#author("2024-06-16T00:30:21+09:00","","")
#author("2024-06-16T00:33:54+09:00","","")
*《&ruby(トラップ・ジャイアント){罠の超人};》 [#top]

|罠の超人 R 自然文明 (9)|
|クリーチャー:ジャイアント 5000|
|S・トリガー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。|

[[DMR-20]]で登場した[[自然]]の[[ジャイアント]]。

[[cip]]で相手の[[クリーチャー]]を[[マナ送り]]できる[[S・トリガー獣]]。

一旦[[シールド]]から[[トリガー]]すれば[[確定除去]]で[[ファッティ]]にも安定して対処つつ、[[パワー]]5000のクリーチャーを残して[[殴り返し]]を構えられる。また、[[任意]]なので利敵行為になる場面では使わない選択肢もある。

この[[カード]]の最も優れている点は高い[[名目コスト]]と最低限の防御性能を両立している点である。[[スペック]]だけなら[[上位互換]]も多数登場しているが、[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]などの[[コスト]]を参照する[[S・トリガー]][[メタ]]をかいくぐる目的であえてこちらが採用されるケースは多い。

[[フシギバース]]や[[ソウルシフト]]、[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]の[[龍解]]など自分のクリーチャーのコストが[[重い]]ほど有利になる[[能力]]と相性が良い。それらを扱う[[デッキ]]は大抵[[コンボ]]が決まった時点で勝利に等しい[[アドバンテージ]]を得られるため、相手としてはこのカードが[[公開ゾーン]]に見えた時点で安易な[[シールド]][[ブレイク]]は控えざるを得なくなる。
そもそも[[《撃髄医 スパイナー》]]の登場までは高コストで[[汎用性]]の高い[[S・トリガー獣]]はこれと[[《閃光の守護者ホーリー》]]くらいしかなかったため、[[カードプール]]に存在するだけで複数の[[コンセプト]]に居場所があった。

[[ジャイアント]]であり[[《西南の超人》]][[《十八番龍 エターナルグリーン ParLife》]]などの優秀な[[コスト軽減]]の[[種族サポート]]を受けられるので、[[種族デッキ]]かつ[[リソース]]が十分伸びた終盤なら[[手打ち]]で[[使う]]ことも視野に入る。

**他のカード・デッキとの相性 [#d5adc1ce]
-[[【緑単サソリス】]]で[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]の[[龍解剤]]に使われた。これがいる状態で[[《龍覇 サソリス》]]から適当な[[コスト]]5のクリーチャーを出せばその時点で《ボアロアックス》の[[龍解]]条件を満たせた。
[[ループ]]型の場合、過剰[[マナブースト]]してから[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]の[[リセット]]を使って相手の[[《禁断〜封印されしX〜》]]を[[禁断解放]]させ、そのままこのクリーチャーや[[《S級原始 サンマッド》]]を出して[[エクストラウィン]]することもできた。

-[[【九極侵略】]]では貴重な[[緑単]][[マナ基盤]]であり、[[《超七極 Gio》]]の[[コスト軽減]]に貢献できる。[[DMR-20]]では[[前弾>DMR-19]]に引き続き[[コスト9]]の[[侵略者]]がフィーチャーされているので、一種の[[デザイナーズコンボ]]なのだろう。[[DMEX-04]]でも収録パックこそ別れているものの【九極侵略】の新規と一緒に[[再録]]した。

-[[【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】]]でも採用圏内。[[S・トリガー]]で使った際により強力な[[《綺羅王女プリン/ハンター☆エイリアン仲良しビーム》]][[《パーロックJr./新たなる旅立ち》]]とは[[単色]]であることで[[差別化]]が可能。ただ、同じ[[ガチンコ・ジャッジ]]利用デッキでも他に質の良い[[防御札]]を大量に用意できる[[【カイザー「刃鬼」】]]には入らないことが多い。

