#author("2024-09-29T10:18:24+09:00","","")
#author("2024-09-29T10:19:08+09:00","","")
*《&ruby(しんか){神歌};と&ruby(りょうらん){繚嵐};の&ruby(とびら){扉};》 [#pc7b250c]

|神歌と繚嵐の扉 P 水/自然文明 (8)|
|呪文|
|''S・トリガー''|
|自分の山札の上から4枚を表向きにし、その中からクリーチャーを1体、相手に選ばせる。そのクリーチャーを出し、残りを好きな順序で山札の下に置く。このターンの終わりに、そのクリーチャーを山札の下に置く。|
|自分と相手のクリーチャーを1体ずつ選んでもよい。その2体をバトルさせる。|

[[DMBD-18]]で登場した[[水]]/[[自然]]の[[呪文]]。[[《ミラクルとミステリーの扉》]]のリメイクカードである。

呼び出す[[クリーチャー]]はオリジナルと同じく無制限だが、[[コスト]]が3増加し、唱えたターンの終わりにこの効果で出たクリーチャーは山札の一番下に戻ってしまう。
しかも「コスト8」という値は[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]や[[《龍風混成 ザーディクリカ》]][[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]などのメジャーな呪文踏み倒しの対象外という点が痛い。

一方で[[《ミラクルとミステリーの扉》]]にはなかった任意の[[効果バトル]]が追加されている。万が一この呪文を唱えて誰も出せなかったとしても、[[《「はいちゃダメ💢」》>《ピー・タンパン/「はいちゃダメ」》]]と同等の[[防御札]]としての役割はこなせる。
とはいえ、デッキの大半をこの呪文の踏み倒しで出したい大型クリーチャーで固めたのなら、バトルゾーンに自分のクリーチャーがいない状態で[[S・トリガー]]のカウンターになる場面も少なくないだろう。その場合はパワーの参照先が相手依存で、対象が単体となった[[《偶発と弾幕の要塞》]]のパワー参照[[火力]]に似ている。

[[S・トリガー]]として[[《ホーガン・ブラスター》]]や[[《ミステリー・キューブ》]]以上に踏み倒された[[クリーチャー]]を活かしたいなら、[[cip]]を持つクリーチャーや[[EXライフ]]持ちなどの[[耐性]]を持つ[[クリーチャー]]が捲れるようなデッキにすることが必須となる。
自分のターンに唱える場合は[[スピードアタッカー]]・[[マッハファイター]]を持つクリーチャーも山札に戻る前に仕事ができる。
[[進化クリーチャー]]を用いる場合は[[バトルゾーン]]に[[進化元]]が必要ない[[マナ進化]]や[[墓地進化]]にするとよい。

[[バトル]]に関する効果を有するクリーチャーを相手に選ばせ、そこから[[効果バトル]]で能力の誘発を狙うのもいいだろう。
特に[[《闇の花カオスヒマワリ》]]にはうってつけである。

[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]で[[呪文ロック]]されない範囲である[[多色]][[呪文]]というところも優秀。そういうことも踏まえてなるべく[[除去]]力が高く逆転を懸けるのに相応しいクリーチャーで[[メインデッキ]]を固めたいところ。

[[進化クリーチャー]]も出せるため爆発力は高い。しかし[[進化元]]がいない状態で[[進化クリーチャー]]を選ばれてしまうと、効果が不発に終わるという欠点にもなる((総合ルール801.1a 適正な進化元がなければ進化クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできません。))。そのためリメイク元と違って[[《エンペラー・キリコ》]]などとの相性は良くない。

[[《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》]]との相性は最高の一言。このカードの[[デメリット]]が発動しても[[EXライフ]]で場に残れる上に、あちらの能力でこのカードを[[墓地回収]]する事でEXライフ[[シールド]]が[[離れた時]][[能力]]でこの呪文をもう一度唱えることができる。

-能動的に[[唱える]]なら[[《呪術と脈動の刃》]]や[[《善悪を超えたハンザイ》]]などの[[S・トリガー]]を踏み倒せる[[呪文]]からアクセスするのが1つの手。クリーチャーの[[《Disアイ・チョイス》]]などでは、[[効果]]でめくれた際に相手に選ばれる対象になってしまうのが難点となる。とはいえ[[クリーチャー]]が1枚も表向きにならない事故防止にはなる他、[[《Disアイ・チョイス》]]の場合であれば[[スレイヤー]]と[[効果バトル]]で確実に1体を処理でき、その上で連鎖的にマナゾーンから他のS・トリガーを踏み倒せる。

**ルール [#gd0d688e]
-「ターンの終わりに」の能力が誘発するタイミングは、[[ターン終了ステップ]]の開始地点である((511. ターン終了ステップ&br;511.1. 「ターンの終わりに」という誘発条件を持つ誘発型能力が誘発します。それぞれの誘発およびその使用は以下の手順で行われます。&br;511.1a 使用宣言が必要ない誘発型能力がすべて誘発します。))。
よって、何らかの方法で[[ターン終了ステップ]]中に《神歌と繚嵐の扉》を唱えた場合、踏み倒したクリーチャーを山札の下に置く効果は発動しない。
--上記の[[《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》]]を使えば自然とこの状況を作り出せるので、この点も相性が良い。

-[[《終末の時計 ザ・クロック》]]などで[[ターンの残りを飛ばした>ターンの残りをとばす]]場合、[[ターン終了ステップ]]も飛ばされるため踏み倒したクリーチャーは残り続ける。

