神殿};》 [#m39002ed] |破壊と誕生の神殿 SR 火/自然文明 (6)| |呪文| |パワー5000以下の相手のクリーチャーを1体破壊する。相手がそのクリーチャーを墓地に置いた時、自分の山札を見る。その中から、墓地に置かれた相手のクリーチャーとコストが同じクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。| [[DM-11]]で登場した[[火]]/[[自然]]の[[エターナル呪文]]。 [[パワー]]5000以下の相手[[クリーチャー]]1体を[[破壊]]し、同じ[[コスト]]の[[クリーチャー]]を[[リクルート]]できる。同じコスト「以下」ではないため注意。 相手のクリーチャーが1体減って自分のクリーチャーが1体増えるため、[[ボードアドバンテージ]]的には[[《アクア・サーファー》]]等[[cip]][[除去]][[能力]]持ちの[[クリーチャー]]と変わらない。 また、[[リクルート]]は[[破壊]]した[[クリーチャー]]の[[コスト]]を参照するため、場合によってはより強力な[[クリーチャー]]や[[フィニッシャー]]をも[[リクルート]]出来る可能性を秘めている反面、破壊したクリーチャーと同じコストしか出せないため[[汎用性]]が低い。当然、山札にそれと同じコストがなければ、踏み倒しは不発に終わり、[[コストパフォーマンス]]の悪い火力呪文でしかなくなる。 《破壊と誕生の神殿》の[[コスト]]と[[火力]]の関係上、3~7[[コスト]]あたりが[[リクルート]]のねらい目だろうか。 [[リクルート]]範囲や、盤面の有利を作り出す効果であること、[[文明]]もあって[[ビートダウン]]で採用されやすい。 的として最初に候補に挙がるのは[[cip]][[能力]][[クリーチャー]]達。基本使い捨てのため場に残りやすく、[[コスト]]に対して[[パワー]]が低い。 無理に重量級のものを狙わなくとも、[[《青銅の鎧》]]や[[《解体人形ジェニー》]]、[[《腐敗無頼トリプルマウス》]]などを[[破壊]]して同じ[[クリーチャー]]を出し返してやれば、確実に[[アドバンテージ]]を稼いでくれる。 中でも[[S・トリガー]][[クリーチャー]]は[[コスト]]が高くなるのでねらい目。[[《アクア・サーファー》]]や[[《火焔タイガーグレンオー》]]などを[[破壊]]出来れば[[フィニッシャー]]の[[リクルート]]すら狙える。 [[革命編]]で[[《閃光の守護者ホーリー》]]や[[《破壊者 シュトルム》]]など凶悪な[[S・トリガー]][[クリーチャー]]が増えたのは追い風になるか。 [[システムクリーチャー]]も[[コスト]]に対して[[パワー]]が低い。そもそも放置すると詰みかねないため、[[除去]]札として真っ先に処理すべきだろう。 [[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]や[[《封魔妖スーパー・クズトレイン》]]、[[《希望の親衛隊ファンク》]]あたりを[[破壊]]できれば、相手のロスも含めて大きなリターンが得られるだろう。 [[ミラーマッチ]]で非常に強力な[[呪文]]であり、同じ[[クリーチャー]]を[[デッキ]]に採用しているため確実に[[リクルート]]できる。 [[ビートダウン]]同士での[[ミラーマッチ]]は[[テンポアドバンテージ]]の差を巻き返すのは難しく、後手後手になりがちである。その点、相手の打点や[[キーカード]]を[[破壊]]して同じ[[クリーチャー]]、あるいはそれ以上に有効な[[クリーチャー]]を[[リクルート]]できれば、[[テンポ>テンポアドバンテージ]]を握り返すことが出来る。 [[【五元神】]]や[[【グレンモルト】]]ではその性質が顕著に表れた。 あまり相手次第にならないよう、こちらも低〜中[[コスト]]域に[[クリーチャー]]をばらけさせて[[デッキ]]を組むことも重要である。特に[[進化クリーチャー]]は出せる状況が限定されるものの、[[コスト]]に対して性能が高いため是非狙って行きたい。[[《超電磁コスモ・セブ Λ》]]のように[[進化元]]の指定が緩いものが使いやすい。 [[インフレ]]の影響ですぐに弱体化するのが[[火力]]カードは宿命ではあるが、このカードはなかなか息が長い。 