-奇数コストなので[[《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》]]とは相性が悪い。

**環境において [#v4066b4f]
基本的に[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]と連動した活躍であり、そちらの数が増えれば評価は上がり、減れば下がる。

登場した[[DMR-20]]期時点では[[白黒]]型がわずかに存在するのみだった[[【九極侵略】]]はおろか、[[【緑単サソリス】]]や[[【青緑イメン=ブーゴ】>【ボアロアックス】]]でも滅多に見かけないカードだったが、[[DMR-22]]で[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]が登場したことを機に一気に[[【緑単サソリス】]]における主要パーツに浮上した。
それまで必須と考えられていた[[《光牙忍ハヤブサマル》]]や[[《龍覇 マリニャン》]]の4枚目を抜いてこれの枠を捻出した構築が[[CS>チャンピオンシップ]]優勝などの成績を残した。

直前に[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]が[[殿堂入り]]し、[[《龍覇 サソリス》]]2枚で強引に《ボアロアックス》を[[龍解]]させる[[プレイング]]ができなくなったことも流行した一因だろう。
[[マナ]]を犠牲にする大量[[展開]]は避け、[[速攻]]対面はこのカード、[[ビートダウン]]対面は[[《革命目 ギョギョウ》]]で丁寧に時間を稼ぐ動きがこの頃の理想だった。

[[除去]]の方式が[[マナ送り]]なので[[《S級不死 デッドゾーン》]]対策になるのも優秀だった。

ただ、[[DMX-24]]期になるとあまりにも増えすぎた[[【5色ドギラゴン剣】]]や[[【青黒退化】]]に対抗するために、このカードを3枚に抑えて[[《光牙忍ハヤブサマル》]]を復帰させた構築も結果を残した。また、[[DMR-23]]以降は[[《ベイB ジャック》]]を入れた[[即死コンボ]]特化に主流が移行し、このカードは再び出番を失った。

[[新章デュエル・マスターズ]]1[[ブロック構築]]戦だった「[[全国大会2017>公式大会]]」エリア代表決定戦では【青黒緑グラスパー】および【赤緑グラスパー】の[[防御札]]として活躍した。
[[《赤攻銀 マルハヴァン》]]を安定して除去できたが、[[《グレート・グラスパー》]]にはマナ送りしたクリーチャーを簡単に出し直されたり、[[《ブロック・キング》]]の攻撃先になってしまったりと[[ミラーマッチ]]で[[刺さり]]が悪いのが玉に瑕だった。

[[DMBD-02]]をきっかけに[[メタゲーム]]入りした[[【シノビドルゲーザ】]]にはほぼ入らなかった。[[DMBD-02]]期の100人規模のCSで優勝したレシピには不採用。そちらの事実上の後継機である[[【青黒緑シャコガイル】]]でも、「[[DMGP-6th>公認グランプリ]]」ベスト8チームに使用者がいなかった。

その後、2019年3月1日付で[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]が[[殿堂入り]]。[[銀の弾丸]]という側面は否めなかったため相対的に評価を落とした。
また、[[DMRP-13]]で自分の[[マナブースト]]に使うこともできて[[汎用性]]に優れる[[《ナチュラ・スコーピオン》]]が登場し、以降[[差別化]]が必要になった。

2020年12月18日[[殿堂レギュレーション]]改定と前後して入賞数を伸ばした[[【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】]]に採用された。この頃は[[【連ドラグナー】]]に対して早期に[[《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]を出すことが何よりも重要だったため、デッキの半分以上が[[緑]]の構築も珍しくなかった。

[[DMEX-17]]で強化を貰った[[白緑]][[【九極侵略】]]にも採用され、特に2022年1月1日[[殿堂レギュレーション]]改定直後の雑多[[環境]]で[[地雷]]として存在感を示した。

初期の[[【グルメ墓地ソース】]]にも入っていたが、これを入れなくとも[[【我我我ブランド】]]耐性は十分確保できた(かつ、入れたところで[[【JO退化】]]に勝てるようにならなかった)ため、程なくして廃れた。
このデッキは[[緑]]が過剰気味で、[[マナ基盤]]としては[[赤]]や[[黒]]の方が評価が高かったのもあまり使われなかった要因である。

[[《偽衒学者の交渉》]]登場前の[[【トリガービート】]]にも使われ、[[DM23-SP1]]期には[[4枚積み]]した[[白青黒]][[タッチ]][[赤緑]]型が100人規模のCSで優勝した。デッキ製作者によると[[《深緑の魔方陣》]]用の[[マナ基盤]]兼[[【青魔導具】]]対策だったとのこと。
この日の13試合中7試合これで[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]][[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]を[[除去]]して[[エクストラウィン]]しており、禁断環境に[[確定除去]]が[[刺さって>刺さる]]いた。

