#author("2025-05-16T16:38:18+09:00","","") #author("2025-08-19T18:33:07+09:00","","") *《&ruby(きんじおうひでん){禁時王秘伝};エンドオブランド》 [#top] |禁時王秘伝エンドオブランド VR 光/水/火文明 (5)| |呪文| |''アタック・チャンス'':光と水と火を持つディスペクター(自分の光と水と火のすべてを持つディスペクターが攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい)| |相手のコスト8以下のクリーチャーを1体破壊する。| |カードを2枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。| |次の自分のターンのはじめまで、相手はコスト5以下の呪文を唱えられない。| [[DMRP-18]]で登場した[[光]]/[[水]]/[[火]]の[[呪文]]。 [[アタック・チャンス]]の条件は[[白青赤]]の『混成』[[ディスペクター]]であり、以下の[[クリーチャー]]が該当する。 #taglist(ディスペクター^光文明^水文明^火文明+自己全文明追加^ディスペクター-種族) これらの色を持つ[[ディスペクター]]は[[呪文]]に関する[[効果]]を持つものが多く、[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]、[[《白蒼混成 B・W・M》]]、[[《飢動混成 ガリィングマール》]]などの[[呪文]]に反応する[[クリーチャー]]と特に相性がいい。 [[コスト]]8以下1体を対象とする[[破壊]]、[[手札交換]]、[[コスト]]5以下の[[呪文ロック]]とこのコストの[[呪文]]としては[[効果]]がてんこ盛り。[[アタック・チャンス]]を使わず[[手打ち]]で唱えても、[[コスト]]以上のリターンが返ってくることが多いだろう。 [[アタック・チャンス]]以外の方法で[[踏み倒し]]するのも良い。[[《時の法皇 ミラダンテXII》]][[《龍装艦 チェンジザ》>《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》]]などの能力で踏み倒せるため、[[ディスペクター]]が入らない構築でも十分活躍できる。 [[効果]]に目を向けると、[[コスト]]8以下1体を対象とする[[破壊]]、2:1の[[手札交換]]、[[コスト]]5以下の[[呪文メタ]]と[[コスト]]5の[[呪文]]としてはてんこ盛り。 [[除去]]だけで見ても[[《蒼き守護神 ドギラゴン閃》]]や[[《勝熱英雄 モモキング》]]、[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]など多くの[[クリーチャー]]が射程範囲に入る。 [[アタック・チャンス]]を使わず[[手打ち]]で唱えても、[[コスト]]以上のリターンが返ってくることも多いだろう。 [[除去]]だけで見ても[[《蒼き守護神 ドギラゴン閃》]][[《勝熱英雄 モモキング》]][[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]など多くの[[クリーチャー]]が射程範囲に入るが、[[効果]]はすべて[[強制]]。相手の選びたくない、または[[破壊]]したくない[[クリーチャー]]しかいなくても選んで[[破壊]]しなければならないし、[[山札]]の残りが2枚以下でも必ず2枚[[ドロー]]しなければならない。 [[アタック・チャンス]]故複数回唱えることも容易だが、多用して[[ライブラリアウト]]しないように注意しよう。 もちろん、[[アタック・チャンス]]以外の方法で[[踏み倒し]]するのもいい。 [[《時の法皇 ミラダンテXII》]]や[[《龍装艦 チェンジザ》>《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》]]の能力で[[唱える]]こともできるため、[[ディスペクター]]が入らない構築でも十分活躍ができる。 **他のカード・デッキとの相性 [#f6abe8b6] -『混成』[[ディスペクター]]は[[呪文]]に関する[[能力]]を持つものが多く、特に[[《龍風混成 ザーディクリカ》]][[《白蒼混成 B・W・M》]][[《飢動混成 ガリィングマール》]]などの[[呪文を唱えた時]]の能力とは[[デザイナーズコンボ]]になっている。 ただし、[[効果]]はすべて[[強制]]。相手の選びたくない、または[[破壊]]したくない[[クリーチャー]]しかいなくても選んで[[破壊]]しなければならないし、[[山札]]の残りが2枚以下でも必ず2枚[[ドロー]]しなければならない。