現在では4コスト以下でパワー6000以上のクリーチャーも珍しくはなくなっているためかなり刺さりが悪いが、[[《勝利のガイアール・カイザー》]]や[[《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》]]など、[[名目コスト]]に反して[[パワー]]が低い[[サイキック・クリーチャー]]の登場で相対的に強化されたことがあったため、今後も[[カードプール]]次第で再び強化される可能性は否定できない。 **環境において [#b3c62140] 登場当初は[[コスト踏み倒し]]が[[相手依存]]な上に範囲も狭いためあまり評価されなかった。そんな中でも[[【ボルバルステロイド】]]に[[ブロッカー]]対策兼[[リソース]]系呼び出しでの[[アドバンテージ]]確保手段として[[1枚積み]]されることは有った。 [[極神編環境]]に入ると[[【五元神】]]が誕生し、[[《炎神フレイム・アゴン》]]、[[《黒神ダーク・インドラ》]]、[[《地神エメラルド・ファラオ》]]を[[リクルート]]する手段として用いられた。 [[《エンペラー・マルコ》]]が登場すると[[【マルコビート】]]が生まれ、[[除去]]札として利用された。[[《アクア・サーファー》]]に打ち込めば[[《ボルシャック・大和・ドラゴン》]]を[[リクルート]]することも可能であり、柔軟な[[除去]]と[[リクルート]]で[[アドバンテージ]]を得ることが出来た。 上記らでは[[ミラーマッチ]]対策の面も大きく、相手の[[《炎神フレイム・アゴン》]]や[[《黒神ダーク・インドラ》]]を[[破壊]]して自分のそれらを[[リクルート]]すれば、一気に巻き返すことが可能だった。 また、[[極神編]]で登場した[[《腐敗聖者ベガ》]]や[[《腐敗無頼トリプルマウス》]]は、5[[コスト]]の[[クリーチャー]]を[[リクルート]]する上で非常に都合の良い的だった。 [[戦国編環境]]でも[[【五元神】]]や[[【マルコビート】]]は活躍をつづけた。 [[戦国編]]で活躍した[[【シノビドルゲーザ】]]は[[《西南の超人》]]や[[《土隠雲の超人》]]、[[《スペース・クロウラー》]]など4[[コスト]]域の[[クリーチャー]]が多く、それらの[[シンパシー]]元を[[破壊]]して[[《解体人形ジェニー》]]を[[リクルート]]し[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]を叩き落すことが可能だった。 [[《魔光王機デ・バウラ伯》]]や以前からいる[[《予言者マリエル》]]など4[[コスト]]の的が非常に多く、[[《解体人形ジェニー》]]を[[破壊]]して[[《解体人形ジェニー》]]を[[リクルート]]する光景もよくみられた。 [[神化編環境]]では[[【Mロマノフビート】]]や[[【マッドロマノフワンショット】]]に積載され、[[《大地と永遠の神門》]]や[[《爆進デス&リバース》]]と共に[[呪文]]で[[クリーチャー]]を増やす手段として用いられた。 [[覚醒編環境]]に入ると、[[パワー]]の割に[[コスト]]の高い[[サイキック・クリーチャー]]が登場したことで注目を集める。 もっとも、この[[環境]]は《破壊と誕生の神殿》が投入されやすい[[ビートダウン]]自体が下火であった。また、[[《時空の賢者ランブル》]]や[[《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》]]、[[《巨人の覚醒者セツダン》]]といった7[[コスト]]の的を有効活用できる[[リクルート]]先があまりいなかった。 [[火力]]と[[クリーチャー]]の展開を同時にこなすという意味では[[《超次元ボルシャック・ホール》]]や[[《超次元ミカド・ホール》]]と立ち場が競合しており、[[【Mロマノフビート】]]や[[【マッドロマノフワンショット】]]からはそれらと入れ換えられていった。 [[エピソード1環境]]に入ると再び[[ビートダウン]]が隆盛し始め、[[【マルコビート】]]の後継にあたる[[【ラムダビート】]]で投入された。 5[[コスト]]の[[リクルート]]先兼的として[[《次元流の豪力》]]が登場し、6[[コスト]]の[[リクルート]]先として[[覚醒編]]で登場した[[《爆竜 GENJI・XX》]]が強力であった。 