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禁時王秘伝エンドオブランド VR 光/水/火文明 (5) |
呪文 |
アタック・チャンス:光と水と火を持つディスペクター(自分の光と水と火のすべてを持つディスペクターが攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい) |
相手のコスト8以下のクリーチャーを1体破壊する。 |
カードを2枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。 |
次の自分のターンのはじめまで、相手はコスト5以下の呪文を唱えられない。 |
アタック・チャンスの条件は白青赤の『混成』ディスペクターであり、以下のクリーチャーが該当する。
これらの色を持つディスペクターは呪文に関する効果を持つものが多く、《龍風混成 ザーディクリカ》、《白蒼混成 B・W・M》、《飢動混成 ガリィングマール》などの呪文に反応するクリーチャーと特に相性がいい。
効果に目を向けると、コスト8以下1体を対象とする破壊、2:1の手札交換、コスト5以下の呪文メタとコスト5の呪文としてはてんこ盛り。
除去だけで見ても《蒼き守護神 ドギラゴン閃》や《勝熱英雄 モモキング》、《聖魔連結王 ドルファディロム》など多くのクリーチャーが射程範囲に入る。
アタック・チャンスを使わず手打ちで唱えても、コスト以上のリターンが返ってくることも多いだろう。
もちろん、アタック・チャンス以外の方法で踏み倒しするのもいい。
《時の法皇 ミラダンテXII》や《龍装艦 チェンジザ》の能力で唱えることもできるため、ディスペクターが入らない構築でも十分活躍ができる。
ただし、効果はすべて強制。相手の選びたくない、または破壊したくないクリーチャーしかいなくても選んで破壊しなければならないし、山札の残りが2枚以下でも必ず2枚ドローしなければならない。アタック・チャンス故複数唱えることも容易だが、多用してライブラリアウトしないように注意しよう。
DMEX-16期になるとオリジナル環境で【青赤緑ドギラゴン閃】が大流行し、その対策たる除去札として【5色コントロール】で使われるようになった。そちらのデッキを仮想敵として考えた場合、《ドンドン吸い込むナウ》あたりを呪文ロックで封じることもできる上に、よしんばワンショットに失敗しても墓地肥やしのおかげでリアニメイトS・トリガーによるカウンターを構えることができる。
王来篇環境の【5色コントロール】のミラーマッチで考えると、《ナウ・オア・ネバー》、《ドンドン火噴くナウ》、各種マナブースト呪文などが呪文ロックの範囲に入る。2021年8月下旬からアドバンス環境に爆増した《ドラゴンズ・サイン》にも刺さる。実際の対戦上では中盤の繋ぎ役として手打ちすることも多い。フィニッシュに使うにしても、呪文ロックよりも盤面処理によるブロッカー対策性能がメインとなる。光の除去呪文なので、《アルカディアス・モモキング》が立った詰み盤面の回避にも役立つ。
5コスト以下の呪文に依存するコンボデッキへの対策としても優秀だが、【青黒退化】の場合はこれを唱える前にコンボを決めるケースもあるため油断ならない。
《頂上縫合 ドギラディス勝3rd》型【オボロティガウォック】が浸透してきた2024年2月上旬頃になると、そちらとの組み合わせで一部の型で使われるようになった。
デッキカラーがドンピシャである【白青赤ゴスペル】にも採用されることがある。主な目的はマナ基盤だが、手打ちで唱えても恩恵が大きい。《水晶の王 ゴスペル》をスピードアタッカー化して走らせる際に障壁となる速攻メタの排除、手札交換に乗じた墓地肥やし、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》《緊急再誕》《キリモミ・ヤマアラシ》《H.D.2.》など唱え始めたら実質的なゲームエンドに繋がる中型以下呪文を封じて、それらを軸とするデッキには実質的な追加ターンの仕事をこなすことができる。
王来篇のディスペクターの王に対応するアタック・チャンス呪文。