**環境において [#q648de93]
それまで永らく活躍は無かったが、[[《アクア・ギャクテンポインター》]]軸で[[【扉天門】]]型の[[【シールドプリズン】]]、通称【白青黒緑ギャクテンポインター】が環境に進出すると、2枚目以降の[[《ミラクルとミステリーの扉》]]として採用されるようになった。
それまで永らく活躍は無かったが、[[《アクア・ギャクテンポインター》]]軸で[[【扉天門】]]型の[[【シールドプリズン】]]、通称【白青黒緑ギャクテンポインター】が環境に進出すると、2枚目以降の[[《ミラクルとミステリーの扉》]]として採用されるようになった。[[《アクア・ギャクテンポインター》]]はどの道砕くため、場を離れるデメリットが機能しない。

**その他 [#de1778b3]
-[[コスト]]が3増えたことにより手打ちが難しくなっている上、[[環境]]的にも[[《ミラクルとミステリーの扉》]]の全盛期より遥かに[[メタ]][[カード]]が充実しているので、[[【ミラクルとミステリーの扉】]]のようなこのカードに依存した専用のデッキ構築をするのは難しい。
--とはいえ、コスト8の重さで不確実な効果の呪文を自分のターンに唱えることは少ないだろう。相手ターン中に[[S・トリガー]]で唱えた場合は、主流な「相手のターン中に」指定の[[コスト踏み倒しメタ]]の影響は受けないので、ある意味被害は軽微だといえる。[[効果バトル]]により、[[S・トリガー]]による防御力自体は上がっており、その部分を生かしていくことになるだろう。

-そのターンが終わるまでに[[ループ]]で無限回唱えれば、理論上山札にあるクリーチャーをすべて出すことができる。
--なお、相手が[[《神の試練》]]で[[ライブラリアウト]]の敗北を無視していないのなら、《神歌と繚嵐の扉》と同じくコスト8のS・トリガー持ち呪文である[[《アルカディア・スパーク》]]を無限回唱えれば相手がゲームに負ける状態になるので、あまり《神歌と繚嵐の扉》ループに実用性はない。あちらには1回唱えるたびにクリーチャーの除去があるので[[《ジャッジCREWニー》]]や[[《黒智縫合 レディオブ・ローゼルド》]]などがあっても無問題。


**関連カード [#te574ef2]
-[[《ミラクルとミステリーの扉》]]
-[[《ドンド・ラフーイ/ネオン・ジオング》]]

-このカードに描かれているクリーチャー
--[[《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]

**収録セット [#tb240491]
-illus.[[Ishibashi Yosuke]]
--[[DMBD-18 「レジェンドスーパーデッキ 神歌繚嵐」>DMBD-18]](5/14)
-illus.[[Ishibashi Yosuke]]/[[otumami]]
--[[DMBD-18 「レジェンドスーパーデッキ 神歌繚嵐」>DMBD-18]](BE4/BE10)

**参考 [#e9ef9dff]
-[[S・トリガー]]
-[[山札の上]]
-[[表向き]]
-[[クリーチャー]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[ターン終了ステップ]]
-[[山札送り]]
-[[効果バトル]]

-[[【神歌と繚嵐の扉】]]
-[[【扉天門】]]

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[[公式Q&A]]

-2つ目の能力について

>Q.''《神歌と繚嵐の扉》''の上の能力を解決して出したクリーチャーが、下の能力でバトルした結果、破壊されて墓地に置かれました。そのターンの終わりにそのクリーチャーを墓地から山札の下に置きますか?
A.いいえ、山札の下には置きません。&br;バトルゾーンを離れた時点で''《神歌と繚嵐の扉》''の効果は失われますので、バトルゾーン以外のゾーンから山札の下に置くことはありません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40540]](2021.11.19)

>Q.自分は''《神歌と繚嵐の扉》''を唱え、表向きにした4枚の中に[[《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]がありました。その進化元になる自分のサイバーまたはオリジンのクリーチャーが1体もいない場合、相手は[[《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]を選べますか?
A.はい、選べます。結果として[[《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]はバトルゾーンに出ませんので、残りの3枚と[[《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》]]を好きな順序で山札の一番下に置きます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40541]](2021.11.19)

-3つ目の能力について

>Q.''《神歌と繚嵐の扉》''の上の能力を解決して出したクリーチャーが「出た時」の能力を持っていた場合、その「出た時」の能力を使ってから下のバトルする能力を使えますか?
A.いいえ、使えません。''《神歌と繚嵐の扉》''の上の能力でクリーチャーを出し、下の能力でクリーチャーがバトルするまで、出したクリーチャーの「出た時」の能力は使えません。効果の処理中に置換効果以外の他の効果を割り込ませることはできません。
#region2(([[総合ルール]] [[101.4d>総合ルール本文#rule101_4d]])){{
:101.4d |効果の処理中に置換効果以外の他の効果を割り込ませることはできません。ただし、その効果の指示で他の呪文などの効果を使うとされている場合、処理の一環として解決します。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40542]](2021.11.19)

&tag(呪文,水文明,自然文明,青緑,2色,多色,コスト8,S・トリガー,コスト踏み倒し,ターン終了時,自己山札送り,効果バトル,P,レアリティなし,Ishibashi Yosuke,otumami);