また念願の7[[コスト]]の[[リクルート]]先として[[《ボルバルザーク・エクス》]]を取得し、成功すれば強烈な一撃を叩き込むことが出来た。[[《勝利のガイアール・カイザー》]]は新たな的としてうってつけであった。 [[エピソード2環境]]でも[[【ラムダビート】]]は活躍し、[[サイキック・クリーチャー]][[メタ]]として登場した[[《希望の親衛隊ファンク》]]を砕くために用いられた。 [[ドラゴン・サーガ環境]]では[[【グレンモルト】]]の[[ミラーマッチ]]対策としての色を帯びた。 **ルール [#y30570b6] -[[破壊]]しようとした[[クリーチャー]]が[[置換効果]]で[[墓地]]に送られなかった場合、[[リクルート]]はできない。これは[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]や[[《地獄門デス・ゲート》]]などとは異なる点である。 --古いカードのため、「破壊した/された」を「墓地に置いた」と表現している。この場合、[[一部効果処理の変更のお知らせ>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31642/]]の対象に含まれるかは曖昧となっている。もしその裁定変更に含まれるのなら、実際に破壊されなくてもコストを参照できることとなる。 -[[サイキック・クリーチャー]]を対象にした場合は[[リクルート]]できる。これは、一度[[墓地]]を経由してから[[超次元ゾーン]]に戻るため。ただし、[[解除]]で[[バトルゾーン]]に残った場合は[[リクルート]]できない。 -[[コスト踏み倒し]][[呪文]]としては珍しく、[[進化クリーチャー]]も出すことが出来る。 **他のカード・デッキとの相性 [#y8a4f080] -[[破壊]]できる射程内の最大[[コスト]]は[[《深海の伝道師 アトランティス》]]や[[《雷雲の守護者ラーザ・ベガ》]]の[[コスト]]10。 //ただし、後者は[[置換効果]]で[[シールド]]になるため[[リクルート]]できない。 //--2019年10月までの裁定では、実際に墓地に置かれなくても[[リクルート]]できたが、「''墓地に置かれた''相手のクリーチャー」というテキストから、実際に墓地に置かれないと、リクルートできなくなった。[[コスト(条件)>コスト#dd7f0dd1]]のページを参照。 -[[コスト]]がばらけているため出す[[クリーチャー]]に苦労せず、[[クリーチャー]]を並べること自体が[[コンセプト]]である[[ウェーブストライカー]][[デッキ]]とは非常に相性がいい。 **その他 [#m84bfc54] -サンクチュアリ(Sanctuary)の正しい意味は「神殿」ではなく「聖域」。 -漫画「SX」番外編にて、[[勝舞>切札 勝舞]]が歩亜崎ララ戦で使用。[[《超聖竜ボルフェウス・ヘヴン》]]の[[能力]]で唱え、[[《クリムゾン・メガ・ドラグーン》]]を[[破壊]]、[[《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》]]を[[リクルート]]した。 **[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#d9da22e7] |破壊と誕生の神殿 VR 火/自然文明 (6)| |呪文| |相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。そのクリーチャーが破壊されたなら、自分の山札から破壊されたクリーチャーと同じコストかつ進化でない、ランダムなクリーチャー1枚をバトルゾーンに出す。その後、山札をシャッフルする。| |相手のパワー6000以下のクリーチャー1体を破壊する。自分の山札から、そのクリーチャーと同じコストで進化でない、ランダムなクリーチャー1枚をバトルゾーンに出す。その後、山札をシャッフルする。| [[DMPP-05]]で実装。他の[[エターナル呪文]]に合わせるためか[[レアリティ]]が[[ベリーレア]]に降格。 [[DMPP-05]]で実装。他の[[エターナル呪文]]に合わせるためか[[レアリティ]]が[[ベリーレア]]になった。 [[火力]]が6000ラインに上がった一方で、山札から呼びだすクリーチャーはランダムかつ進化は呼び出せなくなり、強制となった。 