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神歌と繚嵐の扉 P 水/自然文明 (8) |
呪文 |
S・トリガー |
自分の山札の上から4枚を表向きにし、その中からクリーチャーを1体、相手に選ばせる。そのクリーチャーを出し、残りを好きな順序で山札の下に置く。このターンの終わりに、そのクリーチャーを山札の下に置く。 |
自分と相手のクリーチャーを1体ずつ選んでもよい。その2体をバトルさせる。 |
DMBD-18で登場した水/自然の呪文。《ミラクルとミステリーの扉》のリメイクカードである。
呼び出すクリーチャーはオリジナルと同じく無制限だが、コストが3増加し、唱えたターンの終わりにこの効果で出たクリーチャーは山札の一番下に戻ってしまう。
しかも「コスト8」という値は《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》や《龍風混成 ザーディクリカ》《龍素記号Sr スペルサイクリカ》などのメジャーな呪文踏み倒しの対象外という点が痛い。
一方で《ミラクルとミステリーの扉》にはなかった任意の効果バトルが追加されている。万が一この呪文を唱えて誰も出せなかったとしても、《「はいちゃダメ💢」》と同等の防御札としての役割はこなせる。
とはいえ、デッキの大半をこの呪文の踏み倒しで出したい大型クリーチャーで固めたのなら、バトルゾーンに自分のクリーチャーがいない状態でS・トリガーのカウンターになる場面も少なくないだろう。その場合はパワーの参照先が相手依存で、対象が単体となった《偶発と弾幕の要塞》のパワー参照火力に似ている。
S・トリガーとして《ホーガン・ブラスター》や《ミステリー・キューブ》以上に踏み倒されたクリーチャーを活かしたいなら、cipを持つクリーチャーやEXライフ持ちなどの耐性を持つクリーチャーが捲れるようなデッキにすることが必須となる。
自分のターンに唱える場合はスピードアタッカー・マッハファイターを持つクリーチャーも山札に戻る前に仕事ができる。
進化クリーチャーを用いる場合はバトルゾーンに進化元が必要ないマナ進化や墓地進化にするとよい。
バトルに関する効果を有するクリーチャーを相手に選ばせ、そこから効果バトルで能力の誘発を狙うのもいいだろう。
特に《闇の花カオスヒマワリ》にはうってつけである。
《聖魔連結王 ドルファディロム》で呪文ロックされない範囲である多色呪文というところも優秀。そういうことも踏まえてなるべく除去力が高く逆転を懸けるのに相応しいクリーチャーでメインデッキを固めたいところ。
進化クリーチャーも出せるため爆発力は高い。しかし進化元がいない状態で進化クリーチャーを選ばれてしまうと、効果が不発に終わるという欠点にもなる[1]。そのためリメイク元と違って《エンペラー・キリコ》などとの相性は良くない。
《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》との相性は最高の一言。このカードのデメリットが発動してもEXライフで場に残れる上に、あちらの能力でこのカードを墓地回収する事でEXライフシールドが離れた時能力でこの呪文をもう一度唱えることができる。
それまで永らく活躍は無かったが、《アクア・ギャクテンポインター》軸で【扉天門】型の【シールドプリズン】、通称【白青黒緑ギャクテンポインター】が環境に進出すると、2枚目以降の《ミラクルとミステリーの扉》として採用されるようになった。《アクア・ギャクテンポインター》はどの道砕くため、場を離れるデメリットが機能しない。
Q.《神歌と繚嵐の扉》の上の能力を解決して出したクリーチャーが、下の能力でバトルした結果、破壊されて墓地に置かれました。そのターンの終わりにそのクリーチャーを墓地から山札の下に置きますか?
A.いいえ、山札の下には置きません。
バトルゾーンを離れた時点で《神歌と繚嵐の扉》の効果は失われますので、バトルゾーン以外のゾーンから山札の下に置くことはありません。
引用元(2021.11.19)
Q.自分は《神歌と繚嵐の扉》を唱え、表向きにした4枚の中に《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》がありました。その進化元になる自分のサイバーまたはオリジンのクリーチャーが1体もいない場合、相手は《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》を選べますか?
A.はい、選べます。結果として《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》はバトルゾーンに出ませんので、残りの3枚と《神歌の歌姫 アマテラス・キリコ》を好きな順序で山札の一番下に置きます。
引用元(2021.11.19)
Q.《神歌と繚嵐の扉》の上の能力を解決して出したクリーチャーが「出た時」の能力を持っていた場合、その「出た時」の能力を使ってから下のバトルする能力を使えますか?
A.いいえ、使えません。《神歌と繚嵐の扉》の上の能力でクリーチャーを出し、下の能力でクリーチャーがバトルするまで、出したクリーチャーの「出た時」の能力は使えません。効果の処理中に置換効果以外の他の効果を割り込ませることはできません。
(総合ルール 101.4d) 引用元(2021.11.19)