[[アタック・チャンス]]故複数唱えることも容易だが、多用して[[ライブラリアウト]]しないように注意しよう。 -[[【5色ザーディクリカ】]]では[[《天災 デドダム》]]などのコスト3[[マナブースト]]から繋いで[[手打ち]]するだけでも、[[リソース]]を消費せずに1ターンをやり過ごすゲーム運びには十分。 [[除去]]に使えるため[[《ファイナル・ストップ》]]と比べて遥かに[[腐り>腐る]]にくく、[[手札交換]]によって[[《ロスト・Re:ソウル》]]などの[[キーカード]]を探せる。 [[ディスカード]]したカードも後々[[《灰燼と天門の儀式》]]で[[リアニメイト]]したり、[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]で唱えたりできる。 **環境において [#environment] [[DMEX-16]]期になると[[オリジナル]][[環境]]で[[【青赤緑ドギラゴン閃】]]が大流行し、その対策たる[[除去]]札として[[【5色コントロール】]]で使われるようになった。そちらのデッキを仮想敵として考えた場合、[[《ドンドン吸い込むナウ》]]あたりを[[呪文ロック]]で封じることもできる上に、よしんば[[ワンショット]]に失敗しても[[墓地肥やし]]のおかげで[[リアニメイト]][[S・トリガー]]によるカウンターを構えることができる。 -[[《聖魔連結王 ドルファディロム》]]は[[呪文ロック]]の役割が被るため一見相性が悪いが、[[《ボルメテウス・ホワイト・フレア》]][[《ドンドン火噴くナウ》]]などの[[多色]]かつコスト5以下の呪文を封じるために併用される場合がある。 《ドルファディロム》抜きでも[[《ドラゴンズ・サイン》]][[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]などをロックでき、[[【5色ザーディクリカ】]][[ミラーマッチ]]では攻撃の[[キーカード]]となる。 [[王来篇環境]]の[[【5色コントロール】]]のミラーマッチで考えると、[[《ナウ・オア・ネバー》>《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》]]、[[《ドンドン火噴くナウ》]]、各種[[マナブースト]][[呪文]]などが呪文ロックの範囲に入る。2021年8月下旬から[[アドバンス]][[環境]]に爆増した[[《ドラゴンズ・サイン》]]にも刺さる。実際の対戦上では中盤の繋ぎ役として[[手打ち]]することも多い。フィニッシュに使うにしても、呪文ロックよりも盤面処理による[[ブロッカー]]対策性能がメインとなる。[[光]]の[[除去]][[呪文]]なので、[[《アルカディアス・モモキング》]]が立った詰み盤面の回避にも役立つ。 -[[光]]の呪文なので[[《アルカディアス・モモキング》]]を除去できる。対[[《アルカディアス・モモキング》]]ではできる限り[[タップイン]]を受けないように、[[非クリーチャー]]の除去札が重宝される。同じく[[《アルカディアス・モモキング》]]対策の[[《灰燼と天門の儀式》]]とも上述の通り一定の[[シナジー]]が認められる。 [[【青赤緑ドギラゴン閃】]]や[[【JO退化】]]の現役時代、盤面の打開を期待して採用されることがあった。 5[[コスト]]以下の呪文に依存するコンボデッキへの対策としても優秀だが、[[【青黒退化】]]の場合はこれを唱える前にコンボを決めるケースもあるため油断ならない。 -変わったところでは[[《マキシマムザ亮君(暴天覚醒MAXIMUM神羅曼象)》]]もロックをすり抜けて破壊できる。 [[《頂上縫合 ドギラディス勝3rd》]]型[[【オボロティガウォック】]]が浸透してきた2024年2月上旬頃になると、そちらとの組み合わせで一部の型で使われるようになった。 -呪文の[[テキスト]]は上から[[解決]]するので、[[《歌舞音愛 ヒメカット》>《歌舞音愛 ヒメカット/♪蛙の子 遭えるの何処?好きと謂ひて》]]を破壊してからドローできる。 デッキカラーがドンピシャである[[【白青赤ゴスペル】]]にも採用されることがある。主な目的は[[マナ基盤]]だが、[[手打ち]]で唱えても恩恵が大きい。[[《水晶の王 ゴスペル》]]を[[スピードアタッカー]]化して走らせる際に障壁となる[[速攻メタ]]の排除、[[手札交換]]に乗じた[[墓地肥やし]]、[[《瞬閃と疾駆と双撃の決断》]][[《緊急再誕》]][[《キリモミ・ヤマアラシ》]][[《H.D.2.》>《ラルド・ワースピーダ/H.D.2.》]]