**その他 [#s959ef77]
-元々あまり使われていなかった[[《激辛の超人》]]の、ほぼ[[上位互換]]のような性能。[[ソウルシフト]]要員としてはあらゆる点でこちらが勝る。ただ、[[ジャイアント]]の[[S・トリガー獣]]が貴重なことには変わりないので、特定のデッキでは8枚体制にしても悪くないだろう。

-[[《ナチュラル・トラップ》]]のクリーチャー版である。[[DMR-17]]の[[《凶殺皇 デス・ハンズ》]]、[[DMR-18]]の[[《閃光の守護者ホーリー》]]と合わせて[[三大S・トリガー]]のクリーチャー版が出揃った。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#w9c931d3]

[[DMPP-26]]で実装。[[ベリーレア]]になった。

-[[デュエプレ]]では[[【サソリスビート】>【サソリスビート】 (デュエプレ)]]がTCG以上に強力な[[デッキタイプ]]で登場時点の[[トップメタ]]の一角を占めたが、やはりと言うべきか[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]が未登場なのでほぼ採用されていない。マナからの[[コスト踏み倒し]]で逆に[[打点]]を増やしてくる[[《革命目 ギョギョウ》]]が蔓延しているのも逆風である。

-[[All Division]]では[[【白緑九極侵略】>【九極侵略】 (デュエプレ)]]に使われた。[[白単]]がメジャーな[[New Division]]でも若干のマスター到達報告が見られた。

**[[サイクル]] [#i8a68af6]
[[革命編]]で登場した過去の[[S・トリガー]][[呪文]]の[[効果]]を内蔵した[[S・トリガー獣]]サイクル。いずれも[[レア]]。[[水]]には存在しないが[[《アクア・サーファー》]]([[革命編]]で[[再録]])が近い特徴を持つ。

-[[《閃光の守護者ホーリー》]]
-([[《アクア・サーファー》]])
-[[《凶殺皇 デス・ハンズ》]]
-[[《破壊者 シュトルム》]]
-[[《罠の超人》]]
-''《罠の超人》''

**関連カード [#x05279a8]
-[[《ナチュラル・トラップ》]]
-[[《ナチュラ・スコーピオン》]]
-[[《トラップの地版》]]
-[[《配球の超人/記録的剛球》]]
-[[《森翠月 アカネ》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#b0b0e68d]
-[[DMR-20]]、[[DMPP-26]]&br;'''[[古の罠>《ナチュラル・トラップ》]]が、[[巨人>ジャイアント]]の力を得て復活する。'''
-[[DMEX-04]]&br;'''[[西南の超人>《西南の超人》]]……その道には、ただ「断」の一字あるのみと聞いていたが……[[双極>ツインパクト]]の力で[[二字>《西南の超人/断断打つべしナウ》]]になっていたとは。 ― 罠の超人'''
-[[DMSD-14]]&br;'''[[S・トリガー]]は防御の要!発動すれば一発逆転のチャンスだ!!'''

**収録セット [#vb270d38]
***[[デュエル・マスターズ]] [#w9e54ad7]
-illus.[[Daisuke Izuka]]
--[[DMR-20 「革命編 第4章 正体判明のギュウジン丸!!」>DMR-20]](23/70)
--[[DMSP-01 「ステキ!カンペキ!!ジョーデッキーBOX」>DMSP-01]](27/84)
--[[DMEX-04 「夢の最&強!!ツインパクト超No.1パック」>DMEX-04]](19/75)
--[[DMSD-14 「キングマスタースタートデッキ ジョーのキリフダッシュ」>DMSD-14]](10/15)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#xe6bc6bb]
-CV:[[三戸耕三]]
-illus.[[Daisuke Izuka]]
--[[DMPP-26 「天魔命導 -MIRACLE REVOLUTION-」>DMPP-26]]

**参考] [#jc533b11]
-[[ジャイアント]]
-[[S・トリガー]]
-[[cip]]
-[[マナ送り]]

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