火力が上がったのは大きく、[[《神滅竜騎ガルザーク》]]や[[《紅神龍ジャガルザー》]]などの6コストに手が届きやすくなり、[[【ヘブンズ・ゲート】>【ヘブンズ・ゲート】 (デュエプレ)]]に入る高コストの[[《悪魔聖霊バルホルス》]]や[[《血風聖霊ザーディア》]]も範囲に入るのが嬉しいところ。 ランダムになったとはいえ、火力が上がったことで、コストの高いクリーチャーをリクルートしやすくなったので、どちらかと言えば強化されたと言える。 -元のテキストでそうなっている名残から、「そのクリーチャーが破壊されたなら」とわざわざ書かれている。 --デュエプレでも、実際に破壊されていなければ([[破壊置換効果]]などが発動すれば)、踏み倒しは行えないことを強調するためだろう。 -元のテキストでそうなっている名残から、「そのクリーチャーが破壊されたなら」とわざわざ書かれていた。 |相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。そのクリーチャーが破壊されたなら、自分の山札から破壊されたクリーチャーと同じコストかつ進化でない、ランダムなクリーチャー1枚をバトルゾーンに出す。その後、山札をシャッフルする。| --デュエプレでも、実際に破壊されていなければ([[破壊置換効果]]などが発動すれば)、踏み倒しは行えないことを強調するためだろう。とはいえ、「[[前提となる効果を処理し、その結果を参照して後半の効果を処理する能力]]」における『[[破壊]]する。そうした場合』においては試みるだけで参照できると整備されている中、《破壊と誕生の神殿》だけ実際の破壊にこだわる意味は全く感じられず、複数のカードの微調整を行った2024/08/29メンテナンスで是正された。 **[[サイクル]] [#we4af99c] [[DM-11]]と[[DMPP-05]]の[[エターナル呪文]][[サイクル]] -[[白青]]:[[《魂と記憶の盾》]] -[[青黒]]:[[《英知と追撃の宝剣》]] -[[黒赤]]:[[《憎悪と怒りの獄門》]] -[[赤緑]]:''《破壊と誕生の神殿》'' -[[白緑]]:[[《調和と繁栄の罠》]] **関連カード [#x08aaaf3] -[[《偽りの王 ハチャトゥリアン》]] **[[フレーバーテキスト]] [#w46bde84] -[[DMPP-05]]、[[DMPS-08]]&br;'''その神殿は、訪れた者を容易く輪廻させる。''' **収録セット [#u017a556] ***[[デュエル・マスターズ]] [#d46f93e5] -illus.[[Masaki Hirooka]] --[[DM-11 「聖拳編 第2弾 無限軍団の飛翔(エターナル・ウェーブ)」>DM-11]](S5/S5) --[[DMC-66 「デュエル・マスターズ超ベスト」>DMC-66]](22/36) ***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#kf37cc4c] -illus.[[Masaki Hirooka]] --[[DMPP-05 「永遠の戦渦 -VORTEX OVERLOAD-」>DMPP-05]] --[[DMPS-08 「燃えよ紅蓮のガイアール」>DMPS-08]] **参考 [#wf89b442] -[[タップイン]] -[[火力]] -[[除去]] -[[クリーチャー]] -[[墓地]] -[[山札]] -[[見る]] -[[コスト]] -[[リクルート]] -[[コスト踏み倒し]] -[[シャッフル]] -[[エターナル呪文]] &tag(呪文,火文明,自然文明,赤緑,2色,多色,コスト6,火力,単体火力,パワー5000以下,除去,単体除去,破壊,単体破壊,コスト参照,リクルート,コスト踏み倒し,エターナル呪文,・,SR,スーパーレア,Masaki Hirooka,呪文 (デュエプレ),火文明 (デュエプレ),自然文明 (デュエプレ),赤緑 (デュエプレ),2色 (デュエプレ),多色 (デュエプレ),コスト6 (デュエプレ),火力 (デュエプレ),単体火力 (デュエプレ),パワー6000以下 (デュエプレ),除去 (デュエプレ),単体除去 (デュエプレ),破壊 (デュエプレ),単体破壊 (デュエプレ),ランダム (デュエプレ),コスト踏み倒し (デュエプレ),VR (デュエプレ),ベリーレア (デュエプレ),Masaki Hirooka (デュエプレ));