など唱え始めたら実質的なゲームエンドに繋がる中型以下呪文を封じて、それらを軸とするデッキには実質的な[[追加ターン]]の仕事をこなすことができる。 [[【白青黒マーシャル】>【青白マーシャル】#bc16809f]]対面では早期に唱えれば相手の[[手打ち]]・[[カウンター]]の[[《邪魂転生》]]、[[《影世界のシクミ》]]、[[《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》]]などが止まり、余程都合良くこれを避けたコストや[[カードタイプ]]の[[S・トリガー]]で挽回できない限り相手は負けたも同然である。 -[[【白青赤ゴスペル】]]では[[《水晶の王 ゴスペル》]]を[[スピードアタッカー]]化して走らせる際に障壁となる[[速攻メタ]]の排除、[[手札交換]]と[[墓地肥やし]]、呪文主体のデッキへの時間稼ぎをこなすことができ、[[色]]の合う[[マナ基盤]]として[[事故防止]]にも貢献した。 [[インフレ]]によって呪文デッキの[[フィニッシャー]]が軽量化したため、コスト制限があっても[[《瞬閃と疾駆と双撃の決断》]][[《緊急再誕》]][[《キリモミ・ヤマアラシ》]][[《H.D.2.》>《ラルド・ワースピーダ/H.D.2.》]]などのロックには問題なく、様々な相違点はあるものの5枚目以降の[[《ファイナル・ストップ》]]として認知されていた。 [[【白青赤BAKUONSOOO】]]にも高確率でフィニッシャー呪文として投入される。[[ミラーマッチ]]の[[《“必駆”蛮触礼亞》]]や諸々の手札交換、除去、ロックへの対策となるが、余りにこれを含めた[[呪文ロック]]で対策されたこともあって、[[《“必駆”蛮触礼亞》]]をカットして[[《頂上混成 BAKUONSOOO8th》]]自身の自軍[[破壊]]による[[コスト軽減]]を[[着地]]手段とした型が開拓されていった。 -[[【白青赤BAKUONSOOO】]]でもノーコストの[[呪文ロック]]として重宝されたが、徐々にコスト6以上の呪文に効果がない点や[[多色事故]]の原因になる点が目立つようになった。 [[《金天使 エン・ゴルギーニ》]]+[[《ミラクル・ホーリー・スパーク》]]の組み合わせが発見されてからは、呪文ロックをそちらに一任する構築が激増。 -[[《ファイナル・ストップ》]]にも言えることだが、[[退化]]系統への[[刺さり]]は微妙。[[《シラズ死鬼の封》]]からの[[《白騎士の精霊HEAVEN・キッド》]]など、呪文に頼らない[[退化]]方法はいくらでもある。 **環境において [#z41b666e] [[DMEX-16]]期には[[オリジナル]]の[[【5色ザーディクリカ】]]に採用され、大流行した[[【青赤緑ドギラゴン閃】]]の[[メタ]]に使われた。 2021年8月下旬には[[アドバンス]]で[[《ドラゴンズ・サイン》]]が流行し、以降[[【5色ザーディクリカ】]]で入賞が散見された。 2024年2月上旬には[[オリジナル]]の[[《頂上縫合 ドギラディス勝3rd》]]型[[【オボロティガウォック】]]、5月下旬には[[【白青赤ゴスペル】]]でも結果を残した。 「[[DMGP2024-2nd>公認グランプリ]]」を機に、[[【白青赤BAKUONSOOO】]]のパーツとしてもメジャーになった。 [[ミラーマッチ]]の[[《“必駆”蛮触礼亞》]]をロックできることは特筆に値するだろう。[[環境]]にこれや[[《奇天烈 シャッフ》]]が増えたため、[[《“必駆”蛮触礼亞》]]をカットして[[《頂上混成 BAKUONSOOO8th》]]自身の[[コスト軽減]]能力を利用する型も開拓された。 その後、遅くとも[[DM24-EX3]]期には[[《ミラクル・ホーリー・スパーク》]]と使用率が逆転した。 [[DM24-RP4]]期には[[【白青黒マーシャル】>【青白マーシャル】#bc16809f]]の[[メタ]]として[[【白青赤ゴスペル】]]で流行が再燃した。やはり[[《ファイナル・ストップ》]]の方が確実だったが、こちらも唱えることさえできれば大きく勝利が近づいた。 **その他 [#others] -[[《リベレーション・オブ・ジ・エンド》]][[《ジ・エンド・オブ・エックス》]]に続いて登場した「エンド」の名を持つ呪文。[[カード名]]は[[革命編]]及び[[革命ファイナル]]の舞台「[[ランド大陸]]」の終焉を示唆するものになっている。 また、[[イラスト]]は漫画で[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]の攻撃技として登場し、[[DMEX-15]]版[[《ジ・エンド・オブ・エックス》]]のイラストにも採用された「&ruby(ドキンダム){X};&ruby(バズーカー){砲};」を彷彿させる。 -呪文名の由来は[[革命編]]及び[[革命ファイナル]]の舞台「[[ランド大陸]]」と[[《ジ・エンド・オブ・エックス》]]だと思われる。 -[[背景ストーリー]]では[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]の必殺技として登場。『「時」という概念を消し飛ばし変化を否定する』能力を持ち、[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]が引き起こした12の滅びを止めることを不可能にした。 -[[背景ストーリー]]においては、[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]の必殺技として登場。『「時」という概念を消し飛ばし変化を否定する』能力を持ち、これによって[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]が引き起こした12の滅びを止める事を不可能にした。 -アニメ『[[キング!>デュエル・マスターズ キング!]]』第20話で[[ジェンドル]]が[[切札 ジョー]]戦(2戦目)で使用。[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]の[[攻撃]]時に[[アタック・チャンス]]で唱え、[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]を[[破壊]]した。 その後も度々使用されている。 -アニメ『[[キング!>デュエル・マスターズ キング!]]』では第20話でジェンドルが[[切札 ジョー]]戦(2戦目)で使用。 [[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]]の[[攻撃]]時に[[アタック・チャンス]]で唱え、[[《ボルシャック・モモキングNEX》]]を[[破壊]]しつつ《ドキンダンテXXII》で[[唱える]]ための[[呪文]]を補充したが、[[光の呪文が>《アルカディアス・モモキング》]][[加わらなかったので>ロック]]…。 しかし、能力が優秀故か、その後も度々使用されている。 **[[サイクル]] [#cycle] [[王来篇]]の[[ディスペクター]]の[[王>キングマスターカード]]に対応する[[アタック・チャンス]][[呪文]]。 -[[《聖魔王秘伝ロストパラダイスワルツ》]] -[[《零獄王秘伝 ZERO×STRIKE》]] -''《禁時王秘伝エンドオブランド》'' -[[《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》]] -[[《禁断竜秘伝エターナルプレミアムズ》]] //同弾で一気に出ているわけではないのでサイクルとは言いづらいと思います //超天篇のパーフェクト呪文がサイクル扱いなのでこちらもサイクル扱いで良いと判断します **関連カード [#card] -[[《リベレーション・オブ・ジ・エンド》]] -[[《ジ・エンド・オブ・エックス》]] -[[《ファイナル・ストップ》]] -イラストに描かれているクリーチャー --[[《禁時混成王 ドキンダンテXXII》]] **[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text] -[[DMRP-18]]&br;'''[[奇跡の力>《時の法皇 ミラダンテXII》]]と[[禁断の力>《伝説の禁断 ドキンダムX》]]。世界を変える二つの力が今、破滅の未来へと導く。''' **収録セット [#pack] -illus.[[RUI MARUYAMA]] --[[DMRP-18 「王来篇 第2弾 禁時王の凶来」>DMRP-18]](9/95) --[[DM22-EX1 「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」>DM22-EX1]](超10/超50) **参考 [#reference] -[[白青赤]] -[[呪文]] -[[アタック・チャンス]] -[[コスト火力]] -[[破壊]] -[[手札交換]] -[[ロック]] -[[呪文ロック]] &tag(呪文,光文明,水文明,火文明,白青赤,3色,多色,コスト5,アタック・チャンス,アタック・チャンス:光と水と火を持つディスペクター,ディスペクターサポート,火力,単体火力,コスト火力,コスト8以下,除去,単体除去,破壊,単体破壊,ドロー,ディスカード,手札交換,コスト5以下,呪文メタ,ロック,VR,ベリーレア,RUI MARUYAMA);